12.ケイト・ブランシェットが好きで観た。彼女のノーブルでありながら危険な陰のある雰囲気を、感嘆しつつ堪能した。真面目で芯が強そうなお嬢さんから、肝の据わった表情をするようになり、闘う顔になっていく。「エリザベス」のときも感じたけれど、そういう女性の変遷を演じるのが、ケイト・ブランシェットはものすごく上手い。彼女の中にある迫力が、だんだんと放出されて輝きを増す。すべてが終わったとき、何事もなかったかのように生きることを選ばず、同じ傷・同じ怒りを持つ場所で生きようと決意するシャーロット・グレイはスゴイと思うし、その誇り高く強い女性を演じたケイトは素晴らしい。そして、最後『戻らないものもある』といった彼女の、凛とした表情が印象的。しかし、他の皆さんが書いているとおり、フランスにスパイに入ったという物語なのに、ずっと英語で通すのはあまりにも違和感がある。手紙もメモも何もかもが英語。ママンとマダムとムッシューを使えばフランス??? じゃあ、ドイツ人も英語だな、と思ったらドイツ語らしいものを話しているし、中途半端で、本当にビックリだった。いかにも1940年代なファッションは素敵だった。 |
11.シャーロットグレイという人の人生については良くわかったが、だからどうした。なにがすごいの?そして、舞台がフランスなのにみんな英語をしゃべっている時点でクソ映画。そして長い。無駄に長い。見ていてかなりの苦痛を感じた。この映画を眠らずに見られた自分がすごい。 【インセイン】さん 2点(2004-02-23 10:13:47) |
10.ケイト・ブランシェットはどこまでも強く優雅で美しい。すごいなーフランス語も喋れるのかーきっとフランスにスパイとして潜り込むんだなーと惚れ惚れしながら、舞台がフランスに移ったと気付いたときには終盤でした。重ーい時代背景がほとんど活かされていない、ケイトのプロモーションみたいな映画。 |
9.ハードな訓練を受けて、ナチス占領下のフランスに潜入するのに、肝心のピーターは途中で存在がなくなっちゃうのね。ジュリアンの父と子供達のその後がとっても気になった。 【よっさん】さん 6点(2004-01-14 21:21:35) |
8.この手の作品,実は大好きなんですけどね・・・。わりとサスペンスフルな進行だったし,ケイト・ブランシェットの凛とした雰囲気や,ストーリーが進むにつれて次第に心境が変化していく役作りとか,見るべき点は有ると思いましたが,見終わった後の+αが全く感じられなかったのはどうしてでしょうか。とにかく印象に残らなかったのが残念。 【koshi】さん 5点(2004-01-03 17:26:30) |
【BECK】さん 6点(2003-12-22 14:28:07) |
|
6.軽い気持ちで戦争に参加したら、とんでもないことが待っていた、といった内容です。向かった先で知り合った人達に次々と良くないことが起こり、自分の果たすべき使命について考え始める、成長の物語と言えるでしょう。始めは初々しさが漂っていたケイト・ブランシェットに、最後では凛とした厳しさが感じられ、すごい女優だなと思いました。ラストにやや不満が残りますが、拾いものの一作でした。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 8点(2003-12-15 23:53:26) |
5.ケイトブランシェットが素敵でした。映画って本当に素晴らしいです。 【yasuto】さん 9点(2003-12-04 00:05:16) |
4.戦時下の恋する女性の生き様として、自分の力でどうにもならない苦悩が良く描かれていたと思います。ただし、ヒロインは硬質なイメージのケイト・ブラシェットには似合わない役だったと思います。もっとやわらかなイメージの人がやっていればまた違う感想だったかも。ラストは苦いハッピーエンドのはずが、なんか軽い印象を与えてしまって残念。それにしても母性に目覚める演技をしてもケイト様は硬い(笑 ギフトの役やガラドリエルはばっちりなんですが。 【nazu】さん 5点(2003-09-21 12:51:40) |
3. C. ブランシェットの映画なので楽しみだったのですが、全体に物足りなさが残りました.sayzin さんが仰るように、フランスに入ったらフランス語でしょうし、最後に必死にタイプした手紙もフランス語になるのでしょう.そして、敢えてフランス入りしたという動機が、あの設定では軽く思えてしまうのです.それにしても、あの教師役の俳優は顔つきからして卑しさが滲み出ていて、舌を巻きました. 【シャリファ】さん 4点(2003-08-24 23:39:38) |
2.新聞の映画批評にごまかされた感じ。女性にとっても物足りない。 【yappy】さん 5点(2002-12-29 20:56:54) |
1.第二次大戦末期、消息不明の恋人を探す為に連合軍のスパイとなったイギリスの民間人女性が、ナチ占領下のフランスで戦争の現実に直面するという大河ロマン映画。全体的な筋立てが「大河ロマン」と形容したくなるほど古臭い上に、完全に女性向け。また、前半を端折り過ぎた所為か、私には今一つ主人公の内面が伝わってきません。主人公の名前が何故タイトルになっているのかということも含めて、本来ならラストで感動する筈なんだけどなぁ…。そして致命的なのが、主人公はフランス語が堪能だという理由で軍に登用されたのに、フランスに着いたら全員英語喋ってるじゃんかよー。おいおい…。例えば「冷静と情熱のあいだ」で、イタリア人が全員日本語喋ってたらおかしいじゃん。英語圏では言語に対する違和感は無いんでしょうかね? ということで、クラシカルでエレガントな衣装が最高に似合うケイト・ブランシェットの目の据わり具合に+1点の、5点献上。 【sayzin】さん 5点(2002-12-01 22:48:17) |