290.《ネタバレ》 「オープン・ユア・アイズ」から10年以上たっているとかならまだしも、
こういったリメイクって許されるんだろうか(爆)
じゃあなぜ観たのか?
ハリウッドのリメイクだとまた違う解釈になるのではとか、
もうひとつ最大に期待したのはトム・クルーズの演技でした。
私は前から彼が苦手で出演作は観る理由がなければ観ていません。
しかしこの作品だとまったくはまる演技をしてくれるんじゃないかと、
演技面で期待したのでした。
作品の前半などは特に元の作品の俳優の真似をしていると思うくらい、
全くコピーでしたから見比べるとかいう以前の問題です。
特典を見てみるとやはり関係者は元の作品を研究しつくしていた。
物語の筋やセリフやカメラワークでさえ同じようなところがある。
それ以上に俳優の表情使いが元を参考にしたというだけある・・
元のは確かラテン系の俳優だったと思う。
人種が違うのに同じような演技をしている・・
もうひとり苦手なデカプリオならどうだったろう・・
彼のほうが生意気な金持ち役は自分流にやれるタイプ。
トム・クルーズの嫌味な金持ち役が観たかったのに・・
オープンのほうと見比べてみるとわかりますよ。
パッケージに顔のアップを持ってくるのもなんかなぁ・・
やhり苦手意識は続きます。
「宇宙戦争」はそうならなかったのでよかった。
ペネロペは元のほうがよかった。
不安に満ちた不思議な感じでピエロのかっこうなんてよかった。
あのみずみずしい公園の出会いがこの作品ではこれ・・?
唯一がんばってたのではと思うのが、
これもまた苦手なキャメロン・ディアス(苦笑)
彼女は難役を自分のものにしていて好感。
演技派という点では「マルコビッチの穴」もそうだけど評価したいです。
もうひとつ評価対象が音楽。
正直もとの作品よりいいのは音楽と最後のビルの映像くらい。
でも音楽でいいなぁと思ったのはビーチ・ボーイズの、
グッド・バイヴレーションくらいだった・・
他はなんか70年代風な曲が多くラストを除いてなんか昔の映画、
アメリカの「真夜中のカウボーイ」や「卒業」とかの・・
そんな感じの違和感がありました。