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【michell】さん [地上波(邦画)] 8点(2013-01-26 01:21:58) |
15.浅野忠信の太宰・アル中っぷりが良。映画全体の雰囲気もいい感じでした。大人の愛だね。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-06-25 16:29:00) |
14.太宰治ファンを当てこんだ、見え透いたあざとさが鼻につきます。前半はセリフまで原作どおりだったりするのに、後半になると一転してオリジナルな展開。それも太宰本人のエピソードをデフォルメしたようなストーリーで、原作を破壊していきます。原作に堤真一(弁護士)なんて出てきません。妻夫木は出てくるが、あんな好青年じゃありません。もっと太宰作品らしい、人間くさいキャラです。それに、大谷にさくらんぼを「まずそうに」食べさせ、サチに「グッドバイ」と叫ばせ、ラストは原作どおりのセリフで幕。まるで落語の「三題噺」を見ているようでした。ただし、広末が意外によかった。あの風貌も、カゲやトゲのあるところも、よく似合ってました。こういう役をもっとやれはいいのに。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2012-06-03 17:06:42) |
13.太宰ファンはどう評価するのか知らないけれども、太宰好きでもない私のような者には、嫌ったらしい後味しか残らなかった。それ以上に、どうも描かれる世界が浅薄だ。そもそもこの作り手の根岸吉太郎という人の作品が、これまで観て来たかぎり、どれも語り口はいいし、受けねらいもうまくはまって、評論家氏によるランキングは高いのだけれども、私個人の感想としては、どうも嫌ったらしくて、後味が悪い。ひょっとすると、そんなところは、まさに太宰的で、ぴったりなのかもしれない。 【goro】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-02-25 07:23:14) |
12.松たか子、がんばっていたけどいまひとつという印象でした。観たのはつい最近なのに、ほとんど内容を忘れてしまいました。つまり、あまり面白くなかったということですね。 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-12-28 11:44:19) (良:1票) |
11.浅野さんと広末さんの演技があんまり好きでは無いので だったら見るなって話ですよね 美人がダメ男を好きになる作品って多いと思うんですが何でなんでしょうね? 【マーガレット81】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-06-05 22:37:27) |
10. 原作既読。原作の時は気にならなかったんですが、いざ映像化されてみると、死にたがってるくせに、妻や子を持つ生き方のだらしなさがちょっと。 ただ、原作の内面的な部分はかなり上手に再現されてるとは思えますが、好きだとか、 何度も見たいと言う作品じゃないですね。 【rhforever】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-06-02 11:52:55) |
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9.丁寧に撮ってるし、俳優も豪華。 でもつまらない。そういえば文芸映画ってつまらないの多いな。 【紫電】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2011-02-10 21:52:05) |
8.堕落した男についていく女。 この構図をシンプルに描いている。 浅野忠信と松たか子が初めて組んだ主演作というだけで、もう両者のファンにとってはそれだけで十分なわけだが、両者共に持ち味を発揮しているのが更に良い。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-01-13 23:14:06) |
7.松たか子はこの作品でいくつも賞をとったらしいがまあそういうもんなのかなあと納得。 |
6.結局何を伝えたかったのかよく分からなかった... 【映画】さん [DVD(邦画)] 3点(2010-11-06 21:35:31) |
5.松たか子はあんまり好きじゃなかったが、この作品で見直した。文才あれど人格劣等感の塊のような男をひたすら圧倒する、無学な女の眩しいほどの精神の健全さを好演していた。20年ぐらい歳を取ってからもう一度観たい。 【lady wolf】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-10-29 22:05:09) |
4.<原作未読>佐知の視点で言えば初めの方で「家族3人で暮らせればそれでいい」と言っていた通りで、自分なりの愛の貫き方だった。大谷視点では「コキュ?」になってしまったが、その理由は皮肉なことに・・・という内容だ。ストーリーとしてはそれほど好きではないのだが、この映画で日本語の美しさに気付かされた。現代、夫婦の会話が敬語でなされるのはほぼ皆無だし、妻だけに絞っても珍しい方だろう。敬語というだけではなく語尾に「わ」を付けたり、○○ではないのですか?、○○ですもの、といったような、今じゃなかなか聞けない古風で丁寧な日本語が心地良い。英語じゃこの良さは出ないな。松たか子も良かったし、浅野忠信の淡白な演技も絶妙だった。雰囲気を楽しむ映画としては悪くない。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-09-17 20:03:05) (良:1票) |
3.「告白」で、松たか子は案外いいなあと思い、太宰や周辺の女性には殆ど興味なかったものの(ちなみにまあまあ小説好きの同世代の中では私はたぶん少数派)、見てみた。あーやっぱり根岸監督って古臭い、という思いが一番強かった。たとえば太宰の女性たちに焦点を当てるなら、そしてそこに今の時代を投影させたいなら、太宰の人物像にもやはり今の時代性の投影がほしいけど、この中の太宰は、人がボンヤリ思い描く太宰像を1ミリも超えていない。浅野は確かに太宰役に向きそうな役者ではあるけれど、そこに頼り切っているだけで、人間・太宰の深みがまるでない。せっかくいい役者なのに、もったいない。それにひきかえ、松もよかった(演技がね。だけどこういう女性像は同性として好きにはなれない。男に都合のいいだけの女だなあ、と思うわ)が、意外なことに広末が、破滅にしか向かえない女をちゃんと表現できていて、よかった。あの人はヒロインなんかではなく、もっとクセのある脇役に転じていったほうが飛躍しそうな気がする。ところで、太宰を少し思い出したついでに、太宰の娘である津島佑子を思い出し、帰りに書店で津島の作品の文庫が書棚にあれば読もうかなと探したら、全然置いてなかった。ネット書店で買ってみようとおもうほどの動機ではないのであえて探そうとは思わないけど、太宰だけでなくその娘もとっくに過去の人になりつつあるということなんですかね・・。 【おばちゃん】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-09-14 13:00:06) |
2.もっと暗くてじめっとした作品かと思ってたけど、意外にも笑えました。 冒頭の地獄車から爆笑です。 そんな縁起の悪いもの廻させるなよと言いたい。 しかも、2回も…。 何かの罰ゲームなんでしょうか? 本編も結構笑いどころ満載で、あり得ない倫理観の連発に笑いが止まりませんでした。 特に妻夫木聡は頭がおかしいとしか思えなかった。 広末涼子の艶かしいエロさも良かったし、全体的によく出来た作品なんじゃないでしょうか。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-07-26 12:32:18) |
1.戦中戦後の時代を背景として夫婦間の機微を描いたドラマは必然的に成瀬作品との親近性も感じさせ、それらは美術セットの再現力や、役者の存在感のみならず、並び歩き、振り返り、借金額、風・雨といったさりげない成瀬的なモチーフにも微かにうかがえる。面会室で遠くに響く汽笛の音、高架下の列車通過音、弁護士事務所の時計音、浅野忠信と広末涼子が心中を図る山中の水音など、静寂を意識させる微妙な環境音の演出が、単調になりがちな固定ショットにリズムを与え、松たか子の働く居酒屋や、列車車両の場面などに差し挟まれるガラス窓越しのショットが愛憎ドラマに客観的なバランスを取らせている。狭い台所・居間・客席の構造が面白い呑み屋(椿屋)のセットや、侘しさ満点の夜間照明、節度あるCGの利用法なども良い。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-11-01 13:37:16) |