51.デヴィッド・マメットによるキレのあるセリフ、持ち前のクセの強い演出を封印して王道の娯楽に徹したデ・パルマの意外な引き出しの多さ、重量級のベテラン俳優と当時伸び盛りだった若手俳優を組ませて化学反応を起こさせたキャスティングの妙と、あらゆる要素がうまく機能した教科書的な娯楽作だと思います。 特にケヴィン・コスナー起用は神がかっており、赴任時の挨拶で初めて顔を見せた瞬間から神々しいまでの爽やかさで、男の私でも目がハートになってしまいました。エリオット・ネス役についてはミッキー・ローク、ドン・ジョンソン、ジャック・ニコルソンに断られた後にケヴィン・コスナーが抜擢されたという経緯があり、デ・パルマは無名のコスナーの起用を渋っていたという話もありますが、その爽やかさなルックスと、コネリーやデ・ニーロとも互角に渡り合う堂々たる存在感で、この大作の顔をしっかりと務めています。スター誕生の瞬間がここまではっきりと映し出された映画は珍しいのではないでしょうか。 ただし、現在の目で見ると多少の難も見つかります。「娯楽作は2時間以内に収めるべし」という不文律があった時代に制作されたためか、本来はボリュームのある内容がかなりコンパクトに詰め込まれており、展開が異常に早くてカポネ逮捕までトントン拍子で行ったように見えてしまっています。 また、せっかく4人で特捜隊を組織したのに設定上あったと思われる役割分担が本筋に反映されておらず、チーム戦としての面白さが追及されていません。 ・ネス:全体戦略の立案。部下が上げてきた作戦を実行に移すかどうかの意思決定。 ・マローン:具体的な作戦の立案。コネと経験を活かした情報収集。 ・ストーン:切り込み隊長。高い戦闘スキルで前線に立つ。 ・ウォレス:ブレーン。立件に向けた証拠の整備。 各キャラクターの得意分野はざっとこんな感じなのですが、ストーンの射撃スキルが活かされる場面が駅での銃撃戦しかなかったり、ウォレスの会計知識に至っては活用される場面が一切なく(カポネ逮捕の理由が脱税という史実とは異なり、暗号化された賄賂の記録を解読できる証人の争奪戦が映画の争点)、途中からは普通に戦闘に参加するようになったりと、キャラクターの動かし方がどうもうまくありません。 【ザ・チャンバラ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-06-15 18:15:56) |
50.こういった映画は重要。楽しめるし、緊張感も味わえる。 ただし、音楽は良いが、スケール感は多少小さい気がする。 【simple】さん [映画館(字幕)] 7点(2018-01-28 17:18:30) |
49.デ・パルマなのに常識的(?)な王道をゆく作り。どうしたんだろう、いつもの“オレの趣味”な部分は。それはさておき、キャスティングがぴたりとはまって座りが良く、画も明るくクリアで大変観やすい。善人VS悪人の対立構図も極めて分かりやすく、このライトな感じは昔楽しく「刑事コロンボ」を観ていた時を思い出すような。S・コネリーが頭ひとつ抜けて良い。この人の重鎮感が、この作品を軽すぎにせずに済んでいる。次点はA・ガルシア。 【tottoko】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-07-07 23:00:03) |
48.映画の内容はフィクションながら、カポネやエリオット・ネスは実在の人物。そしてカポネがシカゴ市民から恐れられ、密造その他の犯罪も事実だし捕まって11年の刑を受けたのも本当らしい。映画としては少々手荒い部分もあるが、こうでもしなければカポネに立ち向かえなかったのだろう。階段から落ちるベビーカーのシーンはポチョムキンのオマージュだが、オリジナルに比べると緊迫感が物足りないと思う。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-11-04 22:35:21) |
47.役者さんの演技を楽しむような映画ではないけれど、魅力溢れるキャスティングに、 今鑑賞しても映像がきれいで、エンターテイメント性に富んだ娯楽作品に仕上がっている。 構成のうまさ、カメラワーク、美術等、キラリと光るシーンが随所に見られるが、 金もかかっているけど、気合いも入ってるなぁと実感。さりげなく織り込まれた友情もよかった。 これデ・パルマが監督した作品だったのか。彼にとっては、渾身の一作になるのかな。 【MAHITO】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2012-05-01 01:20:13) |
【HRM36】さん [地上波(吹替)] 7点(2011-06-07 10:40:32) |
45.スカッと爽快に晴々とした気分にさせてくれるいい映画でした。豪華な役者ぞろいの中でもアカデミー助演男優賞獲っただけあってのショーン・コネリーが良かった。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-05-10 23:06:51) |
44.人間の社会に正義も悪もない。あるのは体制か反体制だと言わんばかりのブライアン・デ・パルマの寓意。ケビン・コスナーの役はおそらく脚本の段階ではコテコテの正義漢だったところが、ブライアン・デ・パルマのフィルターを通すと、いわばダークサイドに堕ちた体制側の役人に化けたところが面白い。 【michell】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-10-27 11:51:25) |
43.とにかくアンディ・ガルシアが格好いい.キャラクター全員がいい雰囲気を持っている. 【noji】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2009-07-18 08:57:00) |
42.よかったですが、もう少しそれぞれの個性が生きればいいと思いました。期待していただけに。 【色鉛筆】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-08-17 18:16:58) |
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41.17,8年前にテレビ(吹替え)で見たときは、ケビン・コスナーが往年の二枚目並みにカッコいいわ、アンディ・ガルシアにも誰?この男前は?!と釘付けだったわ、この2人のラスト「死のテーマ」が流れるところで泣けて仕方ないわで、間違いなく10点付けてたと思います。それから10数年してDVDであらためて見たら・・・あれ?こんなあっさりした話だっけ?と。意外とアンタッチャブルとして活躍したエピソードが少ない。それよりカポネの出番がまた少ないのが驚きでした。あんなにも印象に残っていたのに。それだけデニーロの存在感が大きいというのはあるけれど。映画としてはエンターテイメント性は強く、長さもちょうどいいけれど、もう少し彼らとカポネの対立を見たかった感じです。 【失言さん】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-07-26 20:37:00) |
40.オーシャンシリーズに勝るとも劣らない豪華キャストを見事使い切る。 【あるまーぬ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-07-28 07:48:28) |
39.出演者たちがカッコいい。男から見ても見習いたくなるような感じ。それに音楽も場面場面を盛り上げてグッド。 個人的にアンディ・ガルシアが渋くてお気に入り。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-03-18 16:46:26) |
38.ロバート・デ・ニーロの役作りにはいつも感心します。アル・カポネ役はいつまでも心に残る役でしょう。 【doctor T】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-12-26 14:58:57) |
【ビリー・ジョー】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-03 13:44:05) |
36.裏社会の大巨人アル・カポネ摘発を目指すという映画。次々に暗殺の手を伸ばしてくるマフィアから逃げながらドンパチやる普通のギャング映画だが、史実が元であることもあり楽しめた 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-08-24 16:16:33) |
35.豪華な俳優陣でした!!デニーロの笑い方がいやらしくて、凄みを感じた!! 【はりマン】さん 7点(2005-01-31 00:08:08) |
34.十数年ぶりに観たのだが、バット殴打シーンと階段シーン以外覚えていなかったので、全てが新鮮だった。とにかくエンニオ・モリコーネの音楽がカッコイイ。カポネ追跡劇も随分と誇張されているのだろうが、役者陣の魅力が満載で音楽と共に十分に楽しめる映画に仕上がっている。 【やすたろ】さん 7点(2004-11-14 01:29:25) |
【ご自由さん】さん 7点(2004-11-06 22:59:54) |
32.ケヴィン・コスナーはあまり好きくないけど、アンディー・ガルシアが素敵でした。 【かずのすけ】さん 7点(2004-06-08 20:12:41) |