196.《ネタバレ》 Ⅰを知らなければ、スパイものの中では10点なんですけど、個人的にはⅠには届かず、でも最高傑作に近い9点です。 ラスト直前まではスパイアクションとしてパーフェクト。完璧なエンターテイメント。理不尽な状況をどうひっくり返すのか。もう片時も目が離せません。 それに対して本編ラストのクライマックス。なんとあっけないことか。いえ、普通の映画であれば十分な見せ場になりうるのでしょうが、ドイツ・バチカンでのミッションに対してこのラストでは何とも物足りないです。 もちろん、リアリティを求めればこのラストだってもちろんありえる話なのですが、これだけやられたからには、ラストで相応のカタルシスを味わいたいわけです。それこそ映画の醍醐味ってもんです。そこんとこだけ、ちょっと弱い、ですがラストを除けば満点です。 総評としては、『Ⅱ』よりかは『ミッション・インポッシブル』できているわけですけど、『Ⅰ』ほどには『ミッション・インポッシブル』できていないわけです。やはりドイツでの『リンジー奪還作戦』、バチカンでの『デイヴィアン捕獲作戦』が本作最大の見所ということになるでしょう。 そして特筆すべきは本作のスピード感。躍動感。これにかけては3作品中最高かもしれません。 見るものに考える暇さえ与えさせません。(もしかしてそれが狙いか?) いーんじゃないでしょうか、その流れに乗ったもん勝ちですね。 見たくも無い粗なんか無視して楽しんじゃえってことでしょう。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2015-12-03 03:16:58) (良:1票) |
195.正直、ナメてました。気楽に観ていればストーリーを追えるだろうと。しかし中盤、橋の上で襲撃されるシーンで、にわかにわけがわからなくなりました。あれって事故とか事件とかいうレベルではなく、もはやテロでもなく、はっきり宣戦布告のレベルですよね。戦闘兵器で米国本土が空爆されるのは、もしかすると太平洋戦争時の真珠湾攻撃以来かもしれません。大統領が非常事態を宣言し、世界中のメディアが騒ぎ、米軍がスクランブル出動して得意の報復措置に出てもおかしくない。少なくとも、あれだけ派手に被害を受ければ、もうIMFの手に負える案件ではなくなるはずです。 ところが、この一件については完全にスルー。なぜかT・クルーズの〝暴走〟が悪いという話になっている。「問題はそこか?」「どうして全米が泣かないんだ?」と混乱しているうちに、本編が終わってしまいました。IMF的には一件落着したようですが、個人的にはなんともモヤモヤの残る作品でした。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 6点(2015-09-22 02:24:18) |
194.《ネタバレ》 映画を始めとする作劇上の用語に「マクガフィン」という言葉がある。 何かしらの物語を構成する上で、登場人物への動機付けや話を進めるために用いられる仕掛けの一つ。登場人物たちにとっては重要なものだが、作品の構造から言えば他のものに置き換えが可能で重要なものではないものの総称である。(Wikipedia他調べ) この人気スパイ映画シリーズ第三弾は、この手の映画の常套手段である“マクガフィン”を、敢えてただの“マクガフィン”としてのみ存在させることで、スパイ映画の王道を踏んでいる。 初見時はその企みに対して、ただ単にベタなだけに見えてしまい、マクガフィンの正体が説明されないことに対しても納得がいかず、不満足に繋がってしまっていた。 だが、改めて見返してみると、敢えてストーリーに膨らみを持たせず、むしろ薄っぺらなものにした製作陣の意図が明らかになった。 この映画はストーリーの妙を楽しむものではなく、スパイ映画らしい豊富なガジェットや作戦の裏側をつぶさに見せることによる娯楽性を楽しむべき映画なのだ。 そういう意味では、往年の映画を愛するJ・J・エイブラムスらしい映画愛に溢れた作品だとも思える。 【鉄腕麗人】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-08-31 22:37:08) (良:1票) |
193.《ネタバレ》 もううさんくさいイーサン・ハントはいないんだ!スローモーションの無駄遣いもないんだ!チームワークで任務を遂行する「スパイ大作戦」のイーサン・ハントが戻ってきたぞー!というわけで大好きな映画です。オープニングの音楽からしてダメダメだった『2』をなかったコトにする気まんまんで、『1』、そしてドラマ版へ原点回帰するぞ!という意志が感じられてサムズアップ。現役復帰する動機がやや弱いけど、アクションはシリーズ史上最高にかっこいいし、なによりもチームワーク感にしびれた。一番のお気に入りはイーサンがラビッドフットを盗みに入ったのにその過程を一切見せず、仲間が彼の生還を祈るしかない様子を見せる演出です。ここで観客と仲間たちの距離を一気に近づけ、のちの展開にのめり込めるようになっているんですよ。素晴らしい!エイブラムスのことを過大評価野郎とか思ってたけど、撤回します。やるじゃん! 【カニばさみ】さん [インターネット(字幕)] 8点(2015-08-08 01:58:45) |
192.こういう中身のないアクション映画を見ると、時間を浪費したようにも思うが、時間の浪費こそが最高の贅沢とも言えるわけで。ただし、拷問シーンが多いのはちょっとキツイな。昨今のリアルな残忍事件を想起させるし。 |
191.《ネタバレ》 いきなりイーサン最大の危機の場面から始まる。事態は目まぐるしく変化し、スピーディで切れのあるアクションに次ぐアクション、裏切りと真相の意外性、随所にちりばめられたスパイ味、最愛の人の生と死、息をつかせぬ展開で最後まで魅せる。 だが決して良質の映画とはいえない。退屈凌ぎにはなるが、感動や爽快感とは無縁だ。いわゆるご都合主義が多過ぎるせいだ。 最初の女部下救出場面。イーサン参加時点で、既に敵と人質の居場所が分っているのはもったいない。見つけ出す過程が楽しいのに。それに引退したイーサンをわざわざ召集する理由もない。自動機関銃や爆薬を使っての荒々しい救出劇や敵を無慈悲に殺すやり方には問題がある。敵ヘリの攻撃をかわすためにヘリが風力発電の風車群をくぐりぬけるのはよいが、敵ヘリもそれに追従するのは不自然だ。上空からミサイルを撃ちこめばいい。それみたことか、衝突してしまった。それとわざわざ頭蓋に時限爆弾を仕込む理由は無いだろう。 バチカンでの武器商人デイヴィアン確保作戦。本人そっくりに変装したり、声を再現したりするが、嘘っぽい技術だ。そんなことしなくてももっとスマートにやれると思う。それ以外の作戦は巧妙だっただけに残念だ。秘密兵器ラビットフットはデイヴィアンが高額で誰かに売るという話だったのに、イーサンが奪った書類にラビットフットの在処が書かれていて、妻を人質にとられたイーサンがそれを奪う展開になる。あれれ、デイヴィアンは本来どうやってラビットフットを入手する予定だったの?上海での場面。イーサンが人民軍の拠点ビルに振り子の原理で侵入してから、どうやってそれを盗み出したかは省略されている。これももったいない。ここでも簡単に人を殺す。妻命優先、他人命無視が甚だしい。ここから終盤にかけて盛り上がらない。デイヴィアンも真の裏切り者も弱すぎるのだ。瀕死のイーサン妻が銃で敵を仕留めるのは漫画的。そして頭蓋のイーサンの時限爆弾処理の顛末は誰でも予想がつく。 結局のところ観客を興奮させることにばかりに意を注ぎ、繊細さに欠ける脚本に問題がある。組織内に裏切り者がいるという設定は安意だし、後味が悪い。ラビットフットの正体が不明のままで終るのも脱力でしかない。真の娯楽映画は後味が良いものだ。良くも悪くもハリウッド映画の典型。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-05-16 14:40:41) |
190.《ネタバレ》 ボス弱ぇ~~~~(亡くなられたの知りませんでした) トムの鼻の形が変に見えた。骨折したの? 私は大多数と違って2のほうが好きです。 最後にどうしても言っておきたいことが・・・ 鼻に埋め込む爆弾。あれはびどすぎる!やめてあげて! 【たかしろ】さん [映画館(字幕)] 5点(2014-05-08 16:04:15) |
189.《ネタバレ》 シーモア・ホフマンが亡くなってしまったので、なんか出演作を観よう!という感じで観賞。シリーズを観たことはありませんが、問題なく楽しめました。 とはいえ、ホフマンはあまり目立っていなくて残念でした。なんか小物扱いですし、大物らしき奴はぱっとしないし、悪役が魅力的に描かれていないと話が盛り上がりませんな。 しかし、たまにハリウッド大作を観ると映像技術の進歩ってスゲェなぁと思います。 【swamizi】さん [インターネット(字幕)] 5点(2014-02-06 15:55:26) |
188.「あらら」だった2から盛り返しましたね。特にフィリップ・シーモア・ホフマンの功績が大きい作品。やっぱりトムさんは苦手なんだよなぁ。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-11-16 00:40:31) |
187. スピード感のある作品でしたが、少々疲れました。 【海牛大夫】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2013-11-09 11:55:46) |
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186.これの興味はフィリップ・シーモア・ホフマンの悪役だった。コンプレックスの裏打ちのある人をやらせると絶妙な役者で、何か新鮮な悪役像を生んでいるのではないかと期待したが、ごくフツーの悪漢だった。昔の007映画のように、さしたる必要性もないのに世界中を回っていて、それは嬉しかった。ベルリン・バチカン・アメリカの海上ハイウェイ・上海と、質感の違う風景を並べていくのが楽しい。交通法規を無視しずいぶん巻き添えの事故死者を出してしまっただろうなあ、といった小市民感情からしばし自由になるのがこういう映画の味わいなので、積極的に無視しぶっ飛ばしてるつもりになる。でも悪漢の方だって、ジェット戦闘機持ってるのに人質の警備が粗雑だったり、きっと根は小市民なんだぜ。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-09-22 09:46:11) (笑:1票) |
185.1、2未見で見ました。「これでもか!」という内容が詰め込まれたアクションは、凄まじいの一言。次に何が起きるのか?そう考える隙さえ与えない作り込みは、娯楽映画として十二分に楽しめました。 【sirou92】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2013-04-08 15:38:11) |
184.《ネタバレ》 同じ評価点ではあるが、ジョン・ウー印のトム・クルーズのPVと化してしまった感のある2作目よりはストーリーの面白さで魅せる構成となっていて、前作よりははるかに面白かったと言える。でも、やっぱり派手な見せ場シーンが多く、一作目ほど緊張感がないので印象としては可もなく不可もなくといったところ。一作目からちょうど10年後に作られた作品で、冒頭の婚約パーティーのシーンにおける「この仕事を始めて10年だ。」というイーサンのセリフが妙に印象的。トム・クルーズはかなりこのシリーズに愛着があるのだろう。3作目までほぼ間をおかずに見て、少々飽きてきた気もするが、ここまで来たら残る1本も見てみよう。 【イニシャルK】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-03-21 20:08:03) |
183.《ネタバレ》 冒頭からリンジーの死までを見て、これはかなり重いな~と…。フィリップ・シーモア・ホフマン演じるデイヴィアンの冷酷さが怖い。しかし、イタリアに乗り込んでからは軽快なリズムに変わり、小道具だったり、お馴染みの変装が見られたりと非常に楽しかった。その後はド迫力のアクション。こちらもなかなかの出来で、お金かけてるな~って感じ。デイヴィアン(&黒幕)との最終決戦はやや物足りなかったけど、さすが人気シリーズと思える充実の内容だった。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-03-21 17:05:30) (良:1票) |
182.2012.12/04 鑑賞。この手の作品は観てる段には音響・展開・迫力で十分に楽しめる。でもそれだけの娯楽で私には終わってしまう。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-12-11 23:36:33) (良:1票) |
181.《ネタバレ》 このシリーズならではのハラハラドキドキのスパイ作戦はナイス。ラストの展開が急すぎて、ちょいドタバタ感があるけどいいと思います。これだけ暗躍してるイーサンが一般の奥さん持ったらいかんやろ。 【トメ吉】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-12-10 14:34:44) (良:1票)(笑:1票) |
180.意外や意外、面白かったです..前作のリアリティーの欠けらもない「M:I-2」より、遙かに良かった..ラスト辺りは、ご都合主義まっしぐら!でしたが..十分楽しめます~.. 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-06-29 12:53:33) |
179.前作が大変酷いものであったからか、凄く楽しめた作品。マクガフィンもうまく使えていて、ストーリーもとても緊張感あるものに仕上がっている。フィリップシーモアホフマンがすごくいいキャラで、なくてはならない人物だった。 こういう話こそ、MIだと思う。 【バトルコサック】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-05-29 03:09:52) |
178.前作はただの派手なだけのアクション映画になった感があったが、サスペンス要素のあるスパイアクションとして復活。こうなるとこのシリーズは優れたエンターテイメントとして素直に評価できるよね。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-15 14:11:17) |
177.《ネタバレ》 2度目観賞。現時点でシリーズ最高傑作。今作の舞台はバチカン、上海などワールドワイド。橋上での戦闘シーンの迫力はものすごかったです。現役復帰に悩むイーサンなど今作はアクションだけでなく人間ドラマも楽しめました。二転三転する展開に最後まで釘付けでした。トム・クルーズの走り方が姿勢よすぎてぎこちない…。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-04-15 00:39:15) |