63.《ネタバレ》 白人と黒人のロードムービー。なんともありふれた題材ながら、かなりの良作。大きな事件が起こるわけでもなく、物語は淡々と進むが、見終えた後の暖かさは格別。演出は最低限に抑えられ、2人が少しずつ心を交わしていく様子が丹念に描かれている。脚本も秀逸で、そうとは思わせない伏線とその回収は完璧。派手さはないが、昔の名作を見たようなしみじみとした感動が味わえた。 【ふじも】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-03-01 22:49:10) (良:1票) |
62.《ネタバレ》 ザ・ロードムービーという感じ。実話ベースで素晴らしいシナリオ、そして最高の2人の演技とキャラクターと友情。堂々と人種差別が行われていた時代の描写が生々しい。そんな中でも、風景や心情を手紙に出来てしまう思慮深さを持ってるドクター・シャーリー。最初はトニーを雇った理由が何か裏があるのではと思っていたが、そんなことはどうでもよくなるストーリーでした。イチイチ殴ってしまうトニー、石を返してないトニー、ゴミを拾わされるトニー、ニガーはやめろのトニー、全部好きです。終盤、パンクを助けてくれた警官にほっこり。ラストも良かった、奥さんも良かった。観て幸せな気分になれる映画。 【ラグ】さん [インターネット(字幕)] 9点(2024-12-14 20:58:38) |
61.《ネタバレ》 黒人ピアニストと白人運転集兼用心棒のロードムービー。孤独なお金持ちと家族に恵まれた貧乏人の珍道中というだけでなく、人種差別の激しい地域で様々なトラブルを超えていく中で友情を育んでいく様が丁寧に描かれていた。アメリカ南部の風景が美しい。 【クリプトポネ】さん [インターネット(字幕)] 8点(2024-10-14 20:13:53) |
60.久しぶりに、観てよかったな〜・・という心地いい余韻を感じられた作品でした。 事実とは多少違えど、伝記物ではなくエンタメとしてみれば、素晴らしいカタルシスが味わえます。 淡々と進むロードムービーの構成ながら、主演助演の演技も見事で全体を通してドラマがあります。 トーンが優しすぎる/予定調和かもしれませんが、私にとってはこの時代の音楽や車なども楽しめて、充分名作に値しました。 【460】さん [インターネット(字幕)] 9点(2024-02-20 03:02:03) |
59.《ネタバレ》 こんな話があったなんて知らなかった。調べるとかなり脚色されているようだけど、映画としては最高。この時代の音楽も昔から好きだし、車やファッションも、酒場の雰囲気も最高の時代。人種差別はベースボールものの映画でも、これまでに幾たびか見てきたけど、それらも含めてアメリカ文化の魅力なんだと思う。決して支持など微塵もしてないけど、そこにドラマがある訳だから。黒人レストランで、わざわざクラシックから入るのは何故か不自然に感じだ。それが無かったら9点かな。 【♯34】さん [インターネット(字幕)] 8点(2024-01-09 20:53:15) |
58.いい映画だったなぁ~それにしてもトニーのいかついこと。完全なマフィア顔。そりゃあんなオッサンにビンタされりゃ必死でピアノ用意もするわな。 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 7点(2023-12-20 22:49:33) |
57.《ネタバレ》 評価が良いのでずっと見たかった作品、やっと観ました。やー、感動してしまいました。「最強のふたり」のような、「ドライビングミスデイジー」のような、既視感ありありです。ピアニストのドクは孤独を顔だけで表現する訳でもなく「黒人でもなく、白人でもなく、男でもない自分はどうしたらいいんだ!」とか一番の心の叫びを普通にセリフで言っちゃったりで。用心棒のトニーは普通にめっちゃイイ奴で、クルマ運転して、ちっちゃいトラブル片付けて、8週間の出稼ぎを終えて、ただ家に帰っただけ。なのに何なんでしょう、この感動。人種差別問題にしても、ここでの白人たちは「決まりだから仕方ないんすよ」的な描かれ方をしていて、かなりマイルド。人種問題だけに振り切った硬派な作品とは違い、普段お調子者のお父さんが仕事に行ったら、一回り大人になって帰って来た、みたいなあれです、「はじめてのお使い」。でそのお仕事を隠しカメラで見ちゃってて、なんか感動、みたいな感じ。白人の描かれ方がどうのとか批判もあるようですが、そうゆうのじゃない気がする。こういう映画で単純に感動できる鑑賞者でありたいと思う。ヴィゴモーテンセンはいつもとイメージの違う役を演じ分けていて素晴らしいです。ブラボー。 【ちゃか】さん [インターネット(字幕)] 8点(2023-11-22 15:07:51) |
56.無駄のないストーリー展開で、素晴らしい映画だと感じました。 よい映画を観た後は、気分が良いですね。 南部にツアーに出た勇気は、なにを求めていたのだろうか。 【cogito】さん [インターネット(字幕)] 8点(2023-06-16 00:25:31) |
55.南部のレストランのオーナーが語ったように、黒人差別の理由として合理的に説明できるものはなく、ただ、「それが伝統だから」なんだろうと思います。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 6点(2023-04-02 23:14:04) |
54.《ネタバレ》 予備知識なしで高評価なので鑑賞。 いやー面白かった。ラストに向かって幸せメーターがぐんぐん上がって振り切りましたね。手紙のお礼とかもう最高です。後味の良い作品はいいですね。 中国嫁も大絶賛で良い時間を過ごせました、序盤の感じで絶対面白いはずだと理由もなく確信していたので、寝落ちしそうな嫁の足をつっついて寝させない様にしました(大体はほっときますw) 調べてみたら色々賞採ってた様ですね、何か賞をあげたくなったので文句なしです。この時期中国駐在と重なり情報がすっぽり抜け落ちてますので、僕的新作が山ほどあって嬉しい限り。 【ないとれいん】さん [インターネット(字幕)] 9点(2023-03-06 14:35:59) |
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53.人種を超えた2人の友情に心温まる納得のアカデミー作品賞。 【TERU】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2022-12-25 19:17:36) |
52.人種差別の描写が緩いと言う人が居るけど多分そうだと思う。でもリアルに知りたければドキュメンタリーでも見てください。 もう1つ。アメリカの差別は醜いという意見にも一言。日本にだって同じように差別はあります。 黒人という人はいないし、白人という人もいない。みんな名前がある個人です。 エンターテイメントにくるみながらも個人と個人が交わり勇気を出せば変わる、というメッセージがとても強く伝わってくる映画です! 【amicky】さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-11-27 11:19:02) |
51.主人公がとにかく魅力的である。 ガサツで無学だが、思いやりや家族愛にあふれる。 何かのトラブルも暴力に頼るだけでなく、臨機応変に対応する様もかっこいい。 役者の演技もさることながら、吹き替えの声優のキャスティングも素晴らしい。 この主人公と正反対の属性の黒人ピアニストシャーリーが徐々に心を開いて打ち解けていく、心あたたまるお話。 ラストだけなんか微妙だった。シャーリーが突然家に来て何か微妙な空気になるんだけど、何でラストであんなモヤモヤする展開をぶちこんできたのか、残念。 【椎名みかん】さん [インターネット(吹替)] 8点(2022-11-04 12:35:37) |
50.生まれも性格も違う二人が旅を通じて理解し合うロードムービー。 予定調和でラストも予想できる内容なんだけどそれでも面白い。 【miso】さん [地上波(吹替)] 8点(2022-05-04 23:38:41) |
49.主人公の成長物語ですね。 奥さんが理解者なところが暖かみが増す。 でも結局インテリだからなぁ。 出てくる料理はどれも美味しそーでした。 【すたーちゃいるど】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2022-05-03 15:44:12) |
48.現実はもっと不愉快で陰湿な状況だったと思いますが… なかなか被差別の無念さや怒りを当事者感覚で理解するまでには至りませんが、「最強のふたり」を彷彿させるグッとくる映画でした。 【ProPace】さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-01-31 21:21:56) |
47.人種差別とか歴史的背景が分かんないと良くわかんないじゃないの?面白いのコレ? と散々文句を言う兄を、人間は想像力が無いといけない、絶対良い作品だからと説き伏せて鑑賞。 エンディング中、家族全員「良い作品だったねえ」と感想が零れ落ちた作品。 人種差別という暗いテーマだけれど、 終始温かさが溢れており、悲しみと笑いのバランスがすごく良い。 観終わったあとには、静かな感動が押し寄せてきます。 一つ一つの台詞に深い意味があるし、二人の少しずつ変わっていく様子が 細やかに描かれているので、一度では汲み取れ切れなかったかもしれない。 また、誰かを説き伏せながら、この作品をもう一度観たいと思います。 【うらわっこ】さん [インターネット(字幕)] 9点(2022-01-02 19:16:13) |
46.人種差別の難しいテーマながら暗くなくテンポよく進む力強い脚本に飽きがこない。 旅を続けていくうちに芽生える友情は垣根を超えたスッキリ爽快のロードムービー。見ていて心地よい。 ヴィゴ・モーテンセンとマハーシャラ・アリの配役も素晴らしい。 オスカーで頷ける作品ですね。 |
45.ひと悶着ある度に、トニーはどんな気持ちでいるのだろうか。 ドクはどんな想いでいるのだろうか。 最初は開いていたなんてものじゃない距離が、 実はゼロ距離だったのだということを、 トニーはもちろんドクも気づいていったのだろうと思う。 「南部に行くドクの勇気」とセリフにあったが、 それは片側だけの勇気ではないだろう。 凝り固まった四十肩のような、しかも痛みを増すような社会の中で たった二人は、されど二人は間違いなく同じになった。 他の映画だと、一方的である描写が多いとおもってしまう中で この映画は一方的では済まさない、痛快ではなくオデンのような染みた心の動きがある。 【元祖】さん [インターネット(字幕)] 10点(2021-11-27 22:41:09) |
44.実話ベースらしいが南部の黒人差別が題材の作品。黒人の彼と白人の運転手、共に良い俳優さんですね。心暖まる素晴らしい作品。 【SUPISUTA】さん [インターネット(字幕)] 9点(2021-10-07 17:50:30) |