32.《ネタバレ》 なかなかかわいい、そして暖かい作品じゃないでしょうか。
この作品たぶん前に見たような気がしたのにまったく筋が思い出せず、
また確認しようと借りました。
実は覚えていたのはかわいいUFO親子だけだったりするのです。
ここらのスピルバーグ総指揮映画によくあるパターンで、
内容は忘れているのにファンタジーのところだけ覚えていて、
見返せばああいい映画だったと思い出せるのですが・・
正直前半は自分の感性がついてゆけるのか疑問でした。
過去の感性と違いますからね・・
多くの作品を見るとその代償に新鮮さや感動は失われてゆきます。
この作品も子供向きですからどうなんだろうと。
最近私が見ている子供向きのようでいて毒のあるファンタジーとは違い、
スピルバーグのSFファンタジーの世界なのですが、
M・ロビンス監督は知らないなぁ・・
こういう大人のファンタジーを作れる人なんですね。
子供向けだと思っていたら主役は老夫婦だし、
粋な音楽も他の作品とちょっと違い古風でおしゃれかもしれない。
ラストも趣味がいい。
こういう風景は本当に癒されます。
もしかしたらこの世界のどこかの都会にあるかもしれない。
・・と思いたいです。
タンディおばさんはまさにハマリ役なのですが、
特に私が気にいったのは黒人の元ボクサーと地上げ屋のチンピラ。
UFOがどこから来たのか何のために来てどこへ帰るのかが最大の謎ですが、
おじいさんが言うように「奇跡は疑うと消える」ものなのだからヨシとしましょう。
サスペンスドラマじゃあないんだからね。
でもこのミニUFOよくできててかわいいんですよ。
かなり気の強いUFOをパパと思っていたんですが、
ママだったのね・・
チビUFOを獅子の子を落とすように突き落とすわ、
コンセントに体をつけて自分を充電してるわ、おかしすぎ。
じいさんも「こいつは充電しに来たのか」って、そのとうりかも(笑)