86.《ネタバレ》 プロレスの舞台裏が面白く見れたぐらいかな。格闘技好きなんですがプロレスは格闘技じゃなくて見世物って感じなので、偏見でしょうけど、そういうものに人生かける人をあまり真面目に応援する気が起きないです。流血とか大病(なのに対戦)とか、そういうの生理的にダメ。レズビアンの娘もその設定背景がとくに感慨深いところもないし、デートすっぽかした父がダメなら、あと一回くらいチャンスやる器量もなく性格よろしくなさそうな女と同居してる娘も魅力がない。ダメ親父なのはもともと分かってるんだから、も少し可能性の方に目を向ければいいのに。それができないほど苦しめられてきたと心から伝わってくる描写には欠けてるし、それならそれでデート誘われて揺れるなよ、と思う。レズでもかまわないけど、同居の女がひどくヤナ感じにしか見えなくて、娘までクズにしか見えない。かつてヒーローだったなら、肉屋のバイトとかじゃなくてメディア使った何らかの仕事とかチャレンジできそうな気もするんだけど・・・たとえば「アイアンマン」の悪役をやるとか。ま、ステロイド剤とかヤクとかでボロボロになってそうな感じにしか見えない心臓病男のプロレスとか気持ち悪い。 【だみお】さん [DVD(吹替)] 3点(2012-03-10 16:56:20) |
85.《ネタバレ》 ひどく悲しく哀れな男にみえる、自ら選択肢を狭めて、リングにすがるしかなかった。だが、彼の一瞬一瞬には嘘がなかったということが救いになる。昔流行したドブネズミは美しいという歌の意味、なんだかわかったような気持ちになった。 |
84.全く飾りっ気のない自のまんまようなミッキー・ロークの哀愁漂う演技は素晴らしい。脇を固めるマリサ・トメイも娘役のエバン・レイチェル・ウッドですか、初めて見ましたが可愛くてどちらも力演。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-02-09 21:51:08) |
83.ラムはいいやつなんだけど、そのおおざっぱで実直なゆえにいろいろと苦労するんだよね。切なく哀しかった。スーパーでおばさんがポテトの重さをこまかくチェックする場面。ああいう人いるよねー。それでポテトを食って重さを調整する所は笑えた。 【ホットチョコレート】さん [地上波(字幕)] 8点(2011-12-29 12:21:54) |
82.無様でかっこ悪くて、でも凄く人間味溢れる男の話。どっぷり感情移入出来ました。いやぁ切ない。 【おーる】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-11-09 21:30:07) (良:1票) |
81.いろんな意味で気分悪い。 プロレスの舞台裏を見せて、リアルに見せようって魂胆が気分悪い。 必要以上に血を見せるのが、気分悪い。 今のプロレスで血を流すことは、病気の問題もあって、ほとんど無いのに。 主人公の行動が気分悪い。 あんなことしてる奴が、昔メインイベンター張ってたなんて有り得なさすぎ。 全然リアルじゃない。 元でもメインイベンターなら、リング外だってプロレスラーとして振舞うはず。 それが全然ない。そういう意味で全然「プロ」じゃないし。 なんだか週刊誌の「あの人は今」っていう特集を、延々2時間見せられた感じ。 撮ってる方は鼻高々なのかもしれないけど、自分にはサッパリ。 【まかだ】さん [DVD(吹替)] 1点(2011-09-11 10:58:52) |
80.ミッキーロークの映画を初めて観ました。20年前を誇りに想いながらも、哀愁を漂わせていていいですね。 【T橋.COM】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-08-30 20:41:15) |
79.老レスラー、ミッキー・ロークのよき相談相手として配置された、子持ちのストリッパーの存在が印象的でした。生活のため現役で体を張った仕事をしているが、限界を感じている点で二人は同じ。彼女には夫がおらず、ミッキー・ロークには妻子共に絶縁状態。肉体の限界からレスラー廃業を決意するものの寄る辺ない身を案じた彼女の手引きで、レスラー生活を優先するあまり犠牲にしてきた家族の温かみを再発見。この家族の温もりに自分を見出し廃業の決意を固めるストリッパーは『イヴの総て』のマーゴようであり、命と引き換えてでも、たとえリングネームであっても自分が必要とされている舞台で果てることを選んだ彼は、『サンセット大通り』のノーマのようでもありました。妻は老レスラーを指して「自業自得。こんな父親は絶対イヤ」と言っております。自業自得を引き受ける様を描いたのが本作のポイントなので別にそれでエエやんと思う反面、付き合わされた周囲の苦労、特に娘さんの辛苦が偲ばれます。 【さめがい】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-08-19 23:42:58) |
78.レスラー稼業が赤裸々に描かれているプロレスものの異色作。娘の心を幼い時から今に至っても痛めつける阿呆な男。身体の痛みを薬で癒し、心の痛みを身体の痛みで癒す哀しいプロのレスラー。ミッキー・ロークが演技以前にその風貌からしてなりきっています。 余韻を残すラストショットが秀逸です。 |
77.ミッキー・ロークは昔の面影はまったくなくなったけど、 落ちぶれたレスラーの役は、まさに今の彼にぴったりのハマリ役。 身体もしっかり作っていて、外見だけ見れば、 「こんなレスラー、実際にいそうだよな」というほどの役作り。 お話の展開はオーソドックスながらも、私生活では不器用でだらしのない男という設定に、 一人娘とのエピソードを絡め、人間臭いキャラに厚みを出させている。 プロレスの世界でしか生きられない男の生き様は、ミッキー自身の歩んできた人生と どこかダブるところがあるのかも。まさしくミッキー・ロークという俳優さんを観る映画だった。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-07-26 07:46:16) |
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76.武骨だねぇー 本物のプロレスラーかと思わせるほど 演じきるミッキーロークがすごい 主役はポンコツになったプロレスラー ヒロインはストリッパー 感情移入しにくい けど 心の痛みはすごく伝わってくる 濃厚な映画だった まだやれる 40肩ごときで弱音はいてる場合じゃない! 僕が生まれた80年代 音楽 服 なんだかダサい80年代はなんだか妙にカッコいい時代でもあった 【おでんの卵】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-07-17 20:30:21) |
75.《ネタバレ》 濃厚な人間ドラマでした。生きるものには必ずある老いていく苦悩というのがよく表現されています。身体的にも精神的にも。でもやっとこさ娘と仲良くできる日の前日にゆきずり?の女とHしちゃダメパパでしょう。 【とむ】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-07-02 17:27:16) |
74.《ネタバレ》 現実感を求めミッキー・ロークを背後から捉え擬似ドキュメンタリーのようにしていますが、それでいてクローズアップやロングショットなど単純で少々面白味に欠けながらも情動的な場面も挿んでおり、物語にしても娘に嫌われ、彼女にフられ、残るプロレスで死に向かってゆくではダメ男に虫歯ができるほど甘過ぎるのかもしれませんが…、それでもファンの前では強靭なヒーローであり続けロッカールームで孤独にクタビレ果てた傷だらけの肉体をさらすロークに、寂しそうに公衆電話をかけるロークに(ケータイより断然イイ)、文字通り必死にラム・ジャムを決めようとするロークに、泣かずにはいられないのです。 そしてもう一人、過激にポールダンスを決めるマリサ・トメイも感動的です。 【ミスター・グレイ】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-06-10 18:40:22) (良:1票) |
73.ミッキー・ロークかっこえぇー!! 90年代に猫パンチなどと揶揄され、日本を失笑の渦に巻き込んだボクサーへの転向、 その後、俳優としてもパッとせず随分長い間影を潜めていた彼でしたが。。 それがし、今作品の彼はすごく輝いてみえます。勿論、当の本人の事なぞ経歴程度しか知らないわけですが、彼が幼少時代の頃に両親が離婚し母親に引き取られた時分の事と本編における父娘との関係、そしてプロレスラーとし全盛期だった頃との比較などなど、本人の人生とダブってみえてしまった。それが役にピタっとはまったのかまさに適役。 整形を繰り返したが故のボロボロの顔も一層渋くみえ貫禄すら漂う。スクリーンに映る彼の佇まいには哀愁すら感じました。 自分にはこれしかないという決意を胸に“生きた証”を残した彼から勇気を与えられた。 落ち込んだとき観ればまだ自分はがんばれるって言い聞かせられる。 ミッキーには、彼しか演じられない個性ある俳優人生を今後も続けてほしいと願う。 応援してるよミッキー・ローク! 【シネマブルク】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-06-07 08:42:00) |
72.《ネタバレ》 「親父の背中」という言葉がある。子供はそれを見て育ったり、それを追いかけたりする。しかし、いつの間にかそれは小さくなってしまう…。それに気づくのは、悲しくそして少し誇らしい瞬間だ。この映画が映すのも「その背中」である。 カメラの視点はランディの背後から彼を映すことが多い。歩いている彼、座っている彼。こんなにも背中が語る映画は初めてだった。その小山のように盛り上がった背中が大きくなることもあれば、小さくなることもあるから不思議だ。映画を通じて、彼の気持ちは現実世界と仮想世界(プロレス)の間で揺れ動くのだが、その心の動きが背中にもにじみ出ている。 僕がこの映画を特に好きなのは、この映画が「リアル」を映し出しているからだ。「グラン・トリノ」もそうだが、主役のランディは、決して「正しい」人間ではない。いい奴なんだが、家族への責任は果たせないし、単純だし、頭はプロレスのことでいっぱいだし。でも、彼の生き様を見ていると、なぜか心を揺さぶられる。少なくとも彼は小賢しくない。自分の生き方を真面目に追求している。その選択が正しいかどうかは分からない。でも、その態度に僕は感動した。最終的に彼はある選択を迫られるのだが、そのあたりのシーンの描き方は最早神がかっている。映画史上に残るシーンになるだろう。 巷では、ランディの姿をこの映画で劇的なカムバックを果たしたミッキー・ローク自身の姿と重ね合わせて語る節もあるようだが、そんなことは全く不要だ。一本の映画としてこの映画は素晴らしいし、そのように評価されるべきだと思う。 【枕流】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-05-05 22:54:45) (良:2票) |
71.《ネタバレ》 映画の前半部分はプロレスラーと言う生き方(生々しさ)みたいなものが良い意味ででていたのに、リングの上でしか生きられない生き物と言うようなラストで少し冷めたきがします。この主人公はプロレスラー=私生活と言うか客を楽しませることに命を賭けてる不器用なただの人間で、リングに上がるとヒーローになると言うのとは何か違って見えました。結局、家族<ファンと言う所が自分は好きにはなれない所だと思う。娘と向かいあって涙流しあったあのシーンは何だったんだろう(泣) 【taka-104】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-04-27 06:30:02) |
70.「ロッキー」はダメだったんですよ、共感できなかった。この作品は「ロッキー」の逆のような気がする。こうやって生きたいってのをつかもうとするロッキーに対して、「レスラー」ではどうやって死のう、死んでいこうか、という感じを受けた。死に場所探しというかね。で、その悲哀にやられたんです。いや、もちろんプロレスとボクシングは違うと思いますけどね。 【kagrik】さん [地上波(字幕)] 9点(2011-04-16 12:16:02) |
69.だめだった。プロレスの暴力描写と血、しゃがれ声のメタルは苦手だし、自ら望んで破滅に突き進んでいるとしか思えないような主人公の行動にも共感できない。 【のははすひ】さん [DVD(吹替)] 2点(2011-03-19 08:14:47) |
68.《ネタバレ》 長いですね。 これがニコラス・ケイジだったら、と考えながら見てましたけど、ミッキー・ロークにしたことで、痛々しさが増大したと思う。 …この話は、ランディの無鉄砲さを、「観客が笑える」程度にまで持っていかないと、「もたない」話だと思うんですよ。正直、「おもしろい」と思いながら見ていたわけではないし、「まだ終わらないのか」と思ってしまいました。 もちろん、生々しい描写も必要である。 が、全体として、「痛々しいけど、やっぱり笑っちゃうな」というところまで持っていかないと、ダメだと思うのです。 ア氏は、「ミッキー・ロークの演じるランディ」に思い入れが強くなりすぎて、そこんところで失敗してしまったと思います。 ストリッパーに振られるとか娘に嫌われるとかいうエピソードも、シリアスに描きすぎなのです。 「痛々しさ」を感じさせながら、「やっぱり笑っちゃう」というものを見せるのは、とても技術が要ります。 中途半端ですね。 私は、笑って終われたら10点を上げても良かったと思います。 最後の試合で、観客を大笑いさせながら、エンドロールに持っていけば、「あの歌」もセンス良く思えるというものです。 このような出来で、最後に「あの歌」を聞かされると、もともと低かったテンションがさらに下がって、やりきれなくなります。 ア氏は笑いのセンスが足りません。 それとは別に、顔を大胆に整形して、ステロイドを打ちまくって肉体をビルドしたミッキー・ロークの役者魂は無視できません。 ただし、こんなに急激に大量のステロイドを使用したとなると、内臓や精神への影響が必ず出るでしょうから、心配ではあります。 ケリー・フォン・エリックはピストル自殺していますし、モーリス・ホワイトは若年性アルツハイマーです。 ステロイドは非常に危険です。そのうちミッキー・ロークの訃報を聞くことになるかもしれません。 【パブロン中毒】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-03-12 16:19:37) (良:1票) |
67.《ネタバレ》 『ロッキー』という映画がありましたが、あの作品に続編作るとしたらそりゃこうあるべきでしょ、という内容の作品が、本作であります。よって内容は当然ながら(?)ロッキー・シリーズよりは『どついたるねん』に近づいてきちゃう訳ですけど(でも、本作の主人公を支えるストリッパーの彼女の役のマリサ・トメイが、何だかタリア・シャイアに見えてきて、やっぱりロッキーを思い出すのであった)。しっかし、この作品、どうなんでしょ。プロレスってのは八百長なんです事前に打ち合わせしてるんです要するに「ウソ」なんです、とコトサラに描くことで、映画を「ホント」っぽくしようとしてませんかね。で、プロレスファンもこれ観て「泣けた」と言う時、もしもそこに、「リング上の試合が真剣勝負じゃないことぐらい、プロレスファンにとっては常識さ」的なアピールを含めて言っているとしたら、やっぱりマズイんじゃないか・・・。とか言いつつやっぱり、感動しちゃうんですよね、本当に。カメラは主人公を演じるミッキー・ロークに密着し、まるでそれこそ「取材でもするかのように」密着する(歩く後ろ姿についていったり)。彼が意識を失えばカメラは止まる。そして、心臓発作を起こしバイパス手術を受けたことは、意識が回復した主人公と一緒に知ることになる。必ずしもカメラが主人公の一人称ということはなく、時には彼女や娘の視点に近付くこともあるけれど、大枠では主人公に影のように寄り添う。そんな中で、時々カメラが大きく引く瞬間があり、これがどうにも妙な気分、ヤな気分にさせられる。まるでこの瞬間は、主人公ではなく「私」の後ろからカメラが撮っているような。主人公も私も、そりゃあダメダメで無為な人生を送ってる訳で、だからこそヤな気分にもなるのだけれど、しかし何もかも中途半端な私と違って、主人公は最後にはプロレスの道をとことん生きることを決意する。要するにプロレスバカ。そう、プロレスラーってのは、プロレスバカなんです、だからこそプロレスファンはプロレスラーを愛し、憧れる。そういった「バカ」の部分、そして「バカ」になる難しさ(マズイ、猪木に洗脳されてきたか?笑)というものを、この映画は実によく酌んでくれているなあ、と思うのです。・・・でもでも、日本のプロレスが好きな人間としては、一応、「これだからアメプロは、なあ」と呟いておくのであった。日本のプロレスは世界最高峰。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-12-05 00:48:50) |