187.《ネタバレ》 「カジノ・ロワイヤル」なんて看板ぶら下げてる割にはカジノ要素が…物足りないです…。特に盛り上がることもなくあっさり決着ついてた様な印象。もっと「深夜特急」の大小のシーン読んだときみたいな高揚感を期待してたのに…。初対面のヴェスパーとお互いの過去を探り合うシーンのほうが知的、心理戦的面白さって点では上でした。私にとってこの映画のベストシーンはあの場面。 007シリーズを真面目に観たのは今作が初めてだったんですが、イメージと違って笑えるシーンがなかなか多かったですね。特に序盤のカジノで「車どけとけ!」って言われた腹いせに雑な駐車をするところと、「○○タマが痒いんだよ!もっと右を掻いてくれ!」 ゴンッ 「AHHHHHHHHHI!!」のシーン、そして「財務省が貸した金返せって言ってきてるぞ」「…やっぱり返せって言ってきました?(どシリアスな表情のアップ&どシリアスなBGM)」この3つはややウケでした。 ダニエル・クレイグという俳優を観たのも今回が初。印象は…なんかロシアンマフィアっぽい。トム・クルーズやシュワちゃんみたいに、流れ弾が勝手にそれていって自分には絶対に当たらない、アクションスター必携のあの特殊スキルは持ってなさそう。あと走るフォームが面白れぇ。ついでに胸筋から上はムッキムキなのに腹回りは結構だらしなくてプロレスラーみたい。 |
186.1967年の、シリーズ中随一の怪作として名高いアレのリメイク(?)と言っていいのかどうか…。ただ、他の007に比べて派手なアクションに頼るのではなくポーカーの頭脳戦をメインに据えるのは好感が持てる。もう少し勝負の緊張感が観るものに伝わるように(ポーカーに詳しくないものにでも分かるように)作ってあると佳かったかな。好み20/50、演出9/15、脚本10/15、演技6/10、技術8/10、合計53/100→5/10点 |
185.《ネタバレ》 自分の中で007は様式美が全てみたいなところがあるのでまあ大体6点とか7点とかそういう点になってしまいますが本作は8点にしました。原作への忠実さだけでなく、強そさやスパイとしてのリアリティなど、個人的には史上最高のボンドかと。ポーカーに時間をかけて戦闘シーンを減らしたのは賛否両論あるかもしれませんが自分は良いと思います。緊張感のある序盤のモノクロシーンから終盤の鮮やかなイタリアのシーンなど見せ方も素晴らしかった。エヴァグリーンも最高。 【なす】さん [インターネット(字幕)] 8点(2017-08-08 19:53:28) |
184.《ネタバレ》 すっげ面白かった。 娯楽作品はかくあるべしというお手本みたいな映画。 【プラネット】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2017-04-21 23:58:08) |
183.《ネタバレ》 明らかにボーンシリーズの影響でリアル路線に舵を切ったがコレが大成功!新ボンド、ダニエル・クレイグと個人的に史上最高のボンドガール、エヴァ・グリーンの色気が凄まじい。もはや歩くセッ〇ス状態で終始興奮しっぱなし。キレのあるアクションの連続、かと思うとカジノでの静かな緊張感、何故か笑える拷問シーンまで、結構な上映時間なはずだが一切退屈しなかった。そしてためにためて、完璧なタイミングでのキメ台詞&あのテーマ曲!決まった! 【けんじマン】さん [映画館(字幕)] 9点(2016-10-06 20:17:41) (良:1票) |
182.《ネタバレ》 ボンド映画の中でも最高傑作。 【カジノ愛】さん [DVD(字幕)] 9点(2016-08-28 01:24:38) |
181.007シリーズの中ではもしかしたら異色なのだろうか。それでも、面白い。 前半からド派手なシーンの連続で、なかなかのものと感じたが、惜しいのは後半のちょっとしたトーンダウンだろうか。カジノでのもう少し深い心理戦があっても良かったか。 【simple】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2016-06-11 16:23:07) |
180.007にしては珍しく品のある作品に仕上がっていたと思う。くだらない兵器もなかったし・・・。このリアル路線で今後もつくっていって欲しいです。 【はりねずみ】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-05-29 15:36:05) |
179.2回目鑑賞(5/7、8/9)。新しい007の出現と云える新鮮さ。 走る!走る!走る!スピード感、溢れる渋い、苦味のある新ボンド。 クレイグ、ミケルセンは渋い。グリーンは凄く綺麗。 時代に沿った007。このボンドでシリーズ化期待。 ’08.3/6 3回目鑑賞。007シリーズ第21作目!! 6代目ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグ。やはり、面白い。+1点。2016.04/18 4回目観賞。 【ご自由さん】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-04-18 23:04:22) |
178.007の音楽を使った某バラエティ番組見て何か懐かしく思い、「寅さん」シリーズでも観るつもりで借りてみました。007をまともに鑑賞するなど高校時代以来かもしれない。 欧州のアートフィルムのようなシックなモノクロの出だしから、一転カラフルなトランプ舞うセンス良いアニメーションのオープニング、さらに一転アフリカを舞台にした超高所恐怖症的肉体アクションへと・・あまりのUpdateぶりにビックリしました。「安定のワンパターン」どころか最新鋭のアクション映画として充分通用する作り。 舞台は超セレブが集う秘密のカジノ大会へと。確かにゲームや心理戦をもう少しじっくりやってくれたら・・という感じはしますが、視覚的要素や雰囲気はとても良かったです。こういうゴージャスな舞台は007ならでは。 ただ大会が終わった後はパワーダウンしてしまった感じで、しかもダラダラ長かったのが残念。 シッフル一味がどんな手を使っても金を取り戻しに来るのは必定で、MI6も万全の態勢で防がなければいけないはず。なのに呑気に祝杯上げて、当り前のように攫われて拷問・・この辺りの流れの納得の行かなさはC級映画でも見てるような。ヒロインももう一つ説得力がない。「女王陛下の007」のトレイシーは、ある意味変人で傑物で、いかにもボンドの伴侶に相応しいという感じのキャラだったけど、今回の人は他の歴代ボンドガールと何が違うの?って感じ。 最後の豪快版「ヴェニスに死す」と、最後の最後にあのセリフが登場する演出は良かったです。 【番茶】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-04-17 20:42:07) |
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177.ソニーがコロンビアムを合併したせいで、日本バッシングが強くなり、ボンドはVAIOを使わされるはめになり、散々である。 ◆2回目見た(2016/3/20)のだが、納得のいかなさが、はんぱなかった。ボンドとヴェスパーが惹かれあう説得力がない上に、ヴェスパーを道路に転がしておけば、ボンドの車が横転すると考えるのは甘すぎるんでは。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-03-21 19:45:20) (笑:2票) |
176.《ネタバレ》 カジノなのにイカサマも心理戦もそこまでない!?ほんでそのタイミングで盗聴器しかけるのめっちゃ見られてません!?賭けに負けて女と喧嘩する流れはてっきりわざとやってるんだと思ったらそうじゃなくマジだった!で怒ってナイフ持って敵に攻めようとするってどんだけ感情的やねん。そのとき話しかけてきた黒人の「俺はCIAで君の身内だ」とかスパイが信用するか!?俺でも疑うわ。信用させるなら特別な暗号とかいるっしょ。後半のラブシーンはそんなにいらんなぁ。第一アソコに拷問受けたのにそんなすぐヤレる!?だから今回の007で分かったのは、ボンドのアソコはやっぱりゴイスー!ってことですね! 【ゆにお】さん [インターネット(字幕)] 4点(2016-03-18 21:21:51) (良:1票) |
175.《ネタバレ》 濃い、とにかく濃い。 ダニエルボンドの写真を初めて見た僕の拒否反応は凄かった。「あんなんボンドじゃないやい!」もちろん当時は見なかった。その後DVDで見た僕はひどく後悔する事になる、もちろんとても面白かったんだから! にしても本作の密度は今回改めて見たが凄い。パルクールなチェイスから、空港での攻防、そしてポーカー勝負にベネチアでの死闘。これだけでも相当派手で見応えバッチリだが、その間にもヴェスパーとボンドとの悲しいラブあり、解毒あり、階段での格闘ありと、とにかく詰め込みまくり。ただ全くそれが気にならないくらい静か動を上手にブレンドして進行し、見ていてグイグイ引き込まれるんだから堪らない。 無骨なダニエルボンドの荒いアクションもなんとも危なっかしく見ていてハラハラするし、それでいて人間味の溢れる表情と一点を見る青い目がとてもクールだ。 それに今回の一番の悪役ルシッフルもなかなかイイ悪役っぷりで、ポーカー戦での彼はとてつもなくカッコ良い。まぁ情けない面がちょい多いけどね。 Qも秘密兵器も無ければ、ユーモアも少ない本作だけれど、これもまた新しい007の形だったのだと改めて思う一作だ。 【えすえふ】さん [DVD(吹替)] 8点(2015-11-18 12:23:24) |
174.良い意味で本来の007とはかなり違う。 金髪のジェームズ・ボンドに違和感あるが結局は中身。007のなかで傑作だと思うし好きです。 ライセンスをもらう前のストーリーやカジノバトル、そして悲劇のラスト・・見所は満載。 |
173.《ネタバレ》 失敗作だと思う。理由はヴェスパーがボンドと関わりすぎている所。ボンドがヴェスパーにいいように玩ばれながらMに辞表をメールで送る所なんか観ていられない。脚本が魅力的でない。これなら次の「慰めの報酬」の方が良い。 【アマデウスga好き】さん [地上波(字幕)] 5点(2015-09-13 20:25:45) |
172.ダニエルクレイグが新007を見事に演じていて素晴らしい仕上がり。 景観の美しさに、かっこいい車、美女、そして渋いジェームスボンド。 男じゃなくても、なってみたい!と憧れてしまう。ブルーレイ買おっと! 【ギニュー隊長★】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-07-04 12:35:23) |
171.冒頭でパルクールを(こんなに長々とやる必要もないくらい長々と)展開して、新生007映画は肉体アクションで行きますよ、と。実際、新ジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグは、数々のアクションをこなしてみせ、実際、全力疾走するシーンもやたらカッチョよいのです。うーむ、やっぱボンドと言えばロジャー・ムーアでしょ、という病んだ世代(笑)としては、あの「アクションはすべてスタントマンに任せてますから」と言わんばかりの涼しげな表情が懐かしくもあったりするのですが、ま、アレはアレとしまして。なにせこの、クレイグ=ボンドのかっこよさ。そして「新・第1作」と言うか、むしろ「第0作」とも呼ぶべきこのリニューアル作品ならではの、ときに感情を隠すことなく人間味をみせる(それなりに、ですが)ボンドの姿があります。いくらボンドだって、睾丸を攻撃されれば痛いし恐怖も感じるのです(これまでの作品におけるボンドはそもそも、まず睾丸を第一優先で守ってたもんね)。正直、カジノの場面はさほど盛り上がらないし、映画の終わりの方も間延びした感じ、全体的に作品をもう少し引き締めて欲しい気もするのですが、それでも007シリーズの中で異彩を放つ作品、いいもん見せてもらったな、と。 ただ、ダニエル・クレイグがボンド役を退いたら、次やるヒトは大変ですな。ロジャー・ムーアの功績はやはり、「誰でもボンド役が演じられそう」なところまでハードルを下げた点ではないでしょうかね、ハイ。 【鱗歌】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2015-05-09 09:47:15) |
170.《ネタバレ》 僕の最初の患者は、僕よりも少し年下の彼女だった。少し暑いくらいの部屋の空気に混ざる、朝の静けさは彼女の心にどう映っただろう。僕はそう言うことを考えられないまま、機械的な質問ばかりを投げかけた。本当は分かっていた。僕は彼女の事を、彼女たちと僕たちの持っている関係以上に考えてはいけないなんて言う事は、とうに。 「先生、明日帰りたい」 悪い笑顔でそう言う冗談を言う彼女に、僕は頑張って寝ていなさい、と言葉を掛けるけどそれ以上のことは出来ない筈だった。 「散歩、いこうか」 ナースの足音が遠ざかるのが聞こえて、え?と二人共が言う。言うつもりのなかった言葉がするりと口から零れていた。疲れていたのだと思う。けれど、僕の心の中に毎日少しずつ詰まっていく重いものがだんだんと大きくなっていった。 忍び足で、堂々と連れ出した彼女はいった。 「外ってやっぱり寒いんだね、先生」 悪い笑顔で車椅子を押される彼女は、僕の気持ちを知っているのかもしれない。 彼女がいなくなる日、熱病にうなされた僕はそこにいる事が出来無かった。 彼女が僕と過ごした部屋で、僕の心の重りは二度と外れなくなった。僕に力があれば。目を閉じて呟いた。 後ろから肩を叩く同僚が僕を励ます。彼女は無事に退院したから大丈夫。あとは僕に任せてよ、と。 余り違わないはずの僕らの、致命的スペックの差が、さらに大きい差を生む。僕よりもずっと上手く隠密行動をして見せたのだ。空いた時間にいくら呪ってみても、僕の呪いを跳ね返す頼りがいのある性能の彼には全くもって通じないのだった。 今日のジェームズは凜々しくて、知的で、機敏で。だけど何回死んでもおかしくないくらい、ヘマをする。 いつものジェームズも何回死んでもおかしくないくらいなんだけど、間抜けなんだ。見た目もいつもの彼らの方が精悍でとても業務に耐えられる感じがしないくらい端麗で見栄えする。でも、今日のジェームズの方がずっと仕事が出来そうだ。 たぶん、僕らが愛して止まないジェームズとは何か根本的に出来が違うんだろうな。 あれだけ大雑把で、毒を盛られて捕まって。通常操業のはずなのに、どうしようもなくジェームズなのに、意欲旺盛で頼もしいもんだから従来のジェームズをこよなく愛する僕たちは、新しいジェームズには敵意むき出しなのである。 そして、面白いだけになんか腹が立つ。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2015-03-21 00:55:16) |
169.《ネタバレ》 ○これぞ007という派手な出来で、これほど映画館で観ればと後悔した作品もない。○大がかりなアクションシーンと美女とのロマンスがあれば満足できるシリーズだが、映像がスタイリッシュで驚かされた。○冒頭の身体能力が化物相手のチェイスシーンはシリーズ史上最高のオープニングアクションだった。また身体能力で相手に劣るボンドが力技で追いかけるところもボンドのキャラを示していて良い。○また、ボンド誕生の頃の話でボンドのキャラが荒っぽいのも映像美との対比で際立つ。○そして、地味になりそうなポーカーのシーンもいろんな工夫がしてあって良い。ボンドガールに前もってライバルの目を引くようにセクシーに登場しろと言えば、ボンドが一番見とれているというフリの効いたギャグも良かった。○反対運動も起こった金髪ボンドのダニエル・クレイグも歴代ボンドの中でも一番バランスの取れた俳優だと思う。 【TOSHI】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2015-01-17 23:40:54) |
168.ドラゴンタトゥからのダニエル・クレイグの男の色気目的で初007。 だいぶこれまでのイメージ・トーンが変わったようですね。 爽快で、緊張感もあり、映像のクオリティも高い。スカッと「あーおもしろかった」と云えた作品でした。が、ミッション・インポッシブルやボーン・スプレマシーと後味が100パーセント同じです。 【460】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-10-03 02:52:08) |