172.《ネタバレ》 普通にTVで鑑賞。ポニョのしぐさに萌え、無邪気さに泣き笑いしてたっぷり楽しんだ後、疑問点の解消のために解説サイトを転々とした結果「これまでの宮崎映画での『向こうの世界に行って帰ってきた主人公』が、初めて行ったっきり帰ってこなかった映画」という見解が驚きとともに一番しっくりきた。久石譲の意味ありげなインタビューや大正モガの話など、知れば知るほど怖くてたまらなくなった。あんな死後の世界だったら怖くない。だけど死ぬのは怖い。でも大好きな人達と一緒なら。せめて死の瞬間の苦痛だけでも。いつもながらの素晴らしい映像美と鑑賞後のさっぱりとした気持ちと裏腹に、今も悶々とした気持ちで「あの世」について考えている。 【りんす】さん [地上波(邦画)] 8点(2010-02-06 19:13:34) (良:1票) |
171.ストーリーは中途半端な印象だったけど、やっぱり見てて可愛いな~と思った。 ポニョのしぐさとか、色鉛筆で描いたような背景の美しさとか、画面を眺めてるだけで楽しかった。 個人的に、ジブリ作品に出てくるおばあちゃん達が可愛くてたまらず、いつも胸キュン(死語)です! 【ラファエロ】さん [地上波(邦画)] 6点(2010-02-06 14:01:57) |
170.すごいなぁ。宮崎駿。本当に。まず非凡な色彩感覚によって描かれた美しすぎる絵!この絵が動くという、それだけでもう感動してしまう。CGが飛び出るなんて浅い感動とはわけが違う。クラゲが動くだけでゾクゾクしてくる。そして観る者の心をごくごく小さな振れ幅でプラスやマイナスの方向に翻弄する演出。ほんのちょっと嬉しくなって、ほんのちょっと不安になって、ほんのちょっとワクワクして、ほんのちょっと怖くなる。宮崎駿の計算のうちに易々と感情をコントロールされるこの快感は、名指揮者やソリストの非凡な解釈による音楽を聴いて鳥肌がたつときの感覚に近い(というかこの作品自体、どことなく音楽的なものを感じる。音響的な意味ではなく、演出的、構成・展開的な面で)。加えて千と千尋に比肩するイマジネーションの奔流…全くどこからこんな発想が生まれるのやら、尊敬する他ない。 世の中のハードルは滅茶苦茶に高いようで、必ずしも評価の芳しくないこの作品。でも私のような少数派の人間のためにも、宮崎氏にはこれからも名作を作り後世に残して欲しいと切に願います。テレビ放送で見てしまったふとどき者の私ですが、BD必ず買いますから… |
169.「子供のため作った」と監督自ら公言している様に、子供達への愛情がひしひしと伝わってくるような感覚的な映画でした。ポニョが走ったり、赤ん坊をあやしたり、最後あたりの何でもない(であろう)シーンで何故かウルっと来てしまったのは私の子供的な部分に引っかかったせいなのだと思います。本日テレビで二度目を鑑賞しましたが劇場よりも色彩や水の表現が際だって美しく見え、色々な発見もありました。ただ宗助もリサもポニョもなんだか素直に好きになれなかった自分がいるのも事実です。正直面白いとは思いませんでしたが見終わった後は爽やかな気分にさせてくれます。気持ち的には6.7点くらいです。お子様と是非。 【Kの紅茶】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-02-06 13:15:00) |
168.《ネタバレ》 子供を対象にしている割に、きちんとメッセージが伝わらない気がしました。 どういう童話でもなにかを教訓として潜ませているからこそ意味があるのだと。 一因に大人にもなりきれず子供にもなりきれない中途半端さが根底にあるのだと感じます。 話は漫画ちっくなのにどうも描写がどういでもいいはずのものをリアルに書いている。カールじいさんのスタッフとの宮崎氏のインタビューを見ていて、確かどうでもいいものをリアルこだわるのが良いんだとおっしゃっていたような気がするのですが、そこがこの子供向けにはどうなんでしょうか?と思います。 例えば、ポニョが何故宗助にこだわるのか。通常あのくらいの子供はお父さんお母さんにべったりのはず。しかし、宗助を追い求めるのはちょっと子供らしからぬ感じがし、そこに大人の感覚が入っているように見えます。そして、ポニョがラーメンを食べて眠気に負けるシーンがリアルに描かれてますが、ここはおじいちゃん感覚と言いますか、大人が見て子供がかわいらしいと思うから入れたシーンに感じます。そんなにリアルに長く見せる必要性を私は感じないんですがね。そこを大人感覚が見えてしまうと童話性が壊れてしまい、なんか大人の都合が見えるような気がしてさめてしまいました。 それと宮崎さんは何故他の童話をベースにしないといけないのですかね?そこがいまいちわからないですね自分は。 ハウルあたりからちょっと違うな~って気がしてます。 【森のpoohさん】さん [地上波(邦画)] 5点(2010-02-06 12:12:32) |
167.《ネタバレ》 まずは面白い作品で映像もきれいだ。 どうしてわざわざ危険をおかし自宅に帰ろうとするのかアメリカなら保護者責任で逮捕だ。 宗助に与えられた試練てなんだったのか。 個人的な思い出ここまで大災害を起こしたポニョの責任はどうなるのかなど。 物語が破綻しているが、それがいけないんじゃなく破綻の仕方が中途半端でもっと弾けなくてはいけなかったと思う。 脚本を1人で書いているが黒澤作品のように複数人で作ったほうがいい。 音楽は少しうるさく感じた次回作は音楽監督も変えてみてはいかがか。 最後のマトリックスな終わり方の間がわるい、漫才の間の取り方の勉強をお願いします。 【こねこねこ】さん [映画館(邦画)] 5点(2010-02-06 09:35:22) |
166.ターゲットが子供だからか、過去の作品に比べ、単純におもしろいと思えなかった。一つ一つの映像描写はさすがと思わせるものがあったが、どうしてもストーリーに引き込まれない。宮崎作品で観終わった後に首をひねってしまったのは久々。期待が大きかっただけに残念。 【ばかぽん】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-02-06 06:02:49) |
165.あえて言わせてもらう。近年まれに見るクソ映画だ。作者の言いたいことが全く不明。宮崎氏は、もうアニメを作るべきではない。以前、ご子息の作ったアニメ映画をけなしたそうだが、自分の感性も疑った方がいいのではないのか。これをほのぼのしたアニメと褒め称える勇気は私にはない。 【へろへろ】さん [地上波(邦画)] 1点(2010-02-06 01:23:21) (良:5票) |
164.私はジブリ映画大好きなんですが、さすがにこの映画だけは盲目的に高評価することはできません。 観ている途中で「この映画は純粋な子供向けなのでは?」と思ったのですが、上映終了後、周りの子供達に笑顔はありませんでした。目の前の男の子は「つまらなかった」と大声で言ってました。 私も同感です。 率直に言うと、この映画はつまらない。 ストーリーに関して言えば、鑑賞中に恐怖を覚えるほどのものです。 リトル・ニモに近いかなと一瞬感じたのですが、いやはや、かなりサイケデリック。 リトル・ニモはファンタジーとして成り立つけど、これは成り立たない。 表面だけ見れば単純な二人の子供の冒険劇みたいなものですが、ちゃんと観ると気味が悪い。 裏側を覗くと、宮崎さんの濃い思想が横たわっている。 濃くて、私からすると不気味な内容に、例の能天気な主題歌が恐ろしく合っていない。 出来れば、大人向けと子供向けで別々の作品を出して欲しかった。 子供向けファンタジーを観る気分での観賞だったので、ダメージがでかい。 【タックスマン4】さん [映画館(邦画)] 5点(2010-02-05 23:49:24) |
163.《ネタバレ》 好きな歌手の新曲が 「曲や演奏はいいけど、歌詩が、ちょっと…」 それに近い感覚でした。 「ライブで聴いて好きなった、ギターソロは好きだけど」 のように、 時々は好きになる。 【がらんどう】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-01-17 21:24:45) (良:2票) |
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162.《ネタバレ》 宮崎駿は黙って作品を作ればよい。何を考えて作ろうと、娯楽作品となって出て来たものが観賞に堪えればいいのだ。子供が楽しめて、大人も(大抵は)退屈しない、映画としては合格点だ。もう、それでいいだろう。 人魚姫を元にキリスト教色を排除して云々とは宮崎駿の弁。だからどうした。 神経症と不安な時代に立ち向かおうというものであるとは宮崎駿の弁。ふざけるな。 未完成の時期にTVドキュメンタリーの取材を受けていた時には、最初のつかみの絵のイマジネーションの創造に四苦八苦していた。ポスターにも使われる、クラゲの上で幕の透き間から顔を覗かせるポニョ。でも、できあがってみればその絵は最初のシーンではなく案外後ろの方に動いていた。 同時に関係者は語っている、主題歌を聞いて映画を見終わって楽しいと思ってもらいたいと監督は語っていたと。あの主題歌を最後に持ってくることを起点に映画として構成したと。この話はわからんでもない。この歌は明らかにちまたで流行っている。口ずさんでもらうことを意識しまくった歌詞とメロディ。商業的に言えば映画の主題歌としては最高の出来だ。 設定には人魚姫だの小川未明だの夏目漱石だのワーグナーだの海底二万マイルの影響を監督自身や関係者が語っているが、そんなことはどうでもいい。 現代と魔法世界の混沌を混ぜた映画。ポニョが可愛くてなんかよくわからんが退屈せずに最後まで見られてハッピーエンド。それでいいじゃないか。 トトロの後で監督が言っていたではないか、「トトロは一回見て、なんかわからないけど面白かったね、不思議だったね、とそれでいい」。この映画も出来たものだけ見れば同じである。理屈でこの作品と対峙すれば突っ込みどころは満載だ、しかし、そんなことは無意味だ。トトロのように世代を超えたすさまじい社会的影響力を残す作品にはならないだろうが、久方ぶりに映画史に残る作品を作ったと、それでいいじゃないか。 【SUM】さん [映画館(邦画)] 8点(2010-01-12 14:53:06) (良:2票) |
161.《ネタバレ》 シンプルにも楽しめるし、深読みも出来るし… で、結局は中途半端な仕上がり。 子供を楽しませるなら、変な深海魚とかトンネルなどの「死のアイコン」は全く不要だし、 深読みさせたいなら、「命の水」などの正体にもっと迫るべき。 どれもこれも、途中で放り投げているのが残念。 とはいえ、現在の日本アニメーションの技術力の集大成であることは確かです。 【伊達邦彦】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-01-10 19:04:42) |
160.ストーリー云々よりも例の唄のインパクトのほうが大きかったです。 【シトロエン】さん [DVD(邦画)] 4点(2010-01-04 23:24:07) |
159.絵本をそのまま動かしたような夢のある映像でポニョも可愛かったが、映画としては全体に散漫でダレた。宮崎映画という時点で、どうしても過去の作品との比較になってしまうのは仕方ないですね。 【すらりん】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-01-04 18:49:42) |
158.これがジブリの実力かああああ???? オレは認めん。認めんぞおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!! もっと壮大な夢ファンタジーを作れるはずじゃないかあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!! 【IKEKO】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-12-20 01:53:59) |
157.《ネタバレ》 この人の映画ではしばしば水没願望みたいのが感じられてたが、とうとうたっぷり水没した。後半のおもちゃの船での航海部分が素晴らしい。太古の海に浸された静けさ、道路の上を古代魚が遊泳し、繋留されていた漁船がアドバルーンのように上がっている。過去の海ではあるが、未来の人類が消えた世界の予想図(理想図?)のようにも見えてくる。人々もパニックになってるわけではなく、水没を嬉々として受け入れているようで、祝祭的気分さえうかがえる。ここはホント、うっとりと観た。おもちゃの船の出航のところも、ロウソクに点火しようとし、つかなかったかともう一度マッチを擦ろうとすると小さな火が育っていく、なんて丁寧な演出。水に対抗するその火のかそけさが伝わってくる。あと粘度の高い水のヌルヌル感というかドロドロ感も、この人の繰り返されるモチーフで、それが凝って水の魚になってるあの感触もいい。とにかくたっぷり水を描ききった作品で、その点に関して満足した。噛み砕きづらい話の大枠についてはおいおい考えるとし、波の上を走るポニョに「信貴山縁起絵巻」の護法童子をちょっと思ったことを、取っ掛かりとして記憶しておこう。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-12-05 11:53:40) (良:1票) |
156.一般の人はこういう映画が面白いのか、と逆に自分が心配になりました・・・ 【zack】さん [映画館(邦画)] 3点(2009-12-03 13:22:52) |
155.よくわからない話ですね。子供のための映画なんだと思うけど、自分が子供の頃に観た魔女の宅急便とか、ナウシカ、ラピュタ、トトロは、もっと色んなことを感じられたと思う。切なさとか、怖さとか、楽しさも。子供にわかりやすく作ったのかわからないけど、逆に難しいです。 【鉄男】さん [DVD(邦画)] 2点(2009-11-25 21:29:46) (良:1票) |
154.クライマックスに盛り上がりが欠けるのが、一番の欠点ではないでしょうか。この傾向はハウル辺りから、若干垣間見えていたと思うのですが、今回で確信しました。最近の宮崎監督は脚本の構成がかなり甘くなっていると思います。次回作(あるのか?)では、せめて普通の映画の構成を持った映画を作ってほしいです。やっぱ巨匠たって、基本は守らないとダメだよね。 【民朗】さん [映画館(邦画)] 4点(2009-11-25 19:03:02) |
153.キャラクターは可愛いし最後まで楽しく見れたが、物語のメリハリというか盛り上がりがなく、あっけなく終わってしまった。子供向けの映画だから仕方がないのかもしれないが、他のジブリ作品ではもう少し細かい部分まで描いていたので、そこが惜しい。 【miso】さん [インターネット(字幕)] 6点(2009-11-12 16:52:04) |