58.《ネタバレ》 日常とはかけ離れて見える白黒の画面に ポツンとsomeone elseではない鮮やかな赤が一つ。 この映像センスは抜群でした。 鑑賞前の期待を裏切らなかった素晴らしい作品です。 |
57.ええ話やな~ いやいやこれは率直に泣ける。人のやさしさにコレほど感動できるとは・・・それも、この映画はノンフィクションというのだから、余計に感動できる。 スティーブン・スピルバーグの記念すべきオスカー賞受賞映画! 【SAKURA】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-02-24 13:12:53) |
56.史実との違いが色々と言われていますが間違いなくスピルバーグの傑作の一つでしょう。次の日、しっかりと休める環境を確保してから見ましょう。内容はヘビィ級の重さです・・・ 【Junker】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-12-30 23:42:54) |
55.前編と後編、二日に分けて鑑賞したのだが、間に挟んだ夜はなんだか神経がざわざわして、夜中に何度か目が覚めてしまった。 もちろんホロコーストのことはいろいろな書物や映像である程度の知識を持っていたが、この作品を観ると改めて衝撃を受ける。映像の残酷さでいえば現実の映像には敵わないだろうが、たとえばシャワー室に入ったユダヤ人女性たちが次第にパニックを起こしていく場面に見られるような、ユダヤ人たちの心情に沿った表現はまた違った意味で衝撃的だ。選別、ゲットー解体、収容所の建設など、猥雑で殺伐とした雰囲気、埃っぽい空気の臭いまで伝わってくるようだ。 これほど画面を前に体を強張らせた作品はなかった。彼らの恐怖を(ほんのひとかけらにせよ)体感できる。これは資料映像ではない、映画だからこそできたこと、映画がやらなければならなかったことだと思う。 【no one】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-01-25 17:52:06) |
54.この映画では映像の力と言うものを考えさせられる。ゲットー解体シーンの圧倒的迫力とナチスの残忍性は強烈なインパクトで見る者の心に深い衝撃を与えるとおもう。こんな事が許されていいのかと感情的に思った事は理性あるものだったのか。この映画を思い出すとき対極的だがナチスの美しい集会の映像も頭に浮かぶ。勿論スピルバーグ本人はプロパガンダ映画を作ったという気はさらさらないのだろうけどそれほど衝撃的で感情を捕らえる魅惑的な映画だった。 【ぷうボス】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-10 23:30:35) |
53.まだ学生の頃この映画を見てえらく感銘を受けたのを覚えています。 小説なんか買って読んだりしたな~。 本当いい映画のお手本ですよね。時代背景とかも勉強になるし、しっかりと後世に残さなくてはダメです。 【坊主13】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-03 15:56:41) |
52.《ネタバレ》 シンドラーの凄さを感じた!シロクロってのには少し抵抗があったけど、いい作品だと思う。最後のもっと金があれば・・・、このバッチで1人救えた・・・、のところではぐっときた。 【ビリー・ジョー】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-03 13:21:38) |
【ばかぽん】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-07-26 14:58:10) |
50.ひさびさに泣きました。このような映画を娯楽として楽しんでいる自分に-1点(←偽善的)。皆さん偽善偽善と書かれてますが、いったい誰が偽善者なの?そりゃシンドラーさんは苦い偽善の味を噛みしめたはず。だって全員は助けられないんだから。映画監督は観客を楽しませるために映画を作ってるんだから、偽善という評価は当てはまらない。この映画を楽しめず、「偽善だ」としか評価できない人こそが、偽善者でしょう。この映画を観たら、ほかに考えるべきことがあるはず。これは評価されてしかるべき映画と思います。 【よしふみ】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-06-06 12:44:47) (良:3票) |
49.「リスト」をタイトルにしていながら、そのリスト作業が出てくるのはごく一瞬。それに向けて、シンドラーとゲートの対照軸を中心としながら、一つ一つのシーンを地道に積み重ねているのが素晴らしい。中心の2人すら、作品の中では突出した脚光を浴びることはなく、あくまでも全体の進行の中で、無数の登場人物と一体となって描かれる。だから、この作品は、当時の「世界」を明確に写実化したものとして、大きな説得力を有するのである。そして、さらにインパクトを残しているのが、重量感と立体感あふれるモノクロの映像、とりわけ光と影の使い方と、ジョン・ウィリアムスの気品に満ちた音楽。3時間半があっという間。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-03-30 03:32:27) |
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48.《ネタバレ》 『戦場のピアニスト』とは若干異なり、こっちはドイツ人視点で描かれてますね。だからでしょうか、ずいぶんと優雅に毎日を過ごすシンドラー(リャム・ニーソン)がちょっと嫌味に映ってしまいました。最初は自分の経営する工場のことしか気にしないシンドラーでしたが、徐々にその工場をユダヤ人を助けるために使い出すシンドラーがとてもうまく描写されています。 「この車一つであと10人は助け出せたのに・・・」というセリフはあまりにも悲しく、心に響きます。「あんたは充分やったよ。」って声かけてあげたかったです(泣)。オレとしては「この車一つであと10人…」ではなく、「シンドラーがあと10人いれば1万人の命が救えたのに・・・」と感じました。 この映画を観ても、そしてその評価を見ても、もはや戦争なんてものは愚かなこととしか言えないものだということは言うまでもないはずなのに、なぜ今の世の中にはいまだに人種間の争いや差別による戦争が絶えないのでしょうか。 【TANTO】さん 9点(2005-03-24 01:46:47) (良:1票) |
47.《ネタバレ》 実はこの映画を見てからもうしばらく経つが、あまりにも一言二言では表すわけにはいかない作品なので、レビューをしようとしてもなかなか上手くいかなかった。つたない言葉ではあるけど、記憶をたどってやっとレビューしてみようと思う。私はユダヤの映画が好きだ。どんな映画が好き?と聞かれてノンフィクションと答えるとかなり高い確率でシンドラーのリストは見たかと聞かれた。まだ見ていないと答えると見るべきだとたくさんの人が言った。ずーっと見ようと思っていたけど、その度に何故かためらう。暗い気持ちになる準備がなかなかできていなかった。レンタル屋でこのDVDを何度手にしたか。その度に「この中には凄まじい残酷が詰まっているはずだ」というまだ見ていないにも関わらず思い込んでしまっていた。そんなことを繰り返して何度もたったある日、遂に見ることにした。夏の夜中に一人で見た。3時間も経っていたとは。全然長さを感じず過ぎてしまった。まず白黒っていうのが良い。カラーよりもずっとリアルに写っただろうと思う。その証拠が赤いワンピースの少女のシーン。あのシーンは残酷ですよね。全裸で走らされるユダヤ人達の群れ。シューティングゲームのように無差別に狙われ打たれる人々。それをあたかもひとつのストレス解消法のように楽しむ中佐。地下のトイレに息を潜めひっそり隠れる少年。それらのシーンが印象的で今もなお鮮明に焼きついて忘れることができない。また、ラストにもっと多くの人を救うことが出来なかった自分にいらつき、後悔に暮れ泣き叫ぶシンドラーの姿はこの映画の鍵と言うか、なんというか言葉が浮かばないが、とても重要なシーンとしてみなさんの記憶にしっかりと残っているのだと思う。私も思わず泣いた。最後の最後にシンドラーによって命を救われた人々が出演俳優とシンドラーの墓に石を置いていくカラーのシーンもまた良い。実際の人々が出演することでこの人があのシーンの人か、あの少年は今は私の父親世代のおじさんになったんだ、とか時代の流れを感じることが出来るから。とにかくいい映画を見せてもらった。映画で歴史を知るってなんて素晴らしいことなのだろうと再度実感した。シンドラーの行動によって生きることが出来た人達の子孫がこの世に存在する限り、自分が生きているこの奇跡を知るためにもこの映画を次の世代に伝承して欲しいと願ってやまない。 【未歩】さん 9点(2005-01-12 21:09:47) (良:2票) |
46.全編リアルな迫力があり、最後まで衝撃の連続でした。最初の山場、ゲットー解体の場面では本当に震えました。本当にあった話か?、というより、嘘であって欲しい…と思わずにはいられないほど残酷な場面の連続。最後のご本人達の登場で、これがたった約60年前の出来事だという現実を改めて知らされます。映画だから全てを事実に忠実に再現したわけではないかもしれないけど、ホロコーストの悲劇の生々しさをリアルに再現し、物語もきちんと作られているあたりはとても見事です。あまりにショックで三日連続で見てしまいました。 【プミポン】さん 9点(2004-10-07 02:12:21) (良:1票) |
45.最後のカラーになるシーン。スピルバーグは未来に残すためにあのシーンを入れたんですね、きっと。どんなに実話に忠実でもこれは映画だよねって安心して見ている側の心理なんか、本当にあの地獄を耐え抜いた人たちが生きて歩いてるところを見ると吹っ飛んでしまうよ。もう皆さん高齢だしあの人たちが全て死んでしまったら、昔こういうことがありましたで終わってしまいそうになるんだけど、それがただの歴史ではなくて現実だったんだと認識させてるのが最後のシーンだと思う。映画としてはあのシーンはいらないと思うんだけど、50年後、100年後には必ず価値のあるシーンになる。 【たろさ】さん 9点(2004-06-21 00:30:05) (良:3票) |
44.《ネタバレ》 イメージだけで避けてた映画。鑑賞して、映像の迫力、ストーリーの重さともに圧巻です。 もっと早く見るべきだった。シンドラーのラストの言葉「努力すればもっと救えたのにしなかった」は一部の人しか救えない慈善活動なんてある種の悪だと考えていた私の胸に強く打つ言葉だった。 【ナノーマル】さん 9点(2004-06-13 18:14:22) (良:1票) |
43.スピルバーグがアカデミーを受賞するかどうかなどどうでもいい。(アカデミーを受賞されてない映画でも良い映画はたくさん有るからね。)この映画を作った事に意義がある。 【ボバン】さん 9点(2004-06-07 22:49:20) |
42.長い映画は苦手なのですが、この映画は全く問題なし。素晴らしい! 【リーム555】さん 9点(2004-06-07 15:32:01) |
41.《ネタバレ》 劇場で観終わった後、下痢しました。戦争の不条理に消化できなかったんだと思います(ちなみに「戦場のピアニスト」も)。ナチスの建築設計に口を出す女子大生が”パン”って撃たれてフニャっとしちゃうとこ、ナチス2人がユダヤの子供を抱えているとき別なナチスに撃たれちゃうところ、人が簡単に死んじゃって怖いです。子供たちが列車で連れて行かれそうになった時、それまで黙って撃たれて殺されるだけのユダヤの人でしたが、お母さんたちが勇気を出して助けようとするところ、感動しました。 【★ピカリン★】さん 9点(2004-06-06 13:33:31) |
40.《ネタバレ》 この映画、実はフィクション(作り話)だとされている。どこまで作り話かは判らないが、実際オスカー・シンドラーという人物は実在し、1200人ものユダヤ人を結果的には救った人物であることは間違いない。 ナチスにおけるユダヤ人への大虐殺を目のあたりにしたシンドラーが見かねてユダヤ人を救ったかどうか?真実は分らないし(自分の利益の為にユダヤ人の労働力を利用しようとしてただけとの説もあるし・・・)最後の方の場面(この指輪を売れば2人は救えた・・・の所)なんか盛り上げるための演出で有ろうとは思うが、少なくてもユダヤ人に対する虐殺をここまでリアルに作りあげた作品として価値があるとおもう。 アカデミー賞狙いだ!との声も多々有るが、多くの人がこの作品を見て、人間の愚かさや、戦争の恐ろしさを改めて実感出来ただけでも、賞を受賞した意義が有るとおもう。 【みんてん】さん [映画館(字幕)] 9点(2004-06-04 12:23:17) |
39.《ネタバレ》 舞台はポーランドで、クラクフゲットーの話が出てきました。ロマン・ポランスキーもクラクフゲットーにいました。 主人公が、最初は金儲けのために、ユダヤ人を雇っていましたが、ナチスの(SS)残虐極まりない行為を見てきて、だんだんと人間が代わっていった。あれが実話だったというのは、とても悲しいものでした。あんなことが起こったということは、もしかしたら私たちにも起こるかもしれない。と思ってしまいます。 内容的には10点ですが、現在のパレスチナ人にしている行為は、まったく変わっていない気もします。もしかしたら、ユダヤ人はどうやったら人間を、恐怖のどん底に落とせるかを学んだのでは?そう思ってしまいます。 あまりにもユダヤ人を美化しすぎだと思いますが、これは間違いなく名作です。 【マック】さん 9点(2004-05-04 12:09:36) |