172.完全にパチーノ派なんですけどこの映画だけは別です。デ・ニーロの良さに気付けた映画です。 |
171.カフェで対峙する主役二人の対話が二人の後方からそれぞれごくシンプルな切り返しによって捉えられる。その構図は二人がまるでお互いに自分自身の鏡像と対話しているかのような印象も同時に与える。立場としては対極にある相手に自分との同質性を認め合う場面とも解釈できようか。かつてのノワール映画では、低位置のキーライトで人物の相似形の影を作り出し、オルター・エゴ(もう一人の自我)を仄めかすスタイルがあるが、これに近い印象でもある。終盤の最終対決にみる光と闇のモチーフも同様、背後の誘導灯の点灯によって逆光の中に浮かび上がるロバート・デニーロの黒いシルエットは、対照的に照らし出されたアル・パチーノ自身の投影でもあろうか。対極でありながら一体でもある光と闇の領域の対立、実景主体の写実的市街犯罪と、俯瞰撮影も交えながら印象的な夜景を捉えた都会的ルックはまさに大戦直後(1945~1949)のノワール第二期作品群を髣髴とさせつつ、シネスコ画面の水平ラインをより意識した新たなノワール様式を創出している。 【ユーカラ】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-03-28 17:31:42) |
170.《ネタバレ》 この映画の良さはみなさんが書いてある通り、主人公を始め、登場人物の公私それぞれの苦闘苦悶を、渋く描いたところでしょう。それよりも、気になったのがゴッドファーザー2でも主役を張った二人はこの英語で共演とはいえ、同じ撮影の場に立ち会わなかったのではないか、というのが気になって気になって。コーヒーショップのシーンもどうにもパッチワーク、ラストもどうにも後ろ姿が代役……なんだか、大物二人の関係の緊迫感を感じて、こっちのつばぜり合いの方が、ヒート!だと思いました。、 【K-Young】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2009-01-25 11:58:15) |
169.《ネタバレ》 何度も観てますが今回はDVDを購入しての観賞。 あ、この黒人さんなんか見た事あるって思ってたら24のパーマー大統領じゃないですか!!この映画では見せ場無く(逃走用のドライバーに雇われたのに、カーチェイスもなくあっさり昇天。ハンドルにうなだれた逝き様は悲しかった)ちょい役だったのに凄いね。アシュレイ・ジャッドもスモークに続き(同年上映だったらしいけど、どっちが先だったかは?)ハミダシ者の役で出てたんですねぇ。彼女はサイモン・バーチとダブルジョパディでファンになったんですが、その後がコレといった作品に出てないようで・・・。ハリウッドの層の厚さが伺えますね。 ロスには2度行ったけど、あの夜景を見ないまま(知らないまま)帰国した悔しさで-1点(笑 【Pea Shan】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-01-17 01:36:43) |
168.《ネタバレ》 シビれたねぇ。特別デ・ニーロファンでもパチーノファンでもないが、間違いなくこの作品の中で二人は最高にシビれる。ことデ・ニーロ二関してはもう巧いどうこうでなくハマりすぎ。あ、トム・サイズモアも良い。レストランでド迫力の睨みを利かすシーンはポイント高し。 この作品のポイントはプロフェッショナルな登場人物達の格好良さ。でも裏テーマはそんなヤツらの人間臭さだったりする。家族の集まるパーティ中に寂しくなったりだとか、カッコいいのにカッコ悪いというか。 そして極めつけのラスト。Mobyの楽曲と相まって静かに盛り上がる中で暗転。最高。 |
167.アルパチーノとデニーロの共演、最高ですね。よく比較される二人ですが映画の中の役柄的にもお互いの人生を重ね合わせてる感じがまたイイです。ラストの緊張感もはんぱなかったです。 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-10 11:55:54) |
166.《ネタバレ》 映画館で見ました!DVDも購入し何度も見てます。 それぐらい好きな映画です。 とにかくマイケルマンの映像美と主演二人のクールな演技。最高です。 銃撃戦での弾丸一発一発の音が凄い。 確かにもっと男臭くてもよかったなとも思いますが、家庭、恋愛など絡めることでこの二人の人物像を露にしたかったのでしょう。 唯一のマイナスポイントはラストシーンですね。 空港での追いかけっこはちょっといただけなかった。。。 【ゆたさん】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-08-25 14:43:03) |
165.マフィア映画好きの僕にとっては夢にまで見たゴッドファーザー以来の競演作品。そして刑事役アルパチーノとマフィア役デニーロが対立するという構図。双方の渋さやかっこよさを存分に引き出しています、たまりません!ジャスティンがハナに放った言葉「あなたってアニマルね」忘れません! |
164.《ネタバレ》 僕の中では、10点を越える本当に大好きな映画。 仕事長期休暇の時、 ネプチューンマンよろしくニールの口ひげを真似ていたほどラブリー。 主演はもちろん、あまりに豪華な脇役陣たちも一人一人がピタリと役にはまっていて 実に気持ちがいい。 そこに、90年代の映画特有の画面の粗さが加わり、もう雰囲気は最高潮。 繰り返し観て感じるのは、この映画は一貫して「愛」を描いているということ。 仲間同士の愛、家族愛、男と女の愛、そして、最期の宿敵同士の愛。 ニールが何度も口にする「いつでも30秒フラットで高飛びできるように、面倒な関わりは持つな」に相反するように、小さなラブストーリーがいくつも出てくる。 どのストーリーも決して外せない。 そして最後には、孤独を貫いてきたニール自身も「愛」を選択する。 やはり人生は一人ぼっちじゃつまらない。 もともとニールは、犯罪プロフェッショナルであったと同時に、人一倍愛に満ちた人だったのだろう。とりわけクリスの嫁の浮気を本気で怒った時のニールは誰よりも、愛情豊かだったね。あのシーンで泣いた人もなかなかいないだろう(笑 171分を全く感じさせない奇跡の映画。 ただの骨太ドラマにしなかったマイケル・マンに心から感謝したい。 この映画を公開当時に映画館で観たことは、僕の誇り。 【ワイティ】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-08-08 02:13:13) |
163.《ネタバレ》 刑事の家庭を描く必要性がないように思えた。なくても成立するし、話が停滞するし。あと、前半のテンポが悪いですね。 【いさいさ】さん [ビデオ(吹替)] 5点(2008-06-21 15:36:48) |
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162.《ネタバレ》 3時間なんてあ"ーッと言う間。麗しのパチーノ君に、デニーロ君だよ?近々また、共演するってー話だし。じっくり見直したいわぁぁぁぁ。銃撃戦のテクはアルに軍配差し上げたい。 【成田とうこ】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-04-27 21:08:13) |
161.銃撃戦までは7点、銃撃戦後は2点。後半のグダグダ感が尾を引くのでこの点数。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 3点(2008-02-18 18:47:07) |
160.《ネタバレ》 アルパチーノとデ・ニーロという夢の共演だけで最高!作品もとても良かった。 【ジダン】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-10-14 11:36:24) |
159.余計なエピソードも多く感じて長いけど、刑事とマフィアのボスという『立場』に深みを持たせる意味で、敢えてこう撮ったのだろうと理解しています。銃撃戦も大迫力で、男のドラマを上手く撮るマイケル・マン監督らしくて素晴らしかったです。パチーノとデニーロという2大スターの共演てだけで客が呼べるのに、直球の男のドラマなのがいい。最後の握手は、お互いを理解しながら戦わざるを得ない男の立場そのものを物語っている気がしました。本当にカッコいいです。「24」で砂漠に突っ込んで死んだ彼、ちょい役でしかも情けない役でしたねえ…。 |
158.3時間もいらない映画だと思います。女性が絡んでくるシーンははっきり言って蛇足でした。あそこ削って2時間半くらいにまとめたら、もっと良かったのに。そういった意味で非常に惜しい作品です。 鉄砲の音は迫力があり大変素晴らしいのですが、テーマ曲含めてなんだか音楽がボワーンとしてて聞き取り辛かったです。でも曲自体はとてもいいです。(今でも映画とかCMに使われてます) なんだかんだと悪い点ばかり指摘していますが、結構好きなんですよこの映画。デニーロ、パチーノ含め、最高にかっこいいキャスティングだし、銃が出てくるシーンは音響も含めて完璧だし(特にデニーロの銃捌きがいい)、何よりビジュアルが素晴らしい。 個々のシーンが素晴らしいだけに、編集次第でもっと傑作になりえる映画だったと思います。 【osaosa】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-08-31 01:08:14) |
157.《ネタバレ》 前半の細かいネタ(爆発で鼓膜がやぶれてる)とか結構良い感じだし プロの集団って感じがでてて良い感じなんですが後半すこしだれました。 主役二人はかっこいいんですけどね。 【とま】さん [地上波(吹替)] 6点(2007-07-07 17:06:28) |
156.内容はなんて事無いけど、主演の二人が格好よすぎるので。他の俳優なら4点ぐらいかな? 【まんせる】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2007-07-06 20:50:58) |
155.《ネタバレ》 3時間近い「熱い」ドラマを堪能した。犯罪者と刑事、対極の立場で、プロフェッショナルとして全力で戦った二人。だからこそあの結末にたどり着いてしまったのだろうか。あれ程切なく、心に余韻が残る握手は見たことが無い。 【ちゃりお】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-05-15 22:01:03) |
154.アル・パチーノとデ・ニーロという超大御所2人の共演とくれば否が応でも期待が高まりますが、その割にはそれほど面白くない映画でした。前半はまだ良いのですが、後半がグダグダです。その結果170分というのは、構成の面で失敗したと思います。無駄なシーンが多いせいか、「いい加減早く終わらないか」という気分になってしまいました。両巨頭ではアル・パチーノの方が個人的には圧倒的に好きなのですが、本作ではデ・ニーロの方が存在感がありました。 |
153.仕事に誠実に取り組んでいたときに仕事が忙しくなり周囲が見えなくなって自分の大事な人を傷つけたり友人と疎遠になってしまったりして周りが見えなくなる時の心境ってわかるようなきがします。 自分は中途半端な人間なのでパチーノのようなストイックな姿勢を保てないですが「俺の時間を無駄にするな!!」とか家族に当り散らしたりとか・・・そして夜の都会に一人佇んで「俺ってカッコいいー!」と自己満足に浸る。まるでおっさんの中2病ですが「ヒートのパチーノみたいでかっけー」っていう自己肯定の雛形になってくれる素晴らしい映画ですね。 【AIRS】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-01-28 04:23:53) |