94.あらすじを書いた後で直ぐにレビューを書かず、そのうち「こんな名作、みんなが寄ってたかって書くからいい!」というズボラ根性を発揮し、そのうち書いたような気になっていました。この作品、印鑑文化とか銀行通帳といった日本ならではの慣習をキーとして描写しながらも世界中、特にアメリカで大受けしたのはやはりタックスポリスと脱税者というお金だけを巡るせめぎ合いを描いたおそらく世界初の作品だったからでしょう。山崎努が演じる守銭奴の権藤は「奥さんに本当に惚れていたら離婚して慰謝料をガバっとやってから再婚するんだぜ。慰謝料は非課税だからな。」と合法手段での節税からきわどい手段までを駆使するなぜか憎めない男ですし、彼に相対するマルサの女も「再婚する前に奥さんが逃げちゃうかもね。」というなかなかのキレ者でこの二人のやりとりが最後まで息をつかせませんでした。 【かわまり】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2020-05-30 11:34:05) |
93.全体を通じて楽しめた娯楽でもありシリアスでもあるいい映画でした。主演の宮本信子さんもいい味出してたけど、全員がそれぞれいい感じに欠かせない役割になってた 【ラスウェル】さん [DVD(邦画)] 8点(2018-02-25 22:06:39) |
92.伊丹十三監督作品の中でも一番好きな作品です! 「お葬式」「タンポポ」のようなマニアックな映画とは違い、本作は誰でも楽しめる娯楽映画テイスト..脚本、演出の出来がすごくイイですね~ 当時としてはとても斬新なストーリーでした..今でも十分堪能できるレベルの高い作品、映画ファンなら、必見! オススメ!! 【コナンが一番】さん [映画館(邦画)] 9点(2017-11-23 17:37:19) |
【へまち】さん [地上波(邦画)] 7点(2017-11-04 21:01:25) |
90.テーマの珍しさはいいのですが、マルサ側が国家権力だけあって強いので ドラマや緊迫感は弱い気がしました。私が子供なだけかもしれません。 【Donatello】さん [DVD(邦画)] 4点(2017-07-25 11:06:47) |
89.今までテレビでしか観たこと無かったので、借りて鑑賞。例のパーララパーララパーラのBGMで始まって、終わった。宮本信子は駆け引きをしてる時の能面な顔が非常に上手く、面白い。ラブホテル王、権藤(山崎努)はシブいね。映画を支配している感があった。津川雅彦は若くて声もデカかったが、まだまだこれからかな?映画は当然面白かったです。 【SUPISUTA】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-03-07 18:56:49) |
88.テレビドラマでしょう。。やっぱり伊丹十三はあまり好きになれない。 |
87.伊丹十三の~の女シリーズの第一弾。 脱税をする人達と国税局の査察官(マルサ)の攻防を描いた作品。 マルサをテーマとした目の付け所が素晴らしいし、このテーマでここまでおもしろい作品に仕上げられるの伊丹十三ならではである。 軽快な音楽、テンポの良さ、少しずつ散りばめられているコミカルなシーンが少し難しいテーマながらも全く退屈にさせず、俳優陣の演技も皆素晴らしく見とれる。 特にマルサの女(宮本信子)と権藤(山崎努)のキャラはどちらも格好良く魅力的。 終盤のマルサの一斉操作は目が離せない。 良い映画である。 【こしち】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-08-07 21:44:49) |
86.肩下げ式のごっつい携帯電話が使われてるのを初めて見ました!こういう人達が使ってたんだ!!! 【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-05-16 22:53:18) |
85.とにかく面白くて、何度観ても飽きないですね。脱税という、社会の裏街道のような部分を取り上げて、ここまで面白く見せてしまうのはお見事です。ただ、感動とか衝撃とかインパクトとか、観終わったあとに心に残るようなものはないので、わざわざ映画館で観るほどの作品でもないと思います。 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-08-19 15:03:43) |
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84.アイデアの抜群に面白い映画。 とにかくうまい所に目をつけた作品で、公開当時はマルサという言葉を世に知らしめた。 脱税者の証拠隠しの様々な手口が、リアルさと共にスリルと緊張感を与えているのだが、 キャスティングにいかにも役者という俳優を起用しているのも一つの特徴で、 見応えのある重厚なドラマにも仕上がっている。大人が満足できる作品として、映画は大ヒット。 内容が面白ければ、ろくな演技もできない人気だけのアイドル俳優を使わなくても、 商業映画として十分成立することを証明した。 今の日本映画の現状を見ると、伊丹監督が亡くなってしまったのは非常に残念。 【MAHITO】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2011-07-29 07:37:58) |
83.○○全開、「さあ、どっからでも調べてやがれ」、隠す方も隠す方なら探す方も探す方、大変強烈である。あの手この手、裏の裏まで、つつがなく見せてくれる。こういう映画はめったに見ることができない。これが伊丹十三映画なのだろう。ラストシーンだって、紙と鉛筆があればよいのに・・・。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-07-27 21:28:06) |
82.『たんぽぽ』を意識させるおっぱいを吸う冒頭のシーンからやられます。キャラクターがとにかくよくて、ラストまで一気に連れて行かれる。 【noji】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-06-14 12:34:20) |
81.あんなに毒がある映像なのに、なぜかすがすがしくなるのが不思議。この映像感覚には驚く。津川がいい味を出しており、役者がいい。ところで山崎のゴンドウという役名にはニヤリとさせられる。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-04-20 22:42:37) |
80.かなりの傑作だと思います。おしい監督を亡くしたのが残念です。 【doctor T】さん [DVD(邦画)] 10点(2010-09-23 19:59:11) |
79.伊丹監督の一番の業績は「情報映画」って新しいジャンルを作ったこと。一斉査察がドキドキさせたけど、調査の部分が興味深い。シーツの洗濯数から調べていったりする。それらの情報が大きいうねりを作ってくれないところがちょっと不満だけど、こういう題材を見つけてくる才能は抜きん出ていた、もっと大手会社の製作部に見習ってもらいたかった。ただせっかくドライに行ってんのに、山崎と宮本を人情で繋げようとしたりするのが分からない。この人はひどく自分の意見が映画に出ちゃうのを怖れているみたいなところがあって、ドライにいくか、さもなければ紋切り型でいくかってことになる。でもこういう「社会」を扱った作品だと、やはり自分の立場ってのがどうしても反映してしまう方が本当じゃないだろか。どっちかの側につけっていうんじゃなくて、両者の執念がキリキリと詰め寄ってるところをヒョイとかわすような視点があってもいいんじゃないか、などと思ったものでした。山崎努の役名が、『天国と地獄』でさかんに電話を掛けていた相手の「ゴンドウさん」というジョーク。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-08-28 09:59:58) (良:1票) |
78.楽しく、分かりやすくがモットーと思えるほどスッキリ起承転結を実践した邦画の傑作。脱税者の様々な手口と、それを追う税務署・国税局の執念の対比が明確に提示されて、観る上で無駄に疲れずにすむ。そしてメインキャラ3人(宮本・津川・山崎)の個性的で魅力的なこと。山崎の、津川へ財産を残す方法を指南するシーンは圧巻だ。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 9点(2010-05-01 01:53:20) |
77.面白い! 昔、何度も観たが久しぶりにじっくり鑑賞、主役以外にもそれぞれ見せ場があって盛り沢山、飽きずに見せる手法はさすが。日本のエンターテイメント映画としては相当上位に位置している。 今観ると、最初の国会議事堂のCGや、途中でアフレコが合ってない所など少しアラが見えるが、それでも十分堪能できる。 喜んで税金を納めたくなるような世の中になればいいけど、司る国会議員が脱税に精を出してる今の日本じゃ望むべくもなしと・・・ 【カーヴ】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-02-19 10:18:24) |
76.宮本信子&山崎努ゴールデンペアです。宮本信子演じる板倉良子はシングルマザーでマルサの女。つまり、国税局査察官。一方、山崎努演じる権藤は脱税を繰り返す悪者。権藤を暴いてやる!と良子が挑む。マルサの捜査がスカッとしていて、宮本信子が良い味出してて、優良のエンタメムービー。かつ、伊丹十三らしさが漂う。宮本信子が笑いながら走るアップとか、公園で遊ぶ子どもたちの俯瞰とか、エロい始まり方とか。 伊丹十三ってセンスあるなぁ、ほんとに。だから、早くに亡くなってしまったこと本当に残念です。 【kaneko】さん [DVD(邦画)] 9点(2010-02-08 17:04:53) |
【よしふみ】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-03-22 21:59:42) |