45.冒頭の上陸シーンにしろ、小規模な遭遇戦にしろ、これまでの映画にはない一種の生々しさが感じられた。戦場があんな感じなのだとすれば、そこに参加していた兵士達が心にどのような衝撃を受けたか想像するに余りある。恐らくこの映画がもっとも伝えたかった点が、こうした戦場の実相なのではないか。戦争の悲惨さとか兵士の勇気とか、そうしたものをとりあえず置いておいて、彼らが戦場で感じた生の現実を我々に伝えようとしたのではないだろうか。 【駆けてゆく雲】さん 9点(2004-01-25 15:17:08) |
44.《ネタバレ》 結構シンプルな戦争映画だが、スピルバーグとトム・ハンクスという事で期待していた。さすが!やっぱりトムは戦争系が合うな。またスピルバーグの作る戦闘シーンは圧倒的。今回はリアルさもあり、素晴らしい。最初の30分は衝撃的だったが。たった1人を救い出すために、8人が命を賭して戦場へ行く。結果トムを含み数人が命を落とした。考えさせられる話です。 【kazu】さん 9点(2004-01-09 23:24:04) |
43.《ネタバレ》 いきなり長い戦闘シーンから始まって意味分からんくらい打たれてなんじゃこりゃーーと思ったけど、とても良かった。3時間という長さを感じなかった。たった一人のために多くの人が死んでいく何か矛盾するテーマだがそこはそこで・・・ん?狙撃手の人はかっこえかった。 【ピニョン】さん 9点(2004-01-08 23:33:36) |
42.はじめはただのリアルな戦争映画だと思った。でも見直してみると深いメッセージがこめられていた。良心がこめられたいい映画です。 【みちる】さん 9点(2003-11-24 13:24:02) |
41.イラクでの脚色された女性兵士救出作戦の話を聞くと、いっそうこの「ライアン救出作戦」が現実味を帯びる。上陸の後のシーンの女性事務員はおそらくこのようなプロパガンダ用の「ネタ」を探していたのであろう。そしてこの「ネタ」のために、犠牲を厭わず作戦が決行され、その意義もわからぬまま兵が死んでいく。そして勝者・敗者にかかわらず、恐ろしく軽く扱われる命。戦争というものの異常さを、極めてリアルに描いていると思う。いろいろと考えさせられた。 【はむ!】さん 9点(2003-11-19 10:04:59) |
40.戦争って地獄だ…戦争やっちゃいけねーよと思った。 けど僕は男だから同時に血がたぎりました。 【アルカポネ】さん 9点(2003-11-10 22:28:08) (笑:1票) |
39.ノルマンディ上陸作戦の描写には感服。その後のライアン救出作戦では、兵士一人を助ける為に小隊一つが命を賭けなければいけない事への矛盾がどうしようもない程伝わってきた。ライアンが嫌な奴でなくて良かったと思う。ラストシーンでは涙が流れていた。 【流月】さん 9点(2003-11-09 22:53:11) |
38.究極のリアル戦争映画、冒頭の戦闘シーンでは突然戦場に放り込まれた感覚、本当に戦争が怖いと思った。 |
37.オープニングの戦闘シーンに圧倒。戦争というものがリアルに伝わります。 【腸炎】さん 9点(2003-10-21 21:45:45) |
36.ノルマンディ上陸作戦のシーンに映画の要素が集約されている。圧倒的なこのシーンを凄いと言わずして、なにを凄いと言うのだろうか。ただちょっとキツイけど・・・このシーンのおかげで、その他のシーンのインパクトが薄れた感もあるが、いやしかし、映画としてそれぞれのシーンは死んではいないと思う。生き様死に様がそれぞれに明確に表現されていたし、戦争の過酷さと、非戦闘地帯の明るさのコントラストも印象的だった。全体的に出来が良く、大作映画として相応しい。ところで、邦題のプライベートライアンだが、耳触りは確かに悪くないが、原題のSavingを抜いてしまったのはいただけない。ライアン二等兵に意味があるのではなく、救い出す事に映画の意味があるのだから・・・ 【智】さん 9点(2003-10-18 11:12:13) |
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35.ノルマンディー上陸の場面でいきなり度肝を抜かされた。見てよかったよ 【花守湖】さん 9点(2003-10-15 04:52:16) |
34.映像もさることながら、何と言っても音が重々しい。。特に機関銃がまるで自分に当たったんじゃないかと思うぐらいの音の迫力があった。 【亜空間】さん 9点(2003-10-14 12:40:10) |
33.戦闘シーンの描写がリアルで圧倒的。物凄くリアルな恐怖と緊張を感じさせられた。最後に残った兄弟を助ける・・・というのは本当に慈善の気持ちからなのか,軍の広報としてなのかはわからないが,アバムとドイツ兵の関係が戦争の悲惨さをよりいっそう際立たせていると感じた。 【北狐】さん 9点(2003-08-21 13:32:38) |
【くるくる】さん 9点(2003-07-09 06:29:18) |
31.トム・ハンクスの手のプルプルが印象的。戦争物の中では1番好きかな。 【phantom】さん 9点(2003-07-02 16:07:32) |
30.あまりにリアルで、怖くてその日の夜は眠れなかったよ。確かにアメリカを良く描きすぎてるかもしれない。でも、この映画の場合、そんなことは関係なく、戦争の無意味さを訴えているということに、私は評価したい。 【あやりん】さん 9点(2003-05-30 00:45:13) |
29.映画館で見た時のショックは相当なものでした。生の実弾の乾いた音が耳から離れません。ディアハンターは差別映画(何でベトナム人がロシアンルーレットに興じんねん!)、プラトーンは戦争映画の名を借りた単なる娯楽映画じゃし。本当の戦争映画とは何かを教えられた気がします。 【マコちゃん】さん 9点(2003-05-28 20:36:58) |
28.すごかった・・・冒頭で胸をえぐられるような衝撃を受けて、そのまま最後までやられっぱなし。あの映像だけですごいのに、ちゃんとストーリー性があって、エンターテイメントとしての面白さも確立している。最近のスピルバーグ作品ではダントツに良かった。この映画を駄作とけなしたり、大したことないと言う人とは、お友達になれそうもない。 【ともとも】さん 9点(2003-05-10 23:11:05) |
27.良かった。スピルバーグあんまりすきじゃないけどこれは良かった。あの描写にはホントにやられたけど実際の戦争はもっとひどいのかもしれないし。ただこれを描けたのは戦勝国だからだ(今まで全ての戦争に於いて)。4人の兄弟のうち最後の一人を助けてあげようというのは、いくら体面を守るためでも余裕がないとできない。実際太平洋戦争の際の日本ではとても無理だっただろう。(その時代を生きていない私には想像するしかできないけど)今を生きる人が戦争で亡くなった人たち、今の社会を築いてくれた人たちに感謝を送る。この映画で描かれているそんな当たり前のことが、今現在でも日本ではできていない。例えば靖国問題を見ても明らかだ。戦死兵を憎む、などということを、今の平和な日本でのうのうと暮らしている日本人に軽々しくして欲しくないと思う。今の日本を守ろうとして戦い死んでいった人々に素直に感謝と尊敬は贈れないものか。あの時代には戦争に向かわなければならない背景も、直接的な理由も存在して、戦争以外に日本に取る道は残されていなかったんだと思う。もちろん戦争に賛成はしないけれど。(そういう意味でイラク戦争には大反対。取るべき道はいくらでもあった)とまぁこんなことを考えさせてくれた映画だったので9点献上。-1点はやっぱりあの星条旗は嫌な気分になったから。ちょっと筋が外れたけど、たまにはこういうヘンなコメントをする人がいてもいいかなと。 【max】さん 9点(2003-05-05 17:20:21) |
26.冒頭から物凄いシーン。そう、地獄絵図。まるで従軍カメラマンのドキュメンタリーみたいだ。戦争といえばその通りなんだけど、むしろ人間どうしの壮絶な“殺し合い”を見せつけられた感じだ。最前線に赴くという事は、阿鼻叫喚の地獄が待ち受けており、不条理な政治的命令で動かざるを得ないのが実情。しかも、生きるも死ぬも運次第。木っ端みじんならマシな方で、そのほとんどが苦しみ悶えて死ぬ。腰が抜けて何も出来ない兵士。ただ膝を抱えて泣叫ぶ若い兵士。「ママ、ママ …ゴー、ホーム」…悲痛な叫び声が脳裡に焼き付く。監督スピルバーグは音と映像を通して、戦場の恐ろしさをストレートな演出で訴えている。ラストのクライマックス、ドイツ軍の戦車が右方向に向きを変え、遠方からジワジワと接近してくる描写のもの凄い緊迫感。人間の内面から揺さぶる恐怖を描かせたら、さすがスピルバーグだ。言うなれば本作は、ミラー大尉、ライアン、アプムなど主要人物に感情移入させる手法をとり、窮極の戦争シミュレーションを観客に体験させ、厭戦感を植え付ける結果になっている点からすると反戦映画の部類に入るのではないだろうか。 【光りやまねこ】さん 9点(2003-05-04 13:05:53) (良:2票) |