12.原作未読。 予想外に良い映画でした。 しかし、「デカい切符」ってバブリーだなぁ・・・ 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 7点(2020-03-04 00:45:32) |
11.原作読んでからの、雪崩れ込み鑑賞。 読んでなかったらラスト、【えっ!もう終わり?!】って感じだったかも。 自分も【人の記憶】に残る人間になりたいと思わせる作品です。 【tonao】さん [インターネット(邦画)] 7点(2019-11-23 19:39:14) |
10.冒頭、ああこれはバブルの時代だなあ、と。個人的には何の懐かしさも感じないけれど、とそんなことを言ってみるのも一種の強がりなのかも知れないけれど。ああ、みんな、シャツの裾をズボンに入れてますねえ。 主人公を演じる高良健吾を始めとして、登場人物たちが、はにかんだようなオドオドしたような挙動を繰り返し、これが昨今のお笑いコントの演技を思い起こさせてちょっと安直ではないの、と最初は心配になるけれど、やがてそれが気にならなくなってくる。長回しが多用される中で、このオドオドした感じが、独特のリズムみたいなものを生み出してるんですね。いや、リズムというよりは、演技の詳細が確定されない中に役者たちが放り込まれ、開放系の中に映画の世界が広がっていくような。 そんな中で、素っ頓狂な吉高由里子はまったくオドオドせず、ブレることなく、純朴な主人公を変人の道(?)に誘い込む。これぞまさに究極のバカップル・・・ってのがこれまた不思議な懐かしさめいたものを呼び覚まします。 時間軸をいじくる構成も、イヤミになっておらず、ラストでは静かな感動に繋がります。 でも、それでもなお、この「世之介」ってヤツ、何なんだよ、という気持ちがどこかにあって、映画ってのは「懐かしがられる人々」ではなく「忘れられた人々」を描いてナンボでしょ、という気もしてしまうんですけれども。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2019-09-28 01:51:41) |
9.観終わって、2時間くらいかなっと思って時計を見ると、160分の映画。 この長さを感じさせないのは、不思議に良い映画なんでしょう。 1980年代を違和感無く映しているところも、なかなか出来ないこと。 観ている時は、さほどではないが、観終わってから、しみじみ、映画の良さが感じられる。 【cogito】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-04-15 17:24:52) |
8.高良健吾がウザッたさをうまく演じていました。吉高由里子はうまいのかヘタなのかよくわからない女優さんです。うまく説明できませんが、なぜだか心に残る作品でした。見終わった瞬間にもう一度観たいという衝動にかられました。吉高由里子の「ごきげんよう」のルーツはここですね。 【la_spagna】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-05-17 00:04:23) (良:1票) |
7.原作にあった青春の葛藤や痛みみたいなものが感じられず(法政・水泳・長崎等々著者の自伝的要素も含まれているような)、田舎から上京してきた世間知らずの人のいい大学生のように描かれてしまった事には違和感があった。が、さすがに映像の力というかバブル時代のノスタルジー感は満載で、『三丁目の夕日』に感動する団塊世代を揶揄できないなと。(遠景のシーンでは近代的マンションが映りこんでしまって、やや粗もあるのが難点。) オチを知った上での台詞や展開を楽しむ事の有意義を感じながら見ていたら中盤でマサカのネタバレで、過去と未来が行ったり来たり。でも、こういう製作手法もこれはこれでよかったのかなという気もする。 横道世之介に対する関係者の想いもそれぞれで、存在すら忘れたり、存在だけは覚えていたり、存在が忘れられなかったり。出会いがあって関係を構築しても、それを維持できなければ死ですら影響を与えられないのだなあと思うと、何とも切ない気持ちになる。 初見のインパクトは弱いが、こういう映画ってあとからジワジワくるんだよね。自分の過去も彷彿とさせるし、夢に何度も出たりして。 中年にはそれなりに響く作品なのかと。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-04-11 23:13:09) (良:1票) |
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6.後半世之介が自然体でなくなってきたように感じたのがちょっと残念。 【マンデーサイレンス】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2015-03-22 22:20:52) |
5.2年前の映画ですが、ファッション、風景、車も1980年代をしっかり感じさせてくれます。高良健吾があまり遠慮がないけど心に沁みるような言動を素直に表に出すお人好しになりきってます。土建屋社長の娘が「ごきげんよう」っていうのもピンときませんが吉高由里子のお嬢様もきまってます。人を心地よくさせてくれる一面を持った人は結構いますが、類は友を呼ぶのか世之介のようないいやつを身近で見かけません。映画の中とはいえ癒されました。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-03-18 00:11:07) |
4.不思議な感じの映画。邦画がこんな感じを目指すといいんじゃないかな。お金かけられないしかけても糞映画ばかり作るし。大金かけてバリバリアクションはハリウッドに任せてたらいいよ。 【とま】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-12-27 14:06:25) |
3.ふわふわしてて掴み所がないけど、どこか居心地が良い。そんな映画。 高良君の無邪気なキャラクターや、現実感のない吉高ちゃんのお嬢様キャラが作り出す優しい雰囲気を堪能すべし。ストーリーは、あってないようなものだけど、こんなに長くても不思議と退屈はしない。沖田監督共通のところなのだが、会話の間が、なんとも言えないおかしみを生んでいる。 人にどう伝えればいいかわからない映画だが、興味があれば、是非体験してほしい。 【すべから】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-04-29 12:53:15) (良:1票) |
2.たっぷりと間をもたせた演出、透明感のある映像(カメラは近藤龍人)はなかなかで、起伏のないストーリーを何とかもたせるための工夫も随所にある。泣かせるストーリーにもできたはずだが、あえてこの平板な方を選択したところに監督の自負が見える。吉高、伊藤など女優人の輝きが目立った。しかし、やや長いだろう。 【Balrog】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-03-18 09:53:03) |
1.映画鑑賞後、なんとも言えぬ幸福感を感じた。その原因は物語ではなくおそらくはあまりに初々しく瑞々しい高良&吉高にある。ハンバーガーショップでの二人のやり取り中にけらけらと笑う吉高の頭に絶妙なタイミングで帽子が落ちてくる。監督はNGとせずにそのまま演技をさせる。ほとんど奇跡的な瑞々しさの発露はこういった撮影方法によって作り出されている。80年代のヘンテコな風俗描写がしつこいとか兄のキャラクターが大袈裟に過ぎるとかいらぬエピソードがあるとかといったマイナスはこの映画の場合、もうどうでもよい。また、兄の部屋を映し出す抜群のカメラワークだとか主人公の部屋の奥行きのある構図だとかといったプラス面ですらこの映画の場合はどうでもよい。ただひたすらこの奇跡の瑞々しさをにやつきながら賞賛するのみである。あきらかにオフレコの雪のシーンは見てるこちらがこっ恥ずかしかったが。 【R&A】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-03-13 14:29:30) |