34.《ネタバレ》 エヴァの世界の細かい考察などは他の方々にお任せして、、、(どうせわからないので)、私自身としてはこのシリーズはあくまで映像美や雰囲気を楽しむために鑑賞させていただきました。そう言ってるとなんだか美術館の楽しみ方のようだ(笑)。でも実際そんなものなのかもしれない。そういう風に楽しみました。「これはどういうことかな」「こういう意味なのかな」と考えさせられる要素もたっぷり有り、まさに美術館でアートを鑑賞して製作者の意図を考えるようなことに意識を忙殺されます。映像はただただ綺麗で、素人目にもその作り込まれ具合に魅了されました。個人的にやはり好きなのは戦闘シーン。一番シーンとしてわかりやすいからでしょうか。逆に前半ほとんどを占めたシンジ君の抜け殻シーンはあれだけ見せられたらちょっともうおなかいっぱいという感じです。 『序』も『破』もレビューしてませんが、今作は劇場と、このたびprime videoでも配信されたのを機にもう一回観てしまったのでレビューしておくことに。2回観ましたがやっぱりストーリーはもう字面が頭の上を上滑りするばかりでよくわかりません。ただ、prime videoバージョンだと字幕を出せたので、それでわかった表現がちょくちょくあったことは良かったです。あと、自分も最近知ったのですが、「序・破・急(Q)」というのは雅楽の演奏の三段構成のことなのですね。そういう知識が入るのもまた面白いところか。 一応これでエヴァシリーズは「終劇」と相成ったということで、『シン・~』は2回も観たし、今後しばらくこのシリーズを鑑賞することは無いんだろうな。「こんな話だったなー」という余韻に浸りつつ、別の映画を楽しんでいきたいと思います。 【TANTO】さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-08-16 12:31:47) |
33.1995年10月4日の18:00だか18:30だかに放送された第一話に衝撃を受けてからリアタイでハマり、そしてあの最終話で違う意味の衝撃を受けた多くの同志達は今この映画を観てどう思うんだろうなぁ…と、あらためてそんな事を思わせてくれる映画でした。 もし25年前にこれに近い終わり方を見せてくれていれば間違いなく神話になっただろうな…とは思いますが(まぁあの最終話もある意味伝説ではあるのですが)、今だと逆に、綺麗にまとめすぎてありがちで平凡な終わり方になっちゃったなぁ…と、ちと残念にも思えてしまいます。 …まぁとにもかくにも一応ちゃんと終わった事をもって良しとしましょう。 そもそも単独の映画として評価できるようなものではないので点数のつけようもないのですが、つけないわけにもいかないのでとりあえずなんとなくの点数つけときます。 【あばれて万歳】さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-08-15 01:50:44) (良:1票) |
32.《ネタバレ》 TV版のラスト2話で期待を裏切られ、それ以来興味がなかったが、テレビで映画をやっていたのでなんとなく見て、それで今回の視聴となったわけですが、正直長かった。ついていけなかった。 まあ、シンジ君が大人になったようで、それも彼女まで出来て、めでたしめでたしということで。 しかし、なんでパイロットでもないのに、ぴったりコスチュームなんだろう? 【木村一号】さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-08-14 22:08:16) |
31.《ネタバレ》 確かに映像はすごいです。頭の中のカンバスが3次元。 この映像感覚があれば立体3Dも大爆死しなかったものを。 他の監督の脳みそが2Dのままだからせっかくの3Dも全くだめだった。 庵野監督に3D映画を作ってもらいたくなった。 しかし内容は。。。なんですか?これ。 まったく評価できません。 これならTV版から作り直す必要なかったんじゃあ? 登場人物みんなにご挨拶。くどくどと長ったらしい説明。 いろんなものを削ぎ落とすと、結局監督と奥さんの出会いと結婚ののろけ話でした。 あと映像に比べて音楽のダサさ、古臭さ。入れるタイミングのダメダメさ。 竜とそばかすの姫のセンスの足元にも及ばないです。 【うさぎ】さん [インターネット(邦画)] 2点(2021-08-13 20:03:19) |
30.《ネタバレ》 虚構だけどさまざまなオマージュ(おまじない)を重ねることでリアル現実を浮き立たせる。物語の中で【マイナス宇宙】とは現実世界の事らしい。Qとシンは一本の映画と見ると2009年破公開から本作2021年まで12年。この長い間隔も演出意図か。物語中でも14年経過し出演キャラクターみんな「大人」にしてみたらシンジも大人になる事ができ、成長譚として完結をみた。ユーミンはさよならジュピターの時に知って以来好きなアーチスト。当時和製2001として頑張ったんだけど・・。今回でシアターミュージックVOYAGERはリベンジできたのでは。 【stratos】さん [映画館(邦画)] 9点(2021-08-01 00:40:11) |
29.《ネタバレ》 25年分の全てに蹴りをつけた、それだけで感慨深い。 ストーリーの結末に関しては言うことはない。なんやかんや親子の話だ。 初号機と13号機、それ使って親子喧嘩するシーンはバキの親子喧嘩に見えたり。 密着ドキュメンタリ内でも父親の話をしていて製作の根底に影響している。 キャラのカップリングこれには各々の思い入れがあったり 考察の関係で一言物申す、な人が多かったのではなかろうか。実際、賛否両論だとは思う。 ただ話の流れだったり消去法だったり、様々な点からまぁこれが正解かなーと理解はできる。 旧劇アスカ推しなれば、ラストにシンジの告白で顔を赤らめる彼女を見て念願叶い救われたような気がしないでもない。 新劇になってから昔からの熱は冷めていたが終わってみればやっぱり寂しいものだ。 【HIGEニズム】さん [映画館(邦画)] 7点(2021-06-18 23:53:31) |
28.《ネタバレ》 他の最終回とあまり変わらず、最後は取り残された感がありました。やはりよく分からない…。 一部のアクションシーンは良かったですが、単純に初号機が暴れまわるのが見たかったですね。 懐かしキャラが沢山出てきたのはワクワクしました。 【とむ】さん [映画館(邦画)] 4点(2021-04-26 00:06:10) |
27.《ネタバレ》 「残酷な天使のテーゼ」をラジオで聞いて、今度始まるアニメの主題歌はなんてカッコいい曲なんだ!と思ってから25年。 よくぞ長生きした作品です。そして、この度は少々強引な感もありますが、見事なフィナーレ。 25年も経つと、人間は丸くなるものですね。作り手も、見る方も。 そんな事をしみじみ感じたのでした。 【こんさん99】さん [映画館(邦画)] 6点(2021-04-24 09:56:40) |
26.正直に言うと、この映画の良さがよくわからない。村のシーンでは、なにを見させられているのかわからなくてイライラした。後半は、なんとなくゲンドウがやりたかったこととか結末のおさまりかたがわかった気がするけど、2時間半かけてやることじゃねーなと思ってしまった。とはいえ、多くの人たちの20年以上続くもやもやを解消しただろうということで、6点にしておきます。 【センブリーヌ】さん [映画館(邦画)] 6点(2021-04-21 04:01:21) |
25.《ネタバレ》 本作の率直な感想は「庵野監督がTVシリーズの最終2話で本当に描きたかったのはこれだったんだ!」である。 主人公・碇シンジの心の決着、そのために必要不可欠な通過儀礼となる父ゲンドウとの、互いの心を包み隠さない摯実な対話。そしてシンジの周りの主要キャラの生と死。 失礼ながら、TVシリーズ製作当時の監督には、これらを描ききるだけの力量はなかったのではないか。当時は製作スケジュールの破綻から最終2話があのようになったと記憶している。派手なメカアクションを伴う総力戦を描くだけの作画スケジュールが無かったことももちろん大きな理由だっただろう。だが今の視点からは、監督自身の人間的な深みが今ほど熟成されていなかったことも大きかったのだろうと推測できる。 その後の、旧劇場版製作の過程で受けたバッシング、様々なアニメや実写映画の製作、結婚など、監督のその後の人生経験が、本作を描き切る糧となったのだろう(これまでの版権などで獲得した資産や、そこから得られる潤沢な時間も大きい)。シンジやアヤナミレイ(仮称)に注がれるトウジやヒカリ、ケンスケの人間的深味と優しさは、監督がその半生で得たものがそのまま反映されているに違いない。 後半に畳み掛けるように頻出する専門用語のため、詳細な状況把握が出来ないのはいささか残念だが――そのため10点満点には出来ない――、25年越しに実現した正式な物語の完結、それによって心の平穏を獲得したであろう監督への祝福の気持ち。映画の観方としては若干いびつかもしれないが、こういった様々な要素が混じりあってじんわりと僕の心も救ってくれたし、監督を祝福したい気持ちにもなった。だから、感謝の意を持って、上映後の映画館で大きな拍手がしたかった。だが、10数人しかいない観客が静かに椅子から立ち上がって去っていく、静寂に包まれた環境下――ちなみに観たのは4月5日(月)の夜――では恥ずかしくてとても出来なかった。そこで、手のひらの力を抜いて、聞こえるか聞こえないかくらいの大きさで8回拍手したのだった。 おめでとう、そしてありがとう、エヴァンゲリオン。 追記:本作と新劇場版Qは、本来間隔を開けずに公開されるべきだった。それが実現していれば、世間の、そして僕個人のQへの観方や評価は今よりも好意的になっていたはずだ。仕方のないこととはいえ、勿体無い話だと思う。 【はあ】さん [映画館(邦画)] 9点(2021-04-15 05:37:11) (良:1票) |
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24.《ネタバレ》 1995年にTV放送が始まって,26年.長かったけど,やっと終わり,ホッとしました. しっちゃかめっちゃかのTV版25話・最終話の決着を付けたかのかな? 庵野監督は. ただ,新劇場版Qは何だったのか,小一時間問い詰めたい気もします. 恐らくTV版を観ていた人の大部分は納得できるエンディングだと思います.新劇場版から見た人は「ハァ?」って感じなのかもしれません. 【あきぴー@武蔵国】さん [映画館(邦画)] 8点(2021-04-10 21:36:36) |
23.《ネタバレ》 『惑星大戦争』?『惑星大戦争』なの?と思ったそばから『さよならジュピター』で「やりやがったな」みたいな。 それはともかく、期待したほどではなく、でも危惧したほどでもなくて、まあこんなモンでしょう、みたいなカンジで。『Q』であそこまで違った道を進んだのだから、そこから続く今作はもっともっと違ったモノを見せてくれると思ったのだけど、『THE END~』のクライマックスの存在がやっぱり影を落としてるし、だけどアレほどにはポカーンって状態ではなくて、それなりの結末を見せてくれて。前作ほどには突き放してなくて、もっとずっと人に寄っていて。 でもまあ『まどマギ』みたいな『エヴァ』よね・・・ ゲンドウのクライマックスの自分語りがまー超ウザくってさ、だけどアレがある意味エヴァって事象に対する監督の言い訳というか紆余曲折した上での今の心境みたいなモノなのね、と思うと、んー、まあどうでもいいわ。はいはいそうですね、くらいなモンだわ。あそこ、長さの原因になってる感じだけど、もっと削って欲しかったくらい。ダレたわ。 気合いの入った、パワフルな絵創りは良かったわ。シネスコの画角いっぱいに横倒し状態で人物入れるのが頻出するのはちょっとやり過ぎな気もしたけど。 エヴァの時代っていうのがもう時代遅れで恥ずかしい世界になるギリギリのところでエヴァに完全にケリ付けて、俺らはここに残るのでお前ら若者達は先へ進め!みたいなカンジになってる気もしたのね。冒頭に書いた映画群とか『さらば宇宙戦艦ヤマト』とかの露骨な引用もオールドタイプの自認みたいなモノで。それを自覚してるあたりは潔いのかもしれないわ。だけどカヲルくんがあんなだから第4、第5のエヴァが現れる危険性もないことはないのかもしれないわね・・・ 【追記】 気になったところ。男をしょうもないダメな生き物として描きつつ、最後にはそういう男を女に受容させるっていうのは男目線の甘えよね。何十年も生きて表現してきた上でなお男のだらしの無さを女に許容させるって、それはアニメ界に巣食う病みたいなモノかしら。パヤオも御大もそういうところあるでしょ。細田監督もそう。そろそろ業界全体でアップデートしたらどうかしら? 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 6点(2021-04-05 14:35:38) (良:2票) |
22.《ネタバレ》 ほんとに終わったのね。 序盤の鬱シンジ、もう笑えたわ、なんか。 あと中身28歳見た目14歳アスカって、男性の理想像なんやろなあと思った。笑 【ギニュー隊長★】さん [映画館(吹替)] 8点(2021-03-26 23:16:18) (笑:2票) |
21.《ネタバレ》 エヴァは昔から見てるんだけど、イマイチ、よくわかんないとゆーか、だからこれまでに色んな人の解説とか聞いたり読んだりしてきたんだけど、そん中で今年の1月くらいに、山田玲司さんの解説を聞いて、はじめて一番ピンときたとゆーか、今まで、そんな視点でエヴァを見た事なかったから、なるほどねーとなりまして、で、その「破」の解説でマリの正体をちゃんと説明してくれてたんですけど、え?そうなの?っと納得半分、疑い半分で、この映画、観てきました。いやー、びくっり。やっぱ、そーだったやん。モヨコさんやん。背筋がゾクゾクしちゃいました。それに、あの解説聞いてからだと、映画を見る視点が今までの自分から完全に変化していて、そんな風に映画を楽しんでる自分にも驚きでした。なんか、より深く楽しめた気がします。でも、そんな解説知らない、嫁さんも息子も、面白かったって言ってるから、普通の物語としても十分、面白いんだと思います。ラストの宇多田ヒカルさんの歌もとっても良かったです。 【なにわ君】さん [映画館(邦画)] 10点(2021-03-21 04:58:16) |
20.《ネタバレ》 綺麗に終わると聞いてそれならと観に行った。 結論は観に行って良かった。 旧版のラストはまったく意味分からん状態だったけど 今作のラストは良く分からんがこういうことかな?位には分かったような気にさせてくれた。 なにより大きかったのはその後の世界が描かれて幸せにやってる事が分かったこと。 しかしなぜシンジ×マリなのか。 理由が思いつかないので綺麗に終わらせたい製作者側による消去法でカップリングが決まったのかもしれない。 意味分からん部分に拍車をかけているのが意味分からん単語が多すぎる。 俺が頭悪すぎるのか業界人が難しい専門用語使ってテキパキ働いてる様子を観てかっこええと感じる場面なのか。 少なくとも鑑賞中は頭パニックになって話が入ってこなかった。 それでも解説セリフが多く視聴者への配慮は多いなという印象。 普通なら解説セリフなしでも作品が理解出来る方が良いし言葉でなく場面で表現すべきと思うがこの作品に限ってはありがたいと感じた。 ただ25年前テレビアニメ版を観て興奮してたあの頃。 敵の正体が判明し数々の経験で成長した主人公が仲間達と熱い大きな戦いを経て勝利する。 そこまでセオリー通りではなくてもそんなラストに期待していたはず。 25年前の自分に言いたい。 テレビ版ラスト2話以降は観てはダメだと。 【Dry-man】さん [映画館(邦画)] 7点(2021-03-20 17:28:16) |
19.子供たちに誘われて一家総出で見に行ったんですけどね。こんなの見終わってから家族でどういう会話を交わせ、ってんですかね、もう。息子は開口一番、「長かった・・・」と非常に真っ当なコメント、それでも何がしか、彼なりに楽しんだ様子も。 私は、というと、エヴァなんて序破Qに軽く触れた程度の免疫の無さ、終盤の「崩れ具合」にそれはそれは戸惑いつつも、どこか、記憶の奥に刺さった棘に触れられたような感覚も。 前半はまだ、大きな波乱も破綻もなく、そういう感じは無かったんですけどね。シンジ君はひたすら他者を拒絶(?)するばかり。さらに、画面外の人物がセリフをしゃべる、いわゆる「オフの音声」がしばしば使用されてたりするもんで、よそよそしい雰囲気が漂っている。だけど舞台はあくまで、穏やかな農村、友人たちは一人を除いて(?)優しいし、アヤナミ(?)は他者との交流を模索する(←こうやって「?」を連発しているあたりに、エヴァ初心者の戸惑いを感じていただけたら幸いです)。 後半、物語は大きく動き始めるけれど、物語ばかりではなく、映画の構成自体が揺らぎ始めて。あんなにコワかったゲンドウ氏が、ひたすら矮小化されていき、ただの妄想炸裂オヤジと化して。肥大化し続ける妄想のイメージ。シンジと繰り広げるのは、単なる親子喧嘩に過ぎなく、それは、チャチなセットやらお茶の間やらで行われる(それともこれら自体がシンジの妄想なのか?)。 だいたい、「父親の幼少時代」を息子が知る訳が無いのだけど、、、 と、壮大な物語がただの親子喧嘩と化す中で、冒頭における農村の光景から、映画の随所に工場地帯のイメージが挿入され、ラストはリアルな地方都市の風景で締めくくられる。 何なんだろう、これは。 アニメーションの限界に挑戦するような技巧の限りを尽くして描かれる未来戦争が、セットの中の親子喧嘩という茶番にまで矮小化され、浄化として描かれるはずのラストも、結局は「今の我々の日常」でしかない、ということ。農村が徐々に失われ、工業化が進んだ、普通の日常。 いや、それすらも今や失われつつある、という危機感、あるいはオジサンたちのノスタルジーなのか。記憶の奥の棘。 【鱗歌】さん [映画館(邦画)] 7点(2021-03-20 05:55:03) |
18.《ネタバレ》 IMAXで視聴。 映像は、相変わらずのクオリティで、アクション・見せ場もあり、話のオチもきちんとケリが付いて、まあ順当なところに落ち着いて(コミックス版に近いか)、良かったかなという感じでした。それぞれのキャラの見せ場が個々にちゃんと描かれて、終わりも割とそれぞれ納得できる形に落ち着いたのは、最終話として良かったかと。 最後がアクションでなく観念オチ(心情吐露の辺)なのは、まあ、元々そういう話だし、オチはそんなに目新しさはなくて、それ系の話としてはごく普通のオチと思うんですけど、その普通のオチ(しかし、ちゃんとした)を、技巧や演出でうやむやにごまかさず、シンプルに吐露するのに、これだけの年月がかかったかー、そうかー、お疲れさまー、という感じでした。よかったよかった。 個人的には、元々のTV版が、エンタメ的に期待を抱きそうになるたび叩きつけられるように心を折られるのが、それを観た当時の自身の心境にシンクロして、すごい刺さって、そんな絶望的な状況に叩き落されても、それを乗り越えてやってくるものすごい希望的決着にたどりつくか!? と思ったら、力尽きて、叩き落されたまま終わってしまったので、それが長年の時を経てやっとまっとうな希望を抱かせる結末にたどり着けるまでに人間性を回復できたか、て感じですか。 あとまあ、いろいろ価値観的にかなり古めかしいところが多々あるなあとは思ったのですが(自分は好きではあるけど)、あの、3本の槍の話が、ヒロインの関係の話と同期してると考えると、前世紀的価値観的にかなりゲスい話だなあと、しみじみ思ってしまったのですが、ちょっと考えすぎかもしれません。 そんなところです。 【sim】さん [映画館(邦画)] 7点(2021-03-17 02:36:13) |
17.《ネタバレ》 いやー 難しい。正直分からない。だけどこれがエヴァンゲリオンであって、難解じゃないとそれはそれで期待外れではある。 Qで発散してしまった地獄のような状況から、一つ一つ落とし前をつけて、なんだかよくわからないけど結末はつけてくれた。 途中や経緯は確かによくわからない(解説サイトを見ても理解が追い付かない)。だけど最後に残るモヤモヤはないじゃないか。 レイもアスカもちゃんと結末を迎えた。そこの結末は文句のつけようもない出来じゃないか。感動したし熱かった。愛もあった。 これで終わってしまって残念な気持ちはあるけど、すっきりしましたよ。私はこれでいいと思う。十分に満足しました。 監督の苦悩とプレッシャーの日々はものすごかったと思うよ。でもね、ちゃんと受け取りました。ありがとうございました。 【Keytus】さん [映画館(邦画)] 8点(2021-03-17 01:15:10) |
16.『シン・エヴァンゲリオン劇場版 :ll』 公開2日目/TOHOなんば/13時10分の回 豪快にポップコーンを食う兄ちゃんの隣で鑑賞(←まあ、気にしないけど) アスカ。やたらとパンツ見せる(←ネタバレかな?) でも、豪快にパンツ脱をいで見せてるのは庵野秀明監督でしたね(←比喩です) 過去のエヴァで問題だった部分を捨てるのは簡単だけど、それはしなかった。 伝わらなかったもの、不完全だったものを「あるべき姿に」して今回見せてくれた。 それは全てのエヴァから「逃げなかった」から出来た、全てのエヴァの補完編でした。 観客の期待を超える「サービス過剰アニメシリーズ」の完全なる終劇でした。 個人的レビューと感想と贈る言葉を兼ねてひと言・・・「責任とったね!」(CV:平野 文) ネタバレだな、どこが? わかる人にはわかるはず。 P.S 皆さんのレビューを読むとエヴァに求めているものが現れていて面白い。 【墨石亜乱】さん [映画館(邦画)] 8点(2021-03-15 17:39:00) |
15.Qの混乱から9年。無事完走していただいて、まずは庵野監督はじめスタッフの皆さんに御礼。(ニア)サードインパクトから突然の14年後の世界を提示され、シンジ君と共に放り込まれた世界を理解できぬままに過ごした95分は、完結編「シン・エヴァンゲリオン」の為のQ(Question)だけの物語でした。そりゃ意味不明です。 一方でTV版、旧劇場版をREBUILDするという目論見は見事に達成されることになりました。「―破」の後半からの展開で、まったく違う物語になるのかという懸念は、これまた裏切られつつも、「涼宮ハルヒ」の「エンドレスエイト」のように正解に向かって作られた物語でした。 26年という年月は、創作者である庵野監督の心境の変化の為に必要だった。ヤマアラシのジレンマを抱え、LCLの海を至上とした世界から、他者の存在を認め、自分の立ち位置を確認し肯定していく。 エヴァンゲリオンは見事に完結しました。 一方で1本の映画としてみた場合、TV版、旧劇場版、新劇場版を見ていないと、登場人物の関係性や世界観がわからず、相変わらずの”一見さんお断り”の作品ですので、点数はこれくらいかと。 【hee】さん [映画館(邦画)] 7点(2021-03-14 19:50:38) |