378.惜しいなあ、というのが本当に正直な感想。デカプリオは冴え冴えとしているし、トム・ハンクスの堅物ぶりも良い。ストーリーは期待した以上に面白いし、ちゃんと心に残る余韻も持っている。特に父親役を哀愁たっぷりに演じたクリストファー・ウォーケンは素晴らしい。シナリオはきちんと詰まっているし、運びはテンポ良く全体に実に無駄がない。ここまで誉めちぎっておいて本当にかえすがえすも残念で仕方がないのだが、いかんせんこの映画には絵が無さすぎ。ジャジーな音楽、60年代を意識したセンス溢れるアニメーションのオープニングタイトル、随所にちりばめられるレトロなアイテム、一見この時代を非常に良く再現しているかのように見えるのだが、どこからもキネマの香りがしない。60年代の作品であれば、どんな駄作からでもうっすらと漂って来る独特の香り。衣装やセットで可能な限り当時を再現していても、漂って来る空気は確かに21世紀のものなのだ。ここまでやったのだから、というよりはここまでやったのに、現代的な味つけでは済まされないほど、映像のどこからも影が見えて来ない。そしてこれだけ芸達者な出演者たちの誰一人として、60年代の顔をしていない。人の顔って変わりますよね。時代によって、明らかにその時代に特有の表情がある。そういうものが、この映画からはちっとも見えて来ない。たぶん監督がスピルバーグだからなんだと思うけど、この映画に本当に60年代のキネマの香りが出せたら、正直ちょっとした傑作になり得たはずだと思うので、すこぶる残念。レオナルド・デカプリオは腐ってもデカプリオだと強く信じる立場から、彼はやっぱり上手いなあと感心はするけれど、ティーンから大人の役者への過渡期にお約束の苦闘の時代が彼にもやはりあったわけで、どうしてそのタイミングでこの役が降って湧かなかったかなあという無念さも残る。そういう理由から点数的には辛めになったが、話は面白いしデカプリオはやっぱり上手い。観ておいて損のない作品ではあると思う。うーん、でもこれを「映画」とか「作品」と呼ぶのにはとっても抵抗あるなあ。 【anemone】さん 6点(2004-02-07 02:49:47) (良:2票) |
377.演出力という点だけでみれば、「E.T」でも「シンドラーのリスト」でもなく、本作こそがスティーブン・スピルバーグの最高傑作だと思う。彼の持つあらゆる技術とセンスが惜しげも無く、且つサラリと使われてる。何気ない様に見えるシーンでも、役者とカメラの位置や動かし方から小物の配置に至るまで、もの凄く緻密に計算されてる(と同時に、もの凄く贅沢に作ってる様にも感じました)。とにかく全編、惚れ惚れとさせられました。こんなに映画らしい映画を観たのは本当に久しぶりです。また、もっと内容を重くも軽くも、そして時間的に長くも短くもできる題材だと思いましたが、ここしかないという絶妙の一点で仕上げてもいる。腐っても鯛、やっぱり御大スピルバーグは、紛れも無く世界最高の映画監督の一人でした、8点献上。 【sayzin】さん 8点(2003-10-25 15:42:29) (良:2票) |
376.トム・ハンクス氏にデカプリオ氏と来た日にゃ悪い点数をつけられるはずがない上に、何ちゅうオモロイ映画だと感動しました。それにしてもこのお二方は凄すぎるです。 【ケムール人】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-12-04 03:14:32) (良:1票) |
375.ふつうに面白い。やっぱりトム・ハンクスはいい役者だ。 【ベルガー】さん 9点(2004-09-17 15:43:09) (良:1票) |
374.偽造がバレないのが不思議でならないが、予想外にシリアスな話でなかなか面白かった。それにしてもクリストファー・ウォーケンは「ニック・オブ・タイム」等の印象が強く、イイ役だと思わず疑ってしまいます。 【オカピ】さん [DVD(字幕)] 6点(2004-08-23 01:49:51) (笑:1票) |
373.トム・ハンクスの映画はどれも最高!ほんとに良い俳優さんだと思います。 【teruhisa】さん 10点(2004-08-09 01:35:19) (良:1票) |
372.ディカプリオ 見ない間に大人になってましたね。 彼はやれば出来る子なのです。演技力もあると思うのです。 でも周りが騒ぎすぎたから私のようなあまのじゃくは見る気を失ってしまったのです。人気も落ち着いた昨今、見たらやっぱり面白いではないですか! うん、彼はやれば出来る子なのです。 【あずき】さん 7点(2004-07-24 15:01:10) (笑:1票) |
【k】さん 6点(2004-02-02 12:53:55) (笑:1票) |
370.スピルバーグ監督は「逃げる」ということを主体的にとらえて描くのがうまいとつくずく思う。マイノリティーリポートでもそうだったし、ジュラシックパークもある意味そうだ。もっと古いのを言えば「激突」なんてその代名詞なんじゃ無いか。この映画には職業を転々としながら逃げる、巧みな口実をつかって逃げるという工夫がなされていると思う。しかも実話。空想の逃走から現実の逃走に進化しましたね~。 【000】さん 9点(2004-01-06 13:55:16) (良:1票) |
369.ここにきてこういう作品をつくり上げるスピルバーグ監督の映画に対するチャレンジ精神に感服する。やはり彼は誰が何と言おうと現役映画監督の頂点に立つ人物だと思う。娯楽映画の真髄という感じだった。 【スマイル・ペコ】さん 8点(2003-05-26 02:45:11) (良:1票) |
|
368.久しぶりに単純に楽しめた作品だった。たまにはこういった娯楽作品を見ると心がスッキリしていいな。 【GoGo】さん 8点(2003-05-12 08:52:04) (良:1票) |
367.お手軽な映画って感じです。ドラマを見ている感じ。 【ぺたジーに】さん 6点(2003-05-12 01:31:04) (良:1票) |
366.タイトルバックにはあまり凝らないと言うか、拘らないのがスピルバーグ作品の流儀なのだが(それは本編に自信があるからこその裏返しともとれる)、今回ばかりはレトロっぽいアニメを今風にアレンジして、これから展開される作品世界に我々を誘ってくれるには、実に効果的なオープニングだ。陽光眩しいのんびりとした60年代の雰囲気の中、全編にわたり軽妙洒脱な語り口で魅せるこのスピルバーグの新作は、まさしく原初に立ち返ったような印象を受ける。SFXをふんだんに駆使したSFでもなければ、ド派手なアクションもない。あるのは贅肉をそぎ落とした、彼本来の姿そのもの。軽いフットワークで撮った作品のように見られがちだが、恐竜や宇宙人などが出ない分、いわゆる誤魔化しが利かないため、演出力そのものが作品の出来を左右してしまう。それだけに今までの作品中でも、彼自身かなり力を込めて撮った様子が窺い知れるというもの。そしていかにも彼らしい壮快な作品に仕上がっている。とくにデカプリオの七変化の伊達男ぶりと、不変のスーツ姿のハンクスの対比が面白く、頭脳明晰で常に奇策に転じて逃れるレオに対して、極めてオーソドックスな捜査で追い詰めていくハンクスという構図が、ふたりのキャラを殊更際立たせている。痛快作ではあるものの、実話からくる重みを感じさせるラストも巧い。 【ドラえもん】さん [映画館(字幕)] 9点(2003-04-25 01:07:54) (良:1票) |
365.おもしろかった!!映画館で見る価値ありです。 【さをり】さん 10点(2003-04-20 18:15:36) (良:1票) |
364.で?ってかんじ 最高につまんなかった。別な意味で スピルバーグ、トム・ハンクス、ディカプリオってすごいんだなあって思った。こんな作品でも話題になっちゃうんだもんなあ 【りょん】さん 2点(2003-04-11 21:56:18) (良:1票) |
363.世界仰天ニュースかアンビリーバボーを豪華キャストでやっただけの事。 【或人】さん 3点(2003-04-05 23:16:42) (良:1票) |
362.なかなか爽快な映画でした。 しいて言うならもう少し見せ場があってもいいかなと思いました。 【マーシ】さん 7点(2003-04-03 16:09:41) (良:1票) |
361.うーーん、スピルバーグだけあって、抜かりの無い作品。 |
360.実話にしては、うまく映画化したなって感じ。 【ぴよぴよ。】さん 8点(2003-03-27 13:40:29) (良:1票) |
359.最初から最後まで、楽しめました。見所は特に無かったですが、観ている途中で飽きさせられる映画では無かったです。 【ともっち】さん 9点(2003-03-27 01:05:37) (良:1票) |