212.《ネタバレ》 良かった~。マイアミバイスは観たことないけれど、夜のロサンゼルスがマイアミに見えるよ マイケル・マンの描く夜の都会最高。美しい。ヒートも悪くないけど、マイケル・マン映画ではこれが一番好きな映画になった BGMというか唄が泣ける。信号待ちで遭遇しただけの特に意味のないコヨーテの場面に感動してしまう。 時は2004年、前世紀の残滓をみつけて感傷的になってる向きもあるのかもしれないけれど久しぶりに夢中になって観れた。 トム・クルーズの悪役とは珍しい。最初髭面に違和感があっただけで慣れるとかっこよく見えてきた。 なによりジェイミー・フォックスが良かった。マイケル・マンの渋いドラマには、ホッとさせられるジェイミーの存在がバランスとってくれて有難い。 それでいてラストではパーフェクトな殺し屋ビンセントにマックスは勝ってしまうのだから。実はものすごいやつだったんだよ彼は。 自分でもわかってなかったろうけれどね。こういう関係のバディものは最後必ずと言っていいほど物別れになってしまうけれど 殺し屋がイーストウッドだったりしたら、まず殺し屋のほうが勝ってしまうのでジェイミーに負けるトムという構図はなかなか素晴らしい。 ヴェラクルスと同じくらい最後の対決は気に入ったよ。・・・違いすぎるか。 正直ストーリーはありふれてるし、冒頭の資料の入ったケース受け取り、そのケースをぶちまけたマックスによる埋め合わせの展開と 承服しがたいものがあるのは事実だ。なぜデータを面と向かって受け取る必要がある? ビンセントの殺しのシーンもかなり省略されている。突然落下してくる死体が効いている一人目はいいが、二人目は描いても良かったんでは? めちゃくちゃな殺し屋がトムでは怖さが足りない。ヴィゴ・モーテンセンなルックスとジョー・ペシみたいなヤバさが欲しい役だが、イケメン必須なのかな・・・? 【うまシネマ】さん [インターネット(吹替)] 8点(2019-09-03 02:41:20) |
211.まあ、普通に見れる。とんでもなくムッチャクチャふつーの映画。たぶん見たことを忘れる。うっかりもう1回見るといけないのでここに記しておく。 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 5点(2019-06-20 21:21:37) |
210.《ネタバレ》 悪役的なトムさんも悪くないですね、でも妙なところでまともと言うか良い人っぽいのが面白い。総じてみると普通でしたね。 【ないとれいん】さん [DVD(字幕)] 6点(2019-03-20 12:03:03) |
209.一晩で5人殺すって依頼がありえない。それを受けるプロがどこにいるというのだ。ストーリーで無理しすぎ。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-03-18 02:07:13) |
208.《ネタバレ》 映像やアクションシーンの素晴らしさは評価できるのだが、個人的にはヒートやインサイダーほどの評価を与えられないというのが素直な感想。脚本の基本設定に無理があって、どうもマン作品の特徴である「プロフェッショナルな男」が上手く演出できていないような印象がある。凄腕の殺し屋にしては殺しの手段が粗っぽく、衒学趣味があり、移動となるとなぜかマックスの運転に頼り切り。そこがプロっぽく見えないので、どうも変てこな印象を受ける。また、運転手のマックス演ずるジェイミー・フォックスも、素人っぽさを出そうと実にもさい演技をするのだが、これが鑑賞中はけっこうなストレスだった(確かに一般人の役柄だからそういう演技になるのは仕方ないが…) あと本作で特徴的なのは、デジタルカメラ撮影による映像。本作の撮影が業界的にフィルムからデジタルに切り替えていく契機にもなったそうだが、確かに様々な夜景や都市の風景が映し出される映像は美しい。ただ個人的には本作の映像のツヤツヤした質感が苦手だった。ヒートのような青を基調とした深みのある映像の方が個人的には好きだったかな。 【nakashi】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-09-14 18:46:29) |
207.《ネタバレ》 ここでの評価が意外と高かったので録画して観賞しました。 非情な殺し屋が次々とターゲットを消して行くお話の割には殺伐感も残酷さもあまりなく、ラストの 後味も悪くなく、テンポの良い展開で結構楽しめました。 思えば、トムクルーズの初めての悪役物とはいうものの、妙に説教臭くて、しかも全然凄腕じゃない。 殺した相手が窓から転落して早くも正体がばれてしまうわ、ディスコじゃ何の計画もなくドンパチ撃ち まくるわ。そして最後はしがないタクシー運転手と地下鉄の中で撃ちあってやられてしまう、って、 殺し屋らしくクールでカッコよかったのは最初のトランスポーターのおっさんとカバンを交換すると ころだけだったような。 しかも殺しの合間に温情からかマックスの母親のお見舞いに行き、彼に隙を見て逃げられてしまうドジぶり。 一方でやたら律儀で、計画狂いまくりなのに契約履行の為にわざわざ5人目を殺しに行ってしまうとは。 思えば、殺しを依頼した側を除けば、根はいい人ばかりで真の悪人は誰も登場しない、ハードボイルド というよりも人情話のようなお話でした。 さて明日の裁判は一体どうなるのでしょうか。 【キムリン】さん [地上波(吹替)] 6点(2018-08-06 23:10:14) |
206.《ネタバレ》 役者の力ってありますね。トムクルーズの悪役もクールで良かったのでは?最後の電車のシーンも良かったな。 【東京ロッキー】さん [インターネット(字幕)] 8点(2017-10-26 18:36:27) |
205.《ネタバレ》 トムクルーズの作品の中では一番好きです。 悪役も妙にあっていていい演技していると思います。 話の内容も理不尽ではありながら、嫌な感じはせず楽しめました。 ラストは 無関心な日常 をよく表現した感じだと思います。 【ローグ】さん [DVD(吹替)] 8点(2017-10-22 22:12:10) |
204.《ネタバレ》 トムクルーズがちょくちょく良いこと言うんです。妙に納得させられる。「親は自分の欠点を子供の中に見い出して責めるのさ、自分は棚に上げて」とか「夢が叶わないのは自分が何もやろうとしなかったからだ。自分を殺してるも同然だろう」ってね。身が引き締まる思いでした。映画としても、監督の言いたい本音をヴィンセントが話してるわけだし、エンターテインメントとしてもまとまっていて良くできた映画だと思います。 【Keytus】さん [インターネット(吹替)] 7点(2017-10-01 23:31:34) |
203.《ネタバレ》 面白かったのだけど、粗が多い。 まず、最初に死体が落ちてきた時点でプロっぽくないのと、 いつまでもフロントガラスが割れた目立つタクシーを使い続けることに対する違和感。 あとおしゃべりで、あまりプロの暗殺者らしくない。 でも、対照的な二人がいい味を出していたし、終始緊張感があって引き込まれるし 夜景はキレイだし、なんだかんだ楽しく見れた。 将来はリムジンのお抱え運転手を夢見ながら、12年もタクシードライバーで妥協するマックスに対して ヴィンセントが「中年になって、叶わない夢だったと気付く」と諭す場面、耳が痛い。 【Donatello】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-07-27 02:22:06) |
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202.《ネタバレ》 導入部から中盤過ぎくらいまでが、とにかく冗長で散漫で・・・せっかくの「一夜」の設定なんだから、もっとテンポよく進んでほしいところでした。運転手が突然切れまくって赤信号も無視し殺し屋の方が焦るくだりには辛うじてドラマがありましたが、そのようなシーンはごく一部でした。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-07-01 01:20:08) |
201.《ネタバレ》 ラスト、生き延びた二人が電車を降りるシーン。閉まる扉ごしにうなだれたトム・クルーズがほんの少し見える。全体的にツッコミどころが多い映画ですが、このラストはとてもクールです。 【la_spagna】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-06-25 00:09:38) |
200.《ネタバレ》 のっけからクールなタクシー運ちゃんが出てきたと思ったのに、 巻き込まれてワタワタとし始めてクールな印象もどこへやら。 そうかと思えば、依頼主の前で絶妙に微妙な啖呵を切ってみたり、 格好良さがいつのまにか、巻き込まれ人としての悲哀さへと変わっていく。 アクションらしいアクションはない、 サスペンスらしいサスペンスもない。 主人公2人のキャラクタはたっており、魅力的に思うが、 アクションやサスペンスのドラマ性が希薄のために、 ヴィンセントが死ぬシーンにもいまいち思い入れが沸かなかった。 【元祖】さん [インターネット(字幕)] 5点(2017-02-19 12:06:58) |
199.骨太なアクション・サスペンス職人、マイケル・マンと現代ハリウッドが誇るエンターテイナー、トム・クルーズ。 意外な組み合わせのアクションサスペンスですが、最後においしい所を持っていくのはジェイミー・フォックス。 美しく撮られた夜のLAの街並を背景に、この街の夜を流すタクシードライバーの長い長い戦慄の一夜。 トム・クルーズが演じるのは殺しのプロフェッショナル。彼のここまでの悪役も珍しい。 殺しのプロがタクシーの貸切で殺しの現場をハシゴするか?しかもド派手に暴れすぎ。とツッコミ所は多いのですが、 ジェイミーがトムの身代わりで殺しの親玉の元へ乗り込むシーンやラストの地下鉄の攻防戦など、見せ場も十分。 トム・クルーズを悪役に据えてのマイケル・マン流エンターテイメント、なかなか楽しませてくれました。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-02-04 23:53:11) |
198.一夜限りのドラマ展開、テンポよく、お話が進んでいきます。 トム・クルーズの印象が役作りのおかげで、返って彼の魅力が薄れていますが、ジェイミー・フォックスがそれを見事にカヴァーしてくれています。 頭を使わないで見ることができる作品ですが、セリフの伏線が上手く効果的に使われていて十分楽しめました。 恐らく悪役のトムが見れる作品は、これから先、まずないだろうと思うと、貴重な作品かもしれません。 【クロエ】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2016-07-10 21:59:06) |
197.《ネタバレ》 お前本当にプロの殺し屋かよと思ってしまうような突っ込みどころもあるけど、トム・クルーズの悪役ぶりがとてもハマっていて楽しい。白髪がとてもお似合いだ。ジェイミー・フォックスの小市民感もユーモラス。マイケル・マンのかっちょいい演出もキレているように思う。しかし、プロの殺し屋とは思えないチョンボの数々がリアリティをそぎ落としてしまっているのが本当に残念だ。『ヒート』のデ・ニーロに通じるところがあるな。 【カニばさみ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2016-02-25 13:53:42) |
196.《ネタバレ》 一流の作り手と役者が揃っているのにイマイチな仕上がりでした。トムの演技は超絶にシブいのに最初からプロには程遠い仕事ぶりでした。最初の仕事をミスした時点でタクシーは乗り捨てて別のタクシーを拾うべきだし、そもそも普通だったら5人とも別のタクシーを拾ったほうが安全だと思いました。 いつも通りの行動をしろと言っておきながら花を買ってやったり、カバンを無くしたら仕事にならないとかどんだけ素人なんだと。最も納得がいかないのがラスト付近の2つの分岐点を勘だけですり抜けた点です。地上に出ずに地下鉄へ追ったのも二本の電車の上側を追ったのも勘ですが、、これは無理がありすぎでした。 ジェイミーフォックスも女検事もファニング刑事も夜のLAも雰囲気が良かったし面白くなりそうな題材満載だっただけに惜しい映画です。(というか、おいしい素材がほとんど生かされなかったような気がしました) 【アラジン2014】さん [DVD(字幕)] 4点(2015-10-11 22:15:23) |
195.トムクルーズの悪役も珍しい。 アンラッキーにも殺し屋を拾ってしまうタクシードライバー。 壮絶な一夜を体験することになる…。 このダークな感じと相会わない職業との展開、個人的に好きです。 |
194.《ネタバレ》 とても重厚で、細部までよく作りこまれた傑作だと思います。私はこの作品のマックスと特にヴィンセントのキャラクター、描きこみの深さが好きです。 私は初見ですぐにファンになりましたが、この作品を気に入るかは主人公のマックスにどこまで感情移入できるかがカギだと思いました。この映画の主人公は「夢がある」と言いながら何年もタクシーををだらだらと運転し続ける続けるマックスと、絵に描いたような冷酷無比で完璧な現実主義者の殺し屋、ヴィンセントの二人です。 ただ実質的な主人公はマックスでしょう。私は私自身や周りにマックスのような人間は沢山知っていますが、ヴィンセントのような人間はほぼ知りません(笑) 何となく毎日を生き、自らの矛盾に気づきながらも、気づかないフリをして生き続けるマックスは典型的な「普通の人間」ではないでしょうか。そんなマックスにどこか自分を重ねながら鑑賞した方は少なくないと思います。 これに対してヴィンセントはそんなマックスと彼の人生をけなし、自分の仕事道具の一つとして使おうとします。 ヴィンセントは「怪物」です。「普通の人間」が沢山生きる街、ロサンゼルスは「普通の人間」と無縁のヴィンセントにとっては忌み嫌う場所であり、劇中でも「来るたびにすぐ出ていきたくなる」と言っています。 またヴィンセントは「地下鉄で男が死んでいても発見に何時間もかかる街だ」とロサンゼルスが嫌いな理由を挙げていますがこれはまたヴィンセントの特異性を表しています。「普通の人間」でも人が死んで何時間も発見されないような街は嫌いでしょう。ただこの場合多くの人は人同士の繋がりの希薄さなどの理由を挙げると思います。 ヴィンセントは違います。彼は最初からビジネス以外で人同士の繋がりなどに重きを置くありえませんし、彼にとっては邪魔なものでしかありません。 彼がここで嫌うのは「普通の人間」の鈍感さ、もしくは低能さではないでしょうか。彼にとっては他人の死は大した問題ではないでしょうが「普通の人間」にとってはおおごとです。おおごとなのに気づきもしない「普通の人間」の集まり、ロサンゼルスは、ヴィンセントにとってきわめて大きな矛盾の塊で、ヴィンセントはそれを許せないのではないでしょうか。 終盤、そんなヴィンセントにマックスは敢然と立ち向かいます。私にはマックスVSヴィンセントの勧善懲悪ものにも見え、痛快なドラマになったようにも見えました。このまま勧善懲悪もので終わってしまえば8点にはなりませんでした。地下鉄でマックスと対決し、死期が近づくヴィンセントはマックスに言います。「地下鉄で男が死ぬ。誰も気づかない」事切れたヴィンセントはただ眠っているようにも見えます。 「怪物」のヴィンセントは忌み嫌ったロサンゼルスの一部になってしまいました。 【パンツァー・フォー】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-05-24 00:22:20) |
193.《ネタバレ》 考えてみてください。①殺し屋が流しのタクシー運転手を脅迫してハイヤーさせ取引先回りをする②巨大都市LAなのに、5人のターゲットのうちの1人を殺し屋と出逢う直前に乗せている。普通に撮ったらおバカ映画になること必定なプロットなんですが、マイケル・マンの様な腕の立つ監督と脚本家が手掛ければこういう一級品の娯楽映画になっちゃうものなんですね。 トム・クルーズが殺し屋と言うのはサプライズのつもりなんでしょうけど、彼は善人より悪人の方が似合ってると思うんですけどね。悪役を演じる方が愉しめる俳優が多いそうですが、トムもその口みたいですね。でもこれはマイケル・マンの映画にはついて回ることなんですが、少しはユーモアを交えた演出が欲しかったところです。それにしても良く喋る殺し屋でしたね、病院でジェイミー・フォックスに鞄を持ち逃げされて窮地に陥ったりしてけっこう脇が甘い感じもしましたが。でも最後の死にざまはさすがトム・クルーズという感じですね、リングサイドで真っ白に燃え尽きて死んでいった矢吹丈みたいでした。 最近のLAを舞台にした犯罪映画では、この映画もそうですが、悪玉が韓国系という設定が目立ちますね。まあこれがLA裏社会の現実なんでしょうが、大陸や半島系の犯罪組織が登場することが滅多にないヘタれな日本映画界とは対照的です。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-11-04 20:43:56) |