194.一言でいうと実に不思議な感覚の作品です。リアルな親子のドラマと父親の語る不思議な話とが交錯し進んで行くのですが、とても綺麗な映像と不思議な画が印象的です。主演のユアンが好青年という感じで清々しくて素敵なんですが、脇役もなかなか芸達者なキャストが揃っていて魅力的です。特にS・ブシェーミとの銀行での再会のシーンが愉快でした。何度も見たくなる作品です。 【ジム】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-18 14:46:31) |
193.《ネタバレ》 いかにもティム・バートンな回想シーンと、ティム・バートンらしからぬ現実のシーンを交互に見せる手法も最初は興味深かったんだが、それも最初のうちだけ。結果的にはティム・バートン色が中途半端になり、全体的にパワー不足で、だんだんと興味の持てない展開に。特にエンディング間際の、露骨にお涙頂戴な流れには、うんざりさせられた。 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-01-07 06:48:46) |
192.ベネット医師(ロバート・ギローム)、どこかで見たことがあると思ったら70年代物議をかもしたドラマ「ソープ」のベンソン執事だったのですね。嬉しかったです。この映画は前半は好きだった頃のティム・バートンの雰囲気で期待していたのですが、後半になり、どんどん人情劇みたいな様相をみせてきて見てるのが苦痛で、ラストにいたっては白けてしまいました。父親のホラ話も今ひとつ楽しく感じられなかったです。おとぎ話は大好きです。嘘の話も大好きです。嘘っぽい話は苦手です。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-01-02 23:14:31) |
191.《ネタバレ》 今ひとつぱっとしませんでした。●ティムパートンってマイノリティへの思い入れが強いですね。今回も巨人や小人、シャムの女性、太った人など盛りだくさん。●父親のほら話が気に入りませんでした。成り行きとはいえ強盗しているんですよね?ベトナムでは機密を盗んでおきながら双子に助けてを求めています。双子と一緒に逃げながらもふところには盗んだ機密を隠し持っている。そこにアメリカらしい汚さを感じました。その双子には仕事を世話することを約束していますが、3年もただ働きさせ、巨人からも搾取してたサーカス団を紹介するのはどういうことでしょうか?反吐が出そうでした。●「大きな世界へ」と活躍する若き日の父親と愚図な幼馴染が対比されて描かれる冒頭もどちらが父親なのかわかりにくかったです。サーカスの団長が狼になったときにピエロが父親を撃つシーンも訳わかりません。銀の弾丸は狼男をしとめるためのものですが。父親に当たっています。しかし、全く痛がる様子もありません。●話をまとめてみます。ほら話ばかりする父親にいらだつ息子が、「ほんとの父さんを教えてほしい」と歩み寄ります。すると父親は「すべてをさらしている」といいます。父親への不信がある息子は父親の話に出てきた町スペクターを訪ね父の素行を確かめます。その結果父親は誠実だったことがわかります。父親に理解を示した主人公は父親にあわせて父の死に様をほら話で話します。満足した父は亡くなります。父親の話は全くのほらではなく事実を脚色したものだったことが最後の葬式のシーンで明らかになります。父親を少し理解した主人公が父の問題点(話を脚色する事)を受け入れたという話ですね。●息子が話した父の死に方は現実にはならず、それを聞いたあとに父親は死んでいます。さんざんひっぱてきた死に方の話もほらだったってことですね。息子は父を毛嫌いしていたわけではなくむしろかなり理性的に接しているのに、それでもほら話をやめない父親が全く理解できません。 【承太郎】さん [DVD(吹替)] 3点(2005-12-31 01:38:32) |
190.なんていう頭の中なんでしょう!!ティム・バートン監督さんってすばらしいですね。『スリーピー・ホロウ』はよく意味がわからなかったので、敬遠していたのですが… 見てよかったです。親っていうものは子供に夢をもたせようとするべきなんですよね。最近の親って現実の厳しさばかりを教えて、勉強勉強ばっかりのような気がします。私は親になったら子供にはいい映画をたくさん見せて、夢を持たせてあげたいって思います☆まあアルバート・フィニーさんみたいにまでいくとやりすぎのような気がしますが。もし私が親からこんな話をされても、信じるのは小学生まで(最近の小学生だとバカにされそう…)で、ビリー・クラダップさんのような反応になってしまうと思います… だからこそラストのビリー・クラダップさんが良かったって思えましたし。こんな豪華キャストで、内容的にもすばらしい作品に出会えて良かったです。私はこのタイトルでなんか魚釣りの話かなとか、おもいっきりファンタジーっぽいのを想像して、見るのを敬遠していたのですが、このホームページでレビューを見たのがきっかけで、見ることにしましたので、皆様に感謝です☆ 【mako】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-24 10:38:29) |
189.《ネタバレ》 禁断とされている「夢オチ」の逆バージョンみたいな映画。妄想だと思っていたことが実は妄想ではなく事実でしたーみたいな。でもはっきりと「事実」と断言できるほど事実ではなく、中途半端に事実だったため、観てるほうは「なんやオチでスケールダウンしとるがな、おもんないやん」とがっかりしてしまいます。 もしそういう映画を作りたいのなら、ラストで「えっあの夢は、実はこんなことやったんや!そっちできたかー!」というサプライズを与えないとだめだと思います。その点この映画は、ただ単に劇中で親父がネタバレをしていってるに過ぎず、ネタバレしているオハナシに感動なんてしようがありません。 ティムバートン監督の作品はこれまでに6作観ていますがが、彼がファンタジーで描く家族愛はいつもどちつかずになっている印象があります。色彩のセンスはわりと好きなのでいつも観てしまいますが、やっぱり好きになれない不思議な監督です。 というわけで、5点。皮肉ではなく、この作品に素直に感動できる方がうらやましいです。 【708】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-12-11 17:46:09) |
188.《ネタバレ》 話にも登場人物にもいくつかは確実に事実が存在していたことが判ったし,何より奥さん一筋でした・・・めでたしめでたしという無難なラスト.いい映画ではあると思いますが,なんか退屈で感動とまではいきませんでした.自分が親父嫌いだからかな? 【マー君】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-12-11 15:11:26) |
187.ティム・バートンにしては題名綺麗すぎてダメでしょよ。ビッグ・フィッシュですか その題名と評判からずっと気になっていた作品であったことは確かなのですが、ティム・バートンにしてはちょっと綺麗な題名過ぎたのが敬遠材料となってしまってました。でも結局のところは黒なまずだったわけだから、いっそティム・バートン風にブラックキャットフィッシュであってほしかったかな なんて思ってみたりして。 なんかしらいちいちいちゃもんでも付けてしまいたくなってしまうくらいに綺麗なお話でした。でもやはり少しくらいはダークさが欲しかったよなというのが正直なところです。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-12-04 21:42:57) |
186.NHK教育テレビあたりで、平日の真っ昼間に子ども向けに放送していそうな、無名のつまらんアメリカ映画といった雰囲気の作品でした。これは大人の鑑賞に耐える映画ではないように思えます。子どもが見てもやっぱりつまらないと思います。ほかの方々の感想を読むと、好き嫌いがはっきり分かれているように思います。たぶん主人公のお父さんのような人とうまくやっていける人は、この映画が好きになると思います。私はあのお父さんのような人が自分の父親だったら、すごくウザく感じると思うので、この映画を見ているだけで気分が悪くなってきます。 【チョコレクター】さん [CS・衛星(吹替)] 2点(2005-11-29 19:55:26) |
185.ファンタジックな部分と現実の部分のバランスがとてもよかったように思える。父と子の関係って確かに微妙なんだよね。その辺は結構うまく描けていたのではないかな。「嘘でもそっちの方が好きだ」というのがこの映画の全てではないか。実際にあったことだけでなく、考えたこと、悩んだこと、本当はこうしたかったという願望までも含んで人生ではないのかということかな。 【思込百遍】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-28 15:51:05) |
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184.すいません、お恥ずかしい話、良くわからなかった・・・。絵本を読むように見ればいいのか?、それともきっちりストーリーをたどるほうがいいのか?、判断がつかないうちにエンドクレジットが流れてました。残念。 【ぽん太】さん [DVD(字幕)] 3点(2005-11-27 11:30:44) |
183.《ネタバレ》 素直に観れば、面白い映画でした。ソフトなティム・バートンもまたよし、って感じです。 ただ、何故息子が父をあんなに嫌悪するのかが、ちょっと私にはわからなかった。 やはり、父と息子というのは、そういうものなんでしょうかね? 【としこふ】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-25 21:41:37) |
182.笑いに包まれた、暖かくてやさしい物語でした。エンディングへの伏線が素晴らしく、映画館でエンドロールが終わっても頬を伝うものがありました。最後には最高の形で息子に理解を得られ、葬式では関わった人大勢に弔ってもらって。涙はあるけれど決して悲嘆にくれるばかりの涙ではないはず。幸福な死。最大の理想ですね。 【スペクター】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-11-23 02:00:41) |
181.《ネタバレ》 あんなとーちゃんがいたら、やはり「ええかげんにしぃや、おとーちゃん」って気持ちになるんだろうな、きっと。でも山場で「でもそのほうが楽しいじゃん」っていうセリフ、これにすべてが込められていたのかな...確かに気持ちはわかるけど、自分としてはそのへんがいまいちしっくり来ません。でもファンタジー度全開でかなりつかまれたので、高得点です。とーちゃんの法螺話の世界観が、やはりティム・バートンで、素敵でした。 【んぽ】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-20 02:41:57) |
【よしふみ】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-11-20 01:19:03) |
179.病室のシーンは感動でした。親父さんの話がもう少し面白ければ尚良かったと思います。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-11-10 18:17:32) |
178.息子にとって父親の存在は実に微妙だ。お手本にしたい気持ちと手本にしたくない気持ち、父親を超えたい熱意と超えられないあきらめ、真似したくない気持ちと知らずに似てきている自分などなど、その複雑な感情は思春期以降、何かしら抱くものだ。この映画、出だしから父親のロマンあふれるホラ話で展開し、大人になった息子の確執もコンパクトにまとめたおかげで、それ以降の描写に充分な時間を費やせた点でよく出来ている。ホラ話が大きければ大きいほど見ているものは現実とのギャップに物悲しさを覚え、息子自身がそれを受け入れるバーが高くなることを意味する。したがってラストの息子自身の作り話が効いてくるのだ。ただ、少し物足りないのは、見ている私たちに息子の心境の変化が少しわかりづらいこと。あまり知られていない俳優だからかもしれない。目で演技の出来るもうひとつ上のランクの人が良かったかもしれない。たとえば、若き日の父親役イアン・マクレガーが息子役でもいいかもしれない。一方、年老いた父が若き日とあまりに一致しない配役も少し気になった。最後に登場する人々がそのままということを考えると、若き日も年老いた現在も同じ俳優で良かったのではと思ってしまう。しかし相変わらず、ティムバートンは意外な作品を繰り出してくる。今回はインコースの高めぎりぎりの直球。思わず手が(涙が)出た。 【やしき】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-11-04 21:34:56) |
177.良かった素晴らしかった~~。最後は感動して目が潤みました。 ここまで純粋にストーリーを組み立てている映画って最近なかなかないですよ。 どこかみんなひねくれて、他の作品とかぶらないようにしようとしている。 この作品も決してストレートではないけど、中身の一つ一つは非常にストレート。 映画の面白さがたっぷりつまっています。 【坊主13】さん [地上波(字幕)] 9点(2005-11-04 20:28:34) |
176.《ネタバレ》 ビックマウスなんでしょうね。どこまでが本当の話で、どこからがホラなのかが判らなくて、判らなくても良いんでしょうが、そこがひっかかってしまって・・・。ただ自分と照らし合わせてみると、親の言うことというのは素直に受け止めれてなくて「それじゃダメなんだよ」と教えられた映画でした。最後の息子に物語を作らせるところは、自分が想像した物語と同じだったので、すがすがしかったです。 【お好み焼きは広島風】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-11-03 00:04:07) |
175.《ネタバレ》 人生を楽しめ、ってことなのかな?かなり良かったけど気になる点がふたつ。ひとつは恋人が非常に理想化されて描かれていたのが今現在のお母さんが出てくることで台無しになっていた点。もうひとつは恐らく非常に現実的な人間だったであろう父親がどういう過程であんな法螺吹きになったのかが描かれていない点。ラストの葬式のシーンはどう解釈すればいいんでしょう?多少の誇張はあったが話は基本的に本当だった?にしては出てきた人たちが全然歳をとっていないのが不自然だし(今の知人を勝手に昔話に登場させた、という可能性はありますが)、医者の話からも大きな魚が指輪を云々という話は作り話だと判断できるし。あともうひとつ、特撮もなかなか見事だったのだからついでにユアン・マクレガーのおでこの皺もCGで消しておけばよかったのに。 【Robbie】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-11-01 07:43:31) |