アバウト・ア・ボーイのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

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アバウト・ア・ボーイ

[アバウトアボーイ]
About a Boy
(Pour un garçon)
2002年上映時間:100分
平均点:7.00 / 10(Review 212人) (点数分布表示)
公開開始日(2002-09-14)
ドラマコメディロマンス小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-06-23)【Olias】さん
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監督ポール・ワイツ
クリス・ワイツ
助監督クリストファー・ニューマン[助監督](第1助監督)
キャストヒュー・グラント(男優)ウィル・フリーマン
トニ・コレット(女優)フィオナ
ニコラス・ホルト(男優)マーカス
レイチェル・ワイズ(女優)レイチェル
ロザリンド・ナイト(女優)リンジーの母
森田順平ウィル・フリーマン(日本語吹き替え版)
亀井芳子マーカス(日本語吹き替え版)
唐沢潤フィオナ(日本語吹き替え版)
魏涼子エリー(日本語吹き替え版)
日野由利加スージー(日本語吹き替え版)
宮寺智子(日本語吹き替え版)
土井美加(日本語吹き替え版)
糸博(日本語吹き替え版)
喜田あゆ美(日本語吹き替え版)
定岡小百合(日本語吹き替え版)
出演ティム・ライス〔作詞〕(アーカイヴ映像)(ノンクレジット)
原作ニック・ホーンビィ「アバウト・ア・ボーイ」(新潮社)
脚本ポール・ワイツ
クリス・ワイツ
ピーター・ヘッジズ
撮影レミ・アデファラシン
製作ワーキング・タイトル・フィルムズ
ロバート・デ・ニーロ
ジェーン・ローゼンタール
エリック・フェルナー
ティム・ビーヴァン
ブラッド・エプスタイン
リザ・チェイシン(共同製作)
デブラ・ヘイワード(共同製作)
製作総指揮ニック・ホーンビィ
リン・ハリス
配給UIP
美術ジム・クレイ〔美術〕(プロダクション・デザイン)
ジョン・ブッシュ[美術](セット装飾)
衣装ジョアンナ・ジョンストン
編集ニック・ムーア[編集]
字幕翻訳戸田奈津子
あらすじ
ロンドンに住むウィル(ヒュー・グラント)は、38歳にして独身で無職の男性。“人間は孤島だ”を信条に、人と深く関わろうとせず気ままな生活を送っていた。女性とつきあっても2カ月がせいぜい。次から次へとターゲットを変えていた。一方のマーカス(ニコラス・ホルト)は、精神的に少しおかしい母親を持つ母子家庭で育った12歳の男の子。母想いの子だったが、奇妙な言動が多く、学校でイジメられている。そんな彼らがひょんなことから出会い、お互いに影響し合うようになって二人の生活が少しばかり変わってきた。
ネタバレは禁止していませんので
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192.ヒューグラントはイギリス人だし、舞台もどうやらイギリス。描き方もすごくイギリス映画的ユーモアに富んでいるのに、なぜかアメリカ映画なのが不思議なこの作品。すごく良かったのだが期待したほど弾け切れず、しかも感動度合いも微妙なライン。ユーモアも笑っていいのか微妙なところがあって、見ている側をどこへ連れて行きたいのか分からないような印象が、消化不良を起こしてしまった原因かもしれない。ただ役者陣が素晴らしかったおかげで、ドラマとして成立した映画だ。辛口のようだが満足はしているので、一応この点数。
evergreenさん 6点(2002-10-08 03:08:35)(良:1票)
191.おもしろいし、ユーモアもある。だけど共感出来ない。ああやって「しょせん孤島さ」なんて呟けるのは、一度も働かなくても「親の」「親の」(笑)遺産で暮らしていけるから呟けるとしか思えない。ウィルは自己中というよりながーーーい反抗期としか思えてこないのである。どっかの宣伝に「ブリジット・ジョーンズの日記、男版」と言っていたが、それは違う。男版の方は「アバウト~」でなく同じホーンビィモノの「ハイ・フィディリティ」の方なのである。ブリジットも「ハイ~」のロブも少なくとも働く中でもがいている。なんかこれ観てると「悪いのは俺じゃなく、社会の方さ」なんて空気が聞こえてくる。頑張り過ぎもイヤだけど頑張らなさ過ぎもちょっと、というところだろうか??
mmmさん 5点(2002-09-27 00:00:16)(良:1票)
190.そこそこお金もあって、都会でお気楽極楽な独身生活を送っていると、寂しさや不安など感じることはありません。好きな映画を観て、たまに飲みに行き、休日に惰眠を貪っていれば、そんな暇はない(最近は何故か、試写会に行くのにも忙しいし)。しかし、それは寂しさや不安を感じないのではなくて、知らないだけなのです。一度でも団らんや恋人の温もりなどを知ってしまうと、一人になった時に、どーしょーもない孤独感と無気力感に襲われてしまう事があります。これは結構、身につまされる。映画では12歳の少年が物語のポイントになりますが、あくまでヒュー・グラントが主役なのが良かったです(因みにレイチェル・ワイズは役名レイチェル、もろゲスト出演って感じ)。そして後半の唐突な展開も、甘々のラストも不思議と許せてしまった…。そんな訳で、かなりの主観的評価になりますが、7点献上(「ブリジット・ジョーンズの日記」を観た同年代独身女性の気持ちって、こんな感じなのかいな?)。
sayzinさん 7点(2002-08-10 19:41:49)(良:1票)
189.「人は変われる」という予定調和ないい話。もうちょっとヒネリが欲しかったかな。
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-06-06 01:22:10)
188.《ネタバレ》 人と人が接する時に感じる、内心の不安や自分の弱い部分を見透かされないだろうかという不安を、等身大の人間の姿で描いた、ライト・コメディの傑作「アバウト・ア・ボーイ」

この映画「アバウト・ア・ボーイ」の主人公の38歳の独身男ウィル(ヒュー・グラント)は、亡くなった父親が一発ヒットさせたクリスマス・ソングの印税で、優雅に暮らすリッチな身分。

一度も働いた事がなく、TVのクイズ番組とネット・サーフインで暇をつぶし、適当に付き合える相手と恋愛を楽しむ、悠々自適の日々を送っています。

ところが、情緒不安定な母親と暮らすマーカス少年(ニコラス・ホルト)との出会いが、彼の生活をかき乱していく----という、非常に興味深い設定でのドラマが展開していきます。

まさに、現代ならではのテーマをうまく消化して、ユーモラスで、なおかつ、ハートウォーミングにまとめ上げた脚本が、本当にうまいなと唸らされます。

30代後半の独身男の本音と12歳の少年の本音を、それぞれ一人称で描きながら、それを巧みに交錯させていくという構成になっています。

それが、二人の男性、ウィルとマーカスがいかにして心を通わせていくのかが、このドラマに説得力を持たせる上で重要になってくるのです。
そして、これが実にうまくいっているから感心してしまいます。

表面を取り繕う事に長けたウィルは、今時の小学生が歓迎すると思われる、クールなスタイルを本能的に知っています。

マーカスはそんなウィルを慕っていきますが、それだけではなく、ウィルの人間的に未熟な部分が、結果として二人の年齢差を埋める事に繋がり、マーカスはウィルを自分の友達の延長戦上の存在として見る事が出来るようになるのです。

マーカスは彼の持つ性格的な強引さの甲斐もあって、ウィルという良き兄貴を得る事が出来、一方のウィルは、自分だけの時間にズケズケと土足で踏み込んで来たマーカスを、最初こそ煙たがっていましたが、彼と深く接していく中で、次第に"自分の人生に欠けていたもの"に気付かされていくのです。

この映画は、そんな二人の交流の進展に歩を合わせるように、"人間同士の絆や家族"といったテーマを浮き彫りにしていくのです。

日本でも最近は、"シングルライフ"というものが、新しいライフスタイルでもあるかのように市民権を得つつありますが、確かに、お金さえ払えば、ありとあらゆる娯楽やサービスが手に入る時代になって来ました。
個人が個人だけで、あたかも生きていけるというような錯覚に陥ってしまいがちな現代------。

もっとも、この映画は、そんな現代人に偉そうにお説教を垂れているのではなく、むしろ、大半の人間はそんな現代というものに、"不安と寂しさ"を感じ始めているのではないかと問いかけているのです。

だからこそ、この映画は多くの人々が共感を覚え、ヒットしたのだと思います。

そこにきて、ウィルを飄々と自然体で演じたヒュー・グラントという俳優の存在です。
ウィルは、ある意味、"究極の軽薄な人間"として描かれていて、本来ならば、決して共感したくないようなキャラクターのはずなのですが、ヒュー・グラントが演じると、何の嫌悪感もなく観る事が出来るので、本当に不思議な気がします。

ヒュー・グラントは、このような毒気のあるライト・コメディを演じさせれば、本当に天下一品で、彼の右に出る者などいません。
余りにも自然で、演技をしているというのを忘れさせてしまう程の素晴らしさです。

そして、困った時に見せる微妙にゆがんだ何ともいえない表情といったら、他に比べる俳優がいないくらいに、まさしくヒュー・グラントの独壇場で、もう最高としか言いようがありません。

かつての"洗練された都会的なコメディ"の帝王と言われた、ケーリー・グラントの再来だと、ヒュー・グラントが騒がれた理由が良くわかります。

この映画は、そんなヒュー・グラントの持ち味を最大限に活かして、誰もが表だっては認めたくないような人間らしさに踏み込んでみせるのです。

そして、人と人が接する時に感じる、内心の不安や自分の弱い部分を見透かされないだろうかという不安を、等身大の人間の姿を通して映し出す事に成功しているのだと思います。
dreamerさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-06-04 10:52:55)
187.《ネタバレ》 ~About a Boy~少年について。気になる少年。フランス語のタイトルは“少年のため”とか。
母親にとって良い子であり続けることの難しさ、そこから生まれる世間とのズレが上手に表現されていた。
やはり母親のフィオナが問題だ。救いようがあるのかわからない。自分で勝手に落ち込んで自殺未遂したり、まだ子供のマーカスに依存している。
話はズレるが、自分はもう、サンタは居ないと解ったけど、親は未だに「今年はサンタさんに何お願いするの?」という。親のため対外的にもサンタを信じる子供を演じる自分。周りにも「アイツまだサンタ信じてるんだぜ(笑)」ってからかわれる。マーカスはそんな感じの少年だろう。
ウィル宅に何度もしつこく訪問したり、外観ちょい怖いエリーと堂々と話して握手を求める。頭の中で歌を歌ってるつもりが声に出てしまう問題があるが、大丈夫な子だ。
問題はフィオナ。彼女は子供が男の家に入り浸っているのを心配して怒鳴り込む…のは良いが、レストランという場所を選ばず問い詰める。
マーカスが虐められている現実を脇に置いて、ウィルならどうする?そんな自分勝手な…と呆れる。
それでいてSPATの集まりで「ここで話して」と言っておきながら、自殺の話をすると「個人的なことを何であそこで」と怒る。
ウィルをクリスマスの集まりに呼ぶが、スージーにも知らせず当日会わせる。
二人の対応が大人だったから丸く収まったが、やり方がエゲツない。絶縁されても仕方ないやり方だ。
マーカスは母を喜ばせるためのスクール・ロック参加。(…ちなみにそれを知らせる時のフィオナ、ソファーで電源入ってないTV見てて怖い。)これは親に自分が虐められてる現実を見せる意味もあるんだろう。
Killing Me Softlyは邦題『やさしく歌って』だけど、KILLが入っている通り、本来の意味は“ゆっくり(真綿で首を絞めるように)じわじわ殺される”になる。
殺されていくのはマーカス。殺すのは母親。だったが、ウィルの手助けで、何やかやでハッピーエンドになって、良かった良かった。
K&Kさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-03-21 13:09:23)
186.マーカスが友人に似ていて新規感が沸く。
スローで地味にじわじわっと来る映画。
人との関わりあいから成長するってテーマだが、年齢は関係ないってこと。
mighty guardさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-03-15 23:05:34)
185.少々強引なところはたくさんあるけれど、面白くて楽しめるし気軽に見ることができるのが良いです。
だんだんウィルが良い奴に見えてきたところで何か抜けているところに魅力があって好きです。
さわきさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-22 18:15:45)
184.悪い話ではないけれど、やはりヒュー・グラントあってこそ成立する話であって、普遍性は感じられないなあと思ってしまう、ブサイクな自分を実感した。
くろゆりさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-03-23 21:03:24)
183.軽いタッチのありがちなストーリーかと思ったら、意外にも心地良い映画になっている。
ちょっとした幸せがちょうどいい、そんな人生を感じさせる作品。
simpleさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-03-14 17:06:07)
182.《ネタバレ》 もうぅまさしくヒュー様な映画ですね~~。なんともいえないホノボノとしたムードがとてもいい+レイチェル・ワイズがレイチェルという役名で出てるwというなんて素晴らしい映画なんだ(笑)。子役の子もぽっちゃりしてて可愛いし、街並みのいかにも英国な雰囲気がいいっすね~。曲の印税で暮らしてる無職の中年男という設定もなかなかユニークで、とても良かったですハイ
Kanameさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-09-15 09:31:53)
181.まさにヒュー・グラントという感じの映画。ヒュー・グラントと中学生が奇妙な友情で結ばれるというのを想像したら、その想像通りの感じの映画。いじめという重くなりそうな題材も、ヒューグラントテイストで、深刻にならないところもよい。ともあれ、いかれた親をもつ子供は苦労する。
シネマファン55号さん [インターネット(字幕)] 7点(2015-05-21 13:57:05)
180.ウィルに共感できる部分が大いにあって、興味深く見ることができた。子供のこ憎らしい風貌や演技、演出も面白かった。オチにもうちょっと工夫ができたら泣きもできたかもしれないけど、あっさり終了は少しもったいない。ヒューグラント巧いなあ。ずっと阿部寛に見えてたのは日本人だからかな。ドラマ「結婚できない男」桑野はこっから引っ張ったんだろうなあ。今分かった。 レイチェルワイズがレイチェル役で出演。少しビックリ。
タッチッチさん [DVD(字幕)] 7点(2014-11-09 13:18:19)
179.リアリティーはないですが、ユニークな登場人物達が次第に幸せになっていくとても楽しいコメディ映画です。
ProPaceさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-06 13:02:21)
178.いい映画。
でもちょっと印象に残りづらい映画。
aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 7点(2014-08-17 21:57:07)
177.2014.03/04 鑑賞。私好みの作風ではないが設定は面白い。でも私から言わせると大人になりきれていない男と大人びた子供の変わった者同士のコメディ風触れ合いと言える。最後に普通の男と子供に、めでたしめでたし。
ご自由さんさん [地上波(字幕)] 6点(2014-03-04 22:41:49)
176.いかにもブリティッシュなマーカス少年、これがまたうまいんですよね、心温まる1本です。もちろんぼくたちのヒューも変わらずチャーミングです、作品当時と今では彼も父親になったわけだから、また感じるところが違うのでしょうかね。。
HRM36さん [DVD(字幕)] 7点(2014-02-12 14:53:23)
175.ウィルに共感する部分が多かった。ラスト、ありきたりな展開でないところも良い。
nojiさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-08-25 22:50:44)
174.《ネタバレ》 ウィルとマーカスの心のつながり方がいいですね。
この映画で「キリング・ミー・ソフトリー」の使われ方が最高でした。
2人より3人がいい。その理由もちゃんとしていて納得。
ヒュー・グラントってあまり好きじゃないけど、この映画は特別。
クロエさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-07-02 01:26:14)
173.やっぱりダメ人間が似合うなぁ~(ほめ言葉)
SINさん [DVD(字幕)] 8点(2012-01-11 16:28:11)
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【点数情報】

Review人数 212人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
231.42%
331.42%
462.83%
5209.43%
63215.09%
76430.19%
85726.89%
92210.38%
1052.36%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.22点 Review9人
2 ストーリー評価 7.47点 Review17人
3 鑑賞後の後味 8.26点 Review15人
4 音楽評価 8.17点 Review17人
5 感泣評価 6.77点 Review9人
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【アカデミー賞 情報】

2002年 75回
脚色賞ポール・ワイツ候補(ノミネート) 
脚色賞クリス・ワイツ候補(ノミネート) 
脚色賞ピーター・ヘッジズ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2002年 60回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)ヒュー・グラント候補(ノミネート) 

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