《改行表示》333.《ネタバレ》 シンドラーの心変わりがなぜなのかよくわからなかった。 結果的にあのような状況の中で自分のことをなげうってでも 良いことをした偉大な人なのはわかるのですが。 あとは、ナチスの偉い人。ユダヤ人をゲームのように殺しまくってたあいつがもっと痛い目にあってくれたりするとさらに良かったのに。 あと長いです。長すぎ。 【虎王】さん [DVD(吹替)] 6点(2012-12-17 01:08:49) |
332.オススメ映画は?と聞かれたら、まずこれと答えるほど、印象深い作品です。戦争下における人々の苦しさ、死と隣り合わせの恐怖が淡々とひしひしと伝わり、1回目は途中で断念。2回目にして最後まで鑑賞できました。シンドラー役のリーアムニーソンはこの役の後しばらくほかの役ができなくなった?と雑誌か何かで読みましたが、鑑賞し終えた私ですらしばらく考えさせられ、その日一日ぼーっと過ごしてしまいました。長編ですし内容がかなり深いので見るには覚悟が必要かな。天気の良い日曜の午前中からみたりしたらその日一日、もやもやしちゃうかも。でも、必ず見てほしい作品。 【はちまろ】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-10-14 18:00:12) |
《改行表示》331.《ネタバレ》 このオスカー・シンドラーと日本の杉原千畝は、ともに多くのユダヤ人を虐殺から救った偉人として忘れることはできない。だがシンドラーは最初から救世主ではなかった。 むしろナチスの党員であり、党の上層部と通じて戦争に協力し己の利益を得ることに専念していた人物であろう。巨大な利益を得、放蕩三昧をしていたらしい。 ユダヤ人会計士イツァーク・シュテルンを雇い経営を任せたのも、ユダヤ商人の才覚を利用したに過ぎず、多くのユダヤ人労働者を雇用したのも、ポーランド人より安上がりだったためだ。そしてユダヤ人たちが他の収容所へ送られそうになったときも、自分の工場の生産を落とさないため阻止したのであろう。 しかし、ナチスの非道な迫害を目の当たりにしたシンドラーは、少しずつ変化していく。生産を守ることはユダヤ人の命を守ることであり、後々には生産をストップしてでも命を守ろうとした。 映画は収容所でのユダヤ人迫害(虐殺)がいかに酷かったかをつぶさに見せてくれる。髪を切られ、所持品を取り上げられ、裸にされて水を浴びせさせられる。そして家畜のように働かされる。働けない者は選別され、ガス室に送られる。 こうした非道な事実は私たち多くの人間が知らなければならないことである。シンドラーもまたこういう事実を目の前に、ユダヤ人を助けなければならないと心が動いていったのだと思う。 そしてついに彼は、1100人以上の命を救いながら、なぜもっと早く助けなかったのか自分を責め、車を売ればもっとたくさんの命を救えたのにとまで思うようになる。 映画の終盤は多少誇張されているようには思うが、生き残った多くのユダヤ人が彼に感謝し、後々イスラエルに客人として招いたのは事実である。 シンドラーの「一人の人間を救うものは世界を救う」ということばが、ずっしりと心に響く映画であった。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-07-08 07:03:43) |
330.評価を下すのはなかなか難しい映画ですが、オスカー・シンドラーが1000人以上のユダヤ人を救った事実とユダヤ人迫害の真実をここまで克明に描いたってことだけでもこの映画は観る価値があると思います。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-15 06:38:12) |
329.《ネタバレ》 ○話で聞いていても、やはり映像化されたものを観ると凄まじい。また観たいとまでは思わないが、経験として観て良かったと思う。○一つ難点としては、シンドラーの心境変化があまり描かれていないこと。最後の最後までユダヤ人を助けようとしていたと感じられなかった。そこまで描くとなると、もっと長い尺にはなっただろうが。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-03-18 20:14:17) |
《改行表示》328.今までたくさん映画は見てきた。その中でも一番泣いたと言っても過言ではないだろう。 ファンタジー色の強いスピルバーグだがやっぱり天才は違いますね。 【エーテル】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-01-19 15:50:09) |
《改行表示》327.《ネタバレ》 シンドラーの意図が前半見えなかった。最初から助けるのか、それとも徐々に助けたいと思うようになったのか、ただの金儲けなのか、SSと楽しそうにしてるシーンを見るとこの人善人なのかという印象を受けた。 ただ最後は助けたいという一心が詰まってた。1200人救ったシンドラーは素晴らしいと思うし、自分自身さえ危機に晒してまで助けたいと思う一心に感動した 前評判で残酷なシーンが多いとは知ってたけど、やっぱりだけどかなり過激で残酷な描写が多い。遊び半分でユダヤ人が虐殺されていくのは観てて辛かった。 スピルバーグ渾身の作品だけあって出来はすごく良かった。ユダヤ系に関する知識が疎かったので、また1つ(黒い歴史だけど)歴史の1ページを知ることが出来た。 【ラスウェル】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-09-04 23:30:54) |
《改行表示》326.内容はホロコーストの悲劇と、シンドラーの行為の史実に絞り込んでいて、 彼の人物像までは詳しく描かれていない。ドキュメンタリータッチということで、 ドラマとしては少々物足りない部分もあるけど、それでも見せ場はしっかりと押さえていた。 終盤からラストにかけては、ちょっとベタっぽかったけどね。 シンドラーは子供の頃、遊び相手が近所に住むユダヤ人だったらしいが、 そういうことも含めて、彼の"人となり"ももっと知りたくなった。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-08-11 14:43:45) |
《改行表示》325.実は思うところがたくさんあって いろいろ長々書き綴ってたんですが、 送信ボタンをポチッと押したら 全文どこかに行ってしまった (-"-) どうやら消えてしまったらしい もうだめだ 今日はこれまでだ 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-07-15 23:13:58) (笑:1票) |
324.《ネタバレ》 スピルバーグは混乱のシーンを手持ちカメラで揺らすクセがある。この作品ではナチの侵略シーン、『プライベートライアン』では冒頭シーン、『ET』でも。観客を馬鹿にするなと言いたい。混乱のシーンこそ固定カメラで見据えるべきではないか。 とにかく、『ショアー』のランズマン監督による批判ももっともである。 【ひと3】さん [映画館(字幕)] 3点(2011-03-24 12:04:20) |
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323.主人公が成金狙いのうさんくさい男ってとこに味がある。たくみに軍に取り入っていくあたりのとこ、リーアム・ニーソン、いい。それでもラスト近くのヒロイックな描かれかたには、やや抵抗が残るが、たとえば間違ってアウシュビッツに送られてきたのの扱い、彼はやはり「自分の」ユダヤ人たちを救おうとする。ここらへん、彼も「選別」しているわけで、ちょっと引っかかったんだけど、ああそうか、そこがポイントなのかも知れないな。抽象的な正義感よりも、自分の家族のように顔を知っている・名前を知っている人々を救いたいって気持ちのほうが強くなれるわけで、そういう具体的な顔や名前に足場を求めないと、狂った抽象的な理想に対抗する正義ってのは発揮できないんだ。ゲットー解体シーンはやはり迫力。ほんのささいな分かれ道で、生き延びられるものと生き延びられないものと違ってくる。音楽はまたJ・ウィリアムズ、ユダヤ人作曲家マーラーの交響曲8番に似たモチーフの部分があるんだけど、偶然だろう。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-01-05 20:11:48) (良:1票) |
《改行表示》322.《ネタバレ》 三時間半を超える長い尺で描き出されるユダヤ人虐殺の悲劇。だがその印象としては、本作を「ユダヤ人に起こった悲劇についてのドキュメンタリー・記録」として見るならば一級品だと思うが、「シンドラーという一人の男の物語」として見るならば失敗作だと思う。 ■ユダヤ人がどのように迫害され虐殺されていくか。本作の大半の時間は、タイトルから予想されるシンドラーという人間についてではなく、名もなきユダヤ人たちの悲劇の描写に費やされる。遊び半分で殺されていく収容所のユダヤ人たち。あの、ついさっきまでは命があったのに、撃たれた瞬間にパタッと倒れる描写は相当リアルだ。カラーの服の女の子の使い方も巧妙。シャワー室の伏線を張りながらあっち側に落とすのも憎いやり方。そしてラストの石を置いていくシーンで物語の真実さを浮き彫りにする。 ■だが、シンドラーの描き方は相当ひどい。前半で金もうけのためとしてユダヤ人を使っているのはいいのだが、そこから後半の人格者への変化のプロセスがほとんど描かれていないのはあまりに問題。それに「ユダヤ人を助けるための執念と努力のさま」が金以外の形ではほとんど描かれていないのも大きくマイナス。結局シンドラーの内心がまったく見えてこないというのでは、本作をアカデミー賞作品賞をとるような「映画」として見た場合には、高い評価は与えられない。 ■しかし最後のテロップで、戦後にシンドラーは事業も結婚も失敗したということを知ったが、運命というのは決して報われるようにできているわけではないんだなぁとつくづく思った。ユダヤ人の運命が不条理だとすれば、シンドラーの運命も相当不条理なものだろう。 ■本作が賞狙いという批判もあるようだが、賞狙いだとすればナチスによるユダヤ人虐殺をあれほどまでに描いた(それを世界に知らしめた)方であって、シンドラーの描写の方ではないと思う。というかあのような掘り下げない人物描写で賞狙いだったら驚愕せざるを得ない。 【θ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-02 01:03:50) (良:1票) |
《改行表示》321.ナチがゲットーを一斉検挙するシーンには震えた。あの犬たちの白い息が恐怖感を増し加えていた。 ユダヤ人との別れのシーンは、ちょっと善人過ぎるかなーと思ったけれど、あの場面だから、テンションが上がったと見れば納得。 評判の悪い、ラストシーン。僕は、ありだと思います。この映画が、真実だったんだと否が応でも訴えてくる…いい意味でも悪い意味でもスピルバーグらしい演出でした。 いつまでも記憶に残る映画です。 【love】さん [DVD(吹替)] 8点(2010-12-12 09:44:06) |
320.《ネタバレ》 マンハントシーンにおける容赦のない暴力、収容所所長アーモン・ゲートによる無秩序な殺戮。そんな極限状態における人の死の描写は異様にリアルで、頭に銃弾を撃ち込まれた瞬間、魂が抜けたように体が崩れ落ち、死体からはどす黒い血がドバドバ流れ出すというかつて見たことないほどの衝撃的な描写となっています。これら一連の描写はいかなるホラー映画でも勝てないほどで、不謹慎な言い方ですが、完成され尽くした恐怖映像の連続には目を見張りました。また、そんな恐怖演出の中に赤いコートの少女のような情緒的なアイコンをも忍ばせるのですから、スピルバーグの監督としての技術とカンはズバ抜けています。赤いコートの少女の扱いは残酷大将スピルバーグらしいもので、普通の監督であればユダヤ人の未来の象徴としてあの少女を描き、恐らくは少女を生かしておいて、クライマックスに再登場させるという演出をするはずです。しかしスピルバーグは少女を殺してしまい、観客が忘れたタイミングでその遺体を再登場させるという、実にショッキングな演出を加えます。ショックのツボをここまで心得ているものかと感心したし、人類史上稀にみる悪事を描くにあたっては、このくらいの力量を持つスピルバーグこそが適任だったと思います。。。ただし、問題もあります。スピルバーグはシンドラーという人物を理解できなかったのか、それとも彼を描写する自信がなかったのか、主人公であるはずのシンドラーの描写がかなり雑です。安価な労働力としてユダヤ人を利用することを考え、コネと賄賂で成功を掴む事業家としての前半と、私財を投げ打ってでもユダヤ人を救おうとする後半がまるで別人。特に、ヒューマニズムに目覚める後半になるとキャラクターとしての魅力がすっかりなくなり、空気のような存在となってしまいます。この不自然さこそが、本作が「偽善的」と揶揄される原因となっています。さらに本作が不自然なのは、迫害の対象となるユダヤ人が主要キャラクターに一人もいないということ。基本的にドイツ人キャラによって物語は展開し、ユダヤ人として唯一重要なポジションを担うイザック・シュターンにしても収容所所長から目をかけられており、迫害の渦中にいる者とは言えません。この辺りの構成のアンバランスさも、本作の評価を難しくしています。前半最高、後半まぁまぁ、ラストの演説が最悪というのが私の印象です。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-10-28 20:05:06) |
319.《ネタバレ》 シンドラーという人の真実の姿は誰にも分からないが、単なる享楽主義の商売人だった主人公が、我が身の富と自由を謳歌する以上の生き甲斐を、無為に死んでいく人々を救うことに見いだしていくという、その経過がいかにもスピルバーグ的な演出でうまく描かれていたように思う。ホラきたうまいなぁと若干目が覚めるような気がするシーンもチラホラあるが、監督自身の出自を踏まえればいつかは撮ったであろうこのテーマを、世界中の映画ファンの期待を裏切ることのない完成度にきっちり仕上げたのはさすが。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-09-13 14:11:40) |
《改行表示》318.《ネタバレ》 終始、ユダヤ人がまるでゴミのように扱われる映像の数々には、とても胸が痛くなった。 シンドラーというたった一人の男によって、多くの人々が救われましたが、それでも最後の最後まで一人でも多くのユダヤ人を救いたいと嘆いたシンドラーの姿には感動しました。 誰もが一度は観ておくべき作品だと思います。 【抹茶御膳】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-08-22 12:26:08) |
317.スピルバーグは本当に凄い作品を撮ったと思います。戦争はむごいですね。でも、むごいことから目をそらせてはいけませんね。この映画でシンドラーという人物を知ることができて良かったです。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-08-15 21:58:11) |
《改行表示》316.《ネタバレ》 ポーランドのアウシュビッツ強制収容所に行く予定なので、勉強として鑑賞しました。 中身は濃く、リアルに阻害されていたユダヤ人達を表現しています。無修正の裸体や問答無用に暴行するドイツ兵・・・人権なんてあったものじゃないですね。特に人間味がなく、気に食わないだけで、人を殺すアーモン・ゲート少尉の鬼の恐怖感がよく伝わりました。リーアム・ニーソンやベン・キングズレーの演技もレベルが高く、映画としては質が高いですね。それに3時間半に及ぶ、上映時間にも飽きがこなく集中して観てしまいました。ちょっと終盤あたりは善人過ぎるような気がしましたが、実際にそういう偉業を成し遂げ、生き残りの証言から製作されている映画なので事実なのだろう。ぜひ、映画を鑑賞し終えましたら、特典の生存者の声を観て下さい。当時の異常な社会がひしひしと伝わってきますので・・・。 【マーク・ハント】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-07-25 20:49:17) |
《改行表示》315.《ネタバレ》 二度観たいと思えるような内容ではなかったが、素晴らしい作品だと思えました。 エンディングで、映画としてはつまらない演出があったが、それでも劇中の迫力は中々良かった。 シンドラー役の俳優は、個人的に好きだった。 【タックスマン4】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-16 03:58:23) |
314.《ネタバレ》 この映画ではどの場面でも乾いたタッチで実にあっけなく『人の死』が描かれており、それはまるで蠅たたきを使った虫退治みたいです。その無機質な『死』の積み重ねが600万人と言う膨大な数になるのですが、あまりに凄すぎて後世には単なる数字としか伝わらない恐れがあります。スピルバーグは確かに持てる才能を振り絞って本作を製作しましたが、600万の死者とわずか1,000人の命を対比させることで彼のメッセージは十分伝わったのではないでしょうか。確かに後半になるとあざといと言える様な描写が増えますが、乾いたドキュメンタリー調の構成が功を奏しているので作品の質を落とすまでにはなっていません。それにしても、ラストのお墓参りのシーン、あれは反則ですよ…。 【S&S】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2010-02-11 12:25:09) |