128.一人の女の波瀾万丈な人生を描いた作品。 自ら不幸を背負ってしまう何だか訳のわからないヒロインだけど、 こういう女性って実際に存在するし、コメディー・タッチのストーリーなので、 あまり気にはならない。CGを多用しているのが特徴で、内容とは正反対に映像は華やか。 一応バランスは取れているんだろうけど、エピソードと演出に出来不出来があって、 やっぱり新感覚の映画といった印象が強かった。 【MAHITO】さん [地上波(邦画)] 4点(2011-08-05 07:09:07) |
127.傑作。これがゼロ年代の鬼才。このストーリーでここまでのポップさとフラッシュバックのようにシーンを繰り返すなどの手法の斬新さ、そして映画らしさを失わない映像感覚、天才だと思う。一人の女性の一代記というある意味単純なストーリーだが、絶妙に時間軸をクロスさせ、最後まであきさせない。脚本のうまさが光る。時間軸だけではなく、伏線がしっかり張ってあるところも見所。中谷美紀の熱演は勿論最高だった。ただ最後の太った松子だが、中谷美紀の顔は太っていないのでどうしても違和感が残った。エンターテイメントに徹しているかと思えばラストのグライダー滑空のようなカメラワーク(どうやって撮ったのだろう)で川や土手を映し、家、階段まで持っていくあの美しさ、芸術性も見逃してはいけない。 【Balrog】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-05-10 01:18:06) |
126.下妻物語の時はきらきらした感じがよかった。これはきらきら度が限度を超えていて、あまり楽しめませんでした。あと、ミュージカル風なところも好みじゃない。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-03-07 15:32:41) |
125.《ネタバレ》 松子の人生は壮絶で普通に描いたら、とてつもなく暗い映画になりそうなところを、笑いを散りばめたミュージカル風にして見せたのは良かったと思います。 結構、良かれと思ってやったことが裏目に出る人って実社会にもいるから、こんな風にミュージカル仕立てにでもしないと逆に観れないというのもある。 それでも一言、切ない・・・ 何はともあれ、中谷美紀は大熱演です。アッパレ!! 【ぐうたらパパ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-01-08 13:47:56) |
124.これほど不幸な話をこれほどポップでカラフルな映画にする発想に驚きです。音楽も素晴らしく心に残ります。 【akila】さん [DVD(邦画)] 10点(2010-12-16 03:15:20) |
123.使われている音楽も素晴らしいし中谷美紀さんの演技も文句なし。 松子という女性の一生をコミカルにも切なく表現した良作だと思いました。 【なこちん】さん [DVD(邦画)] 9点(2010-12-14 06:33:17) |
122.結末からして重くてやるせないにも関わらず、観終わった後の爽快感ときたら。 一見こういう人生は送りたくないっていう中身だけど、こういう人生も悪くないのかもね。 【HAMEO】さん [映画館(邦画)] 8点(2010-06-28 15:33:27) |
121.こんな作り方もあるのですねと感心しましたし、テーマ曲にも涙しますが、個人的にハッピーエンドにしてほしかったとの勝手な思いでマイナス点としたのでこの点数としました。 【ダルコダヒルコ】さん [DVD(邦画)] 4点(2010-04-30 00:48:20) |
120.《ネタバレ》 不運な女性、というよりも、男依存症な松子。松子のように、男がいないと生きていけない女性って結構いるんじゃないでしょうか。そしてそういった女性には、何かと不運が付きものですね。なぜか、自分のせいでは無く「運が悪い」の方で考えてしまっていて。だからまた男を見つけても、同じことの繰り返しで。「嫌われ松子」ってなってるけど、父親や妹に愛されてましたね。あと龍や、友達の沢村めぐみにも。口には出してないけど、松子の弟もきっと。憎く、そして愛しかった、父親や妹と同じ場所へ逝ってしまった松子が、最後に見せる笑顔が切なすぎて、涙が溢れてしまいました。醜いものも愛しいものも今は同じ、すべてあの世・・・。゜。゜(ノД`)゜。゜。 【VNTS】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-04-02 19:42:27) |
119.中谷さんが好きならいっそう楽しめそうですね。 【シトロエン】さん [地上波(邦画)] 7点(2010-01-31 17:34:42) |
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118.色彩がとにかく派手。この映画のノリにまったくついていけず良さがぜんぜん分からなかった。 好みの分かれる作品のようです。 【Yu】さん [DVD(邦画)] 2点(2010-01-12 16:33:31) |
117.《ネタバレ》 久し振りに映画を観て泣いた・・。 暗い話を今まで観た事ないような斬新なポップ調?の画像でコミカルに纏めてて ぐいぐい引き込まれた。映像そのまんま漫画読んでる気になった。 殺人の前科持ちのゴミ屋敷汚婆さんなのに、甥っ子と同じ目線で 松子さんの人生に共感をもてるように上手く作ってある。 やっぱり、それぞれ全ての人の人生は傍からみてつまらなくみえても 皆一人一人語るだけのお話があるんだろうな、としみじみ思った。 床屋のケンちゃんが、松子さんの想像の中でどんどんカッコいい男(別役者)になっていく トコはありがちで笑いました。 【梅干御飯】さん [地上波(邦画)] 8点(2009-11-18 00:40:47) |
116.意外と面白かった。中谷美紀の演技や変身ぶりはすごい。 松子の人生は最初から最後まで痛い。そして目まぐるしい。 だが、松子自身は男達に生涯をかけて心から愛すことが出来て、きっと幸せだったんだろうと思う。たとえそれが偽りの愛だったとしても。 松子の最期はあっけなくてちょっと嫌だったけど、最期まで報われないからこそ「嫌われ松子の一生」なのかと思うと、それもそれで有りなのかもしれない。 私は松子みたいな波乱万丈な生き方ではなく、平凡な人生を送りたい。 【ひまわり】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-09-08 19:24:15) |
115.♪HAPPY WEDNESDAY♪がかなり印象的だった。何度もリピートしちゃったよ。部分部分はすごく凝っていて面白いけれど、通して見ると疲れるなぁ。 【はりねずみ】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-08-19 23:31:44) |
114.《ネタバレ》 人物は「何を好み、何を集めるか」で語ることができる。例えば自己紹介欄に「好きなxx」を列挙する。つまり、アイデンテティはレディ・メイドだ。『嫌われ松子』はこの認識を元に作られている。 一女性が、既製品の様々を選択して人生を作る話だ。中学教師というステータスはレディ・メイドだ。トルコ嬢というステータスも然り。 次元を縮小してみよう。デパートの上の遊園地も、流行っていた様々の歌も、レストランのホットケーキも、自分の大事な思い出はみんな既製品を選んだ思い出だし、自分を投影する相手も、自分が今日生きるためのつっかえ棒もみんな既製品だ。 既製品を「選んで」「集める」とき、商品のキャッチコピー・広告・一目でそれとわかるシンボルは大事だ。松子の周りがキラキラなのは、ひとえに松子がキャッチコピー・綺麗なモノが引き連れてる、イメージというものを追ってる消費者だからだ。 社会的事件というものも既製品だ。一度の事件でも多くの人が経験するから、ある種大量生産品だ。松子のキーホルダーにシンボライズされてる大阪万博のように。 こう考えると、松子が晩年にゴミを捨てずに(=集めて)ゴミ屋敷を作ること、そのゴミがカラスに変わって「無駄、無駄」と叫びながら松子を襲うエピソードは、重要な意味をもってくるのではないか。 また、映画自体、無駄に(失礼)有名キャストを集めて作られていることも、松子の一生のアナロジーみたいだ。 ところでこの映画は「逆シンデレラ・ストーリー」つまりあくまで御伽噺の一種である。 従って、主人公は観客みんなの受け皿で、つまり主人公の個人の内面なんざ描いてはいけないのだ。ところがこの映画は、「社会とうまくやっていけない個性の強烈さ」を描いている…と見せて、その実そんな個性なんかに興味はない、というウソを確信犯でやってるのである。そのウソがうまいので、「頑張って生きてるのになぜか社会の不適合者」を自称する我々観客に「あなたが不幸なのはあなたが悪いからじゃない。あなたが強烈な個性を持ってるからだよ」という癒しと、「強烈な個性の持ち主はいつだって不幸になるんだよ、ほら松子をご覧、これはあなただよ」というイコンとを同時に与えることができるのである。 うまいけどうさんくさい。 【月世界婦人】さん [映画館(邦画)] 4点(2009-07-28 13:47:37) |
113.《ネタバレ》 劇場で観てから3年ほどたった今でも鮮やかなカラーで瞼の裏に焼きついているような、そんな映画。おもちゃ箱をひっくり返したような鮮やかな映像は、涙も出ないようなド不幸で死んでしまいたくなるような状況から松子と私を救ってくれる(別に私の人生はそれほど不幸ではないが、まぁとりあえず)最後のシーンでバカみたいに涙が出て明るくなってからもしばらく席を立てなかった。結果オーライな幸せ。最後に幸せだと思えれば、私もどんな死に方してもいいかな・・・と未来の暗雲に対してちょっぴり楽観的な気持ちにもなれた。 【りんす】さん [映画館(邦画)] 8点(2009-07-09 02:46:00) |
112.おなかいっぱいです。原作を知らないからか、途中まで、なんでこんなカラフルにこんな映画を作ろうと思ったんだ・・・と思ったんですが、次第に「松子に会いたかった」という監督の言葉がとてもよくわかりました。中谷美紀もよかった。 絵がいちいちきれいです。この監督にはたくさん映画を作ってほしい、と思いました。 【しゃっくり】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-04-02 22:40:05) |
111.凝った映画だということはよくわかる。キャストは、これでもかというほど豪華。思ってたよりおもしろかった。色使いでは『チャーリーとチョコレート工場』を思いだした。 【フラミンゴ】さん [地上波(邦画)] 5点(2009-03-25 14:54:47) |
110.話はよくできてきてなんとなく最後ホロリとさせられてしまうんだけど、考えてみたら結局何にホロリとしたのかよくわからない。HD撮影+カラコレぎとぎとの映像が汚くて目が痛くなった。 【とと】さん [映画館(邦画)] 5点(2009-03-24 04:03:22) |
109.街中でたまに見かける怪しいおっさんやおばさんでもそれぞれ人生には物語があるんだろうなあって思ってしまうぐらい深い映画でした。映像は相変わらず中島監督らしい派手な感じですが、ミュージカル調になってたんで個人的にはありかと。あと僕にとってはなじみ深い荒川がきれいに撮られてたことに感動しました。 【しっぽり】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-01-22 01:19:03) |