116.よく出来ていると思う。 一応、田辺誠一と綾瀬はるかが主人公なのか、ポスターなどでメインを飾っていたが、基本的には空港を舞台にした群像劇なので、登場人物それぞれにドラマがある。 また、普段は日の当たらない裏方さん達もしっかり描けていて好感が持てる。特に、若い整備作業員が失くしたスパナ一本を、全作業員総出で探し回るシークエンスは良く描けている。 そして、各部署いろいろありながらも、最後のサスペンス(?)に雪崩れ込む……。まぁ映画の性格上、大きな事故に到らない事は容易に想像はつくが、それでも笑い半分、緊張半分の見せ方は上手い。 登場人物が多く、ともすればトッ散らかりそうな設定を、きれいにまとめた脚本と演出は見事です。 【TERRA】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-09-24 21:18:39) (良:1票) |
115.《ネタバレ》 飛行機を飛ばすための手順が良く分かりました。一般論として、仕事とは多くのパートの複合的な繋がりの先に成立していることも感じさせる。先輩の操縦士や整備士にいじられる後輩という意味では、職場環境の厳しい面も見せている。社会人未満の人たちには、お仕事のオリエンテーションであり、航空会社のリクルート映画でしょう。この監督のシンクロ映画やジャズ映画は、現実感皆無のラストのパフォーマンスがいただけなかったけど、今作の出発点へ引き返すストーリーには成長を感じました。全編にわたる笑いの要素をどこへ帰結させるかという点は相変わらず余り考えていないようで、太いストーリーにはならない作り方。まぁ、ピンポイントごとに笑ってもらえれば良しということなんでしょう。乗客の立場に立つと、綾瀬はるかのCAは歓迎だけど、あんな頼りない副操縦士が飛ばしている飛行機には乗りたくない。映画全体の印象から、ひとつ間違えば飛行機は簡単に堕ちるんだ、ということが意識された。正直、飛行機に乗るのが少し恐くなった。その意味でANAはメリットと共にデメリットも引き受けていますね。常識的には、大企業にはありえない姿勢です。創作活動への協力という視点からは敬意を表したいです。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-09-22 01:14:13) (良:1票) |
114.《ネタバレ》 例えて言うなら「ナースのお仕事」の笑いのセンスが半減して、かつ、同じようなエアホース映画に比べれば全くと言ってないいほど、スリルを感じさせない作品でした。 専門用語満載でリアリティは感じましたが、こんな出来栄えでは、脚本家も資料を集めたスタッフの苦労も水の泡ですね。 ドラマの中で、田辺誠一と綾瀬はるかの接点が全くありません。それに加えて数々のギャグは私には全く笑えませんでした。今時、かつらネタで笑う人なんているのでしょうか? 終始、鉄仮面を被ったような無表情の綾瀬はるかさん。こんなダイコン演技のタレントを起用する時代は、いつまで続くのでしょうか? 誤解しないで下さい。彼女が嫌いじゃないんです。私はダイコン役者が主役を演じるのが許せないないだけなんです。 テンポはいいです、ですが、ラストのエンディングロール、フランク・シナトラで誤魔化さないで下さい。天国(or地獄?)で彼が泣いています。 【クロエ】さん [DVD(邦画)] 3点(2009-08-02 04:12:37) (良:1票) |
113.《ネタバレ》 よく練られた脚本だなと素直に感心したものの、どうにも真面目くさった、お固い印象が拭えない。笑いの要素を、そういうカチカチの要素が凌駕しちゃってるような気がする。これはひとえに、ANA全面協力による大人の事情みたいなものがあるからなのか?「ウォーターボーイズ」の頃は、もっと自由に、馬鹿馬鹿しい笑いが冴え渡っていたではないか。最後はみんなめでたしめでたしで、文字通りのハッピーフライトでそれなりのカタルシスは得られたものの、ごくごく客観的に言って、少々真面目度高過ぎ&馬鹿馬鹿しさ足りな過ぎといったところである。 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-05-25 20:47:48) (良:1票) |
112.《ネタバレ》 しらじらしい演技の役者は生理的に受け付けないが、それ以外はとても感動的だった。寺島しのぶの、離陸するときの緊張した表情がいい。整備士たちの本気の働きっぷりにとても励まされた。安心して飛行機に乗れる。そして田端智子と平岩紙の共演は、僕にとっては双璧である。 【no_the_war】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-12-31 03:40:47) (良:1票) |
111.もう少し面白くなれた気がする。わりと中途半端なところで落ち着いてしまった印象です。キャストはいいし、監督もよかった。ただ脚本だけがもうひとつだった。やりたいことと映画のトーンが揃ってない気がしました。家族とかで見に行ったり、暇つぶしに見るにはいい良作です。でもこれを観ておかないと後悔する映画ではないと思います。 【コダマ】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-11-25 22:46:14) (良:1票) |
110.《ネタバレ》 そこそこ楽しく見られますが、矢口監督最新作への期待にかなうほどではありませんでした。 とにかく、そこそこ名の知れた俳優陣がこれでもかというほど出てきてうるさいです。みんなそこそこで、主役って人がいないし、機体への致命的なトラブルも起こすわけにいかず、悪いのは鳥ってことで(苦笑) 他の方のレビューにもありましたが、架空の航空会社にして、機上チームと地上の岸辺一徳チームにしぼったらもっと面白かったのではないでしょうか。 この映画の公開期間中、レイトショーでクライマーズハイを上映するらしい地元の映画館の心意気にいちばん笑いました。 【なつこ】さん [映画館(邦画)] 5点(2008-11-19 00:23:53) (良:1票) |
109.《ネタバレ》 「大空港」から始まるエアポートシリーズを代表として、空港パニック映画はサスペンス映画、群像劇の定番です。かなり大衆化しましたが、空港というのは非日常感体験の一つだからです。 それを邦画でANA全面支援で、矢口監督がやってみようとしたのがこの映画です。邦画らしく、パニックではなくプチパニック程度に抑えて楽しく見られるようになってます。 言ってしまえば、ハワイ行きANA機がピトー管の故障で引き返して嵐の中で無事着陸するだけなんですが、CAの綾瀬はるか、GSの田畑智子、パイロットの田辺誠一、時任三郎などなど、役者陣がいい味を出してます。群像劇で、観客からは全体像がわかるんですが、登場人物同士は顔を合わせていないのに意思疎通しなきゃならなかったり、エピソードの組み合わせが本当によくできている。ただ、工具を紛失したエピソードはちょっと作りすぎでしょう。第三者が持って帰るというのは、ちょっとね。 実際の空港のほんの一日を切り取って見せただけですが、こんなにドラマがあるんですよ、という矢口監督の意思がよく出ています。題名通りハッピーなフライト気分になれます。 そして、一部プロップ使ってるのがまるわかりなのが残念ですが、今となっては国内線ではもう普通に乗れないジャンボ・ジェット実機を十分に堪能できる点が個人的には評価高いです。ジャンボはいい飛行機だったよなあ。 【えんでばー】さん [DVD(邦画)] 8点(2025-01-08 20:46:34) |
108.《ネタバレ》 「普段我々が乗っている飛行機は、どのようにして飛んでいるのか」という映画。 一機の飛行機を飛ばすために、どれだけの人間が関わり、裏ではどのようなことが起こっているのか、がメイン。 よって男女の主人公がそれぞれいるものの、主人公のエピソードの掘り下げや成長物語という観点では全くない。 機長、CA、整備士、管制塔、そして客など、全てに均等に焦点が当てられるため、群像劇といった方が近い。 映画なので当然誇張はあるにしても、映画的なエンターテインメント性とかそういうことではなく、「へ~こうなってたんだ」というのを知れる、という意味で非常に面白い作品でした。 惜しいと思った点としては、最終盤。もっとそれこそ洋画のように盛り上げていいし、もっとキャラクターのエピソードを入れてもいいと思った。なんというか、非常にあっさりしている。 各人にエピソードを散りばめたんだから、綾瀬はるかはもうちょっと活躍して良いしその結果褒められる描写があって良いし、整備士の兄ちゃんとオッサンのくだりももうちょっと掘り下げて良いし、うぜぇ客と担当CAさんの間にもう一言欲しいし、空港に残ったCAさん2人それぞれに「もうちょっと頑張るか」「ふーんやるじゃん」みたいな描写があって良いし、マネージャーを見返す描写があっても良いし、社会科見学に来た退屈そうだったキッズに「わーすげえ」と言わせて良いし、修学旅行生のフラグは投げっぱなしだし、飛行機恐怖症のカップル二人はトイレのくだりで終了ならそれ以降出す必要ないし。 元々ド素人ながらに空港と飛行機というあの雰囲気が好きな自分にとって刺さる作品ではあったが、映画的エンターテインメントとして最終盤の盛り上がりやエピソードの回収がもうちょっとあれば・・・という感想となる本作でした。 【53羽の孔雀】さん [インターネット(邦画)] 8点(2023-11-28 21:37:26) |
107.ひこうきエンターテイメント。 なんかすごいのは、なんとなくわかる。 この監督は大団円でうまく収まって終わるので安心して観れますね。 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-05-06 10:31:24) |
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106.綾瀬はるかの扱いがひどい。映画だと思えば面白くないが、ドラマだと思えばなかなかどうして、飛行機を飛ばすにはこんなにたくさんの人が関わっているのかと、勉強になる映画でした。 【木村一号】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2020-02-24 14:28:12) |
105.テンポもよく観ている間はなかなか楽しめましたが、インパクトとか余韻は薄かったです。 田畑智子の転倒っぷりは本当に痛そうで見事。 【クリプトポネ】さん [DVD(邦画)] 5点(2019-07-31 22:16:52) |
104.《ネタバレ》 綾瀬はるかの天然の魅力に負担をかけすぎた映画。もうすこし、各エピソードの精度を上げて欲しい。 【にけ】さん [映画館(邦画)] 6点(2019-01-27 22:23:41) |
103.全然期待せず観たら、結構楽しめた。 暇つぶし・気軽に観る分には、ちょうどいい。 【へまち】さん [インターネット(邦画)] 6点(2018-02-03 11:46:25) |
102.《ネタバレ》 二人の新人が主人公(パイロットとCA)。 国際便の大型機が出発するが、元の空港に戻ることになる。 その間の、スタッフと客の物語。スタッフは機内だけじゃなく空港にも大勢いる。 さて、コメディ映画である。 有り得ないことが多いのだろうが、楽しいコメディ映画だから、この映画を観ると楽しくなる。 シリアスを追求すれば、ドラマ性が高くなったのかもしれないが、この映画はそのタイプじゃあない。 いろんな人たちに、それぞれ事情があって、みな自分の人生では主人公。それが分かって面白い。 そういえば悪人が一人もいない。つまりこの映画は、ウソを楽しむ映画なのだろう。 世の中には飛行機マニアが大勢いるが、たぶん全員が観たんじゃないだろうか? 【激辛カレーライス】さん [地上波(邦画)] 8点(2017-03-23 21:40:55) |
101.《ネタバレ》 案外普通に着陸に成功したようで何より。でもそこに感動した。あまりにリアルな映画なので、過剰な演出は必要ない。飛行機が無事静止し、安堵したパイロットにまた感動。リアリティって大事だなと再認識。 【にしきの】さん [地上波(邦画)] 6点(2017-02-03 09:41:08) |
100.面白い。 日頃乗ってる飛行機、それを飛ばすのには、表で裏で大勢の人が働いている、その姿を見るだけで面白い。整備士、客室乗務員、グランドスタッフ、管制官、パイロット、見えないところで、こんな風に仕事をしているのだなーと見ていて楽しい。 それに加えて、それぞれのスタッフは、うまく個性付けされ、魅力的に描かれている。さらに、その人達に、きちんと人間ドラマが入っているのだ。2時間弱の映画に多くの人物を出し、それらがきっちり働き、干渉しあい、それぞれに物語が入っている。シナリオが秀逸の一言だ。(先輩に怒られてた整備士の一連の話だけは納得いかないが) 映像面では、ANAと羽田空港も全面的に協力してくれただけあって、チャチさや嘘くささがなくてよかった。 ところで、主役級の男女二人(田辺誠一と綾瀬はるか)が物語中一度も接する機会がないまま終わったのは笑った。そんな映画もなかなかないよな。 【椎名みかん】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-01-24 20:16:39) |
99.《ネタバレ》 私は”エアライン”好きなので、初回は劇場にいってます。そんで、のちに何度もTVでみてます。不思議なもんで、以前より、だんだん、より、いいなあ!って思ってきます。操縦に関するシーンは特に、なのですが、僕は自分でも以外なのですが、”田畑智子!”ちゃんが凄いイイ!!僕の理想で言えば、あんなズンドウでなく、ETみたいな貌でないヒトがいいのですが(理想的には肘井美佳さん!)、この作品の彼女はとっても可愛くて、オモロくて、健気で、一生懸命で、あたたかくて、ホンマ相当に、魅力的理想的な女の子です!特に、カバン間違えから~イイ男の名刺ゲット!! までの一連のシークエンスは、この作品のなかでも大好きなところです。また、相棒の後輩女優のオモロサ、かわいさ、ふたりの漫才は意気ピッタリ(岩松了ふせえり、に迫る!)で、いいですねえ!んで、その他にも、考えてみると、書ききれないほど、好きなシーン、名シーン目白押し!不要なシーン一切なし!といってもいいくらい。名作!やっぱ、この監督イイわ! 【男ザンパノ】さん [映画館(邦画)] 8点(2017-01-15 20:19:14) |
98.《ネタバレ》 ゆるい感じで見れて最初から最後まで面白く、おまけにちょっと勉強になる作品。 コメディのまま行くのかと思っていたらちゃんと見せ場もあり、素直にあーよかったで終わる。 ただやっぱり映画なのだからテーマ性が希薄だとこの辺の点数が最高点かなあ? 【たんたかたん】さん [インターネット(字幕)] 7点(2015-10-27 01:14:49) |
97.《ネタバレ》 面白かった!最後まで一気に観てしまった。まず巨大な飛行機を動かすというメカメカしさがたまんない(専門用語連発!アイハブ、ユーハブどーいう意味なんだろ?(笑))そしてその飛行機の運航に多くの人たちが関わっていることがわかりましたね。多くの人たちを混乱させずうま~く描いた監督さんの手腕はさすが。へぇ~~とうならせるトリビア満載な本作、まぁそういいつつ一番感動したのは、トイレに立てこもった新婚さんの説得場面だったりして(苦笑)。とーっても面白かったデスハイ 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 8点(2015-03-22 09:00:41) |