36.《ネタバレ》 ネタバレしていますのでご注意ください。脚本自体そんなに凝ったものでもなく、堅気になろうとする男の葛藤とそううまくは行かない悲しい現実を描いています。それにしても、オープニングとエンディングが格好良すぎます。モノトーンのオープニングでカリートは倒れます、そこから担架で運ばれるカリートの目線になっていき、(目の前を流れていく蛍光灯が印象的です)やがて画面くるりと180度まわり運ばれるカリートを俯瞰でとらえます。最後はescape to paradaiseの看板へ、看板だけはカラーです。同じくエンディングはそのカット全体ががカラーに。最後の看板の楽園にいる女性は恋人のゲイルでズームインしていくと踊りだします。そこでyou are so beautifulが流れます。鳥肌もんです。途中少々中だるみがあるものの、このエンディングを観れただけで帳消しでした。終盤の駅構内での追跡シーン、お得意の長廻しやエスカレーターを使っての銃撃戦もアンタッチャブルを彷彿とさせて感動しました。何度も見直したい作品です。 【ポテサラ頂戴】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-09-08 15:10:16) |
35.《ネタバレ》 ショーン・ペンがだんだんおかしくなっていくにしたがって髪のボリュームも減少していくように見えたのは気のせいか。 【デッカード】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-03-27 03:13:59) |
34.《ネタバレ》 でもあれですよね、たとえカリートがパラダイスに無事にたどり着いたとしても、いくらなんでもレンタカー屋さんは勤まらないでしょうね・・・。「なんだと?!ウチのふぁっきん自動車をぶつけただと?!(あなたやめて!!)ウチは信用第一で商売してんだ!!人の車だからとチョロい運転されちゃ仁義がとおらねぇんだよ!!(お客様になんてことを!!)。ドタマぶち抜かれないうちにとっとと失せやがれ!!!(アナタ~~~!!!!)」なんてことになって、倒産したレンタカー屋を背に「努力はしたんだ・・・」なんてことにならないか心配です(笑)。 【ぶらき】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-01-14 02:30:46) (笑:7票) |
33.ずっと見たかった映画。 よくある大筋だったが見て良かった◎ 納得いかない点が2つ、 最初の回想へと続くシーンは蛇足。 また、助言を放っといたことで繋がる結末は、 そこに考えが及ばなかった意味がわからない。 でも良かったところはたくさん。 パチーノ演じるカリートのひげスーツ姿、 ショーンペン演じる弁護士の部屋、 映像、総じてセンスがよかった☆ 恋人ゲイルの部屋を訪れるシーンは どこかで見たことがある絵^.^ 形としてとても綺麗だし、すごく良かった☆ それから最後の駅の中、 エスカレーターでの追いかけっこ、 あんなに素晴しいものは稀有だと思った! それとショーンペンの化けっぷり。 デッドマンウォーキングでの 洒落た男前と同じ人とは到底思えない、 ただのいかれた弱虫。 いかにもひ弱な弁護士ーといった 青いストライプのスーツと細身の体型も それを引き立てていてよかった。 【祥子】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-09-13 13:05:59) |
32.『スカーフェイス』より10倍上品な映画(?)。仲間の裏切りをきっかけに破滅へと向かっていく基本的な話の流れは似ているものの、堅気になって人生をやり直そうとしている分、狂犬トニー・モンタナより本作のカリートの方が感情移入しやすいかもしれません。結末を冒頭でばらしていますが、だからこそ最後のカリートの孤独な戦いが哀れに見えてしょうがない。切ない映画です。 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-08-05 15:11:29) |
31.《ネタバレ》 アルパチーノも上手いがショーンペンの糞弁護士っぷりにも拍手。ラストのスタッフロールの使い方がとても良かった。 【丸に梅鉢】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-07-23 00:45:53) |
30.《ネタバレ》 「スカーフェイス」とは関係ない映画だが、「スカーフェイス」のトニーモンタナを、逮捕前のカリートとダブらせるとより楽しめるようになっている。モンタナは常にイライラした感じで、「ファック」を連発していたが、カリートは、感情を抑えて、控え目で、かなり落ち着いた印象である。自己を冷静にみつめ達観した様子も伺えるが、「筋」だけはきちんと通す「古いタイプの男」がそこにいる。 「殺し」についてはカリートは美学を持っているようで、「殺そう」と思って殺すのではなく、「殺さないとこちらが殺される」から殺すというもの。冒頭の甥っ子の仲間とラストのマフィアでは躊躇なく殺しているのがカリートの生きる道である。 それにしても、アルパチーノが、この世界から引退して、バハマでのレンタカー屋を夢見る中年オヤジを好演している。「スカーフェイス」とは全く違う演技だ。やはりこの演技力には唸らされる。 「カジュアリティーズ」でもデパルマと組んだショーンペンもテンパッた弁護士を好演している。彼の存在によって、本作はさらに輝きを増したといえる。 そして、監督デパルマの職人芸が相変わらず冴えに冴えまくっている。カリートとマフィア4人組との「追いかけっこ」はまさに必見というしかない。階上にいたカリートを映していたカメラマンが自らエレベーターを降りて、マフィアたちを映すシーンの、計算し尽されたスムーズさには、感嘆し、驚愕せざるを得ない。 本作で議論になる点としては、冒頭にカリートが死ぬとネタバレしているところだろう。 カリートが死ぬと分かりながら、本作を観る「効果」としては、「カリートの夢に向かう努力は報われず、すべてまさに夢に終わると知っているから、彼の行為はどこか儚くみえるのだろう」と監督は考えたのだろうか。 しかし、その効果はあまり高くはないと思う。冒頭であのような結末を描くのではなく、「彼の夢があと一歩で叶う」と観客に思わせておいて、寸でのところで断ち切られるという虚しさや、そんなに簡単にこの道からは抜け出せないという、この世界の深さを感じさせた方がよかっただろう。 クライマックスを冒頭で示して、フラッシュバックして過去に戻るという手法が多くの映画で取られているが、流行の手法だからという理由だけでやっている場合があると思う。本作のストーリーを踏まえると、この手法は明らかにマイナスといえるだろう。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-10-01 15:26:32) (良:2票) |
29.カリートの生き方に共感はできませんが、カリート本人に感情移入してしまいます。そこの作り方がうまい。 でもラストはありがちでちょっとね・・・というのがマイナスかな。 |
28.マフィア映画ものの中ではすごい良かったです☆ショーンペンはいろんな役が できるのでほんとすごい!とても切なく、人としての生き方をうまく演出できた 作品でした。特に最後の海辺で踊ってるシーンには泣いてしまいました。。 【すごろく】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-04-05 08:23:51) |
27.《ネタバレ》 …逃げ切って欲しい、なんとか成って欲しい。映画にむかって久し振りに本気で思った。。。「夢を掴んで欲しい」と思った。。。そう思わせるだけの人間味をアル・パチーノは見事に体現していた。…結末を敢えてオープニングで観せられた事は、むしろラストの逃走で、その結末の「裏切り」を期待するがゆえ余計にのめり込まされる結果に。演出の妙にしてやられた感。。。しかし予告通りの結末。夢破れかけてる私には、これほど痛く突き刺さる。。。 …それにしてもエンディング。。眼のアップだけで全てを語り、眼のアップだけで数分(とも思える)時間を埋め尽くすアル・パチーノ。。。。。。。 【GUSUTAV03】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-03-03 23:24:06) |
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26.デパルマとアルパチーノといえばマフィア映画の傑作リメイク「スカーフェイス」のコンビだが、それから10年後に再び組んだ作品。デパルマはアンタッチャブル、パチーノはゴッドファーザーパートIIIなどを間に挟んだのだが、正直今更この手の映画を再び撮ってもメッセージ性は薄い。スカーフェイスやグッドフェローズを見て、この手の作品をもっと見たいと思った人のための映画だろう。のし上がりを描いたこれまでと違い足を洗おうとしている主人公だが、結局途中から裏切りなどこれまでと同じパターンで同じ末路を辿ることになるため内容は似通ってくる。さすがに名作を撮ったコンビ、スリルのある映像を取らせたら定評のあるデパルマだけあって下手なアクション映画乱発の現状に見ると最高に面白い映画だが、最後発であることと今更感のある内容(他のマフィア映画のいいとこ取り)のためその二作よりは低い評価にしておいた。 スカーフェイスとアンタッチャブルを足して割ったような映画 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-22 16:40:34) |
25.《ネタバレ》 このアル・パチーノは好き。ショーン・ペンのバケっぷりといやらしさは必見であります。どうなんでしょう、ヤクザ稼業に疲れ安らぎがほしくなったのかしら。駅のシーンの緊張感、オープニングに見せられたシーンがあるから余計にハラハラするんです。 そしてペネロープ・アン・ミラーの部屋を訪ねるシーンは最高でした。「私がほしい?どう?」とでも言いたげな鏡に映る姿。しかしまた、いい位置に鏡があるのよ。あ~あ、一度はあんな誘い方してみたかったわねえ。発車寸前の列車、彼女を見つけ微笑むパチーノ。あの笑みがなんともいえない表情なんですなあ、ずーっと頭に残ってます。そして「You Are So Beautiful」ね。この曲がかなりの効果をもたらしてると思う。 「スカーフェイス」に控えめに品が、感傷情感が加わり洗練されてかえってきたみたい。 「ゴッドファーザー」「スカーフェイス」に本作と「フェイク」こうやって並べてみるとドン・コルレオーネってマフィアじゃもうホントに「神」の域ですね。 【envy】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2004-10-21 00:35:27) |
【かじちゃんパパ】さん 8点(2004-10-08 16:20:05) |
23.上手くいかないのは分最初の部分で分かってしまうけど、それでも何とかならないかって最後までハラハラドキドキ。(それにしてもショーン・ペンの髪型はすごい。) 【MjB】さん 8点(2004-08-17 12:18:49) |
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21.《ネタバレ》 最後の結末は最初からわかってるんだけど、引き込まれるよなぁ。 今まで7本ぐらい見たアル・パチーノ作品の中では1番好きだなぁ。 【夏目】さん 8点(2004-06-13 15:32:34) |
20.カリートの心意気が一貫しているので、足を洗おうと必死になればなるほど応援したくなりました。追憶進行型の展開なので、ミステリアスな雰囲気もあり見ごたえ十分。エンディングの音楽と演出で思わずぐっときて泣けました。 【VNTS】さん 8点(2004-04-25 20:21:11) |
19.私にとってデ・パルマって巨匠と言うかヘタウマ監督なんですよ~(ファンの方スマン) 作品の当たり外れが大きいし、毎回わざとかよ!ってツッコミたくなる程ヒッチコックを意識し過ぎの脚本やカメラワーク。でも今回のこの映画は自分的にヒットです!!かっちょえ~~超かっちょえ~~。この邦題、『カリートの道』とかじゃなくて『漢の道』とかでも通用しそう(それじゃ、演歌ですね・・・・)。義理のためなら、どんな犠牲も払うカリート。正しい生き方なんだけど、命には代えられない。カリートと恋人が言い争うシーン、卑怯者の私は正直、恋人の方に感情移入してしまった。やはりカリートの生き方は現代では通用しないのですね(涙) 今の時代、卑怯者と言われようが柔軟に生きてこそが勝者ってことを学んだ気がする。 |
18.なんと切ないラストであろうか。冒頭より彼が死ぬのは分かっている。これより興味は彼が「何故」「誰に」殺されるのかという点に集約される。だが、釈放を勝ち取る際にはただのチンピラと思われたチャーリーが実は、育った環境から止む無くその道に入り大物となるが、今では足を洗い、一市民になることを切望していることが明らかになっていく。そして観るものは、ひょっとして治療を受け彼は助かるのでは?と淡い期待を抱いていく。だが一縷の望みは、かき消される。『努力はしたんだ』 もう一度言おう。なんと切ないラストであろうか。 |
17.綺麗でイイ映画。 アルパチが素敵です。 女受けはよくなさそうだけど 【+ЯФФК+】さん 8点(2004-01-10 14:01:35) |