85.神々しいまでに美しく見渡す限り幾重にも連なる深い雪山は人跡未踏の地かもしれない。 あれだけ激しい飛行機事故で生き残ったことでさえ奇跡的なことなのに、その後厳しい冬山で70日も生き延び救出された人はことあるごとに神を感ぜずにはいられなかっただろう。 実話というのでなければ信じられないくらい奇跡的な話でよくぞ助かったねぇ、、という感慨が大きい。 極限状態で生き延びることができた人肉食も含めて、普通のモラルや常識でどうこう言えることではないような気がする。この状況で生き延びた人の逞しさにも圧倒されるが、この映画からは人知を超えた自然の中に神がいるということを感じさせられる。 【キリコ】さん 7点(2004-07-20 23:48:25) |
84.この手の話しは普段見ようとは思わないんですが、何かのきっかけで見ちゃうと グイグイ引き込まれますね。 もしも自分があの場にいて生きてたら。取りあえず最初にタバコが大量に見つ かったときはホッと一息「助かった」って言いそうですね。なんか無駄に余裕 かましそうです。で、毎日普通にスパスパ吸うと。何故かポーズも決まりそう ですねぇ。 「俺を食ってもマズいなんていうなよ」ってギャグかましたときの彼の余裕と いうか達観に通じるものがあるかもしれない。あれ聞いてる方はイイ台詞なん ですが、言ってる本人にしてみればしょーもない虚勢とギャグでしょうね。 もちろん意識した言葉ではなく、フっと自然に口にでた言葉。 たぶん私以外の誰でもそんな心境に陥っちゃうんじゃないでしょうか。 ちなみに水を作ったりとか無線を直したりとか、その他作業面では私の場合、 巧妙~にサボるでしょうね。その時は周囲の人間なんかどうでもいいです。 無意識に自分だけが助かる為に無駄な体力使わないように騙しに入っちゃってる 状態かな。…な~んて考えながら見てましたね当時。 【マンダム】さん 8点(2004-07-07 14:55:55) |
83.実話だけに非常にシリアスに感じました。この事故で生き残った方々は、本当にがんばったんだなあ、と。「生きる」という意志こそが、人間の存在そのものだと思いました。まさに「生きてこそ」です。 |
82.色々考えさせられました~。もしもシリーズであったらコワイのに実話ですよね。う~ん。 【★ピカリン★】さん 7点(2004-06-29 23:33:14) |
81.もう何十回となく観ていますが、この映画が真の名作と思われうるところ。まず、人間の崇高さを描いていること、そして、各登場人物の描写をリアリティをもって撮りきっていること。冒頭の説明にもあったとおり、われわれがそのシチュエーションにあって「肉をくう」「くわない」というのはほとんど議論の意味がありません。彼らがそこにあって、そういう状況にいて、彼らなりに素晴らしい行動をとったということがこの映画の素晴らしさです。そのリアリティを描ききっていることがこの映画の素晴らしさです。話をナンド(イーサン・ホーク)に転ずると、彼のリーダーシップスタイルがとても素晴らしい。とてもリアリティがある行動スタイルをとったという素晴らしさ。そしてその他のメンバーにおいても、それぞれにその人生を映した感情のあらわれがあり、その一言一言が、わたしの胸を打ちます。この映画に出会えたことをわたしは感謝したい。 【ハル】さん 10点(2004-06-13 23:44:23) (良:1票) |
80.昔、友人にこの映画を観たと言ったら、「どう、気持ち悪かった?」と1番に聞かれた。思うに、この映画に関しては世間では「人肉を食う映画」というキワモノな部分だけが1人歩きしているような気がする。だけれどこの作品において考えるべきはそこではなく、それが意味するものが何かということだ。はっきり言って別に好きな作品ではないけれど、今思い起こすと妙に思うことがある作品だな、と思う。「人を食う」ということは宗教的戒律を破ること、つまりは破戒だ。しかし私は宗教とは神の視点だとか戒律ではなく、人の意思が作り上げた常識とモラル、つまりは自縛でありイデオロギーなのではないかと思う。こういうことを言うとマジで怒られそうだけれど(汗)、宗教と神は全くもって別の所にあるのではないかな、と。アンデスには神がいるという。きっとその神こそが、本当の意味での神。人間の思想でどうこう料理出来るような域を超越した何か。モラルや常識という宗教の自縛に苦悩する人間達をただただ包むような存在。この作品にはそんな、宗教的境地など超越した神の目線を感じる。死んで行く人間も、生きて行く人間も、その他のあらゆること全ても平等な目でただただ見ている神の視線。だから人間がどう足掻いてもどうでもいいんです。人間は弱く勝手でいいんです。きっと、生きてこそ、なのです。生きてこそなんぼ、なのですよ。 【ひのと】さん 5点(2004-05-22 14:25:22) (良:1票) |
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78.「Based on a true story」この言葉がこんなにも心に響く映画はなかったです。これは見ておかないといけない映画のひとつだと思います。これを見たあと原作本である「生存者」も読むと、もっと確執や裏話がよく分かります。現実にあった話なので、不謹慎ですが、落ち込んでる時に、この映画でナンドの台詞を聞いていると、すごい前向きになれます。音楽もすごく良いですね。サントラ買いましたが、残念ながら「アヴェ・マリア」は未収録でした。 【スカーフェイス】さん 10点(2004-03-22 07:00:37) |
77.《ネタバレ》 極限に達すると人が肉になってしまう。こんなことなら死んだ方がましと思わせる絶望感。爽快なラストが待ってる。 【モチキチ】さん 7点(2004-03-13 10:03:37) |
76.序盤から引き込まれ、最後まで一気に観てしまいました。また観たいとは思いませんが、一度は観ておいてもいいかもしれませんね。 【あさしお太郎】さん 7点(2004-03-04 22:30:17) |
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75.自分の理を持って「絶対喰わない」、っていうのは多分できないんじゃないかな。宗教の力というのは、つくづく凄いと思った。 |
74.ドキュメンタリーであると知らないで観たらそんな馬鹿な的な場面が多い。が実話だと知っていると馬鹿な的なとこのほとんどに違う感情を覚える。墜落・極寒・飢えどれも絶望的。魂が抜ければただの肉、極限状態の名言。 【スルフィスタ】さん 7点(2004-03-01 21:35:02) |
【pani】さん 8点(2004-02-19 16:33:34) |
72.こんな話に「生きてこそ」てタイトル付けられた日にゃ、もう・・・ |
71.《ネタバレ》 「俺が死んだら、俺の肉を食え。…ただし、マズイって言うなよ。」 マジ泣ける。 【NIN】さん 10点(2004-02-10 07:47:33) |
70.さすがに映画として見ると単純で盛り上がりに欠けるのですが、これが本当に有った出来事というから凄い。墜落事故に遭い、雪山に孤立してしまった人達は最後の手段ということで人肉を食べなければならない状況になります。そのリアルな状況が上手く演出されているので「もし自分ならどうするか?」というように感情移入できました。 万策つきて窮地に追い込まれた彼えらは決死の山越えを敢行します。生きることへの望みを捨てない不屈の精神、生きることへの執念と願望、人肉を食べることもそうだが、人は生きることを辞めてはならないのです。「生きてこそ」という主題でも有るメッセージが強く表されています。 |
69.実話の映画化だということで。リアルすぎて逆に怖かった。さすがはフランク・マーシャル、長年スピルバーグの右腕として活躍したその腕は本物。。重厚な仕上がりと危機迫る雰囲気を醸し出していい映画になってました。ただラストのほうみんなひげが生えてたから誰がイーサン・ホークかわかんなかったw |
68.生きてこそ。まさにその通り。美化され尽くした娯楽映画よりも何倍も面白いと思う。 【海棠ルチア】さん 9点(2004-01-26 22:38:49) |
67.《ネタバレ》 命の尊厳がテーマ。事故により過酷極まるサバイバルを余儀なくされる……本当に重いテーマで、ブルーになりつつ鑑賞。 人肉食べるとか食べないとかが問題ではなく、ただ命の意味、生きる意味を強く押し出した作品でしょう。私は感動と言うより、自然の恐ろしさ、人間の脆さと強靱さにただ漠然と畏怖と敬意持ちました。 これから御覧になる方にはDVDで。映像特典もしっかり観て頂きたいです。 【MAZE】さん 6点(2004-01-21 00:16:11) |
66.この作品は重い。そしてなかなか忘れられない。娯楽大作が3日後には忘れてしまっているのとは大違い。僕はこれを教訓にして、同じように生き抜いていけるだろうか。・・・厳しいなぁ。 【こじ老】さん 7点(2004-01-15 00:55:30) |