27.前作に較べて脚本が弱く(事件のスケールが小さい、伏線も弱い)、押井監督の悪癖も大爆発した内容で、とてもではないが面白い映画とは言えない。 押井監督、伊藤和典を脚本に起用して、ダレ場や引用ばかりの台詞を抑えてエンタメ要素を増やす事はできなかったんですかね?(苦笑) 冗談はさておき、今回の見せ場はやはり映像表現だろうか。コンビニでの襲撃シーンの映像表現は非常に興味深かった。 あと、やはりバトーと少佐の関係性はとても好きだ。 肉体を捨て、ネットの海に消えていった少佐をいつまでも思い続けるバトー。 本作を鑑賞した私の知人友人はバトーのことを女々しい男だなと口々に言う。確かに女々しいのかもしれないが、ずっと少佐の事を気にかけ、昔と変わらず少佐の方に服を着せてやるあの男らしさに私は痺れましたよ、ええ。 【nakashi】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-04-21 14:13:02) |
26.初めての人にとっては、DVDの最初に入っている事前情報映像を見ないとつらい。まあ、楽しめた。 【ぱんこ】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-10-05 22:47:00) |
25.人の体が単なる意識の器だとすれば、器は意識を収めきれず意識は行き場を求めバランスを失ったりするのかもしれません。ネットワークにデータを分散させるように意識を肉体の外に置く事ができるとするならば、人という存在は一体何によって定義できるのでしょう? そして今この瞬間、その作業をしているという現実があります。そう、このサイトに映画の記憶を刻み付けている事が、自分の中のメモリを外部メモリへ移す作業であったりします。映画の記憶は時間と共に整理されてゆきますが、その時何を感じたのかをネット上に残す事で映画を見たという証は記録され、その記録は他者と共有されてゆくのですね。レビューを書くという行為ひとつ取っても、意識していなかった潜在的な理由があるのかもしれません。とまあ、映画を見ながらそういう事を考えてはいたものの、映像博覧会みたいなこれ見よがしワールドと、説明的な台詞、スノッブな台詞の洪水には辟易。テーマをゴテゴテと世界で飾る事によって奥へ奥へと隠し込んでゆく状態には、さすがにやりすぎでしょ、と思いました。ここまでCGを前面に押し出すと、手書き部分との融和性がとっても悪く見えてしまいますし。作品世界との接続を積極的に行い続けていないと、即断線してしまいそうな映画ではありました。 【あにやん🌈】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-07-28 01:35:46) |
24.話の筋は「怪奇な事件に挑むアウトロー刑事」という刑事モノの王道、その中で「何をもって人間と定義するか」というテーマが語られている作品だと思った。話とテーマの溶け合いが悪く、筋/テーマ/筋/テーマ、とブツ切りで進む感じはあったが、テーマ自体が好きで「なるほど」と思えるモノがあったので楽しく観られた。 【デコバン】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-12-07 12:10:38) |
23.映像と音楽がやはりよいですよね、押井さんの作品は。でも、前作のが好きですね。独特な世界観が活かしきれてない感じがしました。 【キャラメルりんご】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-08-04 15:44:51) |
【k】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-07-17 20:18:22) |
21.映像はすごい。でも前作よりストーリー的には劣る。少佐の登場はミエミエの展開。 【ダルコダヒルコ】さん [ビデオ(吹替)] 6点(2005-07-07 00:42:24) |
20.主題歌で「フォロミ~~♪」なんて歌ってますが、難解すぎてとてもじゃないけど付いていけません。そんな無知な私ですが、最近では体のほうもムチムチしてきて踏んだり蹴ったりです。フォロミ~~♪。 【ぶらき】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-06-01 17:23:22) |
19.押井ワールドを期待していたので満足度は高いですが、映画として点をつければこのくらいでしょうか。 【かじちゃんパパ】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-05-16 08:35:03) |
18.やはり押井作品は難しい。甲殻よりは独特な世界観が薄まった印象。 【ピボーテ】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-05-07 00:48:41) |
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17.映像は美しい。ただ、背景がリアルすぎてアニメのキャラクターと馴染んでいない箇所があるのに少し違和感を感じた。それに押井の映画にしては普通な印象である。もちろんいつもの押井節は健在だが、前作のほうが面白かったような気がする。でも本作もつまらなくはなかったので6点。 【イニシャルK】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2005-03-27 01:50:48) |
16.映像はほんとに精緻にかきこまれていて、光の表現とかもすごすぎですね。ただ人形と人間、人間の機械化、機械化されたときに起こる現実と夢の境界線、テーマが特殊というか万人受けしない気がします。孔子の言葉とか、聖書の言葉とか、哲学者の言葉とかいたるところに出てきて、全部はわからないし、違和感ありまくりです。ただ世界観とかデザインは結構好みでした。 【りょう】さん 6点(2005-01-01 07:05:49) |
15.映像だけなら10点満点。非常に素晴らしい。ただこれ映画で観る作品ではないように感じた。DVDで繰り返し見てようやく理解できる、そんな作品だと思う。 内容はともかく、登場人物のセリフが難解で、私の小さな脳みそでは理解するのが難しかったっすよ(笑)声優陣で、一体何人が自分のセリフを理解して喋っているのか甚だ疑問だ。 DVDを最後まで見た後、何故DVD特典として、日本語字幕がついてあるのかようやく納得した。日本人が日本語のアニメを見るときには日本語字幕なんて必要ないからね。でも、この作品は字幕ありで観たほうが理解度は高まると思う。とにかくセリフが多くてストーリーを追うより頭ん中でセリフを反芻するのに忙しかった。 【カナン】さん 6点(2004-12-29 12:42:10) |
14.クリオリティーの高さは文句無しに世界一だろう、呆れる程凄かった。ただ予想通り、世界観・ストーリーについては趣味が違った。「押井節」も覚悟していた以上で本当に参った。あそこまで抽象的でこ難しい言葉の羅列は嫌味にしか聞こえない。この監督は「多くの人に楽しんで貰う」という基本的な理念が欠如している。また、押井作品はどうしても盛り下がる傾向がある。今回も中途半端な”少佐”の登場で消化不良のまま終わった。最後にビデオで観たのが悪かったのか、最初にネタばらしの説明を観てしまった。本編のアクションシーンも含まれており、もう少し配慮があっても良かった筈。 【まさサイトー】さん 6点(2004-11-27 21:34:15) (良:1票) |
13.背景の映像はとてつもなく綺麗です。綺麗すぎてキャラが浮いてます(笑) 多分実写とアニメの境目をなくす実験も試みられていたものと思いますが・・ お話自体はビデオでも良かったんじゃないかと。 しかし毎度バセットを飼ってる主人公ってどうなんでしょうね~犬好きなのは よくわかりますが、バトーさんはそれほど感傷的な男でもないでしょうし。 (名前も「少佐」か「モトコ」ならわかるんですけど) あとトグサの娘へのプレゼントに笑ったのと、ラスト近くの鬱陶しい喋りの 被害者少女(またおめ~か!K)にムカッ。以上です。 【ひろほりとも】さん 6点(2004-10-25 06:04:37) |
12.映像が前衛的な、アニメ映画でした。これまで見たことのない映像を、見ることが出来ました。こうした試みが、新時代を築いていくのでしょう。ただ、数年先にも残っていくような作品ではない気がします。なぜならば、裏を返せば、映像が実験的なだけだからです。映画の骨子となるストーリーや台詞は、正直言って陳腐。特に台詞は、多くの方がおっしゃるように、簡単なことを回りくどくカッコつけて言っているだけに聞こえて、聞いていて辛かったです。また肝心の映像も、CGを多用して描いた三次元の背景と、従来の二次元のキャラクターの共存に、違和感を感じてしまう部分が多々ありました。純粋に一つの完成された作品として、評価するとしたら、せいぜい『4点』でしょう。にもかかわらず『+2点』したのは、この作品が、これからの日本のアニメを触発することを祈ってのことです。 【IKEKO】さん 6点(2004-10-18 23:11:36) |
11.難しくて面白い映画・・・なんだと思う。嫌いではない。ただ、やはり私の低い知能では、1回見ただけじゃほとんど理解不能。そこがまたいいのか?映像は本当に凄まじい。「スゴイ」では物足りない。ただ、CGがやはり多すぎる気がする。一部、不自然な映像がいくつかあって気になりました。 【はむじん】さん 6点(2004-09-30 22:43:49) |
10.確かに映像は凄い(ようだ)が、かつて何処かで見たことのあるようなものばかりで、独自性というものがさほど感じられない。しかしそれにも増して、音楽や効果音といった音響や難解な科白がやたら耳障りで、昨今これほど“音”が“映像”の邪魔をしている作品も珍しいのではないだろうか。以前「息子のまなざし」という映画を鑑賞したが、極端なほど台詞を削ぎ落とし、一切の効果音を排した作品であるにもかかわらず、作者の主張は十分に心に響き感動すら覚えたものだった。本作はまさにそれと好対照で、実に多くの事を語っているようでいて、結局は何も語っていなかったのと同じではなかったろうか。電脳世界という設定もいい加減食傷気味で、ストーリーをやたら混乱させるという“効果”以外にないようだし、どうせならセリフをも含め音を排除したほうがイマジネーションも膨らんで、映像ともどもより楽しめたのではないかとさえ思う。しかし良くも悪くもこれが押井守ワールド。好きな人には堪らない魅力があるのだろう。なにやら“イチゲンさんはお断り!”と言われているような気がする。 【ドラえもん】さん 6点(2004-07-30 17:32:20) |
9.なんとも分かりずらいストーリー&台詞。睡眠不足状態で見ちゃうまず寝てしまうほどリスキーな映画(笑)。押井節炸裂っすね。とにかく終始不思議な感覚に捕らわれて、鑑賞後も妙な余韻を感じ続けてました。しかしこの映画って不思議な事にもう一度改めて見たいという感覚に襲われるんすよね。再度見ると点数跳ね上がるやもしれませぬ |
8.バトー、トグサが記憶を繰り返して空回りしてるところ辺りは前作の仮想現実ネタと共通してる。個人的にはここが攻殻映画の好きな所で良し。他は3Dが重そうだなとか。ストーリーがちょっと在り来りだったかなってかんじ。(あとアヴァロンで消えたワンちゃんはここにいたのかっ!!…て思ったけど違うかUu) 【魚弱】さん 6点(2004-03-31 02:36:19) |