《改行表示》13.けっこう評判はいいようですが、個人的にはひたすら退屈でした。特に前半、役者もスタッフもアクビを噛み殺しながら撮影していたんじゃないかと心配になるほど。 観客をグイグイ引き込むような展開があるわけではなく、登場人物も青臭いだけで魅力がなく、とにかくナイーブな会話が続くだけ。ずっと「お察しください」と言われているような感じでした。主役の2人をはじめとして、人物造形が中途半端な印象です。Wikiなどで調べると史実としてはけっこう面白い話だったようなので、残念。 で、中盤からようやく話が動き始めるわけですが、やはり「若気の至り」とはいえサヨク系新聞の記者の神経はよくわかりません。「思想犯」なら犯罪幇助も辞さずという発想のようでしたが、これがもし「赤邦軍」ではなく「赤報隊」で、矛先が自分たちに向かっていると事前に察知していても、あるいは事後に接触したとしても、同じ行動をとったんですかね。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2019-07-19 01:17:26) |
《改行表示》12.過剰な音楽もなく、トーンの暗さも好感は持てました。 しかしよくこの原作を映画化したなあ。 時代の雰囲気は伝わってきてきましたが、当時の思想運動ブームが現代から見ると余りにも現実感が感じられないので、 なんでこの人達は命かけてるんだ?という感覚が残ってしまう。 終盤の元モデルの娘のセリフや妻夫木の泣きは、多くの一般人や成長して冷静になった当時の運動の渦中にいた人々の感情を代弁してるんでしょう。 【クリプトポネ】さん [DVD(邦画)] 5点(2018-11-18 00:25:57) |
《改行表示》11.これは随分とマイルドな仕上がりの作品ですね。 当時の活動家を本物の思想犯ではなくて、偽物として描いてるのが印象的でした。 一連の事件を肯定的に描くような作品だったなら衝撃的だったろうけど、現代の価値観に準拠したまともな作品に感じました。 映像的には当時の雰囲気がよく再現されていて、哀愁の漂うラストシーンも良かったです。 忽那汐里の必要性がまったく感じられなかったのがちょっと残念でしたけどね。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 6点(2016-01-22 15:46:04) |
10.学生運動というとても微妙な時代の中途半端な映画。 |
9.♪若さゆえー、苦しみー♪的な。自分の会社の会長がリアルにああいう話し方をするんですが、皆がああして話してると、なんか、、、胡散臭いですねw でも当時はそれが文化だったんだろうなぁ。 【movie海馬】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-02-14 17:36:25) |
8.連合赤軍とか、その時代の主役的な立場の人間ではなく、梅山というザコに焦点を当てた話で、なんだかよくわかりませんでした。あの時代、一部の人間を除き、活動に参加していた学生のほとんどは、今こうして俯瞰的に見ると、サークル感覚や趣味感覚で革命ごっこに熱中、その象徴が梅山ってことでしょうか。でも映画の雰囲気は、時代のニオイがプンプンと匂ってきそうな、まるでその当時に作られたのかと思えるほどのクオリティで、とても最近制作されたとは思えない空気感でした。内容についてもう少し詳しく解説してくれる人がいたら、もっと楽しめたかと思います。 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-05-11 00:45:46) |
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7.たぶん本筋は、時代に参加できない傍観者の役割りを担ったジャーナリスト妻夫木君の苦衷と思うけど(安田砦の攻防を安全地帯から黙って見てただけだったのがトラウマになってる)、人物として興味湧くのは、変なヒロイズムに酔ってるケンイチ君の方だ。けっきょくこっちも時代に参加したくて、というかそれだけしかなくて、ただの犯罪者になってしまう。彼が「記事が出れば本物になれるんだ」と、それだけにすがるところがけっこう迫った。ジャーナリズム=世間に規定してもらって、やっと偽者でならなくなれる、と信じている。彼の愚かさは、この時代だけのものではないだろう。かえって今のほうが強くなっているかもしれない。引っかかったのは途中の粛清シーンで、あれが浮いてて、あとにフォローもない(なんか見落としてたのかなあ)。あれで自衛官殺しにつなげたかったのかとも思えたが、逆に全体のリズムを損なった。自衛官殺しは、まるでサークル活動だった組織が本物たらんと妄想を空回りさせた果ての「必然の事故」として起こったのでは。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-02-04 10:01:48) |
《改行表示》6.学生運動ってのを知らない世代なので 観てても全くピンとこないんですよね。 何やってんのかよくわかんない。 東京弁(標準語?)もなんか気持ち悪い。 【虎王】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-12-04 01:54:02) |
5.組織の中核連中には低能すぎて相手にされないはみ出し者の劣等性が、馬鹿を扇動して犯罪を正当化するテロ組織を起こし、更に馬鹿を利用して金を集めて私服を肥やすというどっかのなんとかシェパードのワトソン君の自伝のような話。実話なのか何なのかしらんが個人的には茶番に付き合わされた印象だ。 【Arufu】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-03-07 04:06:01) |
4.普通だった。あと、なぜこんなにも映像にクリアさがないのだろう? 【のははすひ】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-01-24 00:16:07) |
3.山下監督作 「リンダ ・・・ 」 が好きで、監督の名前に釣られ、期待して本作を観ることに..なかなか盛り上がらない、作風でした..松山ケンイチ扮する梅山が、最初から “にせもの” って、知ってて観てるから、何の驚きも、ワクワク感も無い..ただ「ふ~ん」って思うだけ..内容も、それほど特質するものが無いので、共感も教訓も生まれない..残念... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-01-17 12:56:35) |
2.松山ケンイチが駄目な革命家っぷりを存分に発揮しており、飽きずに観れました。キリストは何やってるのかなー。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-12-27 17:53:16) |
《改行表示》1.良い映画。 あの時代を実体験しているわけではないが、はっきりと時代が感じられる。 敗戦しそれでも10数年で高度成長期、オリンピックが開催され、新しい文化がはびこる、若者はパワーをぶつける場所を求め体制や権力などという明確でないものに無駄な力を行使する、それをやり過ごした者たちが大人となり今の日本の形を作った、バブルが来て崩壊し、そしてその大人達は今、多くを語らない。 戦後の日本にとって完全にひとつの時代を作った世代、善し悪しはともかく大事な通過儀礼だったのではないか、その後の日本は緩やかに衰退するばかりだ。 今と違い選ばれたものが大学へ行ける時代、その優秀な人たちが起こした顛末には国の成長という意味で重要であり深く感銘を受ける。 妻夫木、松山の演技もさることながら、周りの役者の自然さにも唸るばかり、特に妻夫木の先輩の人、とてもいい感じ。 時代を乗り越えたとして、最後に妻夫木が流した涙の意味は深い。 【カーヴ】さん [映画館(邦画)] 8点(2011-06-02 10:13:27) |