《改行表示》33.仲代達矢の凛とした佇まいと、真田広之の溌剌とした立ち居振る舞いが印象的。お二方とも体幹がしっかりしているのでしょう。別にセリフがなくても、いるだけで絵になる感じです。岸部一徳とか村田勝浩とか本田博太郎とか、20年前も今も役どころがまったく変わっていなくて笑えます。これはこれですごいことなんじゃないかと。一方でオロオロする岸田今日子は新鮮でした。 要するに痛快娯楽時代劇ということで、日本映画にしては珍しいほどテンポよく、サラッと見れます。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-04-17 23:39:23) |
《改行表示》32.映画において、あまり構図がキマり過ぎるのも、機械的な感じがしてきてちょっと居心地が悪くなるもの。だけど本作はむしろその路線をとことん突っ走って、大いに遊んでいる、という印象。真田サンもひときわ大仰な演技でその路線に乗っかって、なかなかに愉快な世界を繰り広げてくれます。 最初の方は、陰気で不気味ですらある岸田今日子のナレーションとか(本人は普通にしゃべってるだけだと思うが)、棺桶屋の小林桂樹が何度も槌で指を打ってしまうシツコさとか、少々まどろっこしいところもあるけれど、心配ご無用、物語は次第にテンポを上げ、またテンポが上がるに従い、これが絶望的な復讐譚なのか、単なるオチャラケのオハナシなのか、よくワカラなくなってくる。そして、ワカラなかろうが何だろうが、突っ走り出したらもう止まらない。 だいたい、「助太刀屋」って一体何なんだか、他人の仇討ちの助っ人が専門、というのも随分ヒネた話だけれど、いよいよ自分が仇討ちをする段になってもまだ、「助太刀」を言い訳にしないと動けない、ってのがさらにヒネていて。ラストでもまた軽くいなされてしまう、つかみどころの無さが、スピード感と相俟って心地いい。 90分弱の、そんな小品。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-09-24 21:01:58) |
《改行表示》31.真田広之さんがノリノリで楽しそうで、それだけで嬉しい。 アクションキレキレだし、スタイルが良いし、軽やかで笑えた。 ストーリーは素朴な感じだがジャズと時代劇なのだから、まあいいか(笑) さくっと観られて満足。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-04-08 17:03:50) |
30.時代劇が画一化して、衰退していく時代、このようなサクッとした時代劇もありかなと思う。キャストも、シナリオも新しく奇抜なことを始めるのは、難しく、違和感があるのは仕方ないが、楽しく軽く流せてみられる時代劇はありだと思う。 【min】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-05-03 20:46:34) |
29.コメディチックにしようとしているのに、ネタもキャラクターも弱すぎて、真田広之の全力の演技が空回りしまくっている。全体がえらく中途半端なのです。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2013-05-02 21:26:03) |
《改行表示》28.真田広之の江戸っ子なしゃべくりが気持ちよい。90分もないシンプルな仇討ち物語はちょっと物足りない。祭囃子風ジャズのBGMは堪らなくかっこよい。晩年の喜八監督が肩の力を抜いて作ったと思われる現代的センスの軽快で粋な小品時代劇。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-03-31 00:01:39) (良:1票) |
27.軽妙?? 真田広之のノリの軽さに..ガッカリ.. 【コナンが一番】さん [地上波(邦画)] 2点(2007-08-22 12:27:43) |
26.賛否が極端に分かれてますね。でも、90分の小品としては、十分楽しめたかな。製作に当たっている映像京都は、大映が倒産したあとに残ったスタッフや監督たちが立ち上げた、プログラムピクチャーを支えた職人集団。市川版の映画版『帰ってきた木枯し紋次郎』や、最近の山田洋次監督の時代劇も支えている。今回もかつての大映映画を思い起こさせる職人芸が光ってる。 【いのうえ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-07-17 21:28:33) |
25.こういう人情もの大好きです。結末も気が利いている。お話だけで言えば、9点、10点付けたいくらい好み。でももうひとつ乗り切れませんでした。ケレン味の強い芝居、演出に違和感を覚えました。鈴木京香の言い回し、真田広之のオーバーアクション、小林桂樹の芝居。どれも居心地がわるい。テンションが自分と合わない舞台を観ているような感覚。落語のイマジネーションをそのまま映像化すると、こんな感じでしょうか。慣れればきっと、悪くないでしょう。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-07-05 18:10:46) |
24.自分もどうもこういうノリが好きではない。真田広之には渋く暗いイメージがあるせいか、こういう役は無理がある感じがした。中村獅童の方がよかったんじゃないかと思った。映画というより演劇を観ているようだった。 【Syuhei】さん [CS・衛星(吹替)] 2点(2005-05-15 23:54:16) |
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23.岡本監督のノリがどーも好きになれません。一連の作品が好きでない人はパターンですから期待しない方がいいと思います。真田は随分と頑張っていますがどうも肩に力が入りすぎの演技をしていますね。あと鈴木京香は自分的には旬を過ぎた女優さんですね。演技派でもないし。。。お母さん役とか、汚れ役とかで新境地を見出さないと10年も大根演技見せられるとちょっとキツイですね。たぶんこの作品、若い人はつまらないでしょう。 【たかちゃん】さん [DVD(字幕)] 3点(2005-05-08 18:59:41) |
22.これが岡本監督の遺作になってしまったのかな・・・規模は小さいけど、岡本監督らしい(多分)日本的な泥臭さと軽妙なファンキーさが同居した、良い作品だと思います。ピョンピョン跳ねる真田広之のイキが良くて、楽しいですね。鈴木京香演じるおぼこ娘(どうでもいけど「おぼこ」って漢字で書くとちょっと凄いよね)も良い感じにドン臭くて可愛かったと思います。 【ぐるぐる】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-16 16:35:19) (良:1票) |
21.同じ真田広之出演の「たそがれ清兵衛」や「ラスト・サムライ」とは違い、軽いノリで楽しめる映画である。ところで岸部一徳は時代劇ではなぜいつもこういう役なんだろうか。 【イニシャルK】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2005-04-01 23:44:07) (良:1票) |
《改行表示》20.時代劇の仲代達矢はさすがの貫禄で、早々あっさり死んでしまうのが惜しいくらい。岸田今日子のナレーションや小林桂樹の味のある脇役、村田雄浩のキャラも楽しめる。真田真之の軽快な身ごなしもいいのだけれど、どうも真田も京香さんも少々はしゃぎすぎなのがわざとらしく今ひとつ落ち着かない気もする。 まぁ軽~い娯楽作そのものといった感じ。 【キリコ】さん 5点(2004-10-19 20:34:30) |
19.晴れた日は、いつも雲ひとつない青空。まんま助六を象徴しているかのようだ。何といっても、イキがいい、ノリがいい。「助太刀屋」というだけで、悪い奴じゃないな、と誰もがわかる。それでいてワイロにちと弱いのもいい。鈴木京香が赤面ものの演技。監督の好みだ。しょうがない。首を傾げるキャスティングもある。そこはせまい日本、義理やしがらみがあるのだろうと、好意的に受け止めたい。岸田今日子のナレーションもいい。喜八テイスト満載の映像落語、野暮は言わずに堪能したい、って結構言ってるな(笑)。 |
18.真田さんはいいのだが、作品は別に面白くもなく、特に悪すぎることもなく。 【アルテマ温泉】さん 4点(2004-03-18 00:51:41) |
17.役者の年齢よりも、ストーリー展開の強引さが気になった。それに、人がバカバカ死んでいるのにあの気楽さはなんだろう。それ以外は良かったと思う。演出は面白かったし、音楽もすばらしかった。 【洟垂れ】さん 6点(2004-03-12 15:28:00) (良:1票) |
【斜心01】さん 7点(2004-03-05 21:22:42) |
《改行表示》15.真田広之が24歳、鈴木京香がおぼこ娘…さすがに無理ありすぎ。 内容以前の問題で、そのへんが引っかかって引っかかってまともに見れなかった…知らずに見たらまた評価は変わるんだろうけどね。 【ふくちゃん】さん 4点(2004-03-02 18:17:00) |
14.真田広之が好きなので見たのですがとても普通の映画です。「おぼこ」って意味知らなかったのですが、見ながら調べてて驚き。鈴木京香じゃ流石に無理あります・・・。時代劇というかアクション映画って感じだった。 【バカ王子】さん 5点(2004-01-19 00:38:32) |