38.どうしてもトゥルーマンショーと比べざるを得ないという最大の欠点があり、超えることのできない弱さもあり、いまいちピンとこない映画。たしかに面白く鑑賞できたのだが、もう一回見たいとはならない。 【バトルコサック】さん [DVD(吹替)] 4点(2012-09-15 07:30:43) |
《改行表示》37.前年公開の「トゥルーマン・ショー」の二番煎じとみなされて興業的にも批評的にも大失敗、ロン・ハワードの黒歴史と化している本作ですが、私は「トゥルーマン・ショー」よりも遥かに面白く鑑賞できました。本作では「トゥルーマン・ショー」に欠けていた点がほぼ完璧に補正されていて、メディア批判の映画としては超一級だと思います。。。 「トゥルーマン・ショー」の最大の欠点とは”「トゥルーマン・ショー」が面白い番組に見えない”という点でしたが、これに対し本作は①トゥルーマンを無理に拘束せずともテレビに出たがる人間はいくらでもいる、②視聴者が興味を持つのはハプニングとスキャンダル(清廉潔白なトゥルーマンのドラマなど面白くも何ともない)、この2点を徹底して深掘りすることで、「もしこんな番組をやっていれば、恐らく人気が出るだろう」という説得力を持たせることに成功しています。最初は「くだらない」と言っていた視聴者達が番組に対して徐々に関心を抱き始め、大人気番組へ成長していくという丁寧な描写はロン・ハワードならでは。次々と繰り出される"バラエティあるある"には笑わされるし、同時に考えさせられます。またエドが反撃に転じるクライマックスには適度なカタルシスがあり、脚本も演出も驚くほどしっかりしています。。。 三十路でフリーターのダメ人間だが、誰からも愛される可愛げを振りまくエド役にマシュー・マコノヒーは適任でしたが、このキャスティングも当時としてはかなりの意外性がありました。というのも、マコノヒーは弁護士(「評決のとき」「アミスタッド」)、神学者(「コンタクト」)等専らアカデミックな役柄を得意としており、ダメ人間を演じることは珍しかったからです。しかし本作は彼の個性を引き出すことに成功し、以後のマコノヒーは気の良いチャラ男を演じることが多くなりました。本作はキャスティング面でも成功を収めていたというわけです。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 8点(2012-06-25 01:18:06) (良:1票) |
《改行表示》36.週刊誌やワイドショーが有名人のプライバシーやゴシップを面白おかしく書き立て報じる。発行部数増や視聴率アップのために行き過ぎるTV界やマスコミに対する問題提起を当事者だけでなく視聴者の反応なども織り交ぜコメディタッチで、エドの行動を追うTV界やマスコミの騒ぐ様を逆に風刺をきかせて面白おかしく描いたロン・ハワード監督はさすがに上手い。しかし中盤から後半はかなり長く感じられたしちょっと飽きがきました。 番組スタッフの「さて、次はエドに何をさせる?」「ジルの人気が出てきたのでジルを投入しよう」などという、もうこれはやらせのように途中までは会議の内容通りに行動してしまうエドも結局TVに踊らされていただけのようでありながら、今までさんざん人のプライバシーを商売道具にしてきたTV局の幹部が逆に自身のプライバシー・ネタでやり込められるという落としドコロはよく出来ていたし面白かったと思います。 【とらや】さん [DVD(吹替)] 5点(2010-07-08 16:10:33) |
35.一言で言うと、えげつない。人のプライバシーを垣間見る楽しさは、いっとき楽しめるが所詮本物ではなくて作り物の映画というあざとさが鼻についた。 【mhiro】さん [ビデオ(吹替)] 4点(2009-10-11 22:23:37) |
34.面白いのですが、いたって普通です。日本版エドTVをエド・はるみでやってくれたほうがもっと面白くなると思います。 【にう】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-10-22 21:16:23) |
33.日本でもドキュメンタリー?なんだかバラエティー?なんだかお笑い?なんだか解らないTV番組は多いですよね。 「電波少年」の猿岩石(古っ!)や懸賞生活なんてまるっきりこの映画と同じだと思う。 今はそれが色んな番組に巧妙に入り込んで、TVは安全な場所で人のプライバシーや失敗を眺める機械になっているような気がする。 ロン・ハワード作品だけど、いわゆるオバカくんの成長物語。 ちょっと現代風刺込みという作品でした。 【グレース】さん [DVD(吹替)] 6点(2008-05-19 16:54:15) |
32.「トゥルーマンショー」は創られた世界からの中継だったが、こちらは現実社会での生活の中継。こんな企画をする番組があってもおかしくは無い。というか、限られた空間でだけなら似たようなものは実際ありました。こんな短期間にかなり波乱が生まれるのは現実的ではないけど、そうでもなければ映画にならないので許容範囲。ちょこちょこっとした何気ない言い争いが現実に良く見る光景だったり、現実の風味付けがしっかり出来ているのも大きい。まあそれよりなにより、兄弟のアホさ加減が馬鹿馬鹿しくてとても楽しい。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-01-13 18:49:08) |
《改行表示》31.出てくる奴出ている奴どの人物も魅力を欠くが、しっかりと構成されていて、評価せざるを得ない。 「トゥルーマン・ショー」がジム・キャリーであった必要性を実感したし、向こうは番組自体も演出として製作者の意図との攻防という志向がある分面白そうなのだが、こちらはただ対象の生活を追うだけで魅力を欠く。 【カラバ侯爵】さん [地上波(吹替)] 7点(2007-12-11 18:29:56) |
30.出来て間もない無名のケーブルチャンネルが1日でトップチャンネルになるってあり得るのか~??マトモな奴がほとんど出てこない一癖も二癖もある奴ばっかで笑いのツボにはまる時の笑いは凄かったです。後半の急展開振りにはちょっと上手くいきすぎじゃね?と思ったけどアメリカらしい風刺コメディは久しぶりに見た気分です。「トゥルーマン・ショー」はさわやかな感動だったけどこっちは爽やかな笑いをくれました。 |
【山椒の実】さん [地上波(吹替)] 7点(2007-11-23 16:47:11) |
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28.自らのプライバシーを晒すなんてエドはかなり考え足らずな人間で、いつも撮られていて多少気になると思うのですが、結構普通にしてる所が何処か抜けているというか、ちょっとありえない話かな?逆にその純粋さが受けたのでしょうか。周囲の人間の反応も考えないで…普通は考えるでしょ。実際はありえない話ですが、現実ではワイドショーとかの皇室ものや芸能人のゴシップがコレに当たリますね。実際に似通った部分も多くあります。誰しも多少のプライバシーが無いと生きてゆけない日常です。 【よーこ】さん [ビデオ(吹替)] 5点(2007-11-22 10:11:02) |
《改行表示》27.ただの一般人だったエドの生活を24時間密着して生放送する番組。 実際にはこんな番組は成り立たないんだろうけど、見ている視聴者の反応がリアルで面白かった。 皮肉なことにそれを見ている僕も彼らと同じような反応をしていた。 肝心の物語の方も家族や恋人を巻き込んだヒューマンドラマとして良質なものに仕上がっていて、設定の面白さと相俟って作品の質を上げていると思う。 ラストがあまりにも纏まり過ぎていてちょっと物足りなかったけど、気楽に楽しめる娯楽作品としてはよく出来ている。 【もとや】さん [地上波(吹替)] 7点(2007-11-21 04:01:44) |
26.凡庸な設定の割には展開は十分ドラマッチックで、しかもリアル。ラストまで気持ちよく楽しめる。さすがロン・ハワードというような暖かなヒューマン・ドラマです。 【小原一馬】さん [地上波(字幕)] 8点(2006-10-05 22:57:30) |
《改行表示》25.面白くなかったですが、絶対にありえない話しでは無いので、じっと見続けました。 中盤までの構成では設定を色々説明しているため、集中してみることが出来ましたが、最後の方は飽きが来ましたね。 ま、面白くないですよ(笑) 【坊主13】さん [地上波(字幕)] 3点(2005-11-01 05:44:56) |
《改行表示》24.アイディアは面白いし、最初のうちは映画にのめり込めた。しかし、ラストに行くに従い、だんだん尻すぼみになっていく。結論を言えば、この映画は起承転結のうちの「転」と「結」がイマイチだと思う。 掘り下げれば色々と深い部分が描けるはずなのに、表面の浅い部分で終始してしまったのが名作になり得ない点だろう。レビュワーの点数が6、7点に集中し、9・10点を付ける人はおらず。一方で0~2点を付ける人もいないというのが、この映画を最も端的に表していると思う。 一言で言えば、「面白いんだけど、イマイチな映画」の代表作かもしれない。 描くべきポイントとすれば、まずは当初のアイディアである「脚本なし、俳優なし、編集なし」というコンセプトが、思いもよらない視聴率の増加によって、だんだん歪められていくという視点が必要ではないか。 「真実」を写すはずが、いつのまにか「嘘」を写すことになっているという視聴率主義の恐怖や、マスメディアの姿勢・限界などのポイントをクローズアップすれば映画が面白くなると思う。そのためにも、あの女性プロデュサーはかなり重要な役柄なはずであり、あの扱い方には問題がある。 そして、プライバシーや尊厳の問題。 どこにでも何にでも相手の気持ちを考えることなく、カメラに写そうとする今のメディアを徹底的に糾弾して欲しかったところである。 人の恋愛を追うくらいならまだしも、恋愛や結婚の破綻など当事者なら誰しも放っておいて欲しいものであり、また親しい人を亡くしたときにでもメディアは首を出し、平気で人の心を踏みにじろうとする。さらに、誰しも人に知られたくない秘密は抱えているものだろう。そういう人々のプライバシーに土足で上がり込む現代のメディアに対して痛烈な批判を込めることが必要ではなかろうか。 さらに、エドが人気者になるに従い、だんだんと有頂天になっていき、他人からチヤホヤされるに伴い、人の気持ちや痛みを分かろうとする心を無くしていき、他人(友人、恋人、家族)との距離がどんどん離れていくという視点もあった方が良かったのではないかと思う。 このままでもそこそこは面白いけど、題材が良いだけに非常に勿体無い映画というのが個人的な感想。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-08-13 23:59:08) |
23.いやー、アメリカTV業界の裏側すべてみせます!みたいな感じで面白かった。Jay Lenoやマイケルムーアなんかも出演。細かいところで笑わせてくれた。Jillとのエッチシーンでテレビ広告にTrojanコンドームの宣伝が出てたりとか(笑)。いまアメリカではやっているReality showってのは、すべてこのノリだなーと思う。無名のひとがTVという媒体でアメリカ中に露出し有名になっていく。有名になればなるほど、これで金をもうけようとする人たち、企業、Jillのようにこれを利用して名前を売ろうとする人、暴露本を書いてもうけようとする人なんかが集まってくる。その一方でShariやEdの家族のように傷ついていく人たちもいる。。。実際のアメリカTV業界もこうやってできていると思うと、この映画、かなり現実的な話に見えてくる。皮肉たっぷり。追伸:トゥルーマンショウみました。EdTVの方が良いな。というわけで+1点。 【あまね】さん 7点(2004-08-22 15:17:05) |
22.エドがアホ丸出しで良かった。トゥルーマンショウの壮大さも良いが、こちらも別の意味でおすすめです 【malvinas】さん [映画館(字幕)] 4点(2004-07-26 16:45:14) |
21.個人的には「トゥルーマン・ショー」よりもこちらの方が好きです。あちらが“荒唐無稽なバラエティ番組”なら、こちらは“NHKのドキュメント”みたいなリアルさがあります。ラストも爽快なので、7点献上。 【金子淳】さん 7点(2004-07-02 20:39:26) |
20.ちょっと長く感じた。エリザベスハレーもジェナエルフマンもタイプです。 【カフェ俺!】さん 6点(2003-12-11 01:12:34) |
19.「トゥルーマン・ショウ」よりもこちらのほうに軍配。リメイクものと違って、企画はどっちが先だったかわからないしね。マシュー・マコノヒーはまじめぶった役よりこういうとぼけた味のほうが合ってる気がする。あ、それとワキの皆さんのキャスティングもよかったですね。ウディ・ハレルソンてもっと評価されていい人だと思うんですよねえ。主役が似合う人じゃないからか、いまいち注目されてないのが、とても残念! 【おばちゃん】さん 7点(2003-12-04 00:47:43) |