14.思っていたよりずっと良かったです。最近のディズニーのどぎつい色味のファンタジーが苦手で敬遠していたものの、アンジェリーナ・ジョリーは適役だし、ストーリーもーまぁまぁ許容できる設定で、楽しく見られました。ただ、この設定去年の某超絶ヒット作と丸被りでは??社内で調整出来なかったんかいと思ってしまった。エンディングの歌が日本語英語、両方ともアンニュイな感じのアレンジでとても良かった。あと一つだけ、ディズニーの定義の美女って、言うほど美女じゃない気がするんだけどなぁ。 【ネフェルタリ】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-03-01 13:31:03) |
13.「昔々あるところにお爺さんとお婆さんがいました」でいいのに、それは一体いつなんだどこなんだ誰なんだ、と無粋に詮索するような、そういった類の作品ではあります。爺さん婆さんの若き日の恋愛を描いておこうとか、鬼ヶ島の鬼との因縁を描いておこうとか、そうだいっそ、彼らにはかつて3人の息子がいたが鬼の魔力によって犬・サル・キジに姿を変えられたことにしちゃおうとか(たかがキビダンゴで命がけの鬼退治に行く訳がない、という原作の矛盾点はこれで解消され納得がいく、とか)。んなこと、どうでもいいんです、というか、むしろ余計なことばかり。いや、本作を『眠れる森の美女』のパロディとして観るのなら、それはそれでアリかも知れませんけどね。3人の妖精があまりに不甲斐ないので、マレフィセントが実はオーロラ姫の面倒を見てました、だなんて、いかにも落語のネタに向いてそうじゃないですか。ただ、パロディ路線として楽しむには、いささかハジケ方が足りません。アンジェリーナ・ジョリーの、いかにも「マレフィセントの複雑な心理を演じてます」的な重たい演技が、いい方向には働いてない感じも。あと、比べちゃいけないのかも知れないけどやっぱりアニメ映画『眠れる森の美女』と比べちゃいます。見事なアニメの動き、雰囲気、スピード感。やっぱりあのアニメは凄かった。例えばオーロラ姫が糸車の針に指を刺してしまうあの場面の不気味さ。オーロラ姫のイッちゃった表情はアニメに軍配を上げざるを得ないし、ここで流れる音楽「長靴をはいた猫と白い猫」、どうしてこうも完璧にこのシーンにマッチしちゃうのか。 【鱗歌】さん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2015-01-27 22:48:15) |
12.呪いをかけたのはそういういきさつがあったのかと納得する反面、真実の愛とは何かの追求がちょっと物足りなかった。突如やってきた王子様のキスでという童話の世界より踏み込んでいるとは思ったが・・・。映像がきれいだし空を飛んでいるシーンなんか3Dで見たらさぞ大迫力だったろうなと思わせる。ところでテーマ曲の「ONCE UPON A DREAM」だけど元々はワルツの踊るような滑らかな曲だったと思うけど、びっくりするほどスローテンポ、それだけ思いがこもっていると言えばそうなんだけど・・・。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-01-10 23:11:41) |
11.《ネタバレ》 オープニングの映像から引き込まれ、この映画の映像の美しさに感嘆。マレフィセントに焦点が当てられているということもあって、彼女の心情描写(オンナになる部分、凶暴な部分など)が非常に丁寧だった。全てはオーロラ姫のことを憎むところから始まっているのに、こうも変われるんだなと。 ディアヴァルのキスでオーロラが目覚めると思っていた自分は甘かった。 【カジノ愛】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-12-06 18:00:38) |
10.《ネタバレ》 面白かった。予告から察するにアニメの実写化なのだからアナザーストーリーで進むのだろうと思っていたので、かなり早い段階から別経路に流れていきアナザーではなくパラレルワールドの物語なのですよと言い切ってしまう。正直驚いたのがディズニー作品のお約束をここでも通用させた事だ。元は「眠れる森の美女」なのだから主人公であるマレフィセントは悲劇的なオチになると考えていたのだが『主人公は絶対にハッピーエンド』の法則が発動する。ステファン王が高い塔に吊り上げられたところで『悪役は落下して死ぬ』法則もきっちり発動させ無理やりにでも丸くおさめて幸せに終幕。もともと原作クラッシャーなディズニーが自社の過去作品までぶっ壊すとは思わなかった。で、ストーリー的にどうかというと基本主人公(というかアンジー)age作品なので色々破綻しているところも多いのだが視覚的な演出や美術の凝り様でがっちりデコレートしており最後まで楽しめる内容となっている。既に古典作品として芸術と称された作品を、自社の強みとばかりに大衆娯楽作品にぐぐぐっと下げて尚且つそれを本気でがっつり作ってくれたところを評価したい。あとカラスをイケメンにしたところも。 【どぶん子】さん [映画館(吹替)] 10点(2014-08-28 03:08:55) |
9.《ネタバレ》 普通におもしろかったですよ。でも、まだうちの4歳の娘は観せられないですね。たぶん怖がります。自分には、マレフィセントが自分の呪いを解こうとして失敗するところが、彼女の悔やむ気持ちが伝わる一番のシーンでした。 【よしふみ】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-08-13 23:42:29) |
8.《ネタバレ》 「眠れる森の美女」自体をほとんど覚えていないまま鑑賞。これを機に今一度見てみたいです。 さて本作は完全に原作を意識した(当たり前ですが)パラレルワールドのような作品。もしかしたらこんなパターンもあったかもよ?的なことを思いっきり言っちゃってます。前情報全く無しで観ましたが、力の入れられている順にファンタジー>アクション>人間ドラマという印象。如何せんキャラクターが3Dアニメではなくリアル人間なため、人間ドラマ的な良さは増しますが、ファンタジー・アクション面は若干落ちます。具体的に言うとオーロラが眠りから覚めるシーンのマレフィセントの涙は良かったですが、ドラゴンや王との戦闘シーンはう~んもうちょっとこう・・・という感じでした。 また、ストーリー的に「これがやりたかった」という部分がまずあって、その点と点を繋ごうとしてそれまでの線を半ば強引に作った、という風に見えてしまう。「マレフィセントが眠りから醒ます」というのをやりたい。ではそれを際立たせるにはどうしようか→よし、王子様を前フリとして使おう→ということで王子様はここらへんで登場させておいてマレフィセントと一緒に城に行くことにしよう。的な。よって、ネタバレがなくても何がどうなるかがだいたい読めます。 他にも違和感がある点が色々ありましたが、そこは原作もそうだったのかもと思うため何とも言えず。逆に原作の良アレンジもあるかもしれないし、やはり「眠れる森の美女」を見直したいという気持ちが強まりました。 【53羽の孔雀】さん [映画館(字幕)] 5点(2014-08-08 23:46:30) |
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7.「眠れる森の美女」はずいぶん前に1度見ただけで、あまり覚えていません。しかし、本作を見るとかなり脚色されていることがわかります。元の映画のファンにとっては、何か違うぞ、と感じるかもしれません。でも、この映画を見る限りでは、現代的なストーリーになっています。もちろんおとぎ話の部分を、そのまま残してあるところもありますが。現代社会の背景を考えると、このようなストーリーにならざるを得ないのでしょう。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-08-04 17:21:33) |
6.アンジーは好きではないのですが、これはナイスキャスティングだったと思います。大好きで何度も観てるディズニーアニメ映画『眠れる森の美女』の別解釈版。なかなか面白かったです。ただし!!オーロラ姫は絶世の美少女じゃないと~!、、、アンジーが引き立たないから無理か。 【movie海馬】さん [映画館(吹替)] 7点(2014-07-27 16:51:51) |
5.《ネタバレ》 ディズニーの新路線か!って観た人全員思ったと思います。 「愛」じゃなくて「真実の愛」なんだそうです。 真実の愛・・・聞けば聞くほど軽い言葉に思えてくるのですが、世の中そんなに愛に鈍感になってるんでしょうか。 アンジーはハマってると思います。その魅力だけで引っ張った映画です。 私はアンジーにずっと付き添ってるカラス君こそ愛だなあと思いました。 【denny-jo】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-07-27 01:21:15) |
4.《ネタバレ》 搭乗待ちの新千歳空港内の映画館で鑑賞。「眠れる森の美女」はこんなストーリーだった?、と思ったがアナザー・ストーリーとのことです。アンジーが強くて怖くて、そして愛情深い妖精を好演。時間つぶしで観たが、思わぬ収穫でした。 【kaaaz】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-07-21 23:31:38) |
3.《ネタバレ》 眠れぬ森の美女はうろ覚えで鑑賞(ほとんど問題なし)。マレフィセントは心の揺れ動きや葛藤が良く表されていましたが、王様だって少しは心残りがあるんじゃないかなとずっと思っていましたが、最後があれじゃあ酷いですね。先代の王様も侵略しか考えなかったみたいだし、一方、白馬の王子は突然出てきて突然引っ張って行かれて結局頼りにならなくて・・・この映画の男は強欲か脇役しかいません。唯一ディアヴァルは名サポートですが、カラスです。話はおかしいところが結構ありましたが、アンジェリーナが存分に動き回って引っ張っていった感じで、+1点。 【Banjojo】さん [映画館(吹替)] 7点(2014-07-13 23:17:11) |
2.《ネタバレ》 最近のディズニーの傾向として、昔のようにお姫様が王子様に導かれる物語は少なくなり、戦うお姫様、つまり女性の自立を描いた作品が多いと聞いていました。今作はいばら姫の物語をなぞりながら、「真実の愛は友情のことだ、男と一緒になる必要はなく、やりたいことをやりなさい」というメッセージの最後にやはり男も必要かもねーととぼけてみせているので、ちょっと中途半端なんじゃないかと思います。映像は凄いので、見て損はないです。他の観客の反応も良かったので、安心して見に行けるかと。ただ、アンジーは怖い。顔の輪郭が。 【カニばさみ】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-07-11 18:21:09) |
1.《ネタバレ》 オリジナルとは善と悪の役割をゴソッと入れ替えた(三人の妖精も、あの鬱陶しさと空気の読めなさは、悪役扱いといってよいでしょう)お話で、大変面白かったです。お城を取り巻くいばらの棘をくぐりぬけ、スリーピング・ビューティーのもとに王子様が駆け付けるシーンがああなるとは!なるほど。ただ尺の短さが災いして場面転換の唐突さが目立ち、種々のエピソードが駆け足気味だったのが残念でした。どうせそれほど子供向けではないので、思い切って二時間強の話にしたらもっと面白くなりそうなのに、惜しいです。王さま役にも、もう少し貫禄のある人をキャスティングして欲しかった。以下、良かったところ。カラスの演技(人モードのときも)、ラストのちょっとブルーな雰囲気の主題歌、そしてなんといってもA・ジョリーの「Well, Well」のシーン! 【Northwood】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-07-11 00:48:33) |