264.画面を舞う白い鳥の羽とかわいい音楽のオープニングでもうわかってしまいました。これは「おとぎ話」。こんな出だしのホラーやスペクタルは絶対にないのです。この映画を「おとぎ話」として見てくださいよ、という製作者の合図みたいなもんです。そしてアメリカでは「おとぎ話」はサクセス・ストーリーと相場が決まっています。主人公が母子家庭に生まれてIQが特殊学級すれすれの75というのも、「こいつは何かの才能(たとえば数学や音楽の)や環境に恵まれてラッキーだった。」なんて言わせないようにするため、主人公がひたすら走ったり卓球の球を追ったりする才能(?)に恵まれたのは知能が低くて要領が悪いせいだし、誰かが大金をくれたり、嵐の時に自分の船だけが助かったりするのは・・・あまり目くじら立てないでおきましょう。「フィラデルフィア」や「アポロ13号」で知的な役を演じたトム・ハンクスがIQ75の主人公を演じている様は「レインマン」で自閉症の男を演じたダスティン・ホフマンを彷彿とさせます。主人公のセリフに耳をよくすませると私たちが中学校で習うレベルの英文法の間違いがたくさんあります。ご苦労さまでした。 【かわまり】さん 8点(2004-01-29 12:09:11) (良:2票) |
263.ショー・シャンクが「必死に生きる」尊さを訴えているとするならば、この映画は「生きる」ということそのものをテーマにした作品だと思いました。我々は現世で生きていくうちに次第に小ざかしくなってしまい、人生に意味や目的などがあるように錯覚しているだけではないのか?そしてうまくいかない現実を目の前にして、神や他人や自分のせいにしてしまっていないか?そうではなくて、今生きているということ自体が美しいのだ、ということを訴えているように感じました。フォレストにまつわる幸運の数々、人を幸せにしていくエピソードを、彼自身が叙事詩的に語ることによって、何の駆け引きもない、命と命の触れ合いを描き出しているように思いました。歴代大統領やヒッピー文化、ベトナム戦争は、さほど重要ではないのではないでしょうか? 【神谷玄次郎】さん 9点(2004-01-22 02:23:57) (良:1票) |
262.アメリカ文化(というか歴史全般)に疎い私が最後まで飽きずに見てられたのはガンプのキャラクターのおかげ。知らず知らずのうちに周りの人を幸せにしていくガンプ、見ていてニンマリしてしまったよ。ガンプJrがのちに天才子役として一世を風靡するというのも「ご縁」ですね。 【ぽめ】さん 7点(2004-01-21 18:42:09) |
261.《ネタバレ》 えびで儲けるところとか卓球のところは好きだけど、「うちは技術力あるからこんなん出来ます~」みたいなあざとい昔の映像との合成はいらない!ベトナム戦争のところとか随所にナンセンスの仮面を被って妙に説教じみた感じがして嫌だった。もっとお馬鹿映画に徹してくれれば良かったのに。 【わーる】さん 5点(2004-01-21 01:31:50) (良:1票) |
260.アメリカ激動の時代を飄々と生きたガンプに、言葉では言い表せない魅力を感じてしまう。彼をとりまく人物達にも強い個性があり、物語を引き立てている。アメリカ文化史と良質のファンタジーを、説得力ある映像でうまく融合させた、お手本のような作品。トム・ハンクスの演技力のすばらしさは、いまさら書くまでもない。「アメリカ文化」に拒否反応を示す人は観ないほうがいいだろう。 【はたらきばち】さん 8点(2004-01-18 07:12:18) |
259.いい映画でした。IQにハンディを持ちながらも母から教えられたこと、自分の信念を胸に堂々と生きるフォレストに感動しました。あとフォレストが偉人と話すシーン、あれは名シーンですよ。どんな映像でもつくれるVFX全盛の時代ですがあれはどうやってつくったのでしょう? 【浜乃神】さん 9点(2004-01-18 00:59:54) |
258.とても有名な作品ですが、苦手な映画だと思い込みずいぶん長い間、観ることはありませんでした..予想と違い、堅苦しいということはなく、笑いあり涙ありの人生が淡々と、そして足早に展開します..なぜか笑える、なぜか笑えず泣ける、といった見所満載でした.. 話はそれますが、北野武監督がぼやいていたのを思い出しました..「最初の羽根がゆらゆらと飛ぶシーンがあるだろ、あれだけで(製作費で)俺の映画一本撮れるんだから..」 ハリウッド映画、恐るべし.. 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2004-01-15 12:37:34) |
【亜空間】さん 8点(2004-01-14 16:32:56) |
256.まず障害者を「純粋な人間」とするステレオタイプが受け入れられないし,近代アメリカ史の名場面で観客の歓心を買おうとするあざとさにもついていけない。この映画は確か「映画化不可能といわれた原作を,最新CGが可能にしました」みたいな触れ込みだったと思うが,こういう映画は大抵つまらないと相場が決まっている。ゼメキスよ,そうまでしてオスカーが欲しいのか?安直でステレオタイプな安っぽい感動,「当時」最新のCG,アメリカ人だけにウケる筋と演出....無駄だ。映画の出来としてはよいが,「それだけ」というのが私にとって最悪である。八方美人で尺の長い映画ばかりにオスカーを与え,才能を無駄遣いさせるアカデミー賞は本当に罪なものであると思わざるを得ない。 【veryautumn】さん 2点(2004-01-14 11:13:39) (良:5票)(笑:2票) |
255.《ネタバレ》 ダン中尉!!ダン中尉!!ダン中尉スッゴイ好きです!ダン中尉を慕ってるガンプの気持ち、スッゴイわかります!!ガンプをバカにした売女を怒るシーン、スッゴイ好きです!でも、このシーンちょっとせつなくもなります。。。 【グングニル】さん 8点(2004-01-11 21:26:25) (良:1票) |
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254.障害者といっても、それほど重いものではなく、笑える程度のものだったのは好感がもてた。でもあそこまで上手くいくガンプの人生はちょっと不自然かな。それなりに良かったとは思うけど、この映画がショーシャンクを抑えてのアカデミー作品賞とは・・・。まぁ好みは人それぞれですけど。 【kazu】さん 7点(2004-01-11 19:39:23) |
253.どんなに賞賛されても、どんなに成功を収めても、欲しかったものはただひとつ。それはジェニーの愛。時代のうねりに晒され、数奇な運命に直面しながらも、彼女を想う事、それが彼のすべてだった。彼女の墓前での涙・・・。切なすぎるよ。皆様のコメントをすべて読んで、少しぐらついたけど、やっぱり私は10点付けます。だって本当に感動したから。フォレストの気持ちに本気で涙したから。こんな感情移入主体のコメントですみません。でも私はこの映画が大好きです。 【ガーデンノーム】さん 10点(2004-01-10 10:32:05) |
252.大好きな映画!!ガンプのピュアなところがいいっすね~。あんだけやる事やる事うまくいったらいいやろな~・・・音楽もいい。 【ピニョン】さん 10点(2004-01-08 23:21:07) |
251. 1人の人間の人生を描いているので、これだけ時間がかかってしまうのは仕方がないのかもしれませんね。これを2時間にまとめられたら駄作で終わっていたと思います。この作品はこの長さが、ベストだと思いました。 【映画の味方】さん 7点(2004-01-07 17:08:40) |
250.フォレストの長い自慢話をずっと聞かされている映画…。それなりに良いエピソードもあったと思いますが眠かったですごめんなさい。 【どろ】さん 4点(2004-01-03 23:14:01) |
249.この作品はアメリカ人にとってはたまらない面白さがあるんだろうなあと思う。私としてはフォレストと近代アメリカの歴史との関わり方が面白かったです。その発想がいいんですよね。エルヴィスとのエピソード、ウォーターゲート事件が気に入ってます。歴史に残る大スター、事件に実は名もない知的障害者の打算のない自然な行為、行動が深く関わっているなんてドラマチックじゃないですか。スマイリーはちと無理があったかな?トム・ハンクスはハマり役でしょう。でもね、ロビン・ライト・ペン演じるジェニーはちょっとねえ、放浪癖があるのかしら?言い方は悪いけど、知恵遅れのフォレストをなんとなくうまく利用してるような感じを受けました。都合のいい時だけ戻ってきては去っていく。最後は突然呼び寄せて「あなたの子よ」って、いくらあのウィルスに感染したからってちょっとあんた、それはないでしょって感じ。フォレストの純粋さがうれしくもあり、不憫でもありました。自分の子と知らされ「頭はいいの?」と聞いた時はたまらなかったわ。登場人物はそれぞれ重いものをしょって生きているけれど、さらっとテンポよくコメディタッチで描いたところがよいですね。 でも「一期一会」ってサブタイトルはいらないよね。 【envy】さん 8点(2004-01-02 22:23:03) (良:2票) |
248.中尉の人間臭さがガンプの浮世離れを増幅させていると思った。 |
247.なかなか良い映画と思いますが、あきらかにショーシャンクよりは落ちる、でもアカデミー賞受賞。アカデミー賞には第三の力が作用する事を証明した作品になりました。 【 バース】さん 9点(2004-01-01 14:15:52) |
246.長い・・・長すぎる。架空の男の人生を長々淡々と見せられてもねぇ。これこそ、アメリカン・ドリームといわんばかり。ま、私にとってみれば、この映画こそが一期一会なんじゃないかと思う始末ではあるが。 |
《改行表示》245.これを「ザ・ハリウッド映画」と言う。私がかつて見た中でいい意味でも悪い意味でも最もハリウッドな映画だ。 驚くほどのご都合主義の展開で、主人公のことも観客のことも小馬鹿にしているような気がした。ほーら、こうやると感動するでしょう?いい映画でしょう?いいお話でしょう?という感じ。 一番意味不明だと思ったのはワシントン記念塔の前に集まる群衆の前で主人公とヒロインが駆け寄って抱きしめあい、群集がワーッと歓声を上げるシーン。そりゃないだろ? ほーらここは感動するとこだよー、ワ~って歓声上げるとこだよ~とスクリーンの前の人にとてもわかりやすくアピールしている。 でも、そこに感動できるような脈絡は見当たらず、私は逆に白けた。 確かにSFXを駆使した歴史とのこじつけや複線は面白かったし、ラストはしんみりもさせてもらった。 でも、だからといって、この映画を感動作と呼んでしまったら、人の心の機微とそれを感受する可能性が蹂躙されてしまうような気がしてしまう。 【よしの】さん 6点(2003-12-30 20:17:48) (良:2票) |