8.子供の頃、テレビシリーズの「超人ハルク」、大好きでしたよ。子供って、筋肉ムキムキが大好きなんだねえ(と一般化する)。そして何となく漂う哀愁。あの超人ハルクが、CGになって帰ってきた!と思ったら、暗くて何やってるのかさっぱりわからん!イライラ~!と思ったら、突然、これでもかとイヤミな程に明るすぎる陽光の下に姿を現すハルク! こりゃ見やすくていいや、がんばれハルク~! 一方迫り来るは、「大」戦車軍団(笑)! こんなショボイ数の戦車、映画らしくなくって新鮮さすら感じる。こんなことで大丈夫なのか、アメリカ軍! というわけで、ハルクの手にかかったらひとたまりもないんだけど、さあ、ここがハルクの腕の見せ所。戦車を振り回してハンマー投げ! 室伏選手が以前、CMで巨大レンゲを投擲していたが、まさにそれに勝るとも劣らぬハルクの大投擲&気合のポーズ! このシーンに限らず、映画のアチコチでハルクのダイナミックな「投げ」が登場、なかなかの快感でありました。映画はこの後、支離滅裂となり(いやその前から支離滅裂だけど)、「お見苦しいものをお見せしてすみませんでした」とばかり、最後はまた画面を暗くして何がなにやらよく判らないまま終わってしまう。いやはや、おそらくもっと普通に「CGの都合」を優先し、普通にゴマカシつつ普通にCGを使って普通にハルクの活躍を描けば普通に面白い映画になったかもしれないのに、敢えてその「普通のゴマカシ」を逆手にとったかのようで、これがかえって味のある仕上がりになってます。「おや、この映画、もしもハルクさえ登場させなければ、ちょいとした傑作になっていたんじゃないの」と思った人がいれば、まさに成功と言えるでしょう(か?) 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-03-25 20:28:47) |
7.ビデオで見た。まず長い。実写でやったことがよかったのかどうかは微妙なところ。ビデオの映像で判断してはいけない。更に言えばビデオやDVDでは映画を見たとは言えない。これ映画館で見たら迫力あるだろうなと思ったです。それと、それ自体は目新しくも何ともない分割画面の使い方が斬新だった。物語は、けっこう暗くてキングコング+フランケンシュタイン+ジキルとハイドみたいな話ですな。後半、親父と息子が語り合う場面は舞台を見てるみたいで、この映画、傑作ではないかもしれないが、奇妙な味があると思う。料金分の価値は、そこそこあるんじゃないかな。 【ひろみつ】さん 7点(2004-08-31 23:03:17) (良:1票)(笑:1票) |
6.一連のアメコミ映画化の流れから生まれたものですから、そもそもあまり期待してはいけなかったのかも。でもハルクの動きとか背景と違和感ないところとか、見所はあります。CG技術に関しては最高の映画です。ストーリーは想像通りってな可もなく不可もなくな印象。つまらないな~って事はなかったです。 |
5.私は一流の役者が好きだ。ニック・ノルティは役者バカだ。だから大好きだ。この映画ははっきり言ってクソだったが、ニック・ノルティが出たかっただけの理由はある。少なくとも、ニック・ノルティの舞台さながらの大芝居が観られる。私が彼の生の舞台を観る機会はおそらく一生ないだろう。だからこの映画を劇場で観ることが出来てよかった。重ねて言うけどこの映画はクソである。だからと言って、観る価値が全然なかったわけではない。 それにしてもジェニファー・コネリー、せっかく奇跡の復活を果たしたと思ったら早くもこんなことになってしまって本当にいいのか。トラボルタだって「バトルフィールド・アース」までの間にはけっこう稼いだと思うが。 【anemone】さん 7点(2003-12-18 23:40:03) |
4.序盤も上手くまとめてあってまずまず。アメコミチックなカットイン、アウトを多用してたり、原作やテレビ版へのオマージュもあり、ファンは楽しめたのでは? 【ロカホリ】さん 7点(2003-09-12 17:28:14) |
3.予想よりずっと良い出来で満足でした。バカバカしいくらいのハルクの暴れっぷり!CGもこのレベルなら十分に見れるレベルかなと。ドラマとしてはあきらかに親側の方が描写不足で深みは感じられないのが惜しまれる。消費して終わりな作品ではあるでしょうけど、出来はそんなに悪くないと思う |
2.ハルクの戦闘シーンはCGもすごくておもしろかった。父親の感情が分かりにくくて残念だった。あんまり期待してなかったけどまぁまぁ楽しめた。 【ss】さん 7点(2003-08-20 22:43:23) |
1.前知識なしに見ましたが、面白かったです!たいていのアメコミものと違って人間的な部分がちゃんと描かれていたので見る側としても入りやすく、またCGの表現力が素晴らしかった。特に気に入ったのは、ハルクがジャンプしながら進むのを上から捉えたシーンで、見ていて自分が跳んでいるように錯覚するほどでした。ジェニファー・コネリーは最初少し暗めに思われましたが、ストーリーにとてもよくマッチしていました。彼女の表情のシーンが割と多かったのですが、映画のバランス的にそれでよかったと思います。それがなければもうちょっと単調になってしまったかもしれません。ニック・ノルティが意外にベスト・マッチなキャストでした。役柄をとてもよく理解している演技ですごく良かった。部分的に「?」な所がありはしても、全体的な出来の良さはそれらを上回っています。やや暗めではありますが、その雰囲気が私は好きです。 |