497.《ネタバレ》 コレ、元々初めて見たのが、トゥルーロマンスよりもレザボアドッグスよりも前だったもんで、ラストにはエラく肩透かしをくらった印象があったのですが、後にこれら2作を見て、パルプフィクションの最終エピソードは一種のセルフパロディ、あるいはセルフアンチテーゼとでも言うようなものだったのかな、と。 ともかく、確かにこの作品でも暴力は描かれているけれど、それはごく部分的なもので、主体は会話、それも飛び切り無意味な会話。サッと受け流せばいいものを、相手もいちいち突っかかったり反論したりするもんで、ムダな会話が何処までも続き、次のムダなセリフを無限に再生産していく。 登場人物はしばしば歩き回ってカメラがそれを追いかけ、場面が変わったかと思うと、エピソードのつなぎ目では時間軸が変わり、主役と脇役が入れ替わって視点も大きく変えられてしまう。 という、遊び心に溢れた作品になってはいるのですが、それでもあと少し、刺激があればなあ、とも。 【鱗歌】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-03-28 22:03:52) |
496.《ネタバレ》 ビデオでは見ていたのだが、映画館で初見。いつものタランティーノ節で、面白かったが、もう一つ乗れなかった。音楽にラップがなかったせいだろう。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-02-23 20:30:34) |
495.くだらない会話劇を楽しみつつ、捻くれた時間構造も楽しみつつ、なんだかんだでブルース・ウィリスの日本刀かっけー!と大はしゃぎして鑑賞した。 あの話とこの話がここで繋がるのか!と腑に落ちたのはわりかし映画のかなり後半部分だったような気もする。 …ともかくも今となっては豪華なアンサンブルキャストによる最高にくだらなくて、最高に楽しめる映画だった。 1点減点したのは、物語にぐっと動きだすのが後半からで、実はユマ・サーマンのダンスシーンはけっこう退屈気味だったため。 【nakashi】さん [DVD(字幕)] 9点(2018-08-13 10:12:03) |
494.CMのキャッチコピー「時代にとどめをさす」に惹かれて当時、予備校生のときに息抜きで横浜黄金町のボロボロの映画館で見ました。昼間から酒を飲んで映画が終わっても寝ている人が多数いる中、映画館の雰囲気も内容にとてもマッチして映画館で見て初めて良かったと思えた作品でした。サタデー・ナイト・フィーバー後の落ちぶれた?トラボルタが洗練され、ユマ・サーマンとのダンスシーンも歴史に残る素晴らしさ。三者の視点で現在から過去へと目まぐるしく展開するストーリーは新鮮で音楽も素晴らしかった。ティム・ロス、ハーヴェイ・カイテル、アークエット姉妹、ブシェミ、クリストファー・ウォーケンなどのタランティーノ組に加え、ダイ・ハードの印象が強かったブルース・ウィリスの演技もとても良かった。 ストーリーから音楽、キャスティングまで今思うと奇跡的な完成度の映画かと思います。 【GRAPHER】さん [映画館(字幕)] 9点(2018-07-18 10:40:56) |
493.《ネタバレ》 トラボルタが死ぬときの顔がおもろ過ぎて当時学校で話題になりました。10年以上経って見直したけどやっぱりおもろくて爆笑してしまった。あとブルースウィルス普通にちんこ映っててこれまた笑える。タランティーノが"Dorks"と表現したように、間抜けキャラばかりが出ている本当にパルプのような作品だ。 【なす】さん [インターネット(字幕)] 8点(2018-06-03 18:31:54) |
492.タランティーノ監督の最高傑作と評する向きもあるが評価の分かれるところだろう。つまり私の琴線には触れなかったと言うことだ。それぞれのエピソードはおもしろい描き方をしてあるし、飽きさせない。展開も予測不可能で、そんな結末?!と意外性も十分。しかしトータルとしてみて映画として心に残らない。まさにパルプフィクション(くだらない話)だ。監督はパルムドールを受けたとき、この作品の受賞に納得できないと言い放ったそうだが、私も同感だ。賞を受けるような作品作りをしたわけではないだろうし、そういう評価のされ方に違和感を感じるのだろう。で、私は賞を受けるような映画が大好きなのだ。好み25/50、演出10/15、脚本9/15、演技5/10、技術7/10、合計56/100→6/10点 |
491.なるほど、あん時のはこのサントラだったのか!と18年経って分かった。 おもしろかったです。 |
490.タイトル通りの下らない話ですね。やたらと射殺シーンがあることしか記憶に残りません。絶賛する人がいるのも分かりますが、自分は合わない方です。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 4点(2016-06-18 09:53:50) |
489.タイトルのPulp Fictionとは、安いパルプ紙に印刷された、大衆の一時的な欲望を満たすための読み捨て小説であり、格安原稿料の、新人や落ち目になった作家の受け皿になっていたのだそう。豪華俳優陣がそれに違わぬ作品に出演した理由を知りたい。 |
488.長年実現することのなかったIFC Centerのメンバー入会がなんだかんだで実現することになったのは、Weekend Midnight Seriesのラインナップに本作が含まれていたことか大きな理由のひとつだった。そしてその待望の週末がやってきて… 結局二夜連続で観ちゃったよ…(苦笑) 本作のポスターを初めてみたのは英国滞在時の95年のことであったことを思い出す。当時はその状況とデザインの色合いから英国発の70年代の映画かな…と勝手に想像していたし、それゆえにその黒髪前髪パッツンの女性がUma Thurmanだということには後年しばらく経つまで気づかなかった次第。 そんなこんなでどっぷりの米語を堪能。(Tim Roth除く)ここ十年、自身の聴解力は落ちる一方なのでタランティーノペースには当然ついてゆけるはずもなく、そんなこんなで一夜目の鑑賞と二夜目の鑑賞の間にはまさかの「台本読み」を敢行、ネットで見つけた台本をスマホに移して鑑賞の直前まで読みあさった。あいにく完遂することはできなかったもののやっぱり落としてた肝心なところは多々見つかり、さらなる興味を持って二度目の鑑賞に臨めた次第。二度目以降の鑑賞にはこのパターン、アリかも。 誰かを叱るときにはSamuelの台詞をパクれるよう、がんばって英語上達しよっと! 【kei】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2016-03-07 15:03:05) |
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487.《ネタバレ》 オシャレな感じがしました。掃除屋役のハーヴェイ・カイテルが渋くて良かった。 【山椒の実】さん [地上波(吹替)] 5点(2015-11-16 01:02:09) |
486.《ネタバレ》 「レザボア」と並んで、タラちゃんの出世作。彼は「レザボア」の感性より、こっちの方のセンスを伸ばしていくんですよねぇ。昔、観た時よりも、タラちゃん節が分かっているだけに、面白く観れました。いずれにせよ当時は、げっ!って感じが強くて、楽しく観れませんでした(笑)。今では、彼のセンスは誰にもひけをとらぬ大家ですもんね。あと数作で引退を公言してますから、その後、どうするのかが興味深いとこです。 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2015-06-25 03:00:53) |
485.時系列系は個人的にあんまり好きじゃないけど、本作は見やすい。 タランティーノらしいユーモア溢れるセリフと音楽がラストまで盛り上げてくれる。 それにしても出演者豪華だな。FUCK!FUCK! |
484.《ネタバレ》 きちんと下地を作りストーリーを積み上げて結末までいくのかと思いきゃ、トラボルタが殺されたシーンから一気にストーリーをぶっ壊していくのはなかなか斬新で面白いですね。ただ最後の説教臭いシーンで終わらせるのはなんか鼻について減点。 【映画大好きっ子】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-01-11 18:05:17) |
483.最初見たときはただ喋っているだけでつまらない映画だと思っていた。時が流れ、映画鑑賞経験を積んだ上で再見すると、改めてその面白さに気付く。クールとは無縁の恰好悪い殺し屋はいるしトイレで用は足す、どうでも良い無駄話に花を咲かせる。それなのに登場人物も小ネタの数々も全て愛おしく、魅力的で可笑しくて、ここまで来ると突き抜けてクールさも感じてしまう。特にチーズバーガーと5ドルシェイクは飯テロにも程がある。パルプロールのように永遠に廻り続ける仕様もない物語は、浅いようで深く融け込んだアメリカ文化そのもので新しい発見だらけ。埋もれて消えていったB級映画のように、「こういう映画があっても良いんだ!」とタランティーノは熱弁する。噛めば噛むほど味の出るスルメみたいな傑作。 |
482.ジョン・トラボルタが投げキスするのを真正面から撮ったシーンがあります。これがめちゃくちゃダサいのに、めちゃくちゃカッコいいんですよ。「カッコいい」と「ダサい」は表裏一体どころか、ほぼ同質なのかなと思いましたね。この映画が全体的にそんな感じでした。「どんな感じだよそれ!」と思った方も居られると思います。そんな方々は是非見てください。見ると分かります。分かると思います。とっても馬鹿らしくて、最高にクールな映画です。 【Y-300】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-12-04 18:30:20) |
481.何度みても面白い。定期的に見たくなります。一つ一つのシーンがドラマ仕立てで他愛ない話なのに引き込まれます。毎度この映画を見るとチーズバーガー、スプライト、バニラシェイク等が欲しくなります。先日鑑賞後、無償にスプライトが飲みたくなり近くの自販機にダッシュで買いにいきルンルン気分で帰宅後、フタを開けると盛大に吹き出してしまいつい“マザーファッカー!”と叫んでしまった自分に驚いた。言葉使いが悪くなる可能性もあるので鑑賞後は注意を。 【nyaramero】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-12-04 16:46:11) |
480.つまらなくはなかったですが、1度観れば十分です。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-09-27 15:32:48) |
479.10点か9点の映画を見る意気込みで見たから期待はずれ。残念。 |
478.《ネタバレ》 「午前10時の映画祭」にて初劇場鑑賞。 やはり学生時代に見てハマった口で、当時はとにかく格好良い映画だという印象しかないが、大人になってから見るとやたら笑えて実はコメディだったのね?と感じた。 特にミアの注射を巡ってのエリック・ストルツの家での大騒ぎはコントみたいで笑えてしまう。そういった真面目なシーンなのにわざと外して笑いを誘うのが上手いなと思う。 あと、ブッチ編で出てくる例の金時計だが、曾祖父さんの話以外全部不幸な話で草。実は呪いの時計なんじゃ?とつっこんでしまった。 あと、中盤まではハイテンションで飽きさせないのに、後半タランティーノ(着ているTシャツのキャラクターが謎過ぎて笑える)が出てくる辺りから急にダラダラしてしまうのでそこでマイナス1点とした。 強盗の掛け声を号令にミザルーの曲がかかるオープニングはやっぱり何度観ても格好良すぎて死ぬ。 【ヴレア】さん [映画館(字幕)] 9点(2014-06-10 19:52:19) |