31.主役二人が普通っぽくてリアル。セリフや振る舞いでクスッと笑えるシーンが結構あり、 前半は楽しく鑑賞していたのだが、中盤から毛色の違うあれれ?という展開に。 ヒロインのキャラがあまりにも変わりすぎて、正直ちょっと戸惑った。 タイトルの「さんかく」は三角関係のことなんだろうけど、ラストで何とかこじつけた感じ。 主役の男優のキャラは良かったけど、どうせならもっとボロクソになってほしかったかな。 総体的には楽しめた作品だったけど・・・。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-12-15 10:53:26) |
【akila】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-12-08 20:13:46) (笑:1票) |
29.《ネタバレ》 自分の誰にも触れて欲しくない根っこの部分をねちねちと罵倒されながらぐちゃぐちゃに踏み潰され行き場のない気持ちに襲われました。フラストレーションはたまる一方でエンディングの爽やかな歌とは正反対にほぼ全編モヤモヤとした気持ちで観ていましたが、最後の佳代の笑顔でこれでよかったのかもしれないと妙な心地よささえ感じてしまう不思議な映画でした。 【ちゃじじ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-12-03 21:38:27) |
28.《ネタバレ》 男って本当にどうしようもないよなあ!女って本当に強いなあ!強いけど弱い部分も持っているなあ!何だか男女のどうしようもない部分がここまでリアルに描かれているのは凄いと思うし、でも何だかスッキリしない。きちんとした彼女がいながらもその妹に対して恋愛感情を抱いていく駄目男とそんな男を忘れられない女のやりとりも痛い。痛いなんてよりも痛すぎる。本当に哀れだ。一方でその二人を狂わす原因となるもう一人の女、これがまた監督の趣味なのか?的なロリコンタイプとその女が付き合っている柔道部の男、この二人を最後はボコボコにやっつけて欲しかった。タイトル通りな映画という意味での面白さ、リアリティこそがこの映画の魅力であり、吉田恵輔監督はこの映画を通して人は見かけで判断するな!見た目に騙されないようにしよう。特に男は女に騙される生き物なんだと言っているようである。 【青観】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-11-26 17:09:52) (良:1票) |
27.《ネタバレ》 桃を演じる小野恵令奈がエロい!かわいい!そして憎い・・・!15にして立派な悪女だよ。 (これはほとんど想像だけど)先輩にふられ、その腹いせか自身の女の魅力を試したかったのか、身近な男・姉の彼氏である百瀬をたぶらかし、百瀬のしつこい電話をネタに柔道少年と仲良くなって、百瀬をボコボコに。酷い。 そして登場するキャラクターがかなりリアルで、見ているこっちが辛くなるシーンがいっぱい。何といっても映画のラスト、三人の目配せはかなり秀逸。余韻が残る。 最近ある事件で話題になった高岡蒼甫はこれからも役者として活躍してもらいたい。 【eureka】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-11-06 13:00:44) |
26.面白いんだけど、どこまで行ってもあるあるなんだよな。 【michell】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-09-09 22:13:29) |
25.《ネタバレ》 見事なさんかくの描き方でした。 なんで序盤にやたら武勇伝を語っているのかと思ったら、後半の痛さを強調するためだったんですね。 最後によりを戻してハッピーエンドでもよかったんじゃないかと思いましたが、そこからさらにひねってくるとは。。。 【Yu】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-08-31 02:54:28) |
24.《ネタバレ》 小野恵令奈のロリコン的エロさに尽きる一本。 この少女をめぐり、周りの大人たちが翻弄される。 男女それぞれの恥ずかしい部分や、恋愛における男女の行動パターンを見事に捉えていて、それが随所に描かれている。 まるで、男女にまつわる「イタイエピソード」を紡いだ様な流れ。 おそらく、普通に恋愛を経験した大人、特に男が観たら、自分のイタイ思い出とリンクして、恥ずかしさや思い出がこみあげてくるに違いない。 とにかく、小野恵令奈の小悪魔的なエロさを満喫できるだけでも、観た価値はあった。 露出度の高い小野恵令奈の服装、甘ったれたしゃべり方も、この上なく魅惑的で危険に満ちている。 個人的には、路上で小野恵令奈がサラリーマン風の男に痴漢されるシーンなどの、ちょっとした演出もまた効果的で印象に残った。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-08-27 02:34:04) (良:1票) |
23.《ネタバレ》 常にトイレを視野の奥に入れた特徴的な2DKの構図の中、高岡蒼甫と田畑智子が何度もキスをし直すシーンや、マニキュアをめぐっての痴話喧嘩が別れ話に発展してしまうシーンなど、二人の関係性の変化を捉える持続的なワンシーン・ワンカットが真に迫る。 この長回しは、二人の達者な芝居を途切れさせないことで生々しいテンションの維持を達成しているだけでなく、男女間の視線の交換とそれに伴う感情の交流という古典ハリウッド的な切り返し編集を一切封印することで、二人の恋愛の不可能性を暗示する。 実際に、小野恵令奈と高岡蒼甫の「擬似恋愛」は幾度も偽の切り返しによって表現される一方、高岡・田畑の対話からは意識的に徹底排除されている。 監視カメラ映像を通して交わされた偽のそれと、ラストの美しいそれ以外は。 同時に、頻出する携帯電話での対話も常に一方の発話者側だけを捉え、関係の一方向性と非対称性を強調しているのも確信的に施された演出だ。 ラストのクロースアップによる男女の切り返しに至り始めて双方向的な結びつきが成立し、見つめること(視覚)と受け容れること(心理)の一致という原サイレント的美しさを見せ付ける。 【ユーカラ】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-07-29 21:59:49) |
22.《ネタバレ》 何このあるある。演技に見えないのがすごい。 しかし、マジでああいう車に乗ってる人っているからなぁ。 【虎王】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-06-23 02:08:33) |
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21.すごくガキ臭い映画でした。単純に面白かったんですが、終始イライラしました。 【アフロ】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-06-20 00:10:48) |
20.居るなぁこんな奴らwいやもう痛い!痛い! そしてまた一人 オヤジキラーが誕生した。 【まんせる】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-05-10 19:45:00) |
19.《ネタバレ》 デコデコの、いわゆる「痛車」に乗ってる方のメンタルが少し判ったような気がします。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-05-08 06:16:33) |
18.《ネタバレ》 3人が3人とも身近に感じられる範囲で痛い奴。現代は誰もがストーカーになり得てしまう時代だから、リアルだし面白い。まあ、現代に限定する訳じゃないが、「待つわ」とか「まちぶせ」の時代からするとやっぱり難しい時代なんだろうなと思ったり…。最初にストーカー扱いされたのは先輩のバイト先に現れた桃だった、次にリアル犯罪行為の佳代、最後に百瀬で、桃の同級生(ガキだが柔道やってる)から散々に言われ、桃からも捨てられ、さらに投げられてしまう百瀬が情けなくて、情けなくて…。この一連の高岡蒼甫の演技は最高だった。そして百瀬は自分も痛い奴だったと知った後で、同じく痛かった佳代を少し理解した。人に好きになればなるほど痛くなってしまうのが人間って事か、仕方ないね。いやぁ、本当に楽しめた映画でした。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-05-05 17:40:30) (良:2票) |
17.《ネタバレ》 痛い痛い痛い、鑑賞中何回この言葉が立ち上がってきたことか… 鑑賞前は百瀬がもっと草食系の設定なのかと思っていたが、結構なDQNで逆にそれが痛々しさを増している。こんなに冷静に見てられなかった映画は久しぶり。 男子の「わかるわかる」と、女子の「わかる」のベクトルの向きの違いを見事に描いた作品。 【楊秀清】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-05-01 09:10:34) |
16.《ネタバレ》 吉田恵輔監督は宮崎あおいの熱烈なファンであるに違いない、と推測してみる。宮崎との結婚で世間の反感を買った高岡蒼甫が扮する本作の主人公百瀬のキャラクターは、結婚騒動で高岡を逆恨みする宮崎ファンが憎き彼に抱くマイナスイメージそのものなのだ。ビッグマウスでナルシストのくせに器の小さいダメ男。女癖だって絶対に悪いに違いない。こんな奴が俺のあおいちゃんを幸せにできるもんかい畜生!という、やっかみ120%なイメージ。だが面白いのは、吉田監督(および観客)のこのどす黒い悪意を真っ向から受けて立つ当の高岡が 実に生き生きと、このいけ好かない軟弱男を演じ切っていることだ。不敵な面構えを見せた『パッチギ』での好演をも凌ぐ高岡の凄まじい本気っぷりは、演じるキャラクターに反してもはや清々しいほどだ。そして田畑智子。彼女もまた、 かつての天才子役というナメられたレッテルを、ここでついにぶち破る。田畑智子という役者をここまで見事に活かし、さらに神がかったそのポテンシャルを引き出した映画監督は、それこそ彼女のデビュー作『お引越し』を撮った相米慎二以来だろう。多少なりとも角のとれた感のあった前作『純喫茶磯辺』は別にしても『なま夏』『机のなかみ』と、吉田の意地の悪さはすでに折り紙付きだ。だが本作で吉田はさらにその上をいく。ラストシーン、田舎町の畦道にたたずむ男と女と少女のストーカー三角形。幕切れは女、佳代の笑顔だ。佳代=田畑の慈愛に満ちたその表情の何という 美しさ!だがこれは能天気なハッピーエンドなどではおそらくない。劇中、佳代にとっての「愛」は相手をうんざりさせるほどヒステリックに泣き叫びまた見苦しく追いすがるイタい行為として終始描かれる。ではそんな彼女が笑顔を見せる瞬間とは何なのか。自ら両腕を掻き切るほど必死で追い求めたその男の正体を前に、彼女は別人のように柔和にほほえむ。それは「百ちゃんがバカなのは知ってる」はずの彼女がついに真実を悟り、はたと我にかえる瞬間だ。怒濤の愛から醒め呪縛から解き放たれた彼女は、その時本当の意味で男のすべてを赦し、男のすべてを包み込むことができる。菩薩の如き慈愛は、裏を返せば女としての拒絶でもあるという残酷。美しい映像や照明に騙されてはいけない。柔らかく照らし出される田畑智子快心の笑顔。そのラストショットに、吉田恵輔は、愛が今まさに終わる無慈悲なその瞬間を描いている。 【BOWWOW】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-04-22 16:36:07) (良:3票) |
15.この監督にエロを描かせると天下一品。 あまりにもエロ過ぎてキスだけで踏み止まったことに対するリアリティが失われてしまうほど。 このJCトラップから逃れる術はないと思うし、その後の対応も許せる範囲だと思うので、血みどろの展開に陥ったことに関しては同情するしかない。 高岡蒼甫はこの軽薄でどこか憎めない男を上手く演じていたと思う。 田畑智子のコメディなのかホラーなのかよくわからない怪演も良かったし、小野恵令奈のエロさには鼻血が出そうだった。 あと、矢沢心の胡散臭さもはまり役としか言い様がない。 作品としては三角関係を描いたラブコメといった感じで、前半はとにかく笑える。 後半は笑えないような展開になるけど、哀愁のようなものが感じられて良かったと思う。 なんとも言えない感じのラストシーンも好きです。 それから、どうでもいいことだけど、この監督は作中で血を流さないと気が済まないのだろうか? 【もとや】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-03-30 16:15:52) |
14.開始5分で分かるキャラクター。常に進み続ける物語。「愛しさ」、「せつなさ」、「心強さ」、人間の悲喜交交を99分という短いランニングタイムで描いています。『砂の器』や『マグノリア』、古今東西【人間模様】を描いた映画は数多く有れど、ここまでコンパクトに人間を描ききった映画は他に見当たりません。監督の手腕も然る事ながら、演者陣の演技も特筆すべき点が多いのにも注目。三十路になっても先輩風を吹かし続ける永遠の高校生小市民(これがかなり居そうな人物!!!)を高岡蒼甫、そんな彼を愛していて少し御節介なお人よし化粧品販売員を田畑智子、その妹で「永遠の高校生小市民」をナチュラルボーンな色仕掛けで誘惑する中学生ファムファタールを小野恵令奈(当時AKB48)。この3人が織り成す「さんかく人間模様」のアンサンブルが素晴らしい。【物語】と【役者】、全てのベクトルが良い方角を指し、映画を形成しており、かなり好感の持てる映画となっています。最後5分は邦画史上に残るべき名シーン。見て損は無い1本。 【カイル・枕クラン】さん [DVD(邦画)] 10点(2011-03-28 15:13:07) |
13.《ネタバレ》 男なら誰でも?持ち得ておかしくない男の心理を見せつけられた感じがしました。 いつの間にか、百瀬目線になる魔法にかけられ、終盤 佳代の実家で百瀬が頭抱え、しゃがみ込んだ時には、自分も頭抱え込んでいる錯覚に陥っていた次第であります。 ラストの佳代の笑顔が印象的で、その後の三人の行く末が見たいような見たくないような・・・ちょっと気になりました。 【ぐうたらパパ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-03-01 16:41:20) (良:1票) |
12.《ネタバレ》 変態、最高!「なま夏」で強烈な変態の片鱗を見せつけられ、「つくえのなかみ」で確信へと変わる清潔感のない、ださくて愛おしいほどの変態の美しさに感動し、そして「純喫茶磯辺」で期待し過ぎでがっかりしたぼくの心を、爽やかだけど鳥肌が立つほどの気持ち悪さで心癒してくれた本作「さんかく」名作の誕生である。日本人として、日本映画に期待するのは共感である。登場人物と同じ目線で出来事に遭遇し、揺れ動く思いを理解でき、同じ思いで打開策を想像し、時に落胆し、高揚し、期待する。男の思い代表である高岡さんの気持ちが、なんの隔たりも、澱みもなく、100パーセントわかる。男だから。スケベで下心だらけで、女性よりも愚かな事にロマンチスト。大変残念なことに自分でもそうなりそうだから、見ていて猛烈に苦しくなる。共感の渦。男心を見事に描いている。また、変態な監督はこれまでも女性を好き勝手描いてきたが、この作品ではこれまでにないほど丁寧に、自然な行動や心理の境界線を逸脱しないギリギリのラインで描いている。小野恵令奈のしたたかで、妙に色っぽい感じ素晴らしい。田畑智子さんのウザい芝居、その存在感、素晴らしい。どの人物もどこにでもいそうな人間でありながら、その三人を同じ屋根の下に住まわせた時の化学変化を、強引さや人為的な展開で動かすのではなく、人物の思うがままにまかせたのが素晴らしい。きっと、脚本を俳優が手にした瞬間にこうなるのはある程度分かっていはいただろうが、そこへ監督の変態エネルギーが注がれ、調和した変態芝居を丁寧にカメラで切り取った結果、この作品は必然性のもとに誕生したのだと思う。映画作りに置いて、面白くなる要素である三角関係、裏切り、超えられない壁が見事に描かれている。これは、まぎれもない変態な名作だ! 【ボビー】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-01-31 17:56:32) (良:2票) |