192.以前、崖の上のポニョを製作する宮崎駿のドキュメンタリーがありました。 その中で最も印象深かったシーンは、宮崎駿がこの作品の絵コンテを描きながら涙をするシーンでした。 その時流れていた曲は「ひまわりの家の輪舞曲」という曲でした。もう年齢的にもモチベーション的にも最後の監督作品になるかもしれないといわれている今作品、宮崎駿はどんな気持ちでこの作品を作り上げたのだろう・・・。 ポニョを観終わった時(以前の話にはなってしまいますが)、 私はこの映画は宮崎駿しか作れない子供の為の映画だと感じました。 素晴しい作品です。 昨今の日本映画は、アニメーションの世界の飛躍がめざましいと聞きます。 「スカイクロラ」の押井守監督、「時をかける少女」の細田守、「東京ゴットファーザーズ」の今敏監督などクオリィティが高い作品はもうジブリの専売特許ではなく、正直なところ私個人的にも、ジブリの新作よりも細田守監督の新作の方が楽しみだったりもしますw ただそれら映画と異なるポニョの魅力は、上記の映画が主にティーンエイジ、20代の若者が楽しめるように作られている事に対して、この映画がどこまでも子供目線につくられている事だと思います。 映画を観ていて、まるで絵本を観ている様な素晴しい映像。 ことごとくシンプルな登場人物描写。 そして、例えば怒った母親の足音が微妙に大きいように感じたのも子供の目線にたった細かな気配りなのでは?と感じました。 宮崎駿だからこそ作る事が出来る映画。 【吉祥寺駅54号】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-07-12 21:21:04) (良:1票) |
191.毎日暗いニュースが飛び交う中、単純にほっとさせてくれる作品。 ありえないくらいいい人たちの登場だけど、映画くらい人間の素晴らしさを訴えて欲しいと私は思います。 へんてこな生き物にもお年寄りにも誰にでも優しい少年。 夫の安否さえ確認できない状況で、少しも不安を見せずに子供たちにラーメンを作る母。 街が海のそこへ沈んでも、悲観的にならず活気あふれる人々。 こんな登場人物を見ていると、生きていることは素晴らしいと素直に感じる。 大変なことがあっても大切な人がいる。ただそれだけで強く、やさしくなれるのかもしれません。 どんな目にあっても、人はただ泣いて暮らしたりはしない。 明るく笑うことができる。 人間の逞しさを再確認できる映画です。 世の中が暗くても、人間は明るく笑いあうことができる。 そんなメッセージを私は勝手に受け取りました。 ストーリーが強引なトコは気にしちゃいけないと思うのです。 【うらわっこ】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-06-06 21:50:22) (良:1票) |
190.うーん、大の大人の私がこの映画にどうコメント残せばいいのか。酷評すれば大人げないとなりそうだし、絶賛すればお前大丈夫か?になりそうだし。まあジブリも会社運営というものがあるのだということで勘弁。作ること自体観客動員してお金を手に入れること自体に意味があるというが大人の世界にはあると言うことで。テーマが捉えられなかったんだよねえ。環境?メルヘン?郷愁?アンチテーゼ?いろいろ考え推移したけど不明。おかあさん、山口智子に見えて仕方なかった。これ観賞中ずっと思ってました。点数は中立ということにしておいて5点。 【タッチッチ】さん [地上波(邦画)] 5点(2010-05-20 16:39:58) |
189.子供向け映画との前情報から「となりのトトロ」のような感じかなと勝手に思ってましたが、なんの感動もなくがっかりでした。近年のジブリ映画はほんとディテールに凝っているだけですね。 【しっぽり】さん [映画館(邦画)] 5点(2010-04-22 21:54:42) |
188.最初のほうの、ポニョの頭に空瓶がポン♪とハマるシーンが最高。で、小さいポニョ達が可愛かった。ストーリーは少し難しいかな。 【山椒の実】さん [地上波(邦画)] 5点(2010-04-19 23:38:51) |
187.ごめんなさい、これの良さが理解できません。「よくわかんないけど楽しい」という意図の映画なんでしょうか。「宮崎駿」「スタジオ・ジブリ」がブランド化して久しい感がありますが、なんでも手放しにメディアが持ち上げる様子は、宮崎作品なんだから面白いと言わなければいけないのがお約束という風に見えてきます。コレに至っては、果たして宮崎監督のやりたい事であるのか、もしかすると「鈴木敏夫監督作品」ではないのかとすら思えます。宮崎監督にとってジブリってなんなんでしょう。創作に没頭できるホームグランドであり続けているのか、いまや足かせ以外の何物でもないのか、もしジブリを飛び出したらどんな作品を作るのか等、色んな事を考えてしまいます。私は「未来少年コナン」以来の宮崎ファンでしたが、今は寂しく悲しい思いをしています。今後のジブリ作品が鈴木敏夫監督作品の如き映画でしかないなら、申し訳ありませんが用はありません。 【由多】さん [地上波(邦画)] 3点(2010-03-25 01:21:33) (良:3票) |
186.真に子供向け。子供向けを謳いながら実は親が子供に見せたいと思わせるような道徳的なものだったり、たんに幼稚だったりというものでなく、真に子供向け。そこにウキウキがありドキドキがありワクワクがある。ただそれだけ。いちいちそのドキドキに意味を求めるなんてナンセンス。ドキドキはドキドキなのだ。トンネルは怖い。ただそれだけなのだ。インスタントラーメンってなぜか子供はみんな大好き。そこに意味なんて見つける意味はない。お父さんは仕事で昼間はいないので子供たちのドラマに登場しないもんだ。物語的には重要と思える母親同士の話だって子供には聞こえない。ストーリーが破綻?我が家の三歳児に物語を語らせたら最初に登場するお姫様は二度と登場しなかったりするという素晴らしい破綻ぶりを見せてくれるのだが、それに比べりゃ・・って比べるなってか。でも大人向けの映画にしたってそこで辻褄合わせやってちゃ面白くなくなっちゃう。この映画は子供向けにしたことで本来映画が持ち得る「自由」を得た。もし嘆くのであれば子供向けにしないと「自由」を得れない映画環境こそを嘆くべきだ。波の躍動感、その上を走るポニョの疾走感はアニメーションならではの醍醐味に満ちている。公開初日に映画館を地元の子ども会で貸しきって鑑賞したのだが、みんな楽しんでましたよ。一部高学年男子はガキっぽかったと言ってたけど(ガキのくせに)、まあ大人ぶりたいガキンチョどもには照れが邪魔してなかなか入ってゆけない世界ではあろう。 【R&A】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-03-12 18:45:53) (良:2票) |
185.良い所と悪い所がハッキリしています。良かったのは、アニメーションの面白さ。悪かったのは、支離滅裂なストーリー展開。それと、声優の下手さと、どことなくディズニーっぽい?ポニョのお母さん。宮崎アニメの中では個人的に最低ランクの評価です。 【もんでんどん】さん [地上波(邦画)] 5点(2010-02-24 14:57:25) |
184.「子供のために作った」と言われてしまえば、「子供でない自分はその面白さが理解できなくて当たり前」と無理矢理納得するしかないのか。 監督、本当は違うんでしょ?この支離滅裂な展開や何気ないシーンに、自分の言いたいこと隠してたりして、「気付く人だけ気付けばいい」みたいなことやってんでしょ?…そんな気にさせられる。 だが、しかし、そんな事も結局どうでもよくなってくる。そうやってあれこれ考察して楽しむほど、この作品自体に魅力やパワーが感じられないのだ。2度目を観ることは無いだろう。 とにかく終始、モヤモヤして気持ち悪い。 「素直に楽しめない人はお断り」みたいな顔しながら、すんなり素直に楽しませないこの作りは何なんだろうか。素直に観るということを強要させられてるようなこの気分の悪さが、映画を素直に楽しむことを邪魔している。 肯定派の人の意見の中にも、「これはこうして楽しむもの」と自らを納得させている節が見受けられ、もっと手放しで「面白い」と感じられるものを期待していた自分には、正直、この作品は息苦しい。 そんなに頑張って歩み寄らなければならないのか。少なくとも自分にとってこの作品は娯楽たり得なかった。 しかし映像は素晴らしい。今の時代に「手描き」にこだわって作ってくれた事は素直に嬉しく、その気概と努力に6点献上。 【猫の足跡】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-02-21 22:55:21) |
183.ストーリーは、まったく練られてなくてメチャクチャですね。「千と千尋」や「ハウル」 同様、「世界のルール」が唐突でご都合主義で必然性がありません。しかし特に前半、登場人物たちのふれあいにはリアリティと感動があり、人間が生きていました。「ハウル」に比べればはるかにいい映画です。 【コウモリ】さん [地上波(邦画)] 6点(2010-02-11 23:02:19) |
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182.《ネタバレ》 3.4歳なら単に優しくしてくれた、美味しいものをくれた程度でも好きになってしまうもの。小難しい理屈や筋道を求めるのは道理を知ってしまった大人のあざとさでしょう。なんて解ったようなことを言っていてもつまらないものはつまらない。今までのジブリなら最低限起承転結に加えてスペクタクルの要素も織り込んで大人でも楽しめる映画を作っていました。それを期待して劇場にいったのでがっかりしたことを覚えています。初回と二度目で印象が違うかと思ってテレビ放映を見てもやはり同じ感想でした。ターゲット層からずれているのでこれは仕方のないことかなと思います。 【kirie】さん [地上波(邦画)] 3点(2010-02-10 21:29:48) |
181.個人的に平均点数高すぎだと思います。このアニメが宮崎ブランドでなければ相当な酷評になると思います。ストーリー、海の中の絵、声優陣(これは毎回ですが)のどれもレベルが低いと思います。次作に期待したいですね。 【 バース】さん [地上波(邦画)] 3点(2010-02-10 20:48:43) (良:1票) |
180.2年前に子供(当時5歳)と劇場で見ました。つまらなかった。わけわかんない。お金返してほしい。追伸、フジモトの声優でさらにテンションが下がった。下手すぎる。 【HRM36】さん [映画館(邦画)] 3点(2010-02-10 16:47:38) |
179.《ネタバレ》 宮崎アニメという看板がなけりゃ途中で観るのやめただろう。 冷静に考えてこれは失敗作なのでは? 黒澤明の晩年がだぶって見えてきてるんですが 杞憂であることを願います。 【SAS30】さん [地上波(邦画)] 5点(2010-02-09 11:09:11) |
178.映像は綺麗なんだけど、肝心のストーリーが今一だ。大人が鑑賞して楽しめるレベルの話ではない。宮崎駿には、ナウシカやラピュタのように大人も楽しめるアニメを作ってもらいたいものだ。 少なくとも、現代を舞台にしたのは失敗だな。これが、異世界や遙か昔、遠い未来だったら評価も異なったろうにね。 どうでも良いが、ポニョは汽水魚なのだろうか? どう見ても海水魚にしか見えないが、海水魚を淡水に入れたら、浸透圧を調整できなくて死ぬだろうが・・・ 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 4点(2010-02-08 20:36:38) |
177.以前「風の帰る場所」という宮崎氏へのインタビューをまとめた本を読みました。そのなかで宮崎氏は「宮崎ファンだから見に来た」というのは嫌で「作品そのものを見てほしい」ということを盛んにおっしゃっていました。同時に、作品を鑑賞して「なんだか今度は変なことやってんなあ」と思ったらそれはそう思ってほしいともおっしゃっていました。 つまり、宮崎氏はただただ黙々と、作りたいものを作っているということで、外側からの宮崎アニメという「カテゴリー」の存在や、それに対する評価は眼中になく、作品一つ一つを見てほしいということをおっしゃっているようです。 その本を読んだ当初、ポニョを見るまではここまで共感できない作品に出会っていなかったため「そんなこと考えてるのか」程度に思っていましたが、今ではポニョの存在は私にとってこの言葉を見事に証明することになってしまいました。 作りたいものを黙々と作る、宮崎氏の姿勢には芸術家として非常に大きな共感と尊敬を抱きますが、「宮崎アニメ」というカテゴリーは今では確実に存在し、一部では近藤氏や高畑氏の作品さえも、「宮崎アニメ」とまで思われている現実を、宮崎氏はもう一度考え直してほしいと思います。 【パンツァー・フォー】さん [映画館(邦画)] 3点(2010-02-08 17:32:22) |
176.◇舞台(現代日本)のリアリティーと、ファンタジー(魔法)が上手く融合しているとは言いがたくて、せっかくの素晴らしい造形美術の世界に入りきれなかったのが残念。◇トトロのように、時代設定を現代ではなく「少し前の日本」とすれば、素晴らしいファンタジーの世界との融合が見られたのではないか?◇海水魚なんだろうけど、真水でも大丈夫なの?とかという、どうでもいいことが気になる自分は、もう宮崎映画のファンタジーに入れない人間なのかもしれません。。。 【ハクリキコ】さん [地上波(邦画)] 5点(2010-02-08 00:35:57) |
175.《ネタバレ》 ポニョの愛らしさ、可愛らしさは想像以上でした。それと相まって、綺麗で柔らかな色調で描かれた世界観が素晴らしい。不思議な映画ですね、画面に見入ってたほどではないのに時間の経過があっと言う間でした。人間となったポニョの半生、親との関係ってのが気になるところです。 【ライトニングボルト】さん [地上波(邦画)] 6点(2010-02-07 00:14:51) |
174.部分部分は心暖まる展開に溢れていて良かったです。家族の絆とか、昔の日本の互助社会とか描かれていて。 でも、全体のストーリーが良く分かりませんでした。 あ、こういう映画は良く分からないからファンタジーと言うのかも知れませんが…。 【TINTIN】さん [地上波(邦画)] 5点(2010-02-06 22:55:00) |
173.《ネタバレ》 評価は「子ども用に作った」という話を聞いたので。息子は喜んで観ていたし、また観たいというので、もう一度観たくらいだ。でも、それなら、あの声優はないだろうというので、これ以上の点はつけがたい。そうでなくても、海から来た魚なんだから「金魚(淡水魚)みたい」だとしても金魚ではないのだから水道水に入れるなよ、とか、津波が来そうなところで無理やり車を走らせるなよ(子どももろとも死ぬぞ)、とか、あんな大災害が起きているのに子供を置いて出かけるなよ、とか、色々問題のある描写が散見される。この一昔前を思わせる能天気さはなんだろう。まあ、あくまで「フィクション」であって「サンタクロースは不法侵入者か」みたいな野暮な文句を言いたいわけではないのだが。そういう意味では、大人が見るものなら、良くて5点。タレント声優陣はともかく、ストーリー発散しすぎ。町が水没してるだけじゃなく、天変地異が起きるほどに影響力が大きい液体なら扉の建付け悪いという前に密閉しておけよ。最後の質問だって、まだ5歳だから“無理”なんじゃなく、まだ5歳だから(後先考えずに)“ウンって言ってしまう”んじゃないか? 別にケチョンケチョンにするほど悪い映画ではないんだけどね。ポニョの疾走シーンは、もう一度見たい。 【mohno】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-02-06 22:16:54) (良:1票) |