100.《ネタバレ》 サーカス団に動物園、クリストファー・ウォーケンの丸顔マークに、アヒルの乗り物、ゴシック調と言うにはケバケバしい。ある種のクレイジーな童夢のイメージでは統一されている。かえってもっと支離滅裂にイメージのおもむくままに走れば、傑作になったかもしれない。ペンギンとキャット・ウーマンの来歴が興味深い。けっこうドロリとした湿っぽい怨念のようなものを含んでいて、日本の怪談に近いような存在。親探しとかね。とりわけペンギンのイメージは生きていた。ラストの葬列の脇を勤めるところまで。猫のほうも孤独な秘書の怨念。Hello there が Hell here になって。自分で縫い合わせて衣装作ってる。雪ってのも童夢の背景っぽいところがある。バットマンが活躍したという印象がほとんどないのは、脇が多すぎたせいか。コミックの映画化でスターにこういう脇役をやらせて重みをつける、ってのは『スーパーマン』のM・ブランドがハシリだったかなあ。すっかり定着したが、多けりゃいいってもんじゃなく、監督が仕切りきれなくなるほどは、いらない。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-02-22 10:04:49) |
99.猫顔M・ファイファーのキャット・ウーマン、彼女の存在で作品に艶が出た。哀感漂うペンギンと美しい猫女、彼らに比べてバットマンがちと押され気味。もすこしがんばれ。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-02-07 00:52:48) |
98.はいこの作品、以前から苦手です。これはさすがに「やり過ぎ」ですね。だいたいこの“ペンギン”というヤツ。口からキタナイ色のヨダレ垂らして、ヒーロー娯楽映画にあるまじき趣味の悪さ。いや、それは良いとしても、そういう露悪趣味の塊りのようなキャラのくせに、我々に媚を売りすぎじゃないか。この映画ではもはやバットマンは成金趣味の中年オヤジ、“かわいそうなペンギン”をいじめる悪いやつ(今作のバットマン、どっちかというとドン臭くて、あまりカッコ良くは描かれてないよね)。いやもう結構。「異形だから哀しいんです」なんて白々しいこと、こんな陳腐な手法で言ってくれるな。“ペンギン”が最後に起こそうとする破壊活動、まさにティル・オイレシュピーゲルの誓う全人類への復讐だけど、これを何の伏線もなくいきなり「はい、妨害電波~」と打ち破ってしまうバットマンとアルフレッド。これはイジメ以外の何物でもないワケで。何もそこまでバットマンを悪人して“ペンギン”を持ち上げんでもいいやんか。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-01-29 09:03:42) |
97.《ネタバレ》 この映画はなんといっても妖艶ミシェル・ファイファー演ずるキャットウーマンでしょー。 あのセクシーな声でつぶやく気怠い「ミャオ」は反則よ、反則。 レザースーツに包まれたしなやかなボディにアンニュイな甘い声、もはや色気のバケモノよね。 バットマンとの禁断の恋もとってもスリリングだけどこの上なく切なくって…この映画はキャットウーマンが主役と言っても過言じゃないわ。 もちろん滑稽だけど悲哀に満ちたペンギン男もすごい存在感だったのよ。 悪役なのになんかちょっと気の毒になっちゃったし。 …脇役二人が素晴らしかっただけに、本来主役であるはずのバットマンの影の薄さがとっても残念よね。 やっぱりマイケル・キートンが地味すぎるのよ…。 役者が変わった次作以降は少しは良くなってるのかしら?? 【梅桃】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-01-19 14:54:40) (良:1票) |
96.キャットウーマンのミシェルさんが良い! ペンギンのダニエルさんがまた良い! 哀れで悲しいそれでいて笑える秀作だと思います。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-08-16 09:54:49) (良:1票) |
95.《ネタバレ》 シリーズ最高傑作と言い切ってしまっても過言ではない本作は、キャットウーマンもイイですが、やはり徹底的にデフォルメされた敵役ペンギンの魅力に尽きるでしょう(口から出てる黒い液体は一体なんだ?!)。暗黒面よりも滑稽さや物悲しさを全面に押し出した異形の怪物ペンギンを一度は水没させ退場させたにもかかわらず、わざわざ復活させ筋書き上では何をさせる訳でもなく、動物のペンギンたちによる愛らしくも荘厳な水葬までしてみせたのは、ティム・バートン監督がペンギンというキャラクターを愛していたからに他なりません。それに応えるようなダニー・デヴィートの怪演。こんな立派な退場シーンをもった悪役はそういない。 【ミスター・グレイ】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-07-19 18:34:53) (良:2票) |
94.最初に見たときはさっぱり意味が分からなかったが、ほかのバートン作品をいろいろ見た後だと、特色がより深く出ているのが分かる。ちっとも強そうにも頼もしそうにも見えないペンギン軍団が相手というのがミソだったのですね。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-06-23 23:31:56) |
93.《ネタバレ》 こりゃ「シザーハンズ」なんかよりよっぽど哀しい御伽噺ですよ…。ペンギンの死に様に涙。キャットウーマンの最後の台詞に涙。ヒーローを演じることでしか(ちょっと違うかな?)生きられないブルース・ウェインに涙。切ないなあ。三者三様の化物達が対立するラストはバートン映画の中でも屈指の出来。 【bolody】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-08-06 23:49:39) |
92.《ネタバレ》 初代バットマン、マイケル・キートン最終章。今作の敵役のペンギン怪人とキャットウーマン、デコボココンビっぷりがいいですね。バットモービルの暴走シーン、最後の戦闘場面は迫力ありました。ただヒーロー物お決まりのストーリーはやはり退屈でした。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-05-10 19:23:23) |
91.前作より洗練されていて面白く感じました。 ようやく、ティムバートンとバットマンがマッチした作品だと思います。 キャラがそれぞれ立ってるし、テンポも良かった。 個人的にキャットウーマンがつぼでした。 あとクリストファー・ウォーケンは、画面に良く映えてました。 【タックスマン4】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-10-12 02:56:23) |
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90.《ネタバレ》 破綻つめこみすぎ状態ギリギリセーフな作品。 前作よりもよりバットマンをバートン色に染めていてそれがまた大成功をおさめている。 こんなに胸をうつアメコミヒーローモノは他にない。 ペンギンもキャットウーマン(セリーナ)もバットマン(ブルース)も異常者でありどこか欠落している同質の存在である。そんな彼らが犯罪者になったり英雄になったりする違いはなんなのか? ペンギンの演説はデフォルメしてるけどやけくそになった被差別者の心理をよく捉えているのではないだろうか? とかそんな2,3のテーマをチラリと匂わせつつ基本的はバットモービル暴走させたり、ペンギンを大行進させたり娯楽映画しているのがいい。 ブルースとセリーナの狂った愛もなかなか。 「ブルースもうわけがわからないわ」 って観てるこっちもわけがわからんがな。 ダークナイトも好きやけど真面目に狂気に取り組んだあっちよりもちょっとふざけが入っているこっちのほうが狂気を感じた。 う~ん語り尽くせない。 【CBパークビュー】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-08-02 00:07:09) (良:1票) |
89.《ネタバレ》 子供の頃英語も分からないまま見ていましたが、ペンギンの切ない最期だけは理解し、また強烈に印象に残っています。 【njld】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2009-03-01 01:16:30) |
88.《ネタバレ》 実は結構トラウマな作品です。悪夢をそのまま映像化した感じ。「チャーリー~」もそうだったけどティム・バートンとはあんまり相性良くないのかも。 でも終盤のもの哀しさは良かった。登場人物みんなが心の中に悲しさとか悔しさとか負の感情を持っていて、そのどうしようもなさが印象的。特に仮装パーティーのシーンが良かった。音楽も良い。 |
87.《ネタバレ》 前作よりも、バートン的な世界観がより深く表現されています。 そして悪の道に走ってしまった悲哀もなんとも言えません。 【八幡浜ちゃんぽん】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-08-20 17:21:40) |
86.《ネタバレ》 淡々としていて面白くなかったです。前作のバットマンの方が良かったですね。ペンギンの存在がよく分からないし、生臭そうな感じがして気持ち悪かったです。それに、キャットウーマンもよく分からなかった…。 【エムシュー】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-08-09 15:12:54) |
85.《ネタバレ》 敵キャラ二人が凄い魅力的で、ペンギンに至っては個人的にバットマンの存在感を完全に喰ってしまいました。 最後のミサイルを付けたペンギンの行進が変に笑いを誘って緊張感が解けてしまったのが、少し残念でした。 【民朗】さん [地上波(字幕)] 6点(2008-08-03 23:18:04) |
84.相変わらず、ティムバートンの映像やら雰囲気づくりは素晴らしいものがありますが、いかんせん長すぎで、テンポが悪く、爽快感もなくきついです。ひき込まれるのに飽きてしまう。眠かったからかな。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-07-11 18:43:19) |
83.この映画を劇場で観たとき、僕はまだ小学生でしたが、ものすごい衝撃を受けたので、今でも覚えています。ペンギンのあまりに強烈なキャラクターと妖艶なキャットウーマンのコスチュームだけでもお腹いっぱいなのに、今回観かえしてみたら、クリストファー・ウォーケンまで出てるんですね!なんちゅう豪華キャスト! 当時はゴジラとかドラえもんとかばっかり劇場で観ていたんだけど、この映画を観た頃から本格的に映画の魅力に取り付かれたような気がします。15年経った今観ても、やはりすごい映画です。バートン節全開ですね。口から緑の液体を垂らしながら生魚を食うペンギンの姿はR-12指定でもおかしくないと思います。けっこう情熱的なキスシーンもあるしね。子供映画だからといって手を抜かない監督とワーナーの姿勢に心からの拍手を送りたい。 個人的には、将来、子どもに観せたい映画No.1です。僕のルーツになった映画ですから。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-02-18 22:47:54) |
82.シリーズ中では一番の評判に期待して観たが、 やっぱり前作とそう変わらない。 なんともうだうだとした終わりで、 バットマンは別にいらんのでは? |
81.一作目よりこっちが好きです。ミシェル・ファイファーのキャットウーマン、この人以外考えられない、物凄いインパクトでした。いろんな女優さんがキャット・ウーマン役を熱望していたというのが理解できます。そして夜なべして作った衣装はあっちこっちに縫い目があるじゃないの、も~このキャットウーマンの衣装がスバラシイっ!!ダニー・デヴィートにクリストファー・ウォーケンと悪役が豪華、個性的。ティム・バートンの世界を堪能しました。マイケル・キートンはブルース・ウェインだと地味ですねえ、バットマンの衣装をつけるとあのギロリとした目が生きてくる。そして執事のアルフレッドね、頼もしいじーさんだわ。うちにもいてほしいなあ。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2007-11-28 10:08:11) |