15.心にじいんと温かさが滲み、自然と目頭が熱くなりました。 【K】さん 10点(2004-05-17 16:40:51) |
14.私が10点をつける(たい)と思う映画は、完成度や芸術度などの専門的なスキルなどではなく、私にどのような影響を与えたかで判断しています。この映画、観る人によっては説教くさい、理想的すぎて現実味のない話に思えるでしょう。しかし、私はこのような人の生きる道の理想を掲げる事の簡単そうで難しいテーマを扱った物としては、心を揺り動かされる感じがしました。多くのエピソードを絡めて若い医者の成長していく姿を自分に重ね合わせていました。黒澤作品の中では一番好きです。 【クルイベル】さん 10点(2004-04-30 11:46:52) (良:1票) |
13.三船さんはこういう役が良い。ニヒルではなく、何かをするために度胸とユーモアがあるというセクシーさが必要。 【セクシー】さん 10点(2003-12-14 18:46:41) |
12.ヒューマンドラマとしては「生きる」よりも、こっちのほうがわかりやすく、最後にすっきり終わる形なのがとても良かった。個人的にはテーマ曲も好きだ。 【ボーリック】さん 10点(2003-12-09 01:28:06) |
11.師弟関係と病人への視点から新人医師の人間的成長を描く本作はとても素晴らしい映画でした。たとえ新人でなくとも、まず出世ありきと考えてしまいがちなところを人間とは何かに焦点を絞って教えてくれる映画ですね。失ってはならない大切なものがこの作品にはいっぱい詰まっています。 【たにっち】さん [DVD(字幕)] 10点(2003-11-29 04:57:33) |
10.これぞ黒澤の集大成であるでしょう。いろんな技術、手法を存分に取り入れている。重苦しいムードだが最後は明るく締めるとこは黒澤らしい。前半の佐八のエピソードなどもよかった。素晴らしい役者陣がピリッと利いている。頼むから、江口洋介なんかを使って安っぽいリメイクを作らないでほしいものだ。フジテレビよ 【たましろ】さん 10点(2003-10-21 23:54:28) |
9.ほんとに上手い役者さんばっかり。(加山雄三は・・?)山崎努の雪にシーンが余りにも美しい。黒澤映画の中で唯一感動するラブシーンです。 【メイシー】さん 10点(2003-03-03 13:11:04) |
|
8.素晴らしい人間ドラマでした。前半の保元の赤ひげへの反抗が度重なる人々の壮絶なドラマを目の当たりにして徐々に考えが変化していく過程とかも良かったです。三船敏郎の赤ひげも本当に素晴らしかったです。実際、髭を薬品か何かで赤っぽくしたらしいです。カラーでも見てみたかったような・・2002年の年末にフジでやった江口洋介の「赤ひげ」を見て内容は別としてあの貧相なキャスト陣に猛烈な物足りなさを感じてドラマを見た後に黒澤版が見たくなってしまいました。「救命病棟~」で医者役やっていたから安易にフジの連中が江口をキャスティングしたとしか思えなかったです。もうこれっきりにして欲しい・・長い余談、失礼しました。 【まりん】さん 10点(2003-02-25 20:04:31) |
7.長い映画なんですが見ごたえがあります。加山雄三の役どころは現代の若者にも教訓になることでしょう。赤ヒゲは小林圭樹さんのTVものしかみてなく、あれは赤ひげしかめだってなかったけど映画は保本(字がわからん)の医術者としての成長の物語でもあるんですね。もっとNHKなぞは放映すべきですね。 【うーたーまん】さん 10点(2002-12-21 02:45:24) |
6.高校の頃ってさ、一番スカしてる時期って言うか・・・私学特有の教育の一環みたいな感じで公会堂に観に来れば出席点やるよって言われてみんな無理矢理見せられた記憶のある映画。誰も見ないでしょう?クロサワの「赤ひげ」っつったって。音楽、ファッション、セックス(女性というよりもネ)にしか興味の無い輩集めて・・・だよ。もうホントに無理矢理見せられて・・・ところがさ、面白いんだコレ!最後なんて80人近い生徒がみんなひとつになってんの。爆笑のタイミングも一緒。あれはミョーな一体感があったなぁ・・・。映画が本当の意味でプロパガンダなどに効果があるという事を教えてくれた作品。 【シュールなサンタ】さん 10点(2002-11-03 11:38:41) (良:1票) |
5.黒澤流ヒューマニズム、ここに極まれり、だね。中でも、佐八の恋物語のストーリーが僕は特に衝撃的でした。雪の降る中での、出会いのシーンの美しさや、祭の日の再会での、風鈴の音の使い方。何とも言えず、ああ日本映画とは、こんなに美しい描き方をしていたのか、と思ってしまう。そして、何よりも「佐八」の心根のやさしさ、現代人には、ちょっと理解し難い部分もあるかも知れないけれど、昔の日本人は、こういう考え方をしたんだろうね。司馬遼太郎氏の傑作、「竜馬がゆく」のなかでも、竜馬が、さなこに(もし、同時に二人の男から想いを寄せられたら、あなたならどうします)と聞かれて、彼女は、(さなこなら、川に身を投げて死にます)と答える。今だったら、「馬鹿じゃない?」と言われそうな、この発想。でも、昔の日本人ってそうだったんだね。いずれにしても、「赤ひげ」一度は見ておいて損のない作品ですね。可憐で、いじらしくて、せつなくて、そして力強い日本映画が、ここにあります。 |
4.人間とはという意味で一番考えさせられた映画である 【放浪者】さん 10点(2002-04-17 08:48:07) |
3.心に迫ってくる作品群。自閉症(?)になってしまった女の子が拭き掃除ばかりしているシーンも印象深かったが、金持ちの娘(狂女)の小間使い-診療所の先生と恋仲にあった-が地面に頭すりつけて謝るシーン、かわいそうで見ていられなかった。ただ謝るしかないという場面ってあるよね。自分が幸せだから余計に悪いような気がして・・・ 【Tomo】さん 10点(2002-02-22 21:34:40) |
2.黒沢明はやることがもう一周した、これからどしようと考えていたのではないか・・・なんて僭越な事を考えてしまうほど熟しきった作品。三船も一緒に落ち着いた演技が似合う人になっていた。これ以降黒沢は傑作を作っていないと思う。それぐらいこの作品は最後の輝きをもっていた。ブラームスの交響曲第1番そっくりの主題曲も大好きです。でかい、太い、重いセットもお気に入り。 【チューン】さん 10点(2001-09-29 15:37:05) |
1.黒澤監督の集大成に相応しい作品。本当に良い作品でした。 【ます】さん 10点(2001-08-03 17:50:02) |