40.《ネタバレ》 見たのは凄く前なので詳細は忘れてしまいましたが、少し長かったけど見応えのある映画だったのは覚えています。最後の献花シーンが特に印象に残ってますね。 この手の作品は評価が難しいと思いますが、お涙頂戴的なただのエンターテイメントだと言ってしまうのは歴史を否定してるみたいで納得いかないかな?歴史の重さを感じながら見て貰いたい良い映画だと思います。 【鉄仮面】さん [地上波(吹替)] 7点(2009-01-28 12:02:13) |
39.ユダヤ人虐殺と、ユダヤ人を救った男をテーマにした重厚で陰惨な映画。長丁場ですが、見させる力は十分。にわかにコメントし難いですが、意義ある一本。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-05-20 18:19:00) |
38.《ネタバレ》 私はこの映画を戦時における美談モノとしては価値を見出していない。それよりも「非常時において普通の人間はどのように変貌し得るか」というテーマを描いたものとしてみるときにこそこの映画は輝いて見えるような気がするのだ。 実業家オスカー・シンドラーと収容所長アモン・ゲート。二人はこのような非常時でなければ多分極普通の人間としてその生を全うしたのかもしれない。むしろ怪しげな山師的性格のシンドラーよりもゲートのほうがきっと真面目で世間により認められる人間になったとしてもそれは別におかしくもなんともないことだったろう。 だが、この狂気の時代にゲートはその気分で人間をあやめても平気な悪魔になり、山師シンドラーはその財(もともとユダヤ人を助ける羽目になったそもそもの目的)すらも投げ打ってユダヤ人を助けるのに奔走するようになる。この展開は本人すら思ってもみなかったことであったろうに。 悪魔のようなゲートにすら良心の呵責がまるでなかったわけでもなかろう。確かゲートがシンドラーにこんなふうに尋ねるシーンがあった。 「どうして君はそんなに満ち足りていられるのか?」 「それは赦しているからだよ、君にも出来るだろう?」 ・・・君にも出来るだろう?だがそれを実行しようとゲートは試みるも、挫折し、またも些細な失敗をした囚人を虫けらのように殺してしまう。結局はその「赦している自分」に「今更そんなことをしたところで遅い」という悪魔の声がささやいたのかもしれない。今更!オレはもうとりかえしのつかないところまできてしまっているというのに!そんなことをしてどうなるというのだ?!と・・・ 狂気の時代は、平凡な人生を送るはずだった人々を悪魔のような大悪人にもし、その反対に信じられないような善行を積むきっかけを与えたりする。もしも、もしも私がそのような時代に不運にも生きなければならないことになったら、そしてもしも普通の凡人の道を踏み外さねばならない事態になったとしたら、どうか悪のほうではなく善のほうに足を踏み出せるように・・・その勇気がひとかけらでも私の中にありますように・・・と、そんなことを考えさせてくれたのがこの映画。偽善的・あからさまな賞狙いなどいろいろな批判もある中、確かに私にとってはそれ以上のものがあったと、私自身は確信している作品である。 【ぞふぃ】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-10-15 17:23:05) (良:4票) |
37.《ネタバレ》 色々と批判もある映画のようですが、一つのエンターテイメントとして観て、素直に楽しめました。長い割には無駄もなく、シンドラーの心の葛藤も良くわかる内容でした。そして、何度見ても結局泣いてしまいます。 【コスッタルイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-04 17:10:43) |
36.《ネタバレ》 数年ぶりに観賞。スティーヴン・スピルバーグ監督によるユダヤ人虐殺ドラマの最高傑作。モノクロ映像で切々と綴った上映時間195分に及ぶ真実の長編ドラマ。グロい虐殺シーンが多かったです。「もっと救えたのに」と号泣するシンドラーが印象的でした。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-02-04 23:06:43) |
35.《ネタバレ》 自身の事業の便益のためにユダヤ人を雇用することが結果的にユダヤ人を救うことになっていたわけですが、そういう彼がどの時点からユダヤ人をナチから救うという人道的な目的そのもののために行動するようになっていたのか、その心境の変化を描写するシーンが無かったように思います。ですので、多くの方が「感動した」とおっしゃっているラスト近くのシンドラーが泣き崩れるシーンが、私には唐突で芝居じみたものに映ってしまいました。確かに私財が底をつくまでユダヤ人労働者を雇い続け、工場の操業を続けた事実が彼の心境を物語っているのかもしれませんが、人道的な正義感が彼をそのような行動に駆り立てているという描写がもっと必要だったと思います(最後にあのように泣き崩れさせるには)。とは言うのもの、シンドラーの行為が人道的に「善」であったことは紛れも無い事実ですし、ナチスドイツが行なったユダヤ人虐殺がこのように非人道的で不条理なものであったこともまた事実だと思います。 |
34.《ネタバレ》 確かBSかなんかで見たような・・・だから字幕だったのかな? 先に「戦場のピアニスト」を見てたので(こっちのほうが先ですが)かなりかぶるシーンがあり衝撃はやや少なかったと思います。 白黒と言うのがまた生々しさを出してもいてでもリアルさをなくしてもいて・・まるで 写真を見てるかのようでした。 所々印象をつけるための工夫は入ってるもののいまいちインパクトは薄かったかなぁー オスカーは最後の演技で(このバッジで二人救えたっ・・・)一気に興ざめ。ちょっとうそ臭い感じで現実に戻っちゃった。むしろオスカーより女の人のほうがよかった。 なんだかんだいってみんな体張って作ってたし、一応忠実に再現してたから7点。 でもやっぱりこういうのはNHKのドキュメントの方がリアルだし知らないこととかもやってるので勝てないですよ。なんたって実際経験した人しか出てこないですから 【ハリ。】さん [地上波(字幕)] 7点(2005-11-13 11:48:35) |
33.決して悪くないがいい映画と聞かれれば個人的にはそうでもない。なぜかというと例えば夜と霧に代表されるユダヤ人迫害を扱った書籍・写真から感じる身震いするような恐怖感が伝わりきらないところにある。また主人公が最後に泣いて後悔するが人物描写の乏しさのせいか偽善にしか思えなかった。しかしながら、ゲットー解体シーンや「選別」シーンをあれだけの壮大なスケールでやってのけたということは映画史上大きな意義があるように思う。 【CPA】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-10-27 06:19:40) |
32.この作品と同じ年に『ジュラシック・パーク』が製作されている。リアルな恐竜の映像化に成功した後、スピルバーグはあり得ないものをリアルに映し出すことに拘りを見せ続ける。しかし、『シンドラーのリスト』の映像は『ジュラシック・パーク』以降のリアルな映像とはアプローチを異にする。それは、どんなにリアルな映像を作ったとしても、現代でも見ることが出来る写真や記録映像に「リアル」という部分においては必ず劣ってしまうから。そこで監督はイマジネーションの映像化ではなく、歴史の証人たちの証言の映像化というアプローチでこの大事件を描き出す。そのことによってアウシュヴィッツの大量虐殺を映像にせず、噂話による人々の不安を描くことで、観客に信憑性のある恐怖の世界を見せてゆく。アウシュヴィッツに送られた女・子供たちが目にする煙突の煙もまた、その場にいた者だけが感じる恐怖の象徴として我々の目に強烈に焼き付く。ストーリーの中に別のストーリーを入れるというスピルバーグの特徴も、この作品では見られないが、それはこの歴史的大事件においては入れるスキが無いということと、それだけ真摯に証言の映像化に取組んだからではないだろうか。見た目のリアルではなく、その時、その場所の恐怖を、様々な映画的工夫を凝らして再現しようとしている。ひとりの少女をパートカラーで映し出すことで、大量の死を目の当たりにする我々がおざなりにしがちな一つの命の重みを映し出す。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-08-09 13:48:18) |
31.なんて言っていいのか分からない。 純粋に映画を見た時感動した。仰々しく言うのは控える。普通に映画としては良作だと思う。 実は本作品の原作本は当初「フィクション」として発売されたという経緯を持つ。 もちろん実在の人物。似たような経験は経ているのだろうけど、よく歴史映画にある、「実在の人物、実在の事件を扱ってますがこの作品はフィクションです」という類の本だったみたいです。 いつ頃からかそのフィクションの文字が消え原作だけが一人歩きしている気はするが、そういう複雑な経緯を取り除いても一種の映画としては良質。 感動映画だと思った。 【カナン】さん 7点(2005-03-09 16:44:47) |
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30.スピルバーグがオスカーをとりに行くために、ホロコーストを使うというのは、いかにもユダヤ系のスピルバーグらしい逸話である。それでも、スピルバーグらしいリアリティは、この映画で全面的に生きている。 【みんな嫌い】さん 7点(2004-10-25 10:55:32) |
29.「ET」以降のスピルバーグは全然面白くないのでこの映画もずっと敬遠してたんだけど、素直に感銘(「感動」とはちょっと違う)を受けましたね。「カラーパープル」や「プライベート・ライアン」にはしらけたけど、本作には彼なりの魂がこもってたと感じました。どの辺にって言われても説明できないんだけど。劇中でシンドラーが「アーモンだって戦争中でなかったら普通の男だ。戦争は人間の一番悪い部分を引き出す。」って言ってたのが印象深かったです。特別な人間でなくても、人は環境によってあそこまで残忍になれてしまうんだなぁ。決して他人事では無いと思いますよ。自分自身の良心に「それは果たして自分の意見か?」と問い続けなければ、今の世の中簡単にマスコミやらなにならにマインドコントロールを受けてしまうんですから。そしてシンドラーが行った「偽善?」は悪い事?もしそうなら彼はどうすべきだったのでしょう?「一人の命を救うものが世界を救う」というのは素晴らしい言葉です。まさにイラク情勢に関してなんか「多少の犠牲はしかたない」って姿勢が米国だけでなく日本にもあるように感じますし。そう考えると、この映画では特に崇高な志を持った人ではなくシンドラーという金儲け主義の普通の人間が主人公であることに大きな意味があると思います。 【黒猫クロマティ】さん 7点(2004-09-02 11:42:01) (良:3票) |
28.今まで、いろいろなナチ関係の映画を見てきたけど、その中でも一番ナチの恐ろしさを感じられた作品だった。これは、見る価値のある、というか見なければならない映画だと思う。 【夏目】さん 7点(2004-07-06 11:16:34) |
27.抹殺、絶滅、撲滅、一掃、根絶、…。一般的に我々が害虫や病原菌に対して使用する言葉が人間に対して向けられた時代。ナチ党員でありながら体制への些細な抵抗として試みた「ユダヤ人囲い込み」は、画面では知ることの出来ない綱渡り的な部分もあったであろう。収容所からシンドラーの工場へ移動できる“命のリスト”から漏れ、名前を呼ばれずに列に埋もれた人々のことを思うと心が痛む。白黒で撮られていること、一部カラーがあることの意味を、私たちは是非考えたいところである。 【やすたろ】さん 7点(2004-06-11 18:49:32) |
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25.長い映画だけどあんまり時間は気にならなかった。「もっと助けられた」には心打たれたけど、男の全裸は見たくなかったなぁ 【ALEC】さん 7点(2004-06-04 23:45:02) |
24.ラストはちょっとしつこいかなとは思ったけど、いい映画でした。「こんな時代があったんだ」というのが強く伝わってきてとてもリアルだった。観た後すぐ「よかった」とは思わなかったけど、時間がたって後から「いい…」と思うような心に残る作品でした。いつかもう一回見ると思う。最初は「だるいな」と思って観るのをやめようかと思ったけど最後まで観てよかった。 【Syuhei】さん 7点(2004-05-23 01:27:34) |
23.レンズ越しに伝わってくるのは、監督によって感動系化された実話?いい作品だし面白いけど、実話に感動はいらないと思う。…個人的に。 【魚弱】さん 7点(2004-05-16 16:58:42) |
22.なぜモノクロにすんの?生々しく見せるためとかってきくけど、俺はモノクロだとかえって不自然に見えた。「これはテレビ画面の中で起こっていることですよー」って言われてる感じがして全然臨場感が無かった。 【仮面の男】さん 7点(2004-02-27 00:26:18) |
21.とても長い映画でしたが一気にラストまで観ました。映像がリアルだったので、身近なことのように感じられました。よく考えてみたらそんなに昔の話ではないんですよね。 【kurupis】さん 7点(2004-02-22 22:34:50) |