91.長めの映画談義に、時間軸の解体に、バラバラな意図を持つ大勢の登場人物にと、おもいっきりタランティーノ風をやっている点は「あらあら」という感じなのですが、それでも、タラが苦手とするラブストーリーを作品の核としたことで差別化が図れているし、男社会の中で厄介者扱いされながらも真っ直ぐに頑張る女性を一方の主人公としたことで、従来のクライムドラマとは違った客層の獲得にも成功しています。以上の作品コンセプトはなかなか卒のないものだし、雑多な要素で溢れかえる内容をコンパクトにまとめてみせたスコット・フランクによる脚色、終始落ち着きが感じられ、熱気溢れるタラとはまた違った味わいを見せるソダーバーグによる演出と、あらゆる面で洗練された映画だと感じました。また、ジェニファー・ロペスが驚くほど美しく撮られているという点も素晴らしく、優秀なクリエイター達による質の高い仕事を楽しむことができます。。。 ただし、観客の心を掴むための突出した何かがなかったという点が、本作のリミッターとなっています。主人公二人の関係はおしゃれだけど、会いたくても会えないというもどかしさが表現できていないので、二人の再会場面には感動がありません。また、作品の山場となるリプリー邸侵入についても、命を奪われかねない危険な現場だという煽りが欠けているため、本来宿るべきスリルが生まれていません。粋なラストにしても、「憎いねぇ、大将!」と観客をニヤニヤさせるところまではいっていないし、とにかくすべてが不完全燃焼。枠組みを真似ることは天才的にうまいが、ジャンルの魂の移植にまでは手が回らない、良くも悪くもソダーバーグらしい映画だったと言えます。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 6点(2014-02-15 15:50:03) (良:1票) |
90.…ゆるい。 メイキング映像から察するに、出演者から脚本家、原作者にいたるまで皆が勝手なアイディアを出したあげくにそれぞれの要望をモザイクのように実現した結果に見える。こういう場合はゆるーいものができますね。 ソダーバーグか?ほんとに? これがソダーバーグだというなら例のデビュー作「セックスと嘘とビデオテープ」や「イギリスから来た男」はなんだったのか。ソダーバーグの作品は当たり外れが激しいというか、「ソダーバーグ印」という安定感が皆無。 「ソラリス」でもコケたようにソダーバーグがクルーニーを出すとロクな事にならないようだが。 だいたい私はクルーニーの出ている映画で良かったものがひとつもないような気がするけど。「オーシャンズ11」もつまらなかったなあ。「シリアナ」はよかったけどクルーニーなんて居ても居なくてもどうでもよかったし。それに一時期全アメリカ女性をとりこにして一人勝ちしていたというクルーニーだが、そのフェロモンも私にはなぜか全然無効なので不感症かと悩んでしまう。 とにかくコント以下。茶番。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 3点(2006-08-13 00:11:39) (良:1票) |
89.ウィスキーのCMに使えそうな場面が豊富…でぇ~す。 【日雀】さん 5点(2003-12-21 21:46:46) (笑:1票) |
88.筋金入りの銀行強盗、ってよりは、やってることを見てるとチンケな詐欺師であるジョージ・クルーニーが、他の囚人の脱獄にただ乗りして、またまたチンケな犯行を実行するオハナシ。いかにも、面白くなさそうですよね。 しかもジョージ・クルーニー、脱獄の際にジェニロペ捜査官と知り合って、以降何かとイチャイチャするもんだから、もう勝手にしてくれ、ってなところですが。 しかし本作、見せ方がシャレてるもんで、不本意ながら楽しめてしまう、という趣向。時間軸を行き来してみせるのも、あまりやり過ぎるとイライラの元だけど、本作では適度な味付けになってて、テンポの良さに一役買ってます。時には「あ、このシーンに繋がるのか」という意外性も提供したり。 あまりにシャレてるもんだから逆に、こんなので喜んでると製作者の思うツボだなあ、とか思っちゃうのですが。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-08-17 10:56:59) |
87.ジェニファー・ロペスは驚くほど美人なんだけどな。でも、見るべき点はそれだけの作品かな。 |
86.汚点じゃないかな、この映画に出たっていうのは、両主演にしては。見たわきから忘れていきます。。。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 3点(2014-11-10 13:53:34) |
85.ハラハラドキドキ感が皆無のサスペンスもの。でもそれなりに楽しめます。「FBIシャツ」とか、悪役のドン・チードルとか、ホテルのバーで供されるバーボンのバカでかいグラスとかがいい感じ。ただそれにしても、このタイトルのインパクトのなさは異常。思い出すのに苦労しそうです。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-01-08 11:03:36) |
84.J・ロペスのプロモーションビデオみたいな映画。なんだってソダーバーグがこんな仕事したんだろ。井筒監督がみゆきを撮ったみたいなもんか。全編漂うぺらぺら感。一昔前のコスメ販売員みたいにかっぱり化粧したジェニロペが全然連邦捜査官に見えない。ラストシーンの台詞はもうベタ過ぎてハリウッドスターを鼻で笑ってしまった。ああつまんなかったなあと思っていたら数年前に一度見ていたことが判明。そんな映画。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-09-11 01:30:30) |
83.ソダーバーグ監督らしい..作品..脚本も演出も、なかなか良く出来ている..細かいリアルな演出がイイですね~.. 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-09-06 12:50:48) |
82.ナンシーアレンがピンチです!ロボコップさん! 【オニール大佐】さん [地上波(吹替)] 4点(2008-09-19 21:34:23) |
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81.超スーパーおもしろくありませんでした。 キャストは嫌いじゃないのに。 【くーちゃん】さん [地上波(吹替)] 1点(2008-02-25 22:24:58) |
80. ジョージ・クルーニー・ジェニファー・ロペス、たしかにかっこいいですね。けれど、それだけですね。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-01-20 17:36:05) |
【マーガレット81】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-01-19 20:54:06) |
78.ここでは評判悪いみたいですね~。結構好きな映画です。コレでクルーニーもソダーバーグも知りました。原作がエルモア・レナードなので、ちょいと軽めでオシャレな犯罪映画。同時期に作られた『ジャッキー・ブラウン』とのリンクネタも有りなので、一緒に観ることをお勧めします。 【フライボーイ】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-08-07 07:45:29) |
77.銀行強盗と捜査官の恋愛沙汰なんて、もともとありえない設定なんだから、もっと徹底して明るくお馬鹿に行けばいいのに・・・何を中途半端に真面目にやってるのって感じです。テンポも悪いです。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-03-18 20:48:27) |
76.主演二人のオサレ&セクシーさのみかも。。。なんかこう、ひとつ足りない感じかな。 【ないとれいん】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-01-30 01:30:31) |
75.少しひいきめに見てこの点数が妥当な作品。 音楽が軽快な割にテンポが悪すぎる。 中身ははっきり言って何もないと言っていい。 良いところをあげるとすれば、車のトランクのシーンとバーでのシーンだろう。 トランクの中で「もし違う場所…バーとかで会ってたら」という前振りをしていて、デトロイトのバーでのシーンを持ってきている。 そのバーでのシーンも広告マンの仕事当て等を前振りに使っていたのはかなり効果的と感じた。 この2シーンはなかなか良いのだが、良いのはこれくらいで、コケル男の前振りとかはわざとらしく感じる。 そもそも本作は映画のように一瞬で恋に落ちることはあるのかというテーマとそんな運命的な出会いをしても立ち止まらずに歩いて過ぎ去ったときの「あのとき立ち止まっていれば…」のような後悔をしたくないというテーマがあったように感じる。 このあたりが上手く演出されていないと感じた。 特にラスト前のフォーリーを銃で撃つかどうかのシーンはもっと葛藤みたいなものが必要であろう。 フォーリーも「明日に向かって撃て」のように塀の中で死ぬよりも外で死にたいという願望があったはずだ。 カレンにとっては愛と仕事に揺れる葛藤もなければ、フォーリーにとっても刑務所に送られればもう出て来れないという葛藤があったろうに。 どうも中途半端で甘すぎ、軽すぎる部分を感じる。 ラストは逃げたグレンあたりを再登場させて、なにかの拍子でカレンがフォーリーを撃って殺してしまうような展開の方が良かったのではないかと個人的に思った。 死ぬ間際に「一時停止は終わりだ・・」のようなセリフがあればそこそこ良い作品になったような気がする。 |
74.映像的な完成度はかなり高いと思う。1コマ1コマに気を使って、こだわりを持って作り上げている姿勢を感じる。音楽もかっこいい。しかし…。何だか薄っぺらなんだな。ドラマチックすぎる(都合よすぎる?)ストーリーと、スタイリッシュすぎる(狙いすぎる?)映像では、説得力の無い薄っぺらな物が出来上がってしまうってことか。暇つぶし程度にはいいが。もうちょっと短くてもいいかも。 【ちゃか】さん 6点(2004-09-04 17:31:15) |
73.濃ゆ~い顔のジョージ・クルーニーと、顔はそんなに濃くないが、体と雰囲気がなんか濃いジェニファー・ロペスの濃い(恋)物語。あんまり濃すぎて、空気がもわーんと重たくなった。でもストーリー自体はあっさり。役者の濃さでなんとか最後までテンションを保った感じがする。ジェニロペが、入浴中のジョージ・クルーニーの股間のあたりを見てフッと微笑を浮かべたのが印象的。どんな映画だ。 【づらちゃん】さん 5点(2004-07-27 08:18:50) |
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