147.この怪しい、不気味な雰囲気は現代ではもう出せないのかな。観る者を惹きつけるパワーが凄い。 【noji】さん [地上波(邦画)] 8点(2013-05-04 09:19:11) |
146. 10年に一度見直す。背筋がビシッとなるから。全部入りなんだよこの映画は。 【黒猫クック】さん [DVD(邦画)] 9点(2013-01-14 02:20:25) |
145.いやー、たまらん。スケキヨの存在でもう勝負ありという感じ。 【Balrog】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-11-27 11:30:03) |
144.《ネタバレ》 後世にオマージュを捧げられ、あるいはパロディとして消費され、もはや語りつくされちゃってる感のある犬神家。“スケキヨ”を子供らが名前だけでも知っているのに驚いた。すけきよストラップなるアイテムもあったな。それはさておき、横溝映画はシリーズ通じて日本家屋が怖いのだが、犬神のお宅も何かが棲んでいそうな不気味感がどよーんと溜まっている。暗くて長い廊下の、ずっとこちら側から撮ってるし。あっ、何かが見えそうで怖い。ひとりの異能の人物がまき散らかしていった火種に翻弄される相続者たち。悲しくて滑稽で生きた人間もまた怖い。出演者が皆、重厚感のある演技なのだけどあおい輝彦のポカン顔のみミスキャストに感じる。戦地から引き揚げたのだから、もう少し痩せてはいかがか。 【tottoko】さん [地上波(邦画)] 8点(2012-06-06 00:50:59) |
143.《ネタバレ》 とにかくライティングがすばらしい。 昼間の座敷なのに、もう一族そろってるだけで不気味。 なのに妙に感じてしまう静謐とした美しさ。ジャパニーズホラーとはコレがいい。 そこにスケキヨさん登場。 マスクがとてもよくできていて、ぱっと見、無表情のようで、ちゃんと表情が出る。 役者のすばらしさもあるのでしょうが。 この話、というか横溝正史の作品はトリックうんたらではなく いつも情愛モノだなぁと思う。 別人かもしれないと思っても、無事復員してきた息子 (しかも顔の傷がひどくて正視に耐えうる)を 一心に大事にする松子の姿には、やっぱり母の愛の大きさを感じさせられる。 石坂浩二は金田一として適役。深刻なのか、それとももしや事件を楽しんでるのか。 そんなよくわからない、「金田一耕介」という人間をよく演じていたと思う 【夜野比瑪】さん [地上波(邦画)] 8点(2012-05-14 18:20:56) |
142.《ネタバレ》 前半もの凄いテンポの良さで、ドンドンと事が進む。でも、というか、それ故なのか、「生卵!」などのギャグとか、謎解きの情緒的な部分とか、しっかり描く余裕があって、見事。 これは原作の優れた部分なのかどうか、もう忘れちゃったけど、これが「母子の愛の物語」であることが素晴らしい。故にメインテーマの曲名も「愛のテーマ」。息子のための殺人を、その息子自身が母のため後始末して回るなんて、すごい発想ではないか。そして、そこに(道徳的な正しさは別として)親子の愛情を見つけて、クローズアップした脚本、演出。この一点において、他の金田一モノを遙かに押さえて、ダントツの評価なのだと思う。 ところで、今回見直し気付いたが、逆さスケ"キヨ"が、「ヨキ・コト・キク」のヨキを表してたって、映画では言ってなかったんだな。同様に、この作品にはもの凄い記憶補正がかかってしまっていて、数々の細部の思い込みが入る。大流行した横溝作品として、同じ時期にたくさんの映像化作品があり、そこで描かれたものとごっちゃになるのだ。単体の映画としては、不幸な周辺事情なのかもしれない。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-04-23 17:56:24) |
141.《ネタバレ》 スケキヨのマスクと湖の逆さ死体のビジュアルは映画史に残りますね!しかもミステリーの部分もなかなかよくできています。犬神家の一族ってタイトルだけに登場人物は多いですが、娘三姉妹は松竹梅、その息子たちは清武智とわかり易くなってます。ネタバラシが思いのほかあっさりしてるのが残念な気もしましたが、十分に楽しめる作品に仕上がっています。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-03-23 12:58:58) |
140.《ネタバレ》 いやぁもぅ これは小さいころ観て超怖い憶えしかなく たぶん30年以上の時を経て大真面目に鑑賞 ある程度の歳になって この怖さに耐えうる耐性!?が出来得たのか 楽しくかつ大変興味深く 最後まで観ることができました 重厚な出演者 おどろおどろしい怨念を感じる雰囲気感 そして「スケキヨ」 いやーお見事! まぁ強いて言えば 思ったほど金田一さん仕事してないような(苦笑) ラストもえらくあっさりで いや これぐらいのほうがバランスがとれていいのかな いろいろな発見があって大変面白かったデス 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-12-11 08:59:30) |
139.シリーズ最初の作品だが、「獄門島」や「悪魔の手毬歌」より後になって見た。もちろん映画の評判は知っていたが、ためらったのは例の佐清のマスクを初めとして、生首が出たり、湖に足が逆さに浮かんだり、気味悪さが目立っていたからだ。そういう気味悪ささえ克服できれば、この「犬神家の一族」はよくできた映画だと思う。私はあまり好きではないが・・・。 【ESPERANZA】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2011-09-19 16:36:37) |
138.なんとなく観だしたらどんどん引き込まれていった。余計な脚色もなく、ストレートに展開が進むから時間を忘れて観賞できる。この時代を代表するといってよい大野の音楽も十分に盛り上げる。トリックネタも満足納得できるものであった。演者陣もベテラン組は各々の個性を発揮して大変好ましい。島田陽子坂口良子の美しさ愛らしさが作品に一層の華を添える。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-09-17 17:51:14) |
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137.横溝正史ブームの火付け役となった作品。 どろどろした人間関係、複雑怪奇なトリック、奇抜な殺人方法と、 最初観たときはやはり衝撃的だった。金田一役の石坂浩二を始め、 キャストはベテラン陣を配しているので、最後まで落ち着いて鑑賞することができる。 映像は昔の邦画らしく全体的に暗いのだが、それがこの作品の雰囲気にはピタリと合っていた。 唯一不満だったのは、途中で犯人がわかってしまうシーンがあったこと。 なぜそういう演出にしてしまったのか、今でも不可解。 【MAHITO】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2011-08-15 08:36:01) |
136.《ネタバレ》 劇場で観たのは高校生のときで,その後はテレビ放送をビデオ撮りしたものを繰り返し観ていました。今回久しぶりにレンタルで観たのですが,テレビではカットされていた数々の場面が実に新鮮でありました。 あの逆さ死体が静馬であるという推理の根拠がきちんと示されていないように思われて,その点だけが残念な気がします。 ただ,その点を差し引いても好きで好きでしょうがない作品であることには変わりありません。 【まきげん】さん [映画館(邦画)] 10点(2011-07-25 13:34:18) |
135.《ネタバレ》 遺言状が公開された時の三姉妹の狂乱ぶり、すごい迫力でしたね。リメイク版とは大違いです。この作品はかなり面白いです。そのため、数え切れないくらい観てしまい、とうとう最近、飽きがきてしまいました・・・。 【ramo】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2011-07-10 01:55:44) |
134.市川監督の耽美主義・実験精神とエンターテイメントの幸福な結婚ともいうべき作品。 【ashigara】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-07-08 19:13:16) |
133.大野雄二による音楽とタイポグラフィって言うのかエヴァンゲリオンでオマージュとして使われた文字の表記、OPからとても良い雰囲気だ。時代設定は戦後間もないくらいで、戦争の傷跡を恐怖や不気味さに変えているのも良い、佐清の登場から一気に全体が引き締まった。一方、金田一耕助は飄々としているので過剰に重くなりすぎず、バランスが取れているんだと思う。石坂浩二もハマってるなぁ。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-05-15 17:00:49) |
132.「佐清、頭巾をとっておやり!」「佐清、この薄情な人達に仮面をめくっておやり!」幼き頃テレビでこの映画を見て、思わずここで瞬きしながら薄目で観た人も多いのでは。ゴム製のマスクをバリバリバリとめくり上げる様が恐ろしかった。全体的に子供には刺激が強い映画だったが、何せこの場面がトラウマのごとく、その独特な名前の響き『スケキヨ』と共に心の襞にはりついた。今見返しても最高に面白い(厳密にはホラーじゃないですが)和製ホラー。印象的なテーマ曲と相まって日本映画にしか醸し出せない淫靡な雰囲気が何ともいえない。更には俳優達の個性も際立っている。存在感が違う。旧家を舞台に陰惨な、親子代々因縁のとおなじみ横溝正史の小説観が映像として表現されている。そこに飄々とした石坂浩二とコケティッシュな坂口良子の存在が清涼剤のように生きている。生真面目だが早とちりな警官、加藤武の「よし、分かった」はこの作品から。犬神三姉妹を演じたベテラン女優陣はさすがの貫録。特筆すべきは珠世の美貌。魅了されました。邦画もこの当時はすでに斜陽と云われていたらしいですが、やはり時代の空気というかノスタルジーなのか、この頃の邦画は良かったなあ。こういう日本映画今作れといってももう無理じゃないかな。(リメイク版は未見です。機会があれば観るけどイマイチ乗り気じゃない) 【LORETTO】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2011-04-28 00:07:25) |
131.当時ものすごい宣伝で、ついそれに負けて観たが、まったく駄目だった。それ以来、宣伝には警戒心を抱くクセがついた。市川崑(いい作品もあるのだが)の内容空疎な唯美主義にも警戒するようになった。 【ひと3】さん [映画館(邦画)] 2点(2011-03-24 20:31:47) |
130.殺人シーン、名探偵の造詣など、現在のサスペンスドラマのプロトタイプばかりで驚かされる。テンポはややきついものがあるが、それでもバッサリ切りまくったカットが所々に見られて心地よい。 【j-hitch】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-17 22:03:54) |
129.高校の時水泳部だったボクたちは、いったい何回犬神家の死体のまねをプールでしたことだろう。 【きーとん】さん [地上波(邦画)] 5点(2010-08-02 23:57:44) |
128.《ネタバレ》 当時、湖面ににょっきり出た足二本&スケキヨマスクは反則に近いほどの衝撃を日本国中に与えた。当時小学生だった私は、まず「フォワアア」と叫びながらドラゴンキックしてプールに飛び込み(アチョーじゃないよ)、「犬神家いきます!」と吠えながら水中で逆立ち&水面に足2本を出してた。そして思春期になるとスケトモがいいのかスケタケがいいのかという最低の選択を悪友同士で議論したり、もちろんゴム製の白いヘッドキャップに穴をあけ、しゃがれ声で「かあさん、僕はスケキヨじゃないよ」とかもやったなあ。現在40歳以上の男子に少なからず影響を与えた作品。まさにエンタテインメント 【やしき】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2010-06-11 18:46:10) |