209.《ネタバレ》 ずしりとくる良い映画でした。ただ、タオがあまりに犠牲無く多くのものを手に入れているのが気になりました。もちろんウォルトの愛情によって与えられた幸福なんですが、そこだけが違和感です。 【アフロ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-06-08 15:12:26) (良:1票) |
《改行表示》208.《ネタバレ》 毒づいた演技のイーストウッドを不思議とわざとらしいと思わせない構成。差別発言をするも白人至上主義からくるものではないことも途中でわかったり、積極的になれないタオに対し人とどう関わっていいかわからない自分を重ねていたり、過去の罪悪感の罪滅ぼしをしようとしているようにも見えた。 戦争で相手の命を奪い勲章を授けられた男が、最後に自分の命を燃やして友人達を救う。また、希望もなくどう生きたらいいかわからない不器用な男が選んだ行動だったからこそ、その重みが伝わってきたのかもしれない。久々に余韻に浸りながらエンドロールの最後まで早送りせずに見終わった映画。 【シバラク・オバマ】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-05-02 18:40:13) |
《改行表示》207.《ネタバレ》 家族に電話する短いシーンが、一発で家族との絆が確認できた感じが良かった。 多分なれないが、タフな渋いオヤジになりたいね。 【ないとれいん】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-04-29 21:53:17) |
206.かつて朝鮮戦争に兵士として送り込まれていた老人(アメリカ人)と、いじめられっ子の少年(アジア系移民)と心の交流を描いた作品。人種、年齢を越えた2人の友情は単純に感動出来る。他人におススメするなら迷わずこの映画!派手さは無いがじっくり腰を据えてみるには持って来い。日曜の夜向けな映画。 【カイル・枕クラン】さん [映画館(字幕)] 10点(2011-03-13 23:13:58) |
205.鑑賞後、クリント・イーストウッドはで永遠に語り継がれる作品を作ったと思いました。色々な絆を感じ取れる、メッセージ性の非常に濃い作品だと思います。 【ブリキの金魚】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-03-09 07:52:51) |
《改行表示》204.《ネタバレ》 クリント最高!この監督の映画は、いつ見ても秀逸。 何も無いようで、何かある。・・・泣ける。 【朴モグタン】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-03-07 12:33:28) |
203.イーストウッドは一貫して、アメリカの現代を偏りのない目線で描くことに長けていると思います。だからそれ以外の国の人から見ると必ずしも共感できない部分があります。今作は、あくまでも標準的なアメリカを描いていて、それも淡々としており余韻の残る作品です。ただ私には後味の悪さしか残りませんでした。女の子や家族も結果として救われたとは言えないですね。ラストは、ゴッドファーザーか、ボニーアンドクライドかって言うくらい蜂の巣にされますけど、あれは映画俳優としては一度は、やってみたいシーンなんでしょうか? 【たかちゃん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-02-22 20:04:26) |
202.《ネタバレ》 クリント・イーストウッドが描いた現代の西部劇なのでしょう。混迷の現代ではもはや西部劇も単純な勧善懲悪作品にはなれず、あの夕陽のガンマンをもってしても、自分を犠牲にするという復讐劇。暴力には暴力で対抗する時代ではないというメッセージがこめられているのでしょう。それでも差別の連鎖は無くならないのだとしたら・・・。クリントイーストウッド作品では一番のお勧めです。歳取ったけど本当にすばらしい演技です。理髪店主とのやりとりがイイネエ。 【カボキ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-02-05 00:05:21) |
《改行表示》201.イーストウッドに、人の生き様を見せる映画を撮らせたら右に出るものはいないと思う。 この、ミリオンダラーベイビーを見た際に感じた思いが、この作品で確信となった。 イーストウッドは、どうすれば観客の胸を打つかという見せ方を知り尽くしている。 言葉にしなくても突き刺さる凄惨な事実。 ラストシーンの、言葉では表せない格好良さ。 言葉での説明が無くても"見せ方"が上手ければ、そんなことは問題ではない。 そういうことを改めて深く思い知らされた。 見せ方を知り尽くしているのは、勿論今までの経験に基づいたものだと思う。映画人として、人間としての70年以上の積み重ねが、今のイーストウッドを作っているのだから。 映画界の生きる巨匠。 願わくば、これからもずっと、彼の作った作品を見たいと思う。 【Sugarbetter】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-01-27 16:23:57) (良:1票) |
200.映画を観終わった後、すすり泣く声が聞こえたのは始めてかも。一言でエンディングは鑑賞に浸れた。味の有る人間ドラマに仕上げていただきました。 |
|
《改行表示》199.《ネタバレ》 イーストウッド渾身の力作といった感じで、一気に魅せてくれます。 ただ、私としては共感は出来なかった。感情移入できなかった。何故なら、主人公の下した決断がどうしても受け入れられないから。生と死を見つめてきた彼の人生。その最期の時に自らの人生の幕引きをあのような形としてしまった彼の決断。おそらくは戦争体験を契機に只管貫いて来た彼の人生哲学。それを異民族の青年との交流が徐々に解きほぐし、そして迎えた彼の人生の終幕。理屈では解るけれど、やはり受け入れられない。月並みな言い方かもしれないけれど、遺されたものの心の平穏はどうしてくれるのだ。傷付いた若者の心は、彼の死によって救われるとでも言うのか?特にスーの心は。スーの胸に灯っていたのは、ある種の恋心だったのではないのか?更に街のクズどもも極刑や終身刑にはならないだろう。必ず帰って来る。その時、何が起こるのか。それは考えなくてもいいのか? あぁ釈然としない。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-10 23:25:44) |
198.こういう頑固な老人になりたいものだ。でも、70超えて若いチンピラ相手にタンカきるほど強く離れないし。でも、なんか一つでもいいから男の美学ってやつを持っていたいものだ…。なんてことを考えました。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-12-31 22:12:07) |
197.胸が苦しくなるというかソワソワするというか。もうわかったからこれ以上俺の心を乱さないでっていう。 |
《改行表示》196.《ネタバレ》 イーストウッドは本作で俳優業を引退すると語っていますが、それは非常に残念なことではあるけれども、しかし引退作としてはこれ以上ないほどの素晴らしい作品だったと思います。 本作は多民族国家米国の現実と、共生、戦争、赦し、戦うこと、生きること、死ぬこと、様々なテーマが重層的に描かれており、人々は作品のそこここに自分なりに琴線に触れる部分や共感する部分をみつけることになると思います。 それを80年近くの人生を生きてきたイーストウッドが暖かい目線で包み込んでいきます。 「荒野のガンマン」「ダーティハリー」と悪党を問答無用に鉛玉で倒してきたイーストウッドのキャラクターが、本作にいたって大きく成長し、新しい次元に到達したような感慨を憶えます。 彼の監督作品、特に「許されざる者」など90年代以降のものは、プロットだけ辿れば激しく荒々しいものなのですが、しかし実際の作品中に流れるのはとても穏やかで静かです。 そして彼の作品が独特なのは、多くのハリウッド欧米系作品が「生きること」を大きなテーマにしていることに対して「死ぬこと」「死に様」を要に持ってきているところだと思います。 本作の主人公ウォルトの「死に様」を、僕は大変羨ましく思いました。 ウォルトは自分なりの「義」を最期まで貫き通しました。たとてそれが不器用ではあってもそれが彼の人生だったのです。 ハリウッド作品にありがちなご都合主義や楽天的ラストを拒否しながらも鑑賞後に決して後味を悪くさせない、イーストウッドの作品。 スクリーンの向こうに生きる登場人物の、エンドロールのその先に続いていくであろう彼らの人生に思いを馳せたくなるのです。 【ロイ・ニアリー】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-12-09 13:09:01) (良:1票) |
195.事件と言うか出来事と言うか、展開が唐突過ぎて最後までのめりこめなかった。冒頭から中盤から最後まで「こう展開させたいのでこういう事件を起こそう」という意図が見えてしまって実に残念だった。例えるならば、私もブックのあるプロレスの試合をそれと知りながら楽しむファンではあるが、今まで最強のコンビを組んでた同士が互いの誤解から憎悪を募らせ、イザ血で血を洗う抗争に発展するか!という瞬間に、美女がリングに上がって「あなたたちは、本当は兄弟なのよ!」と言っていきなり「兄さん!」「弟!」と泣いて抱き合うような、そんな感じ。最後の和解が予想できるようなブックだとしても、もっとやりようはあるだろう!と突っ込みたくなる。とりあえず少年とお姉さんは素晴らしい演技だった。せつなさが伝わってきて感情移入できる。が、一度見たらあとは忘れてしまう類の映画ではあった。 【DeVante】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-11-23 11:48:31) (良:1票) |
194.《ネタバレ》 そもそも交流を深めなければ何も起こらない平穏な日々を送れたはずなのに、関わるから。近所付き合いは極力控えたほうが良いということを学びました。 【いっちぃ】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-10-31 18:35:43) |
193.《ネタバレ》 もっと陰鬱な映画を想像していたので、意外に楽しめました。タオと打ち解けてゆく一連のシーンは心が温まります。ビールとタバコが美味そうで、自分も観賞しながら何本のビールとタバコを消費したことか。ウォルトの死には切なくなりましたが、遺書が読み上げられるシーンではホッとした感じに。メイキングを見たら、イエローギャングを演じた俳優たちが普通のアンチャン達で更に心が和んだり。自分は登場人物たちの差別用語はそんなに気になりませんでした。 【キノコ頭】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-09-19 16:11:30) |
192.《ネタバレ》 それほど評価される作品でしょうか、私には分かりませんでした。不愉快に思う部分が多く全体の印象が悪いのもそうですが、まとまりが無いもののような気がしました。本編では命と引き換えてまで強引に終幕させましたが、引退と言っても健康であれば周りが放っておかないでしょうから、監督業も含めてますます頑張って欲しいところです。 【HLB傭兵】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-09-18 08:16:02) (良:1票) |
191.《ネタバレ》 ほんと良い映画をみたなぁと思える作品。不器用なじいさんがお隣さんとどんどん交流を深めていくシーンを見ていると心が暖かくなります。物語の台詞によく入る悪態をつく言葉もクスっと笑える感じなので良いスパイスです。最後のシーンはダーティーハリーばりにチンピラどもを蜂の巣にすると思ったのですが、まさか蜂の巣にされちゃうとは・・・。先が長くない自分の命を引き換えにタオとスーに安息の日を与えたかったのでしょうね。あとは親愛なる友人にグラントリノをあげたかったんだろうな。とにかく良映画でした。 【とむ】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-09-11 16:00:55) |
190.チンピラは人種を問わず屑だと実感しました。 【TAKI】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-29 23:07:23) (良:2票) |