526.「ローマ人の物語」の読後の鑑賞で、剣闘士が登場するフィクション部分を除けば概ね史実に沿っているように思います。大作だけあって冒頭の戦闘シーンの迫力は本ではなかなか味わえない素晴らしいものでした。ローマ帝国というとあまり良いイメージで表現されない事が多いように思いますが、この物語は帝国の最盛期の終わりあたりの時代ですから、もっと自由で活力のある背景が描かれてもいいように思います。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-09 20:48:26) |
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524.好きな映画。場面場面では何度か繰り返し見たくなる。でも、最初から最後までもう一度見ようとは思わない。皇帝らしからぬ皇帝。 【竜ヶ沢中段】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-03-23 22:28:48) |
523.スケールがデカく戦闘シーンもパワフルだし物語も王道。「ザ・映画」って感じの大作です。ただ、上映時間が長い割にストーリーは駆け足で進んでしまい、ちょっと物足りないところはありました。じっくり描く所とスッ飛ばす所のバランスが悪いような気がします。最近のリドリー・スコット映画は全部そんなのが多い気がするなあ。王道でありながらも歪んだバランスを持つ作風で好みが分かれそうです。 好きだった場面は、剣闘士となってから兵士の入れ墨を無理矢理に剥がすところ。仲間から「神が怒るぞ」と言われてもニヤリ。絶望的な状況のなかで、ほんの小さな自由を手に入れた瞬間、って感じがして好きでした。対するコモドゥス。もしかしてマキシマスよりもコモドゥスの方を描きたかったんじゃないの?と思えるような場面が多数(笑)。ホアキン・フェニックスのねっちょり芝居が独特でした。子供に歴代皇帝のルーツを教え込みながら、同時に姫を脅しているシーンなんかは、2重3重に感情が渦巻いてますね。 全体のバランスは悪いと思いますが、場面ごとで見て面白いのは、そういう「歪んだ」シーンでした。戦闘シーンより見応えあったかも。うーむ、複雑な気分になる映画だなあ。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-12-09 10:41:50) |
522.《ネタバレ》 映像には見るべきところが多かったですが、序盤でスローモーションを多用していたのにはうへっとなりました。ストーリーは特にどうということもないのですが、仇役のコモドゥスに魅力がない。悪には悪なりの哲学や美学がある方が望ましいのですが、単に権力を手に入れた勘違い野郎でしかなく、主人公が命をかけてまで倒さなければならない相手とは思えません。逆にそれが狙いなのかもしれませんが。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-09-21 22:16:07) |
521.《ネタバレ》 王道的なストーリーだと聞いていたのですが、その割には主人公が最初から強すぎるのが気になりました。「話が始まって間もなく主人公が大きな難関に直面して、一旦は挫折を味わう。しかしどん底で仲間との出会いがあり…」とここまではいいんですが、王道的なプロットに従うと、ここから先は「その仲間達から新たな力を授けられることにより主人公の力がアップする。そのお陰で一旦は跳ね返された難関を突破することに成功する。このことが主人公の内面を大きく成長させるきっかけとなり、さらに難関を突破したことに対するご褒美イベントが起こり…」と大体こんな感じになることが多いと思うのですが、この映画では主人公が最初から精神的にも肉体的にも強~い強~いので、仲間の有り難味もなんだかよく分からないし、成長過程もはっきりしないし、ご褒美イベントもいまいち……。リドリー・スコットほどの人なら多少変則的なプロットでも面白く出来るんだろうと期待したのですが。戦闘シーンも「リドリー・スコットがやるからにはこれぐらいのものを魅せてくれるんだろう」という大きな期待にはちょっと届いてないかなという感じでした。どちらかというと「プロットは伝統的、戦闘シーンは革新的」な方が、まだ彼の長所は生きたような…。もう若い頃の彼ではないし…って余計なお世話でしょうかw でも点数をつけるとしたら5点です。 【バーグマンの瞳】さん [地上波(字幕)] 5点(2013-08-14 00:32:56) |
520.《ネタバレ》 ローマの奴隷剣闘士って題材だけで期待大だったんですが何か物足りない。 映像がスタイリッシュすぎ。 いわゆる汚しが足りないってやつです。 あの微妙な評価のエリザベステイラーのクレオパトラの方がその点だけでは優ってたかな。 戦闘シーンは対カルタゴを模した、戦車がでできたやつは目を見張るものがありました。 あれは素晴らしかった。 他のはアップとカットが多すぎて好きになれませんでした。 役者の演技は良かったと思います。 しかしラッセルクロウ以外のキャラクターの魅力があまりにもなさすぎる。 一事が万事ラッセルクロウの一人勝ちでそのせいでストーリーが平坦。 皇帝も器の小さいやつなら小さいやつなりに魅力的に描いて欲しかった。 最後の戦いの盛り上がる前のタメのシーンは良かったんですが皇帝御自ら戦ったので興ざめ。 ここまで悪い点ばっかり書いてきたんですがやっぱローマものが好きなのと良質映画には変わりないのでこの点数で。 【CBパークビュー】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-12-31 07:24:06) |
519.ラッセル・クロウが超こっこいいエンターテイメント歴史映画。アクション映画として見ても秀作。ストーリーはアレですが、そんなのどうでも良いです。あ、後、美術が最高です。 【ぬーとん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-07-15 23:37:36) |
518.《ネタバレ》 ちゅーわけで(?)この時代に興味のあるオイラなんですが、意味が深~くわかったせいで、元々好きじゃなかったリドリー・スコットを「大嫌いなヤツ」と明言できる決定打になった作品です。で、少しウンチク。この時代ってのは、 1)ローマ帝国が繁栄した最末期:コモドゥス帝は実在人物で、実際に暗殺されました。ローマの版図はイギリス付近まで拡大(映画冒頭の戦闘)。 2)膿んだ政治体制:ローマのご意見番・元老院の力は既に弱くなり(今の社民党みたいなもんだ)、皇帝が帝国を仕切っていた。当然無謀な政策が多くなった。 3)爛れた市民文化:民衆を沸かせるための剣闘は映画の通り。史上初と思われる萌系恋愛小説『ダフニスとクロエ』もこの時代。 4)皇帝暗殺後にローマ帝国が崩壊:皇帝が立った途端に(各属州の軍団に)暗殺される風潮になる。政治活動が実質的に消滅。 …一言で言うと、あの映画は「90年代のアメリカ」そのままだったわけです。ローマ衰亡の転換期に起こった最悪の暗殺事件を描く事で、ITバブルに沸いていた末期的なアメリカを斬っているわけですね(実際には今のブッシュの方がクリントンよりコモドゥスっぽいけどね…イラク戦争を『剣闘』と見ると、なおさら怖いか)。 んで、リドリー・スコットのどこが嫌いなのかっちゅーと、主人公は皇帝を殺しちゃった後、各州の軍団にローマの未来を託すから。『エイリアン』でも『GIジェーン』でも『ブラックホークダウン』でもそうだけど、結局はパワーで解決なのかいっ! ていうかマキシマスあんたそれ、テロ以外の何物でもないやろー! ってとこがモーレツに嫌。 ローマが滅びたのは、そういう時期だったからだよ。満ちたる月は、いずれ欠けるものなの。あれだけ素晴らしい映像を造りながら、青臭くて暴力的な夢を語るだけの彼に、疲れと憐れみを憶えた作品なのでした。 《8年後の追記》 いまウィキペディアでコモドゥス帝の記事を読んでて、驚愕の事実を知る。こいつ、ホントに闘技場に出て戦ってたんだ…納得のバカ皇帝だぜ…。 【エスねこ】さん [DVD(字幕)] 3点(2012-07-14 15:02:10) (良:1票) |
517. 満点。満点。満点。 誰が何と言おうと、満点。 僕の中では満点以外ありえない映画。 「ラッセル・クロウ」 映画ど素人の僕が、名前を覚えた数少ない映画俳優の一人。 この数年後に、「ビューティフル・マインド」を見て、ラッセル・クロウを神だと思いました。 当時友人・知人に薦めまくって、うざがられた思い出深い映画。 ですが、観終わったあと、みんなから「○○が薦める映画にしては、マジ面白かった。」と言われました。若干ひっかかる言い方でははありましたが、かなり嬉しかった。 どちらかというと、男友達のほうが評判が良かったです。 女友達からは「男の子映画だね。」と、なぜか上から目線で言われました。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-05-16 16:17:34) (笑:1票) |
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516.アクションシーンは素晴らしいですが、それ以外は引き込まれるものはなかった。 【noji】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-05-15 09:02:35) |
515.やっぱりヒーロー系、勧善懲悪系、大好き!ラッセル・クロウがかっこいい!! 【movie海馬】さん [映画館(字幕)] 10点(2012-05-14 21:32:47) |
514.ラッセル・クロウ=闘う男。その象徴的な作品。 【アンドレ・タカシ】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-08 03:31:21) |
513.これだけ壮大にお金を使われるともう、ただ圧倒されるのみ。すべての美術に目を奪われる。凄いなあ、と思う。ラッセル・クロウががんがん放出する男性フェロモンにKOされた。 【tottoko】さん [地上波(吹替)] 7点(2011-09-22 13:34:11) |
512.主役の俳優さんが、えらくカッコいいスペクタクル活劇。 「ベン・ハー」と同じような内容や流れで、大河ドラマ的なストーリーなんだけど、 製作された時代が新しい分、こちらのほうが洗練された印象は受ける。 お話は今イチだが、映像や演出がいい。それ以上に、やっぱり主人公のキャラが一番の見所。 男性向けの映画。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-08-06 04:35:50) |
511.《ネタバレ》 セット、映像のディティールに凝った実に重厚感のある作品。 シナリオは単純で分かりやすいが、その分、登場人物の心理的な描写も丁寧にされており、ストーリー展開もだれることなく緊張感と雰囲気に浸ったまま最後まで見ることができる。 しかし、ストーリーの大部分が登場人物の個人的な愛憎劇に終始し、ローマ帝国という大きな歴史背景を十分生かしきれてない点が残念。 娯楽映画としては充分に見ごたえはあるのだが、多少尺は長くなっても、「ローマ帝国のため」というキーワードをもう少し観るものにも共感できるような展開や描写があれば、いわゆる「名作」になったかもしれないのが惜しい。 【nobo7】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-07-09 18:04:41) |
510.冠映画だったので観てみました。 主人公、もう少し体絞ったほうが良かったのでは。 が、面白かったです。 【ゆめや】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2011-02-25 01:10:39) |
509.これだけの制作費と俳優を集められたならもっと何とかなったのでは。 アクションシーンは秀逸でした。 個人的に残念な作品。 【棘棘棘棘棘棘棘】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-01-23 21:10:24) |
508.シンプルなストーリーに少々驚きました。でも、それを少しも陳腐とは思わせない重厚感のある作品になっています。 見せたいものだけにスポットを当てているので話に入りやすく、時間の長さも気になりませんでした。 あれだけ男たちに信頼される人物を演じるには風貌がとても重要なので、ラッセル・クロウはその点でも実にハマリ役です。 【でこうさ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-12-19 20:07:12) |
507.歴史物であり、壮大な雰囲気で始まったので、ちょっとお堅くて取っ付きにくいかな?と思いきや、娯楽色が強く無理なく楽しめました。 最終バトルが強力な相手ではなかったこともあり、闘い自体にそれほど盛り上がりは感じませんでした。個人的には、合戦や決闘シーンの揺れが激しかったのが気になりました。臨場感を出すためでしょうけど、肝心なところなので、もう少しハッキリと見せてほしかったです。 ラストシーンで温かい気持ちになり、切ないストーリーではありますが、後味は良かったです。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-10-11 16:47:03) |