323.《ネタバレ》 「また、なんで今さら“宇宙戦争”をリメイク?」と言う疑問はありましたが、観てみるとなるほどスピルバーグが撮っただけあってなかなかの出来です。トム・クルーズ一家が体験する視点にこだわったのは正解だと思いますし、徹底してローアングルからのショットで全編通したところも良かったです。その効果は、この映画まるでSFというよりも怪獣映画だと感じられるほどです。そう言えば、私は本作を観て『クローバー・フィールド』に似た雰囲気があると思いました。きっと影響を与えたのでしょうね。トライポッドが暴れまくるシーンはとくに悪夢のようなショットが続き、大地が真っ赤に染められるシーンはトラウマになりそうなほど強烈。それにしても、トム・クルーズのガキふたりはほんとバカでうるさかったですね、観ていてマジでむかついてきました。スピルバーグって本当は子供が嫌いなんじゃないでしょうか・・・。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-05-07 20:53:40) (良:1票) |
322.《ネタバレ》 アメリカ人のほとんどが宇宙戦争の最後を知っているわけで、オチははじめから重視されていないでしょう。それでもリメイクされるのは2000年以降の流行はオチや謎を重視しない作品で、単なるだましよりも日常にちかい意外性のない物を題材にする映画が増えているように思います。 表現力の向上で、リメイクや原作物にこういった部分の自然さを引き出すことができるようになったんでしょうか。どんでん返しやだましオチが無い分、深く追体験できて自分のためになりそうな話であることが非常に好印象でした。 そんなわけ無いでしょ、っていうどんでん返しや騙しではなく、普通の人が映画の中に巻き込まれるような作品であることの良さが際だっていました。お約束の農家のシーンは、恐怖に負けた普通の人なのか元々おかしな人だったのか、こんなことがなければこんなことにはならなかったであろう、一農夫が普通の親子に見せる恐怖はやはり一番の見せ所か。 とにかくあきらめない、ということを普通視点で描く。そこが凄い。 【黒猫クック】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-04-25 18:38:41) |
321.《ネタバレ》 アクションシーンやサスペンスシーンはさすが、見応えがあって何度も巻き戻して観てしまいました。でもホラーですよねこれ、ジャンルとしては。実際こんなもん目の前に居たら失禁しまくりだろうなあ… それ以外に関しては、なんとなくオチの手前で予算使い切ったのかなーという感じがしたような… 無理矢理なナレーションもどうかと思います。で、そう、やっぱりあれですよ!なんであんな状況になっても車が走れるスペースがあるのか!! キャラクターは主人公を含め子供たちもあまり好感の持てるタイプではなく(いい所はもちろんあるんですが)、特に自分が出てきゃいいのに人んちで家主殺害までするパパにはガッカリ。子供を大事にしてるのはいいんですけど… という訳で、あまり主人公とその子供二人に「助かって欲しい」と思えなかったのがなんとも。最終的にトムの株が上がって、奥さんとヨリを戻すなんて事になったら嫁の新しい彼氏の立場は一体…かわいそう… そういえばこれ、つまり宇宙人の大元は無傷な訳ですから、バクテリアを防御する為の手段を彼らが用意すればまた侵略されるって事ですよね?「こんな星いらんわ!」って事になったんでしょうか?? 【えむぁっ。】さん [DVD(吹替)] 8点(2010-04-09 04:45:28) |
320.《ネタバレ》 ジェットコースターのように物凄い勢いで気づいたら終わっていました。主人公からの視点のみで何がバックグラウンドで起こっているのかさっぱりわかりませんが、こういうのものありなのかな。楽しめましたが、あまり印象に残りませんでした。 【はんにまる】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-03-22 23:25:22) |
319.《ネタバレ》 何となくスルーしていたのだが古本市場で480円だったので購入。予想以上にストーリーが無いに等しい映画だったけど、この緊張感はさすがスピルバーグといったところか。最近、同じくストーリー皆無のパニックもんとして2012を見た時は、余りのいい加減さにむしろ笑えてしょうがなかったけど(笑)、これは笑えない。ザラザラした映像とショッキングな映像はプライベートライアンを思い出したし、R12指定でもおかしくないとすら思った。特に民衆が暴徒と化していく様などはSF脚本を逆手に取って、本当の戦争の恐ろしさを伝えようとしているかに思えた。考えすぎかいな?。スピルバーグ&トムクルーズから判断して子連れファミリーでうっかり見た人も多いんじゃなかろうか・・・。ラストシーンはどうでも良い感じ・・・息子はいない方が良かったかも(不謹慎ですが) 【masaov】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-03-22 22:02:54) |
318.《ネタバレ》 ラストが微妙。なんなんだあのあっけない感じは。一応原作も読みましたけど、映像化したならラストは変に流れを断ち切ったりしないで何ならそのまま終わって欲しかったなぁ。ただ途中までは凄く良かった。緊迫感もあり迫力もあり、ずっと釘付けでした。あんなのが地球に来たらほんと一巻の終わりだな。 【ピンフ】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-03-09 03:55:11) |
317.《ネタバレ》 ブックオフで、DVDの中古を500円で購入して、自宅で鑑賞しました。 トムクルーズが、等身大の演技で、好感がもてます。 ある種のリアリズムですね。 設定をさりげなく科白で説明しちゃうのも、好感がもてます。 娯楽ですし、及第点♪ 【クゥイック】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-02-14 20:47:49) |
316.宇宙人の侵略を題材にした映画はいくつかあるけど、この映画の宇宙人は最強っぷりがなかなか凄い。おまけにトムとダコタが逃げまくるシーンがほとんどでこの状況下でどうやって宇宙人を倒す展開にもっていくんだろうと疑問に思ってたら、なかなか度胸のあるオチ(謎。 あと100万年前から計画してたとかどうなんだろう?100万年前に地球にくるだけの科学力があるんだから、その時点で侵略しろよとか思ってしまう。この設定いるのか? でも映像とか演出はさすがスピルバーグ。建物のぶっ壊し方とか最高にうまいと思った。なんだかんだでこのおっちゃんは何をやらせても一味違うものを作ってくれる。細かいことを気にしなければ楽しめる。 【ばかぽん】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-02-07 04:34:15) |
315.なんで世間的にはこんなに評価低いんでしょ。 かなり迫力あったし。 自分が原作や前作の思い入れが強いのかな・・ 【ume0214】さん [DVD(吹替)] 8点(2010-01-07 10:49:07) |
314.《ネタバレ》 宇宙人を敵にしてますが、車の奪い合いや戦争をしたがる息子や、宇宙人を殺す事に執着しているおじさんや、家族を守る為にそのおじさんを殺すなど、人の持つ負の部分にスポットを当てて描いているところは良かったと思います。 絶対的な強さへに恐怖、生き残ることへの執着、家族愛。とても人間らしく共感できる部分も多々ありました。 細菌というオチに、やや呆気にとられますが、 大味な作品らしく、最後はハッピーエンドで終るところは正直ホッとしました。 【sirou92】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-12-07 16:11:55) |
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313.《ネタバレ》 ここまで「宇宙戦争」をやってくれるなら、エイリアンではなく、あの「タコ型宇宙人」を見せて欲しかった。いや、マジで。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-10-18 15:24:38) (良:1票) |
312.《ネタバレ》 ダコタ・ファニングうるさすぎ。大気圏から出もしないのに宇宙戦争たあご大層な邦題だ。パニックによる人間同士の争いの恐ろしさを描くドラマとしては、同じくオチが悪評高い「ミスト」の方がよほど深みのあるストーリーだった。そもそもこの侵略者達は頭が良いのか馬鹿なのかよく分からん。得体の知れないものをやたらと口にしたらお腹壊すよってのは地球人のガキでも知ってるんだが。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-10-05 00:12:11) |
311.《ネタバレ》 子供にも馬鹿にされた典型的なダメ親父のトム。ヒーローでない、何処にでもいる普通の男。その主人公の設定が面白い。ただただ親子3人で逃げ惑うなかで親子の絆を取り戻してゆく。少し毛色の違うSF。 ’09.9/24 2回目鑑賞。前回より観る環境が良く、結構良く出来ている。が結末の理由が頂けない。あとダコタのキャアキャ声がしつこいのと、ティムの場面の必要性が疑問。 【ご自由さん】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-09-26 11:50:12) |
310.《ネタバレ》 スピルバーグ作品とは思えないくらい、変に安っぽくて暗い感じの映像にびっくり。ダコタ・ファニングのブ○○クな成長ぶりにもびっくり。これではパニックの先に何も生み出しません、ということが予想できてしまうわけですが、とにかく描写として目新しい部分が何もなく、怖がることも感動することもなく終わってしまいました。車が群衆に囲まれるシーンで、あれだけのネタであそこまで引っ張る根性には感心したので、そこに3点。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-09-25 01:59:59) |
309.《ネタバレ》 醍醐味は、得たの知れない殺戮マシーンが初めて地底から登場するシーン。ゴゴゴゴッっていう地響きの音とブォォーンていう唸り声のような音が恐怖を煽り、何が起こったのか分からないけど、とりあえずヤバい!逃げろ!ってなって人々がパニック状態に陥る様子は、本当によく出来てます。このもっていき方はさすがスピルバーグ。トンラスフォーマーを彷彿とさせる、今までにない機械じみた侵略者は斬新です。ただし、終わり方がイマイチ。説明不足なので消化不良で終わってしまいます。トム・クルーズのアホ面や、娘のギャーギャー耳障りな発狂も我慢して見てたのに~!こんな終わり方はダメでしょ・・・ 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-08-18 18:24:42) |
308.《ネタバレ》 ヒーローモノでもアメリカ万歳、軍事力万歳ものでもない スピルバーグの大傑作。 すさまじいリアリティと恐怖の大人の映画。 カメラの視点が人間の高さに統一されています。 視点の意味はふたつです。 一つはほとんどのシーンが人間の目の高さに統一されてること。 もうひとつは基本的に「トムが見たもの」しか映像として出てこないこと。 だから、全てのカットがものすごいリアリティを伴ったインパクトで 脳裏に焼き付きます。 これはこういうSF映画としては画期的じゃないかと思うのです。 普通は、迫力を出すために、あるときは主人公の視点から離れ、 「神の視点となり」カメラを縦横無尽に動かし、 例えば実際に宇宙人と軍隊の兵器がぶつかりあうところを バンバン撮るわけですが、今回神はいません。 基本的に「トムが見なかったものは写さない」という 手法を貫いています。 これは個人的には想像力をかきたてられ、 逆にものすごいリアリティを感じるのですが、 ここだけじゃなく、いくつか出始めてきた感想を読むと、 もっとスターウォーズなどのように、 ドンパチやってるシーンを詳細にハッキリ、バンバン見せて欲しかったというのが多い。 ラストも原作通りじゃなく、 人間側の知恵と勇気と工夫で、猛烈な反撃シーンを見たかったというのも多い。 いや、それならいつもの、軍事力賛美、 アメリカ万歳映画になってしまうだろうと思ってしまう。 あるいは少年ジャンプで育った漫画的発想かもしれない。 少年ジャンプもいいんだけど、この映画の素晴らしいことは 市民は圧倒的テロの前には「全く無力で、呆然と見て逃げ回るしかない」というところです。9.11事件を強く思い起こします。 骨格もラストも原作通りでGOOD。蟻と人間ほど力が違う場合、蟻の知恵と勇気で 反撃できて勝利を収め、最後、ばんざ~いで終るのはなんともリアリティにかけるのです。 圧倒的強者の自滅に待たなければならないわけです。 【うさぎ】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-08-03 14:55:43) (良:8票) |
307.《ネタバレ》 観終わって、「ああ、ほんまによう切り抜けたなあ。おとうさんもちゃんと責任を果たし息子も生きてたし、尊敬も得たみたいで良かったなあ」と素直に。 それ以外に何か言いたいことがあるとすれば・・・「大阪では何匹か倒したらしい」という情報。素でびっくりして「ええっ!!」言うて、直後爆笑。そら励まされるわ!!言うて。「何持って戦ったんや!?」言うて。もう、なんか道頓堀川をグリコの看板とか破壊しながらやってくるトライポッドに、「いてまえ~!!」とか言いながらバットとか持って飛びかかるおっさんとか想像したらもう…。。って考えたら大阪で自衛隊が攻撃したんでしょうね。冷静に言うと(笑)でも面白いから大阪の通行人のおっさんとかがやったということで是非(笑) そしてなんとかそのシーンも撮って欲しかったです(笑) 【air】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-06-06 03:00:25) (笑:1票) |
306.《ネタバレ》 やられました。見所は、あの学校の怪談でおなじみの“ろくろっくび”です。そしてインディペンデンスデイに匹敵する、衝撃のラスト!。映画館で観なくてよかった。宇宙戦争といううんくさいタイトルがすべてでした。やっぱり予防接種は大切だな、未開の地に行くときにはワクチンをうっておかなくちゃ。現代人的には、宇宙人から未知の凶悪ウイルスがばらまかれた!って方が恐怖でしょう。ろくっろくびや三脚、タコチュウは”妖怪大戦争”のノリです。ラストはどちらも椅子から転げ落ちそうになれます。 【杜子春】さん [CS・衛星(邦画)] 1点(2009-05-25 12:50:02) (良:1票) |
305.《ネタバレ》 前半の宇宙人が飛来し、フェリーが転覆するまでは画面に迫力があり、逃げ惑う人々や暴徒と化す人々など描き方が上手いなぁと感心しました。こういう宇宙からの侵略モノで主人公が只の一般市民という設定は結構斬新だとおもいました(最近だとクローバー・フィールド辺りでしょうか?)。しかし後半からの内容が個人的に受け付けませんでした。兄が大した経験も無しに軍人ばりに敵に立ち向かう心理はイマイチ分かりにくかったです。トライポッドの触手が家の中を這い摺る所は、ジュラシックパークのラプトルのシーンみたく緊張感たっぷりで良かったのですが、この触手が一体何に反応しているのか(音なのか、動きなのか、触覚なのか)良く分からないなど穴が多いなぁといった印象を受けました。 最後のオチに関しては尻切れトンボもいいとこでホントにスピルバーグはどうしたんだ!と思ってしまいました。キャラの描き方が凄く雑ではないかと。最後のミランダ・オットーも何だったんだ。最初と最後だけ出てきて、娘と抱き合われても、こっちは全然感動しません。 【民朗】さん [地上波(吹替)] 5点(2009-05-24 00:15:18) |
304.アカデミー賞技術部門3つとも「キング・コング」に持っていかれて残念。(音響ひとつくらい!)スピル先生は「マイノリティ・リポート」や「A.I.」のような気取った(?)SFだとどうも上手く料理できないみたいだけど、こうしたシンプルな見世物映画だと最高の手腕を発揮する。やはり本来の才能がこういうトコにあるのだろう。元々が宇宙人来襲の脅威がメインディッシュで人間ドラマは付け合せの野菜みたいなもの。子供の頃本で読み、大人になって53年版も見たけれどヴィジュアル面では満たされることはなかった。それが去年の夏ようやく!TRIPOD RISE AGAIN. 【レイン】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-05-10 02:03:31) |