48.ウィルス+大地震+核戦争という3連発なら、さしもの人類も滅亡の危機に立たされるでしょう。あの緒形拳でさえチョイ役というなかなかの豪華キャストで、SFものにありがちな「そんなアホな」というシーンも少なかったように思います。 が、正直なところ、アクビの出るタイミングは多々ありました。そもそもこの映画の設定上、自分も周囲の人間も文明もすべて死滅しているわけで、ごくごくわずかに生き残った人類がどうやって地球を再生しようが知ったこっちゃないという冷めた感覚が一つ。それに人類史上最悪の危機でありながら、どうも緊張感がない。一つ一つのシーンがしつこくて、間延びしていたような気がします。 しかし草刈正雄はいい役者ですね。色気があり、知的でもあり、根性も据わっていそう。真田昌幸もよかったけれど、ヨシズミも適役でした。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-12-08 02:34:07) |
47.初見。スケールが大きいようで安っぽいようで不思議な感覚。恐竜が絶滅したのは自然の摂理だが、本作での脊椎動物の滅亡はヒトが起こしたもの。南極政府での種の保存の議論に人種が隔てない太古の人類を想像させられた。昭和基地隊員がフェードアウトしてしまったのと吉住の放浪模様がくどいのが残念。 |
46.パンデミックの様子がちょっと粗いかなあ。いきなりマチュピチュが出た時に、製作費かけて撮ったんだろうなと思った。 【noji】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-01-29 09:53:37) |
45.スケールがでかい! 角川の元気のあった時の代表作と言ってよいだろう。現在制作されたら、ノアの方舟的な展開とか、ちっぽけな親子愛(エメリッヒゴメン)でお茶濁されそうだけど、この作品にはパンデミックの恐怖、大国や独裁者の暴走、核兵器の恐怖、ちゃんと描かれているし、政治や生の渇望、性に対しても逃げずに表現されている。前半少し冗長かつ無駄な描写もあったかもしれないけど、良い作品だと思う。木村大作の絵、テーマソングともに心にしみた。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-09-03 17:19:00) |
44.《ネタバレ》 30年前、映画館で観ました。その時は、多岐川裕美がボートで南極に行こうとするシーンに涙したり、死体の山の圧倒的存在感に衝撃を受けましたが、テレビで観ると、これらが全然伝わってきませんでした。面白い映画だと思っていたのに、家のお茶の間でゴールデンタイムに家族全員でテレビを囲んで観ても、全然面白くありません。やはり映画は映画館で観ないと、本当の面白さは伝わりませんね。 【ramo】さん [映画館(邦画)] 6点(2011-07-10 02:51:47) |
43.《ネタバレ》 日本のSF映画としては「日本沈没(1973)」に並び評されて良い作品だと思いました。80年代の邦画らしく、ところどころにしつこく極端な描写が見られますが、鑑賞しながら、そして鑑賞した後に色々と考えさせられる作品という意味でエメリッヒの終末ものなどより気高い精神性を持っていると思います。「日本沈没」が沈没編と海外脱出編の二部構成なら、こちらは人類皆殺し編と人類再出発編に分かれます。細菌兵器でほとんどの生物を殺し、冷戦の残滓を使いきるように核兵器で社会資本も壊滅させるストーリーは徹底して悲観的。南極で生き延びた人々の男女比の解決の方法なんて、リアリティありました。もう「人種」なんて言ってる状況じゃない。本作の特徴は終末後を考えさせること。種としての人類は辛うじて生き延びたが、文明は崩壊したと言える。ラストシーンのあの人数から、人はどのような歴史を築いて行くのか。それを想像させることに意義がある作品という意見です。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-06-02 22:29:26) |
42.《ネタバレ》 構想5年、制作期間3年、制作費25億円の日本映画史上空前のスケールを持つ「復活の日」は、まさに制作者角川春樹氏の何よりも強い思い入れがあったればこそできあがったものだ。 当時の日本映画界は、ハリウッド映画に押され衰退の一途をたどっていたが、氏は何としてもハリウッド大作に拮抗する映画を作りたかったのだ。そこで白羽の矢が立ったのは、73年映画「日本沈没」で大収益をあげた小松左京氏、その「復活の日」である。 映画は伝染力の強いウイルスや細菌兵器、地球を破滅させてしまう核ミサイルの恐ろしさを、つぶさに私たちに見せつけている。人類は一度ならず二度も滅んだ・・・。 今や人類滅亡の危機を脱するには、南極大陸に急造された世界政府のように国家という壁を取り除いたものでなければならない。そうするためには・・・。 ジャニス・イアンの美しい歌声「You are Love」が心に響く・・・。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-02-25 19:03:52) |
41.《ネタバレ》 邦画とは思えないスケール(でもどこかチープ)。 テンポ良く、人類あっという間にほとんど滅びたのにはビックリ。そこまでの流れは特に面白かった。後半は、映像がほとんど雪景色だから寂しい。 そして、ほぼ希望なしの絶望的すぎる展開が凄い。ウイルス怖い。 草刈正雄は美形すぎて、外タレかと思った。 賛否の分かれる大胆なラストも、嫌いになれない。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-06-07 11:32:49) |
40.《ネタバレ》 前半は素晴らしかったですね。インフルエンザがあっという間に全世界に広まっていく状況。戦場のような病院で倒れていく医師。崩れていく世界。 今現在の状況から考えても決して絵空事とは取れませんでした。 残念なのは後半部分、原作を忠実に描こうとするあまりどうしても説明不足で。 例えば、 米ソ両方のミサイルが中性子爆弾を装備され、放射能はだしても死の灰はださないこと。 したがって、吉住は肉体だけは無事でも、脳は放射能で犯されてしまったこと。 こういった部分を映画の中できちんと説明しないと不親切かと思われ。 【rhforever】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-12-02 21:36:23) |
39.《ネタバレ》 ○観ていられないことはないが、当時の邦画の大作に見られる無駄が顕著。基本的なストーリー展開に寄り道が多すぎる。○この豚インフルエンザ流行期に観ると、人類を一番脅かすのは感染症であると痛感。 【TOSHI】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-05-10 21:53:30) |
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38.ハリウッドに負けないような娯楽大作を目指したのだろうが、邦画が大作を作ろうとすると、なぜかお話自体がやたらスケールのデカイものをもってきて、お話のスケールがデカイゆえに要らないシーンがてんこ盛りになって、なぜかいつもオールキャストで、オールキャストゆえの要らないシーンがてんこ盛りの映画になってしまう。この作品も例に漏れずで、冒頭、潜水艦から草刈正雄に廃墟と化した日本を覗かせるという『渚にて』へのオマージュらしきシーンから入ってゆくのはいいが、そこから時間が戻って延々と別に無くてもいいようなドラマを見せられる。いちいち書くのも面倒くさいほど要らないシーン(エピソードごとごっそり要らないのもいくつもある)だらけ。いっそのことガリガリにやせ細った草刈正雄が太陽をバックに歩くシーンから始まって、時々フラッシュバックでオリビア・ハッセーのキレイな顔を映して、あとはひたすら草刈正雄がフラフラと南下してゆくだけでいいような気がするが、そんな映画に金出さんはな。と、こき下ろしたが、この無駄だらけのショボイ映画にけして心地の悪いものではない懐かしさを感じてしまうのは何故だろう。そういう年代か? 【R&A】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2008-09-08 17:57:47) |
37.《ネタバレ》 小松左京原作。日米豪華キャスト競演。壮大なスケールの物語・・・なのに・・・惜しい作品です。深作監督特有の雑さ(時には、良い意味でダイナミックさにつながる)は本作には不向きだったのでは?どちらかといえば、「野生の証明」を深作監督に撮らせて、本作は、佐藤純彌監督に撮らせるべきだったのでは? 全てを否定するわけではないが、ところどころに見える深作監督ならではの「雑さ」が、今回は裏目に出ている。でも、核ミサイル阻止の為のアメリカ上陸~地震発生~世界消滅までのシークエンスは深作監督ならではの緊迫感。そして、南極ロケのシーンはすごいっす! 他にも「さすが深作!」と思う名シーンがたくさんあるのですが・・・。なんか残念。南北アメリカを徒歩で縦断! は設定として好きですが・・・「マチュピチュへの寄り道」は無理があるでしょ・・・。 【いさいさ】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2008-07-04 22:44:47) |
36.《ネタバレ》 「凄い映画を作ってやる!!」という製作陣の熱い思いが画面からガンガン伝わって来る。 突っ込み所は確かに沢山有る。だがしかし、角川映画に限らずこの頃の日本映画は作り手の思いが画面から随所に感じられ観ていて気分がいい。 後、この映画は予告編がすごくカッコ良かった様に記憶している。 機会があれば再確認してみたい。 【たくわん】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-06-12 19:32:40) |
35.《ネタバレ》 もっともらしく登場する渡瀬恒彦も千葉真一も緒形拳もあっという間にいなくなるし、映画で見るのは貴重かもしれない多岐川裕美も丘みつ子もほとんど出番ないし、途中からは画面を占めるのは(草刈を除けば)外国人ばかりだしで、見ているときは不満タラタラであり、しかもいきなり地震がどうのこうのという根拠薄弱な理由でワシントンを目指し始めたときはこれはギャグかと思ったのですが、そこからさらに強引に決めまくったラストまでで完全に黙らされました。恐るべし角川。よく見ると、大統領も無力なまま死に至ったりとか、ぎりぎりのところでスイッチを安全側に切れなかったりとか、パニック系の王道パターンをさりげなく外しているんですね。その辺が裏から作品に強力な印象を与えています。オリビア・ハッセーの演技にやる気が感じられないのが難点。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-03-23 01:50:04) |
34.突っ込みどころはあるけど、それが人類に残された唯一の希望だ。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-08-27 17:33:45) |
33.今観ても良くできているしお金もかかってるし日本映画史に残る力作だと思います。マチュピチュって行く必要あったんでしょうか?とか一番初めの東京壊滅のシーンとか、4年かけて歩いてどうやってお互いの居場所がわっかたのか?とか細かい点が気になりますが、まぁそれを差し引いても間違いなく日本映画の金字塔ですね。 【たかちゃん】さん [映画館(吹替)] 7点(2007-07-12 12:16:13) |
32.小松左京原作の作品としては、「日本沈没」の次に好きな作品。SARSがあった後だったので、かなり怖かったし、ある意味明日にでも起きるんじゃないか、という現実感があって恐ろしい。この作品から爽快感というものを感じるのは難しいが、当時の角川映画の「大作」感を感じられて良い。最近の作品でも金をかけた大作はあるが、それとは違う雰囲気がこの作品には確かにある。そりゃぁまぁ、「監督 深作欣二」「撮影 木村大作」のビックネームを見せられたら、無理もない気がするが。ただ、あのラストだけはいただけない印象はある。もう少し「復活の日」というタイトルらしいラストを期待してたんだがなぁ。まぁ、安易に物語を閉めなかったところは、好感を持てると思う。 【ドラりん】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-05-22 22:11:50) |
31.《ネタバレ》 確かに1980年の映画としては楽しめましたし、。外人はどこからあの安っぽい人をあつめたのか不思議なくらいです。アメリカの国防長官役は昔怪獣映画に良く出ていたような、イギリス潜水艦の館長役、父の時代の西部劇の役者だとか、思ってしまいました。ナポレオンソロの彼が良い感じでした。オリビアはあごのラインが素敵だなと思いました。映画にあんまり細かいことは言わないのですが、やっぱり気になる部分が。あのワシントンの地下の国防基地、扉とかすごくチーブで、昔の怪獣映画の基地みたい。本来なら、北米の山の中、扉の厚さ5M、10Mといわれても良い場所にあるんでしょう。どんな核爆弾でも、その基地は壊れない。でも自動報復システムのスイッチ押したくなる、血の気の多い人は、世の中に沢山いるんだろうなとかおもった。もし自動報復装置のスイッチを切る基地には入れたなら、まず生き残ることが可能で、ただ自分的には、いつ、基地からでるのかな、1ヵ月後、3ヵ月後、6ヵ月後かなとか。使える、車なり、バイクなり、探すかも。あと、南極以外にも生き延びられる人は、沢山いるんじゃないかな、グリーンランドとか、イヌイットとか、ソビエトだって、0度以下の都市は沢山あるだろうし、カナダとか、そういう部分との連絡をとらなかったのが不思議だ。南極でアメリカ基地がだめでも、日本の昭和基地までは、1000キロ以上はなれていたなら、そちらは大丈夫だろうし、しかしながら草刈まさお、のあの歩くシーン、不思議に感動しました。目が赤かったんだけど、よっぽど、大変な、ロケだったんだろうな。 ところで、北米と南米はつながっているのか?。私はよくわからない。北米が全滅でも、南米の高地民族とか、森林原住民は、生きていたんじゃないかとか、思えばきりがない。原作では狂ってしまった、という書き込みを読みましたが、戦争が終わって、50年程、一人で南の島の洞窟に過ごした人がいるのだから、北米から南米まで、1万3千キロくらいなのか?、5年かけて、歩いたとしても、洞窟で過ごした人から考えると、10分の1の時期でしかないのだから、核爆弾さえ、その辺を、上手く処理できれば、生きていても、おかしくはないのかもね。私は好き嫌いがあるから、生の魚、たべれないし、きっとすぐにあきらめちゃうだろうな、とほほだよ。そうだ、北米から、出る前に探せば、必要な物は、すべてそろったかもね。 【yasuto】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2007-05-05 13:51:15) |
30.《ネタバレ》 これだけのスケールを持った邦画があったとは知りませんでした。予算をかけている分、さまざなロケ地でよくぞこれだけの俳優を集められたものだと感心しましたが、「復活の日」ではなくて「人類滅亡への道」という名の悲劇を見させられているようで、観おわった後の爽快感がないのが残念。 【mhiro】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-11-27 20:53:55) |
29.う~む、これを子供の時に観ていればおそらくインパクト大だったんじゃないかなと思うんです。こういうお話は子供心に強く訴えかけますからね。まぁ、それにしてもソ連とか、東独とか、さすがに時代を感じますね。確かに南極に潜水艦を実際にもってきちゃうとか、いや~よくやったな~と思うんだけど、でもこれだけスケールの大きい話を映像化するんなら、そりゃそれぐらいやらなきゃ意味ないですもんね。今みたいにCGがあるわけでもありませんから。あ、あと草刈さん、外国の俳優みたいな顔だな~。オリビアさんと並んで美男美女でらっしゃる、、、 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-08-06 23:08:35) |