107.《ネタバレ》 第二次大戦を映画化したものの中ではかなり戦闘描写に拘って作られた作品であるのでしょう、オープニングのオマハ・ビーチでの地獄絵図から度肝を抜かれる。機関銃の弾が飛び交い、断続的に続く迫撃砲の嵐、四肢は飛び散り内臓が零れ落ち、降伏した敵兵に対しても容赦も無く慈悲も無く、ジュネーブ条約なんぞあって無いようなもの。このオープニングを撮っただけで正直勝ちだと思います。その後も徹底したリアリズムが観客を戦争状態へと引き摺り込んでいきます。スピルバーグは自作を語るときに良く言っていますが、戦争は個々の本質を丸裸にする。極限状態の戦場では自身を取り繕うベールなんぞは吹っ飛んでしまう。ある者は果敢に敵兵へ突撃し、ある者は只管に生きたいと思い逃げ回る。これも徹底した戦場のリアリズムを描いたからなのでしょう。そしてスピルバーグには良くあることですが、シリアスな戦闘シーンの合間に挿入されるコメディや兵士の日常の風景などがあるせいで非常にテンションをひっくり返される。鑑賞後には何とも言えない後味が只々残りました。 【民朗】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-08-12 00:07:11) |
106.でかいTV、いいスピーカーが欲しくなる一本。 映画館で観たひとがうらやましい。ハンドサインってかっこええ。 【srprayer】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-05-17 07:49:12) |
105.3回目の観賞。プライベート・ライアンは人の名と思っていた。 でもPRIVATEとは兵卒(上等兵、二等兵など最下位の階層)で「兵・ライアン救出」が原題らしい。 一言で言えば“理不尽”戦争そのもの含め。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-02-03 21:29:02) |
104.米軍礼賛映画でもなく、強烈な反戦映画でもないように思えます。人間ドラマみたいなものを期待するとはずすと思います。 戦争映画の一種の手法として、淡々と行軍・戦闘を描写するというのもありかなと思います。と言うのも、実際の戦争を体験していない私のような人間にとって、第二次世界大戦の兵器や戦闘はこんなものだったんだと臨場感を持って見られることは悪いことではない様に思えるからです。(もちろん実際とは違うと言うことは百も承知で) 記録的、資料的映画としてみるなら8点。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-01-12 22:48:08) |
103.《ネタバレ》 トムハンクスが部下に見られないようにむせび泣くシーンがとても印象的でした 【osamurai】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-08-06 00:22:19) |
102.《ネタバレ》 冒頭のノルマンディー上陸のシーンはもちろんですが、自分としてはストーリーそのものが楽しめました。理不尽な命令に対し、理不尽とわかっていながら、任務としてやり遂げなければならない。色々と葛藤がありながらも、最後は身を犠牲にしてまで、任務をやり遂げる。最後は脱力感と、そして涙でした。 【コスッタルイ】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-08-04 16:53:05) |
101.豪華なキャスト陣に負けないストーリー。戦争映画としては考えないほうが良い。 【あるまーぬ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-08-01 03:19:19) |
100.とにかく、戦闘シーンの迫力が凄いです。映画館のスクリーンで見たかったですね・・・・・。 ただ、その凄さ故に、ストーリーが薄まってしまった感じはしますが。 【TM】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-16 22:35:58) |
99.映画冒頭のオマハビーチ上陸シーンは、他の映画を寄せ付けない迫力があるといえると思います。ただ、作品全体になんとなく不自然な感覚を感じることも確かにあります。しかし、何だかんだと言いながら最後には感動してしまう自分がいるのでこの点数です。 【doncdonk】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-09-12 16:57:08) |
98.映画の導入部、オハマビーチの戦闘シーンは圧巻です。戦場でどれだけ簡単に人が死んでいくのかがよく描かれていると思います。途中やや中だるみを感じるものの、心に残る映画として8点献上。 【丸に梅鉢】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-05-04 22:36:30) |
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97.ノルマンディー上陸作戦のシーン。やはりこれにつきますかね。時間のわりに長いと感じなかった。 【十人】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-23 00:18:25) |
96.《ネタバレ》 素晴らしい映画だと思います。但し、私の中で戦争映画のピカイチである「地獄の7人」には適わないかな。でも良く似ていますね。8人が助けに行く。でも何故助けに行かなくてはいけないのかという理由と何故俺なんだという葛藤。それを示してやるリーダー。血が出てくる映画は嫌いですが、この映画からは目を背けてはいけないというものが伝わってくる。「ここまで描かなくても」「描かなくても戦争の怖さは分っている」という人も居るようだが、こんなのまだまだ描ききれてないんだと思う。ニオイも、痛みも無い。実践はもっと怖いと思うぞ。戦争反対!! 【お好み焼きは広島風】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-03-28 00:32:17) |
95.ノルマンディ上陸のシーンが素晴らしい!息を呑むほどリアルで一気に引き込まれた。 【バイオレット】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-03-01 00:55:44) |
94.冒頭のノルマンディ上陸と終盤の戦闘は、とても映画とは思えない、まるで当時の作戦に本当にカメラマンが潜入し撮影したかと思わせるほど、リアルで臨場感あふれていて残酷なものだった。現在の死と一味違った死が、このころの戦争の時代には存在したと思う。本来、死とは尊ぶべきものであるが、戦争では栄光に値するときもある。本作では、栄光の死が見事に描かれていたと思う。また、戦闘中の音楽がなかったことがよかったと思う。BGMとして流すのではなく、戦場の休憩時にレコードで兵たちが流したあの場所はまるで楽園のように思えた。でも、フォレスト・ガンプが戦場でがんばっている姿を思い出すとちょっと笑えた。 【ばっじお】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-16 14:00:40) (良:1票) |
93.スピルバーグの中に潜む,暴力への一種の憧憬が(本作以降顕著になってくる)意識的にしろそうでないにしろ如実に表れたオマハ・ビーチの光景。正直言って吐き気がする。が,戦場で生き残る者と死んでいく者との間を分かつのは,弾丸の多さでもなく,剛勇でもなく,ちょっとした運だけなのだということを教えてくれる意味で,本作は戦争映画として優れていると思う。手を挙げて降伏しようとしたドイツ兵をはずみで撃ってしまったりとか,弾が尽きたらヘルメットをぶつけ合うといったシーンは,実際の白兵戦らしいというか,ああなるんでしょうね。私は今まで戦争というものを斜に構えて考えていたが,これを観てただひたすら恐ろしいと思った。あんな地獄は嫌だと。それは誰しも当然ではあるが,その至極当たり前のことをこれほど直截に表現した映画は,あまり記憶にない。だからこそ,一人の兵士を戦場から連れ出す命令を出した政府と,その血みどろの戦場の中任務に赴く登場人物達との乖離が浮き彫りになる。感傷とか意義などとはまったく無縁のところで,戦争という鋼鉄の歯車がひたすら人間の生命を挽き潰していく。そのことが恐ろしい。なお冒頭とラストではためく星条旗について辛口の意見が多いですが,あの逆光の中で色を失った星条旗には,少なくとも私にはアメリカ主義的な意図は感じられませんでした。 【Roxy】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-29 12:53:17) (良:2票) |
92.オープニングのノルマンディ上陸作戦の迫力は皆さんが仰るように本当にリアルで怖いです。その後の展開はこの序盤に比べれば地味ですが、自らいつ命を落としてもおかしくない戦地にて、果たしてこの任務に意味はあるのかと自問自答するチームの様子が見事に描かれていたと思います。あと世紀のヒーロー役ではないトム・ハンクスは、この映画のこの役(大戦の中の1人の兵士に過ぎない)では決して必要以上に目立ってはいないし、目立ってはいけない。「グリーンマイル」も同様だったが「物語・脇役を殺さない主役」として、そうした事を全て計算して演じられる第一級スターって中々いない。どうしても自分の存在感を前面に出したがる役者が多い中、彼はこの映画で決してそれをしない。嫌々駆りだされた戦争なのに、教師だった人間が必要以上に兵士らしく見えたらそれこそリアルではなくなってしまう。一般人が突然突き落とされる地獄こそ戦争だと思う。ゆえにこの役にトム・ハンクスを推したスタッフも人選が見事だし、それに応えた彼は本当に凄い。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-10-18 16:15:36) (良:1票) |
91.冒頭のノルマンディー上陸作戦の戦闘シーンは今までに見た戦争映画の中で最もリアルでした。ドキュメンタリータッチのカメラワークがさらにリアリティーさを増して、戦争の悲惨さを感じずにはいられなかった。これを見ただけで戦争が嫌になる。トムハンクスは相変わらず素晴らしい演技だった。ただどうしても一人の兵士を連れて帰るだけのために何人もの命を危険にさらすという任務にリアリティーさが感じられず、またそのようなアメリカ的な発想にも最後まで共感できなかった。 【ぺん】さん 8点(2004-10-11 03:28:20) |
90.キャスティングよりもスタッフに金かけたな、この映画は・・・。コレだけそろえりゃオスカー取るよ。マジで凄い、多くの判断を迫られた。自分だったどうするのか?どう考えても正解など無いような気がした。だって戦争だもん。しかし、逆に言えば、戦争さえやんなきゃみんなつらい判断をする必要もなく、こんな目に合わなくて済むのにね。自分にも家族がいて、殺しあう相手にも家族はいる。一番大事なのは家族のはずなのに、押し殺して戦争する必要ってどこにあるのかな?常に鮮やかに輝く栄光の星条旗が霞んで見えた。っと、考えさせられた映画でした。 【小僧】さん 8点(2004-09-28 15:04:30) |
89.暴力描写の天才、スピルバーグが久しぶりに暴力描写に専念した映画。そしてその才能がやはり爆発している。しかし、暴力を描くのにこれだけの大義名分が必要なのか。というかスピルバーグは、本気で自分が星条旗を背負って映画を作っているかのような、そんな感じのするところがなんとも気色悪い。 【メロメロ】さん [DVD(字幕)] 8点(2004-08-20 20:17:14) |
88.たった一人の男を救出するための感動のドラマ。トムハンクスかっこいいね。統率力、判断力、正義感などまさに軍人の鑑。ここまで読むと万人受けしそうな映画のようですが、実際には飛び散る肉片、流れ続ける血など強烈な描写が戦争の悲惨さを描いています。悲惨な状況だからこそ、よけいに心を揺さぶられました。 【tantan】さん 8点(2004-06-13 00:13:15) |