103.改行レビューしたいので修正です。
ちょくちょくテレビ放送されるジブリアニメ(厳密には違いますが)の一つで
それでも毎回楽しい作品の一つなんですね。
見る年齢によって解釈とか好きなセリフとか好きなシーンが変わったりするのですが
小さい頃ならラストの銭形のセリフなんでしょうけど
今の自分は「どっちにつく?」「女ー」「だろうな」ってところとか好きだったりします。
※ちょい前は「そいつがルパンだー」
つまりどのカットもきちんと意味があるようになっているんだと思います。
なのでずっと飽きない。
最初にカジノのシーンからカーチェイスとか
もう展開に無駄がなさすぎてすごい。
クラリスも一見弱く見えますが
ドレス姿で逃げ出して追ってから自分で運転して逃げようとしたり
結構したたかなんじゃないかという解釈は
色々手伝わせるラピュタのシータにも通じるところがあります。
あと、連続アニメでは重要人物だった
五右衛門と不二子ちゃんがちょい役だったのは
ルパン、次元、クラリス、銭形の4人にフォーカスしたかったんだろうなぁ
って解釈してますし
こういう気づきが多い作品だなぁって見る度に思います。
ちなみに偽札を捨てて原版に拘る意図は
おそらく偽札は量産できる「偽物」で、原盤は本物以上の偽札を作れる「本物」の原版
だから。みたいな話を聞いたことあります。
こういうところにロマンがつまってる感じがします。
作画面では今は陰影が強めだったりエフェクトが多いのが多く
原画陣が多く携わってるんだろうなぁって感じなんですが
今作は多分少数精鋭で背景はしっかり描写しつつ人物の作画はシンプルですが
とにかく絵的に楽しい。動きやら構図やら。
アニメの良さを再認識できます。
ちなみに好きなシーンはスパゲッティを取り合ってるところですが
田中敦子さんって方が作画していて
ルパンが屋根と屋根を飛んでるシーンも担当していて
まだ2年目だったそうです。
「君たちはどう生きるか」にも参加されており
アカデミーノミネートについても喜んでおられるでしょうってことで
レビュー変更しました。
10点で