63.《ネタバレ》 人種差別が一番のメインテーマとなり、その数々のシーンも印象的ですが、 なにより二人のギャップが大きく、凸凹コンビなんだけどがっちりハマってる友情関係が 笑えるシーンもあり、とても良かった。 ラストシーンの奥さんの全く差別の感じない対応とセリフがあって、 最後の最後までほっこりする映画でした。 旅を通じてトニーだけでなくドクも心境が変化したんだね~。 あとはフライドチキンがとても食べたくなりました! 【とむ】さん [インターネット(字幕)] 9点(2021-06-30 00:29:53) |
62.《ネタバレ》 完成度の高い素晴らしい作品 役にもハマり、演技も素晴らしい主演の二人・綺麗な奥さん 狡猾な白人男トニーとロンリー天才ピアニストのドクターのロードムービー 欲を言えば、元は黒人が使ったコップを捨てる程黒人嫌いだったトニーが 割と序盤の手紙で「ドクはいい奴」というトニーの心境の変化が観られるのだが 変化までが急で観てる側にもそう思える過程を描いてほしかったくらい 割と期待をして観ましたが、それでもなお楽しめました! 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-06-28 18:44:17) |
61.《ネタバレ》 良いですねえ。大好きです。もうヴィゴ・Mのトニー・リップが良いですもん。単純かつ腕っぷし(のみ)が取り柄の、よくしゃべりよく食べるイタリア系アメリカ人のおっさん。この映画がよくある‶被差別黒人と白人との友情話”より一段精彩を放っているのは、信頼に値するメタボ腹のトニーがいるから。 トニーは精神の根っこに差別意識の無い奴。周囲の人間が黒人蔑視のノリなので、特に考え無しに同調していたのでしょう。だからギャラをもらえるなら黒人がボスでもさほど抵抗は無いのだった。 なにしろシンプルで腹の底まで透けて見えるトニー相手だからこそ、ドクは(怒りに任せてだけど)内なる心情を吐露したのですね。おそらくトリオの二人にも内面の最も深い面をさらしたことなどなかっただろうと思います。状況に対して脊髄反射するトニーは、教養のある連中のように感情を包み込んで体の良いことを言わないから。 出番は少ないけど奥様のドロレスも素敵。お見通しの手紙の一件にはふふっとなりますね。わたしはトニーオリジナルの手紙も好きでしたが。 ヴィゴ・モーテンセンにアラルゴンの面影など限りなく残っていないことに初めこそ衝撃を受けましたけど、別人トニー・リップも彼の見事な仕事のひとつに数えられることになるでしょう。イタリア訛りとか言葉遣いの悪さを聞き取れたらなあ、と自分が残念でした。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2021-06-18 23:47:12) (良:1票) |
60.道徳的な匂いはするものの、それでも素晴らしい。こういった作品があるから映画っていいな、と思う。 もちろん想像がつく展開だが多くの場面が心地良い。万人に観てもらいたい。 【simple】さん [インターネット(字幕)] 9点(2021-06-14 21:33:09) |
59.ドクは、黒人っていうだけでなく、ゲイでもあったわけなんですね。 でもトニーは黒人であることもゲイであることも、気に留めない。 イタリア系移民っていうことで、すでに差別されているせいか、弱いものの気持ちが分かってるのかなと。 トニーにだんだん下品にされていく(フライドチキンとか、聞く音楽とか)ドクと ドクにだんだん上品にされていく(手紙のセンス磨きとか)トニー。 普通に心地よい作品だった。 アカデミー賞の授賞式は見ましたが、オクタヴィア・スぺンサーが作品賞受賞のときに舞台に上がっていて 「え?彼女出てたっけ?」と思ったら、エグゼクティブ・プロデューサーだったんですね。 貫禄ついてきましたねぇオクタヴィア。 【フィンセント】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-06-07 11:31:47) (良:1票) |
58.《ネタバレ》 良い映画という言葉がぴったりな作品。それが実話を元にした作品というのです。どこからどこまでが事実でどこからが脚色なのかは分からないですが、小さなエピソードに至るまでしっかりと作り込まれています。個人的にはフライドチキンの件が好きです。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-05-16 17:34:44) |
57.アメリカは、この時代も今もいろいろ問題のある国ですが、こういう映画が作れるのはこの国の素晴らしい所ですね。 本当にうらやましい。 それでも問題は解決していないんですよね。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-05-04 14:42:40) |
56.《ネタバレ》 よくまとまった作品だとは思いますが、逆にいうと優等生作品の枠に収まった作品でしかない。一つ一つのシーンから、「ほ~らこんなところにも自分たちは目配りができてるでしょ~」「一方に偏らないバランスとった描写してるでしょ~」という制作側の自慢(と計算)が随所で見えているのです。一方で、例えば「北部ではチヤホヤされて金も稼げるドクが、なぜわざわざ苦労が目に見える南部を目指すのか?」という最も重要な点は、同行者からの台詞でしか語られない。いや、説明はそれだけでいいんだけど、それがドクの行動に具現化されていないので、それぞれがばらばらに完結しているだけ。●トニー役には、やっぱりイタリア系俳優を当てるべきだったと思いますけど。作中でその点が再三言及されていることからすればなおさらです。アリは、気品と高貴性ある主人公を頑張って表現しようとはしていますが、まだ頑張りが見えるレベルであって、内面からそれがにじみ出てくるところまでは至っていない。 【Olias】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2021-03-28 23:54:58) |
55.毎年、クリスマスに観たくなるような本当にいい映画。 【michell】さん [DVD(字幕)] 9点(2021-02-02 03:52:35) |
54.《ネタバレ》 一緒の時間を過ごさないとわからないことが世の中には沢山ある。 黒人に対する差別や偏見がいかにつまらないものか、あくまで自然体のトニーが教えてくれる。 説教とか、主張とかじゃなく、態度で。 ツアー終わりのレストランで、黒人に演奏はさせても食事はさせないという支配人。 君がやれというなら演奏する、というドクに、こんなつまらない所さっさと出て行こうぜって契約を破棄するトニー、スカッとしたなあ。 同じ車で移動するうちに、互いを尊敬し合うようになる二人の関係性が最高にうらやましかった。 そしてドロレス。 黒人への偏見がない彼女は、決してトニーに説教なんてしなかったけど、変わって欲しいと思っていた。 そんな彼女の、クリスマス・パーティーにドクを招き入れるトニーを見た時の表情のなんと美しいことか。 手紙を添削してもらったのもしっかりバレてるけど、それはトニーには内緒。 素敵な女性だなあ。 いや、いい映画。 素晴らしい2時間を過ごせて大満足。 【roadster316】さん [DVD(字幕)] 10点(2021-01-07 20:31:43) (良:1票) |
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53.《ネタバレ》 雇い主と使用人の関係は「最強のふたり」に似ているが、それとは黒人と白人が逆の立場。 まだ黒人差別が酷い頃、エリートピアニストの黒人と、職にあぶれた下層階級でチンピラ気質の白人のロードムービー。 黒人と白人のロードムービーなら、強い偏見が次第になくなって絆が生まれていくパターンになることはわかりきっているが、それでも気持ちよくストーリーに乗っていけて、心地よい余韻も味わえる。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 8点(2020-12-27 10:54:40) |
52.《ネタバレ》 物語後半、どんどん打ち解けちゃって、すっかりいい話みたいになっちゃうんですけど(そこがいいとも思っていますが)、前半の世慣れたイタリア人と、何か屈託のある天才黒人ピアニストのギスギスしたパートも好きでした。太陽のような主人公(イタリア人)に照らされて、静かに輝く孤独なピアニストが何を企んで南へ演奏旅行に旅立ったんだろうとワクワクしていました。ミュージカルよりも音楽がキモ(ドン・シャーリーの才能)の作品なんじゃないかと思いますので、いいスピーカーのついたシステムでの視聴をおすすめします。トニーの奥さん、かわいかったぁ。手紙を読むシーンや「あ、お父さん、帰ってきた」のシーンが好き。【追記】なすさん、ありがとうございました。元々はそう言ってたんですね。しかし、そうなると字幕翻訳は二次創作ともいえるものですね。賛否あって然るべきかもしれませんが、この翻訳も私は好きですよ。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-12-07 23:29:14) (良:1票) |
【ケンジ】さん [インターネット(字幕)] 10点(2020-10-17 15:21:16) |
50.《ネタバレ》 面白かった。 普通黒人の方ががさつで乱暴なイメージがあるがこの作品では逆。 最強の二人とは逆の関係だ。 でもそこが差別シーンをより印象的にしている。 そして最後には必ず救いがあって気持ちよく見ていられる。 実話を元にしているとのことなので少しばかり調べてみた所 シャーリーは映画ほど孤独ではなく音楽家仲間がいたらしい。 またあそこまで優雅ではなく粗野な一面もあった。 トニーはあの後俳優となってゴッドファーザーにも出演している。 二人はその後も親交があったとのこと。 ただ白人至上主義的な内容だということで物議をかもしたみたいだ。 観ててそんな風には全然思わなかったのだが白人が黒人を説教する作品だと非難されてるとのこと。 またシャーリーの親族からも批判されている。 なんかモヤモヤするけど作品自体は好きだな。 【Dry-man】さん [インターネット(吹替)] 8点(2020-09-12 23:10:16) |
49.人種問題は、60年近く経過しても余り状況は変わっていないのね・・・ 映画自体はさわやかなロードムービーです。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-08-18 21:13:33) |
48.《ネタバレ》 心が爽やかになるいい映画だった。 ストーリーは『最強のふたり』に微妙に似ている。 アメリカの美しい風景、少しずつ縮んでいく2人の距離。 久々に感動した。 最近、1回見た映画をもう一度見ることはほとんどなかったが、 この映画に限っては何回も見返している。 1シーン1シーンじっくり見返しいくと、 さらに2人の心情がよく分かる。 余談だが、 知人にこの映画を見せたところ、感動して、すっかり気に入ってしまい、 現在3日に1回は見直しているらしい(初めて見せたのは2カ月前)。 この映画には、何かしらはまり込んでしまう不思議な味わい深さがあるらしい。 個人的には食べ物もおいしそうでいい。 【クロリン】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-08-07 22:13:58) |
47.暴力は負けだ! これがすべて。 フライドチキンの骨を車外に捨てても、紙コップはちゃんと拾う。こういうとこ、好きです。 とにかく二人の役者さんが本当に素晴らしかった! いい映画でした。ありがとう! |
46.《ネタバレ》 イタリア系アメリカ人トニー、イタリア人特有の、「家族主義」、「クリスマスは絶対皆一緒に主義」、そして黒人排斥の「人種差別主義」が、映画の展開上、キーになっている。 グリーンブックなる差別的ガイドブックが流通していることに平和な日本人としては驚かされる。NASAで黒人女性が活躍する「ドリーム」もそうだが、根っ子の深い人種差別蔓延の南部をロードムービーで描き出し、されど気性異なる男二人の友情が巧みに描かれる。 トニーの奥さん、存在は効いている。ラストは月並みだが心温まった。 【Postef】さん [映画館(字幕)] 8点(2020-05-06 12:05:55) |
45.う~ん、絵に描いたようなイイ話~ 良作でした~ 私的にストーリーが ど真ん中!です..イタリア野郎トニーとピアニストドクターのコンビが、実に面白おかしくからみ、そして徐々に 徐々に互いを認め 深く信頼し友情が生まれる..ロードムービーとしては定番ですが、よく出来ています~ タイトルの「グリーンブック」 センス抜群、作者のいろんな思いが込められていて すばらしい~ 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 9点(2020-05-02 13:24:24) |
44.普通に面白かった。 ただし「めちゃくちゃ泣ける!」とか「心を穿つ感動作!」ではないです。 予想していたよりも山場の度合いが低かったのが残念。 最後はスッキリできて、いい映画ではあります。 アメリカ旅行してるみたいな雰囲気は良かった。 黒人差別していたトニーが、どう変遷していくのかは見物。 人種差別問題って日本では伝わりにくいのが難点か。 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-04-19 17:23:44) (良:1票) |