217.《ネタバレ》 ランボーが半端なく強くて、ほとんど化け物扱いであったのでさながらホラー映画か怪獣映画とでも言うような印象を受けた。しかし、最後のランボーのベトナム帰還兵としての苦悩には彼もやはり人間であるなと思った。それと合わせて、戦争によってここまで人間が狂ってしまうかと思うと恐ろしさを感じるし、そうなってしまったのには哀れさを感じてしまった。ランボーの立場からすればその苦悩自体は気の毒ではあるけれど、この戦いには何の意味も感じなかったし、巻き添えを食らった人々の方がさらに気の毒に思えてしまった。保安官も悪かったかもしれないがランボーにも原因はあったし、最初はささいなことであったわけだし、それにどう考えてもやりすぎだとしか言いようがない。正義のための戦いには思えず、ランボーの暴走といった印象の方が強くて面白みをそれ程感じられなかった。 【スワローマン】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-09-17 23:05:42) (良:1票) |
216.《ネタバレ》 ランボーは「4・最後の戦場」から入ったクチなので、本編を通して一人しか殺さなかったランボーにびっくりしました。昔と今は結構違うんですね。 前評判通り、最後のランボーの独白するシーンはよかったです。ランボーは国家の為に戦ったのに、国家はランボーを見捨ててしまった。戦友も去ってしまい、現在の孤独と過去の戦争が彼を変えてしまったのは本当にかわいそうですね。ランボーはひっそりと幸せに暮らして欲しいと思いました。全然そんな風にはならないんですが……(笑) 【民朗】さん [地上波(吹替)] 7点(2008-08-03 00:45:46) (笑:1票) |
215.《ネタバレ》 存在を知って以来ずっと、ベトナム帰りをダシにした単純アクション作品と勝手に思いこんでいたため、意外に真面目で落ち着いた作りにびっくり。絶壁のシーンや洞窟脱出のシーンなど、変な小細工を入れずに地道に主人公の横について撮りきっているのが、かえって実感を出している。●(追記)改めて見てみると、脚本も細部まで丁寧であることがよく分かる。敵役の保安官は、単に底意地の悪いアホではなく、猟犬の状況からランボーに弾がないことを見抜く・トラウトマンの無線を利用してランボーの位置を割り出す、など、一定の能力はあるように描写されている(結果、それを一蹴するランボーの強さが引き立っている)。また、最初は見る側にとっても謎の男だったランボーの背景が徐々に明らかにされていく構成、ほとんど無言だったランボーが最後に爆発する長台詞といった絶妙な調整も、作品に余韻を与えている。 【Olias】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-08-11 00:07:07) (良:1票) |
214.《ネタバレ》 記憶違いだったらすみません!確かこの映画、公開時の宣伝ポスターには銃を手に宙を見上げるスタローンの背後で、ニューヨークかどっかの摩天楼の風景がデカデカとそびえ立っていたはずなんです。しょっぱな、田舎の留置場から話がはじまって、スタローンの怒りが爆発した後、ああこれで最後は大都会でランボー大暴れ、ドンパチ派手な銃撃戦がクライマックスに用意されてるだなあって、善良な田舎の中学生はずっと暗闇でわくわくしてたんですよ。ところがひとしきりスタ氏の泣き節があった後ですぐおしまい。観た直後は「・・・あれえ?????」状態。騙されたと思う前に、何だかもの悲しくなってしまいました。んでもって、いまだに一昨日も「モナリザの微笑みに何を隠したのか?」とかいう意味深コピーに惹かれ、いそいそ映画館に出かけてしまった自分・・・。要するに、何が言いたいのかというと、人間っていくつになっても本質的に変わらない生き物なんだなあって事なんです。以上。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-05-22 14:49:23) (笑:1票) |
213.スタローンは苦痛に耐える演技をさせたら世界一、と誰かが言ってましたが、まさしくそれの代表ランボーシリーズ第1作です。社会的テーマ性も強いゆえに評価も高いですが、ワタクシ的には崖を飛び降りたり、ぼろきれを身にまとったり、自分の腕を縫ったり、泥の中からぬっと出てきてノドを欠き切ったり、ナイフの底のコンパスで方向を見定めたりする元特殊部隊隊員の動きを知った衝撃、そしてあんなに強い男が最後にどうしようもない憤りに泣いている姿を見て感動しました。(@中一の頃) で、今改めて見てみると、当時のベトナム帰還兵問題その一点に焦点を集中した非常にリアリスティックなシミュレーション映画だと思います。彼等はベトナムのジャングルで非人間的なゲリラ戦を強いられ、そして何の精神的リハビリも無いままいきなり本国に帰還させられました。そこで起こったのが戦争後遺症とも言うべき帰還兵の社会不適応性問題。今では一定のリハビリ期間を置いて問題なく社会復帰できるようなプログラムがありますが、当時はアメリカ自身がアジアでの泥沼のようなゲリラ戦を経験していなかった。そしてまた不景気で国民が帰還兵を笑顔で迎えるような余裕もなかった。戦争末期には反戦ムード一色だった。そこで生じたやり場の無い憤り。ただそれだけを表現した映画にもかかわらずアクション映画として観ても楽しめるのは素晴らしい。だって数多ある反戦映画とか戦争の問題行為をテーマにした映画のほとんどは「つまらな~い」でしょ。 【ぷらむ少佐】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-07 03:12:33) (良:1票) |
212.《ネタバレ》 こんな警官実際にあり得るんですかね??ちょっとよそ者を見かけただけでいちいち職質かけてたら誰も街に寄りつかんだろう。てか、街として成り立たないような・・・。まぁ、ここの街の警官も不自然だが、尋ねられてIDも出さない、名前も言わないランボー(=シルベスター・スタローン)もかなりどうかと思います。「オレは何もしてない!!」ってランボーは言いますが、しなさすぎだっつーの。唯一生き残ってたと思っていた友人が死んでいてショックで誰とも話したくなかったってこともあるでしょうが、あんなトラブル起こしてその責任も取れないようなら最初っから警官挑発するような事すんなって言いたいですね、警官を擁護するわけではないですが。結局のところどっちもどっちやと。 ランボーがかます派手なアクションってだけでもってるような映画ですね。これでランボーがグリーンベレーでもなんでもなかったら、ただのダメ人間ムービー。そもそもオレはガンアクションより格闘アクション派なので、唯一の見所のランボー大暴れシーンも特に盛り上がることはなく、ずーっとテンション横ばいのままでラストまで行っちゃいました。まだ未見の続編二つも近いうちに観ようと思いますが、期待はしないことにします。よく一作目がこれで続編出す気になったもんだ。(4点) 【2020.08.01 二回目の視聴後】 最近amazon prime videoを導入し、その流れで本作を鑑賞。完全に前回観たことを忘れていました。まず驚いたのはprime videoの映像の綺麗さ!もう40年近く経とうかという映像がこんなにきれいにリマスターされるんですね。家庭レベルでの鑑賞なら現在の映像の画像と比べても全く遜色なし!とても良い気分で鑑賞できました。以前観たときはランボーにかなり批判的な印象を持ったようですが、今観ると警官の悪さだけが目につく。どれだけ独善的なんだと!メシを食いたいっていってんだからどっかのダイナーで下ろしてあげるくらいで良かったのに。と、今回はランボー目線で観たせいもあって評価は前回より↑ 面白かったです。 【TANTO】さん [インターネット(字幕)] 7点(2005-02-23 20:59:17) (良:1票) |
211.おそらく生まれて初めて聞いた映画のタイトルじゃなかったかな(グーニーズも候補に挙がるけど、こっちはファミコンソフトとしてだから。未見だし)。そんなわけで少なからず思い入れがあるんだけど、未だに名作としては受け入れていないですね。なんでだろう、動機と行動がアンバランスだからかな。帰還兵として世間の風当たりが強いとか、一般社会に馴染めないとか、その程度(って言っちゃ失礼かもしれないけど)のテーマであんなに大暴れしてもいいんですかね?ま、「国家の作戦」や「家族の復讐」で敵を皆殺しにしちゃうハリウッド映画も、やりすぎって点じゃ同じか。でも、後味悪いですよね、この作品。せめて娯楽作品としての爽快感はあって欲しかったな。 【ガーデンノーム】さん 6点(2004-07-30 04:53:29) (良:1票) |
210.《ネタバレ》 シリアスなんだけどどうしても笑ってしまう。スタローンのキレっぷりに笑わせてもらった。 好きなシーンは警察署から脱走するときに警官に凄い遅いスライディングキックをふぁっ!とか 言いながら蹴るところとドーベルマン3匹が勢い良くスタローンに襲いかかるが返り討ちにあってくぅーんって言った時のそのドーベルマンの飼い主のショックの顔。 【ken】さん 8点(2004-06-11 23:43:35) (笑:1票) |
209.《ネタバレ》 アメリカにとって、もうひとつのベトナム戦争を描いている。 終盤でランボーの上司が「君の任務は終わった」と言った。 でも、ランボーにとっては今を生きる事が新たな任務である。 【哀しみの王】さん 10点(2004-03-08 20:31:36) (良:1票) |
208.《ネタバレ》 子供の頃見て、このサバイバル能力に圧倒され、とても印象に残る作品でした。が、数十年経過した今でもその印象が色あせる事なく見る事ができるのは奇跡的作品の証(山中での格闘はちょっとデキスギでオイオイと思う所はありますが)。また当時の記憶では警察署に立てこもり、200人相手にぶっ放してガンガン戦っていたというイメージがあったのですが、そうではなく上司の説得により投降していたというのは新たな気づき。さらには、子供時代には理解できなかった、ベトナム帰還兵の苦しみを理解できるようになった事により、単なるアクション映画ではなく、問題提起するドラマでもあった事にも気づかされ、あらためて素晴らしい作品だと再認識。国の命令で戦い、苦しい思いをし、帰国したら悪者扱いというのは何とも理不尽な話。ささいな行き違いから田舎町ならではの閉鎖性が生んだ悲劇(ランボーももうちょっと初動をどうにかしてれば・・と思わない事もないですが、心の病気なのだから仕方ないのか)。「俺たちの戦争は終わってない!」という叫びがとても切ないです。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2004-01-11 17:19:12) (良:1票) |
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207.例え普通の人間としての何かを失おうともコイツのような強さが欲しい!と思った事アリ。 【ブチャラティ】さん 7点(2003-11-24 22:32:37) (良:1票) |
206. テッド・コッチェフ監督の第1作はベトナム後遺症系アクション映画としては、まあまあの出来。主人公の大暴れにも理由付けが描かれてるし。ただ、このタイミング遅れのベトナム批判は「今頃になってあれこれ偉そうに言われてもネェ…」レベルでしかなく、とても感情移入できない。「プラトーン」程あざとくはないからマシかと言うと…スタローンにリチャード・クレンナではチト役不足。2や3(派手にすりゃあイイってもんじゃねーだろ!)よりはずっとイイけどね。 【へちょちょ】さん 6点(2003-01-31 11:14:09) (良:1票) |
205.前半は一体この映画どうなるのだろう?って思った。森の中に逃げ込み、追い込まれているはずが、逆に相手を一人一人とやっつけて行く。そして殺さずに“逃げろ”と言う。しかし中盤、クレンナ演じる元上司が登場してから物語は尻すぼみ。アクションも大雑把となり、ババババ!って機関銃を撃っては、ババババ・・・で、最後は泣いて終り。個人的には傑作だと思う。当時、ノリに乗っていたスタローン主演と言うことで、それだけで期待していたしその期待に応えていた。しかしその後、発表された2作目の馬鹿アクションに難なく抜かされた気もする。もう少し、後半に盛り上がりを作っておけば・・・ 【☆】さん 8点(2001-02-08 00:34:09) (良:1票) |
204.《ネタバレ》 30年ぶりくらいの再見。その後のシリーズを知っているから、保安官たちとの戦いは、(なんて無謀な)としか思えないですし、州警察との戦いも同様なのですが、しかし。やっぱりこの第1作が好きなのは、ランボーが弱さを隠さないところですよね。ベトナム戦争の記憶のフラッシュバック、傷を負えば痛がりますし、ネズミにかじられそうになって慌てたり。市街戦になってからのやりすぎや、ラストシーンの心情吐露のシーンを理解しやすくするためにも、物語中盤にもフラッシュバックがあってもよかったか。なんちゃって。 【なたね】さん [インターネット(字幕)] 7点(2025-01-02 15:43:55) |
203.こらこら、戦場じゃないんだから町を破壊するな。 【TERU】さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-09-30 21:45:10) |
202.どうせ、と見下していたのでが、世の中の常識・教養として見てみることにしました。 案の定単純なプロットで、無駄な行動も散見されます。後半でランボーは何がしたかったのでしょう?。逃亡?、報復?。 ラストは上官の勧めもあり、多勢に無勢で投降するという、意外性のないラストが消化不足でした。 ベトナム帰り云々というのも取って付けたようで浮いています。 でも、全体的には意外に楽しめました。悪徳警官への報復ものという要素が自分の好みなのかもしれません。ここでの評価は今一つのようですが、次作も見てみようと思います。 【傲霜】さん [地上波(字幕)] 7点(2024-07-22 12:50:36) |
201.《ネタバレ》 ムキムキマッチョな戦闘の達人が、無双する話かと思っていました。 なんだかちょっとかわいそうな帰還兵の話でしたね~。 ランボーってこんな話だったんだ~。 田舎の保安官が、なぜここまでランボーを目の敵にするのか全く理解できませんでした。 この保安官たちが山狩りをして、逆にランボーに返り討ちにあっちゃうまでが、この映画のピークだったかなぁ・・・。 森での攻防は、いつの間にかランボー視点から保安官グループ視点に切り替わっているのが見事。 この自然な切り替わりが非常に巧く、追い詰められる獲物の緊張感を感じます。 その後は軍隊まで出てきて、ランボー1人じゃどうしようもないでしょっていう事態に。 坑道を脱出するまでが長くて、テンポの良かった前半に比べると若干ダレます。 後半、街に戻ってきて逆襲を始めるランボー。 ガソリンスタンドやお店や電気などのインフラを破壊しまくるランボー。 まあ、自分の命がかかっているので、致し方ないとは思いますが、街の人たちに責任はないので何とも複雑な気分に・・・。 で、そんな犠牲を払いながらも、保安官をやりこめる流れは見事。それなりに溜飲を下げることができます。 ところが、そこからラストまでの流れは、保安官たちの理不尽な仕打ちが世に出ることなくランボー1人が悪者にされたかのような後味の悪い結末。もやもやとした不快感。すっきりしないです~。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2024-07-07 20:38:07) |
200.《ネタバレ》 久しぶりに観たけど、40年前の映画なのでアクションが古臭い、内容が単調で少々退屈。 ベトナム帰りで居場所が無いと言う社会的メッセージはラストの独白に集約される。 ランボー=乱暴というイメージが自分の中では焼き付いている。 続編は観るのは辞めておこう。 【とれびやん】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2022-11-15 00:24:17) |
199.スタローンが孤独なベトナム帰還兵を好演しています。ランボーと保安官のどちらの心情も理解できます。最後ランボーが苦悩を一気に吐き出すシーンには圧倒されました。最初から最後までムダなシーンが一切なく、コンパクトにまとめられています。名作です。 【みるちゃん】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 10点(2021-01-03 09:45:13) |
198.長く続くシリーズの1作目は名作である、という好例の一つ。改めて観ると、テンポの良さが心地よい。 【クレイバード】さん [地上波(吹替)] 7点(2020-06-28 11:12:31) |