75.この映画を10年前に観ていたなら、航空業界への就職を目指していたかもしれない。 国際線の機上と大空港の各部署で、それぞれに巻き起こるドラマ。 同監督の「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」のようなコメディ路線を想像していたけど、意外にもそれぞれのステージを丁寧に描いた小気味良い群像劇に仕上がっており、想像以上に感情がはまり込む映画だった。 主演の田辺誠一や綾瀬はるかが登場するシーンよりも、その他の登場人物たちのシーンに、より面白味があったことが映画の質の高さを物語っていると思う。 各部署における、それぞれの“シゴト”に対するプライドと真摯さがあってはじめて、一機の飛行機が飛ぶという群像の一体感が、この作品の最大の魅力だろう。 主要キャストから脇役まで、思わずほくそ笑んでしまう”何気に豪華”なキャスティングは、群像劇の精度を殊更に高めている。 “空の旅”にまつわる様々なハプニングとプロフェッショナルを、それぞれのキャストが愛着をもって演じることで、各シーンが愛すべき光を放っていると思う。 過剰なコメディ演出は控えた、ほどよい笑い、ほどよい緊張、ほどよい感動。 そこから紡ぎ出されたものは、まさに“ハッピー”なフライトだった。 【鉄腕麗人】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-12-02 00:29:10) (良:4票) |
74.コメディなんで深く突っ込んじゃ駄目と思うが、みんなドジすぎる。スパナを無くす間抜け作業員、副機長のアホな機内アナウンス、CA連中に至っては、厳しい試験を突破したのか怪しくなる程のドジっぷりでイライラする。まぁ所詮コメディなんだけど、なんだかなぁ。 【真尋】さん [地上波(邦画)] 3点(2010-02-13 12:31:42) (良:2票) |
73.素直に楽しめました。 飛行機一機飛ばすのに関わる色んな部署の働きを、同時進行していく見せ方は分かりやすかったと思う。 なかでも、専門用語+英語で何言ってるか分からないんだけど、なんとなく何についてどう言ってるのかが素人でも意味が汲み取れる程度に抑えてあり、見る側がなんとかついて行けたから『理解出来てる俺って凄くね?!』っていう自己満足も味わえて良かった(実際の現場の会話では、素人には何喋ってるのか理解出来ないと思う)。 少し物足りなかったのはランディングの際の緊張感。思ったよりあっさり着陸しちゃった気がしましたが、パニック映画ではないのでそれも仕方ないかも。 ほどよい笑いも散りばめてあって、観客皆が同じ飛行機に乗ってる様な感じも受けたのか、エンドロールになっても席を立つ人が珍しく居なかった。きっとまだ館内照明が点く迄は、着陸の途中の様な気がしたのかもしれない。 【Pea Shan】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-11-17 22:43:47) (良:2票) |
72.コメディとしての構成は良くできていると思うのですが、接客教育が皆無のCAはお茶目としても 安全教育まで出来ていないCAや、整備士が乗客の安全(命)よりフライト時間を優先したり、 そもそも整備自体を独断で一人だけで整備したり、 あげく、あんな大きな工具が無くなっているのに全く気がついて居ない。 本人も他人もチェックできておらず体制がゆるゆる。 これじゃ、いつ大事故が起きてもおかしくない航空会社ですよ・・・。 町の車屋じゃないんだから。 そう言った現実にそぐわない「なんでやねん!!」が多すぎます。 伊丹作品のように現実としてのプロフェッショナルな部分は押さえつつ、 遊びの部分にコメディの要素を追加するような作品の方が好みですね。 エマージェンシーのシーンでもコメディを忘れずライトな味付けのため気軽には見えますが、 その分緊張感が薄れ作品が締まってない気がします。 物語の最後の山はNASAばりの仕事をするプロスタッフを見たかったですね。 【デミトリ】さん [インターネット(邦画)] 5点(2017-02-13 11:52:39) (良:1票) |
71.ハッピーフライトとゆうゆるい放題とか、冒頭のゆるい展開とかで、正直、最初の方は、ゆるーい感じの、ベタな笑いの、退屈な映画だなーと思って観ていたんですが、途中から、あれ?これひょっとして面白いんじゃないのとゆうテンションにかわり、そのまま、テンションは飛行機とともに上昇、終盤にかけては適度にハラハラし、観終わった後は、うん、これ面白かったと満足できました。確かに誇張的でゆるーい感じの部分もありますが、空港で働く人たちのあるある的なエピソードが大変興味深く、そこも飽きない部分であったけど、その彼らが、後半、それぞれの現場で自分たちの仕事をこなす感じも、心地よく熱くなれる一体感を感じさせて、それがまた、飛行機内の客のどよめきの臨場感と絡まって、なんだか自分もそこにいて事件を共有している気持ちにさえさせてくれました。特に寺島しのぶさんのクレーム客への対応が素晴らしく印象的。ナッツリターンも彼女なら回避してくれるかも。今度、空港に行くと、なんだか色々見方がかわりそーです。いい意味で。 【なにわ君】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-06-24 04:13:18) (良:1票) |
70.矢口監督でしょ コメディでしょ だったら、CAとして西田尚美さんを是非ともご搭乗させてあげてほしかった え? もう若さが無いからダメだった? そんなことないでしょ 寺島しのぶさん使ってたじゃないか 今からでもいいから替えてよ 西田尚美さんを希望。そんな、誰を引きずり降ろしてだとか そんなえげつないことわざわざ言いませんから、あれだから。 飛んでゆかない組の面子では 安心してニマッと見れた 田畑の智子さんと平岩紙さんのご両名、和み組。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-09-23 22:45:03) (良:1票) |
69.ドジな新人CA(綾瀬)に頼りなさそうな操縦士(田辺)、役に立たなさそうな地上スタッフ(岸部など)が出てきた時は、ゆる~い感じのコメディなのかと思ったら、わりとちゃんとした内容で、飽きずに最後まで楽しめました。子供の頃に見ていた教育テレビの「はたらくおじさん“今日はひこうきのかいしゃではたらく人たちを見てみよう”」をお芝居で説明した、そんな感じにも見えましたが・・・。この内容、シリアスなパニック映画にも、コメディにもなりそうでしたが、どちらにも傾き過ぎず、中間点で仕上げたので、多くの人が楽しめたのだと思います。それを「中途半端」と感じるか「ベストバランス」と評価するか、意見が分かれそうですね。 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-05-19 08:25:29) (良:1票) |
68.ANAの完全協力による社会見学もといお仕事の裏側密着映画。CAだったり管制官だったり個々の職業にスポットを当てたドラマというものはこれまでも多くあったが、ここまで裏方も含め航空業界の仕事をまとめ上げたものは無かっただろう。それもただの企業宣伝に終わらず、コメディタッチで小気味よくも、航空業界らしく緊張感を保ちつつ進む。唯一、ANAの協力の手前壮大なパニック映画にするわけにもいかず、アクシデントがもの足りない部分はあるが、それでもそういうことに極めてナーバスな業界であることを考えればがんばった方か。興味深く単純に面白い優れたエンターテイメントだ。 【Arufu】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-03-10 04:22:04) (良:1票) |
67.飛行機を飛ばすために携わっている様々な人々の活躍と苦労がよくわかる作品だった。まるで職業紹介映像みたいでもあったけれど、これは映画とあって、ちゃんと起伏ある展開になっていて面白く見られた。微笑ましいところもあり、ハラハラドキドキもありで予想以上に良かったという感じだった。ただ、全体的に軽い印象や、頼りなくも見えて、こんなんでいいのかなとも思った。本当にこんな風なノリで危機を脱しているとすればやや心配にも思える。まぁ、映画なので、あえてコミカルに描いている部分があるとは思うが。クレーマーと言うのは必ずどこにでもいるのだが、そんなクレーマーを見ているとイライラして仕方がなかった。リアルにするために入れる必要がある描写ではあるが、その辺が見ていて胸糞が悪かった。 【スワローマン】さん [地上波(邦画)] 8点(2010-01-30 23:20:45) (良:1票) |
66.よく出来ていると思う。 一応、田辺誠一と綾瀬はるかが主人公なのか、ポスターなどでメインを飾っていたが、基本的には空港を舞台にした群像劇なので、登場人物それぞれにドラマがある。 また、普段は日の当たらない裏方さん達もしっかり描けていて好感が持てる。特に、若い整備作業員が失くしたスパナ一本を、全作業員総出で探し回るシークエンスは良く描けている。 そして、各部署いろいろありながらも、最後のサスペンス(?)に雪崩れ込む……。まぁ映画の性格上、大きな事故に到らない事は容易に想像はつくが、それでも笑い半分、緊張半分の見せ方は上手い。 登場人物が多く、ともすればトッ散らかりそうな設定を、きれいにまとめた脚本と演出は見事です。 【TERRA】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-09-24 21:18:39) (良:1票) |
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65.もう少し面白くなれた気がする。わりと中途半端なところで落ち着いてしまった印象です。キャストはいいし、監督もよかった。ただ脚本だけがもうひとつだった。やりたいことと映画のトーンが揃ってない気がしました。家族とかで見に行ったり、暇つぶしに見るにはいい良作です。でもこれを観ておかないと後悔する映画ではないと思います。 【コダマ】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-11-25 22:46:14) (良:1票) |
64.ひこうきエンターテイメント。 なんかすごいのは、なんとなくわかる。 この監督は大団円でうまく収まって終わるので安心して観れますね。 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-05-06 10:31:24) |
63.綾瀬はるかの扱いがひどい。映画だと思えば面白くないが、ドラマだと思えばなかなかどうして、飛行機を飛ばすにはこんなにたくさんの人が関わっているのかと、勉強になる映画でした。 【木村一号】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2020-02-24 14:28:12) |
62.テンポもよく観ている間はなかなか楽しめましたが、インパクトとか余韻は薄かったです。 田畑智子の転倒っぷりは本当に痛そうで見事。 【クリプトポネ】さん [DVD(邦画)] 5点(2019-07-31 22:16:52) |
61.全然期待せず観たら、結構楽しめた。 暇つぶし・気軽に観る分には、ちょうどいい。 【へまち】さん [インターネット(邦画)] 6点(2018-02-03 11:46:25) |
60.面白い。 日頃乗ってる飛行機、それを飛ばすのには、表で裏で大勢の人が働いている、その姿を見るだけで面白い。整備士、客室乗務員、グランドスタッフ、管制官、パイロット、見えないところで、こんな風に仕事をしているのだなーと見ていて楽しい。 それに加えて、それぞれのスタッフは、うまく個性付けされ、魅力的に描かれている。さらに、その人達に、きちんと人間ドラマが入っているのだ。2時間弱の映画に多くの人物を出し、それらがきっちり働き、干渉しあい、それぞれに物語が入っている。シナリオが秀逸の一言だ。(先輩に怒られてた整備士の一連の話だけは納得いかないが) 映像面では、ANAと羽田空港も全面的に協力してくれただけあって、チャチさや嘘くささがなくてよかった。 ところで、主役級の男女二人(田辺誠一と綾瀬はるか)が物語中一度も接する機会がないまま終わったのは笑った。そんな映画もなかなかないよな。 【椎名みかん】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-01-24 20:16:39) |
59.他人事として観れば気楽でなかなか面白い映画です。ただ、ここに登場する航空関係の人たちの殆どが人命を預かる仕事なわけで、実際はもっとプロに徹しているはずです。ここではあまりにも多い人為ミスと場当たり的な対応が随所に描かれており、コメディとはいえ彼らの軽さにちょっと違和感が残る映画でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-10-08 17:57:14) |
58.飛行機を飛ばすためにいろんな人が携わっている、ということは何となく解っていたけれど、それを具体的に見ることができてとても勉強になりました。あえてパニック風なシナリオにすることで、それぞれがプロの仕事をしている、ということが分かり易く描けていたと思います。 【la_spagna】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-09-24 00:21:43) |
57.2時間テレビドラマ。 それ以上でもそれ以下でもない。 |
56.飛行機と空港の「なんてことない話」を、よくここまで面白くできたなー、という印象です。細かい部分で人間がよく描けているので、最初から最後まで入り込んで見れました。小ネタにもたっぷり笑わせてもらい、ちょっと泣けるシーンもあったりして、観終わった後の充実感がありますね。これぞ映画という感じ。無駄なシーンがなくて密度が高いところもポイントです。 【コウモリ】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-09-21 21:51:53) |