152.漠然と抱えている夢に向かってひたすら同じ仕事を繰り返すタクシー運転手と、今動かないと意味がないと煽る孤高の殺し屋。この2人の生き様の対比が何より面白かったです。無理矢理巻き込まれた事で、マイペースに生きてた運転手も行動せざるを得なくなり、その過程、心情の変化が興味深いです。銀狼のトムは、今までの役の中で一番凄みを感じました。またそれを演出したマイケル・マンという監督の技量も感じたし、さすがに男の映画を描くのが上手いなと思いました。ジェイミー・フォックスってやっぱり演技上手いんですね。後半、銃の撃ち方が上手くなりすぎた部分を除けば完璧な演技だったと思います。キューバ・グッティング・ジュニア、渡辺謙、そしてジェイミー・フォックス。本当にトム・クルーズは「あげちん」ですね。私もあげられたいです、ヘンな意味じゃなく。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-08-18 00:54:25) (笑:1票) |
《改行表示》151.《ネタバレ》 トム・クルーズの演じる孤独な殺し屋は,悪くない演技だった。髪を白く染め,グレーのスーツできめる彼からはロサンジェルスの高給取りを思わせるに十分な格好だ。だが,『レイ』で,アカデミー賞を獲ったという文句がついてまわるジェイミー・フォックスについては,一介のタクシー運転手という役柄には向いているが,殺し屋にはむかって勝つことができるほどの突発的な暴力を演じるには向いていない。ドライバー役に徹するのが関の山ではないか?女を殺し屋から守って撃ち殺せるほどのエネルギーを彼からは感じない。 悪い役者ではないのかもしれないが,物語中で,彼をクルーズの代わりに,つまり殺し屋として雇用主の元に向かわせるシーンがあるけれど,雇用主は,フォックスから感じ取られる言いようのない凡庸さに,彼は嘘をいっていると見抜いてしまうだろう。それほどまでに彼は普通でありすぎるのだ。たとえば同じ普通の人を演じる日本の役者・浅野忠信は,普通の人が突発的な暴力に覚醒する瞬間を実に映画的にセンセーショナルに演じることができる。この映画は脚本がロクでもないせいもあるが,フォックスが警察の銃を奪って,殺し屋を殺しに行こうと考える瞬間の,思考の転換について観客が驚かさせることはない。 物語はアラだらけもいいところで,殺し屋が自分の仕事に誇りを持つかのような台詞を吐くのなら,足がつきそうなタクシー運転手をいつまでも使わないことだ。『ヒート』のマイケル・マンは,善悪二つの対峙を描きたかったのかもしれない。けれど,そうすることによってリアリティを失うようでは何の意味もない。殺し屋が銃撃に自信を持つのは当たり前だ。だが銃の扱い方になれていない素人に,銃で負けるのであれば,向かい合って撃つシーンで殺されるなんていい加減な設定はやめて欲しい。仕事に必要な資料を,やすやすとタクシー運転手に奪われ,挙句の果てにそれを紛失されてしまうなど,やぼもいい加減にしないと観客の失笑を買うだけに過ぎない。こんないい加減な設定で,客を楽しませると考えているなら,マイケル・マンは最悪な監督だし,『ダイ・ハード』だとか『48時間』,『リーサル・ウェポン』だのといった娯楽アクション映画をもっと見習って欲しい。つまり,まともな物語を作れないのであれば,娯楽に徹せよということだ。気取った台詞や音楽など要らない。 【はなぶさ】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-08-13 13:26:42) (良:1票) |
150.もう少し脚本を練った方が良かったかも。でもマイケル・マンの何ともいえない独特の重低感が効いた夜のロサンゼルスの映像と哀愁の漂ったトム・クルーズの演技に惚れました。それにジェイミー・フォックスのトム・クルーズとタメを張る様な演技が素晴らしい。今回初のトム・クルーズの悪役ぶりに本当に初なのかと疑いそうな存在感でした。あの白髪頭がもう渋くて渋くて格好良すぎ。しかもサングラス姿が似合いすぎる。トムが空港歩いてる姿と最初ドアを開けた時下向いてるんだが顔を上げた瞬間がたまらん。それと銃の使い方がいいね。チンピラを殺す所とか何回も観直してしまうぐらいトム・クルーズの銃の撃ち方が良かった。 ラストの追いかけっこは観ていて楽しかった。 |
149.《ネタバレ》 平凡なタクシー運転手と、凶悪だが複雑な殺し屋が一緒に過ごした一晩。タクシー車内での会話に、ドキッとする瞬間もあった。シンプルだがいくらでも面白くなりそうなプロット。だが、その良さが結局活かされなかったのでは。トム・クルーズの悪役演技がどうと言う以前に、単純に緊張感のない凡庸なサスペンスだった。殺し屋のキャラクターが中途半端に人間臭いのはどうした事か。ドジって一人目の標的がタクシーの屋根に落っこちる序盤から失笑。挙げ句、タクシー運転手の母親と話している隙にドジってアタッシュケースを盗まれ、慌てて追いかけたがケースはトラックに激突し木っ端微塵。運転手に凄む殺し屋の台詞『あれには全データが入ってたんだぞ!』に至ってはもう爆笑するしかない。その後も依頼主の元に自分の替わりにタクシー運転手を行かせるわ、可哀相なほど情けない。ムーディでスタイリッシュなマイケル・マン監督は、プロットが要求するヒリヒリした心理劇には興味がなかったとしか思えない。DVDでの視聴ながら、夜のタクシー車内の雰囲気はいい感じだったが、やはりこれは別の監督で観たかった。 【i-loop】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-05-24 06:30:44) (良:1票) |
《改行表示》148.トム・クルーズ、初の悪役ねぇ。。。走り方は“法律事務所”から衰えること無く、「俳優ってすごいなぁ!」と思わせてくれるものはあったけれど、B級と言わざるを得ないストーリーだったように思う。 今後生きていく上で参考になったセリフは、『10分後にはどうなっているか分からない』。 【ロウル】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-05-20 21:21:55) |
147.《ネタバレ》 殺し屋の手際がイマイチ、運転手が逃げ出せそうなタイミングが何度もある、そもそも何でタクシーを利用するのか等々、ストーリー展開上の穴(というかツッコミどころ)は結構ある。 けれど、それはあまり重要ではない。 というよりも、そこに焦点を合わせてしまうと、製作者が語ろうとしているもっと重要な部分を見失う。 都会の片隅で、善良な一市民が偶然に出会った悪夢。 それは非常によくできたブラックファンタジー。 「善良ではあるが、茫洋とした日常の中で未来へのステップを躊躇う羊」 と 「凶悪ではあるが、まさに現実の中をリアルに生きる孤高の狼」という対比。 「状況に適応するしかない」、「お前は夢を語るだけで、その実何も行動を起こさない」、「これが"仕事"だ」。 痛烈に胸に突き刺さる辛辣な台詞。 タクシー車内の濃密な空気感。 互いの心理描写の妙。 マックスが殻を破っていくカタルシス。 「いつか完璧な状況が整ったら」。。。 いつか? それはいつだ? 明日か? 来週か? 来年か? 10年後か? 50年後か? 実はお前の人生、そのまま何も変わらない(変えない)んじゃないのか? 容赦なくそう突き付けてくる。 何かをつかもうとするとき、全てが順調に進むことなどあり得ない。 そんな「機」を待つばかりでなく(もっと言えば、「そんな言い訳ばかりしていないで」)、不測の事態を恐れず状況に適応する(逆境を乗り越えてでも必ず手に入れるという)強い意志を持って「行動を起こせ」と。 「目的を達成する」というのは完璧な状況ができるまで待っていてできるものなんかじゃない。(今の俺のように)次々と起きてくる問題と取っ組み合いながら前進するその先にあるものなんだ。 「これが"(実現するという)仕事(の本当の姿)"だ」と。 そんな強烈なメッセージがこめられた、非常に痛快な作品。 ただ、このテーマが心に響かない人には、ただの二流アクション映画に見えちゃうだろうけどね。。。(笑) 【とっすぃ】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-05-19 03:22:18) (良:7票)(笑:1票) |
《改行表示》146.《ネタバレ》 夢をもっている,ということをよりどころに今日を怠惰に生きる普通の人に対するアンチテーゼとしての殺し屋っていうアイデアを,ヴィンセントとマックスという対照的なキャラを配置することで効果的に見せている佳作.誰がヴィンセントの理屈に,本心から「それは違うぜ」と即座に反論できるのだろうか?みなマックスに肩入れしつつ,でもどこかでじれったい思い,近親憎悪に近い感情を持ち,徐々にヴィンセントに感情移入していくのではないかな.「人として何かが欠けている」が為に,普通の人に比して迫力をもち,何かを成し遂げているように見えるヴィンセント,彼はきっと大事な何かを捨てたからこそ殺し屋として有能になったのであろう.それとは対照的に,都会の片隅でリプレイス可能な仕事を生きるためにこなすマックス.このような2人を飲み込み,一人一人の事情や感情など関係なく時間が過ぎていく大都会の薄ら寒い現実.もう一人の主役は「ロスの夜景」と「野良犬」(コヨーテか?)でしょう. 「仕事」をする時には淡々と殺人をこなすヴィンセントが,マックスを追いかけ始めたとたんに殺気をみなぎらせるあたりは本当に怖い. ここまで緊張感のあるサスペンスは最近珍しい.演出も最高に渋い,ちょいと辛口の本格サスペンス.最近トム・クルーズの評判はとみに悪いが,もともと私は彼が大好きなのだ.マグノリアでの怪演も素晴らしかったし,MI-IIでも悪役顔が分かり易かったし.評判はあまり芳しくないようだけど,一人で過ごす夜に,ちょいと部屋を暗くしてみるのをお勧めする. 【take1】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-17 23:15:58) (良:3票) |
145.《ネタバレ》 ホームに出て銃を構えて微動だにしない、トム・クルーズかっこいい~ 【ベルガー】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-12 21:03:29) |
144.《ネタバレ》 ジェイミー・フォックスは、マックス役がすごくハマっていてよかったなぁと思う反面、ダークな殺し屋ヴィンセントをトム・クルーズが演じるっていうのはどうもピンとこなかった。でもまぁそれなりに楽しめたし、地下鉄のシーンも少なからずハラハラさせていただきました。 【湘爆特攻隊長】さん [DVD(吹替)] 5点(2006-05-11 16:23:47) |
143.《ネタバレ》 トム・クルーズかっこいー.でも,何だかラストとか全体的に,もう一味欲しいかなぁ….なんだか物足りない.『仕事』のメッセージももうチョイ味が欲しかった. 【紺野 忠文】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-05-07 23:46:28) |
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142.《ネタバレ》 トム・クルーズに限らず、男優なら一度はやってみたい役柄なんでしょう。クルーズもがんばってはいたが、やはり物足りない・・・、この人は、俳優としてオスカーを手に入れることはできないのでしょうか?一方のフォックスは、人間くさい良い味を出していたとは思うが、実際に戦っちゃったらちょっとリアリティが欠けるし、しかもプロの殺し屋に勝っちゃうんだからラストは?でした。むしろ、クルーズが仕事を終えた後、フォックスを殺す気だったのか?殺すのかどうか?を描いてほしかった。(当然に殺す気だったとは思うが、)フォックスの母親の見舞いにまで行って(母親に顔を見せて)たわけだし。キレた殺し屋と夢見がちなタクシードライバーの掛け合いを描いた中盤までの展開は良かったです。 【ぼぎー】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-04-20 02:54:06) |
141.《ネタバレ》 ジェイミー・フォックスとジェイダ・ピンケット・スミスが出会う、冒頭のタクシー内のシーンが、年に1本あるかないかレベルの素晴らし過ぎる幕の開け方。その後も素晴らしい出来で、ジャズバーのシーンなんかが大好きなんだが、中盤以降は、どこにでもある映画に。展開にかなり無理のあるストーリーではあったが、無駄に話の広がる後半は、無理のある展開を納めるためだけに費やされてしまい、最初から最後まで、妙なストーリーのままで突き進めばよかったのにと、なんとも残念。予想はしていたが、トム・クルーズが露骨にミスキャスト。てか、トム・クルーズのせいで、もったいない映画になった。 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-04-01 21:21:59) |
《改行表示》140.《ネタバレ》 またしてもトム・クルーズが突拍子もないことやったか、なんて思ったし一般市民が経験する一夜のナイトメアを派手に見せるだけかと想像したけど違ってました。助演でオスカーですか?ここでの主演はジェイミー・フォックスでしょう。そしてマイケル・マンの描く男の世界、男同士の駆け引きは魅力的です。セリフがいい、音楽もいい。特にタクシー内での会話のシーンは洗練されていて素晴らしい。冒頭のマックスとアニーの会話のシーンでコレはハズレじゃないと期待しました。ヴィンセントとマックスの人物描写、キャラクターもしっかり描かれている。しかしトムは器用というかなんというか、想像以上のキレのよさ、常に緊張感が漂う役作りには感心いたしました。あのクラブでの銃撃シーンではチョウ・ユンファの「リプレイスメント・キラー」を思い出したけど(笑) プロの殺し屋ヴィンセントの仕事へのこだわり、美学とド素人のマックスがなんとか逃れようと必死の抵抗を試みる様。そのマックスの「必死の抵抗」が可笑しい、しかし可笑しいだけではないのね。目の前の苦難から逃れることしかしようとしないマックスの姿ね。そして自分の仕事、人生に能動的か受動的か、これがこの映画のテーマだと思う。仕事の依頼人であるボスの前に出た時にヴィンセントの真似事とも感じるけれど初めて見せるマックスの意思と能動的な行動、けれど最後の標的がアニーと知った時完全に自分の意思で行動するマックス。プロには予想できないド素人の切羽詰った捨て身の行動。プロのヴィンセントのたったひとつの誤算はパートナーにマックスを選んだことなのでしょう。マイケル・マンの作品に出てくる男はみんなカッコイイ。無駄なシーン、無駄な人物が出てこないしラストまで寄り道しない一貫性を感じる作品でした。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-03-31 12:30:57) (良:1票) |
139.《ネタバレ》 トム・クルーズ好きなら一度は見ても良いかも。うーんちょっと人殺しすぎかなぁ。最近トム君はいつも殺してばかり。話はそれていきますが、MI:1は良かったんだけど、MI:2は殺しすぎ(監督のせいもあるが)。かっこ良い殺し屋は無差別殺人はしないんだけどな(レオン参照)。ま、意外性のあるストーリもところどころあったりはしまして。でもそれが微妙で、この手の作品には重要なスピード感を損なっているんだな。警官に停められた後、逃げれた理由が他の事件にかけつけるからとは・・・めっちゃ他力本願。 【お好み焼きは広島風】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-03-28 00:08:31) |
138.銀髪のトムが良かった。クラブでの銃撃戦はカッコ良かった。 |
《改行表示》137.《ネタバレ》 プロの殺し屋らしくないという事で評価が低くなっているようですが、この映画の見所は「仕事へのプライド」これに尽きます。色々と失敗が多いが仕事にはプライドを持っている殺し屋、そして今の仕事をいつか抜け出そうとしている仕事にプライドを持っていなかったタクシードライバーとの出会い。 似ているが対照的な二人がお互いを刺激しあって変化が起こっていく。 最後の撃ち合いでなぜタクシードライバーが勝てるのか?下で【花守湖】さんが言ったように私もあれは自殺なんだと思いました。仕事に失敗した今、彼は命を絶ちたかった。 彼の「仕事」とは死んでも成し遂げなくてはいけない事だったから。。 この後、生き残ったタクシードライバーのその後などを想像してしまいます。 |
136.トムクルーズが悪役!うーん新鮮ですwそして、役もなかなか合っていたのではないでしょうか?あのプロの殺し屋とは思えないオーラの無さ、ショボさ加減はトムしか出来ないのです!! 【はりねずみ】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-03-23 18:43:48) |
《改行表示》135.《ネタバレ》 導入部はしっとりと、そして渋めで良い感じ。 退屈はしなかったが面白かったか、と問われると首を傾げてしまう。 コヨーテを助けるマックスを見て意味深に物思いに耽るヴィンセント。 コレがラストの打ち合いの際に効いてくるかと思ったらそうでもなかった。 ロスでは日常茶飯事みたいだが馴染みが薄いんですよね、コヨーテ。 いまいち伏線の回収がパンチに欠けると言うか何と言うか・・。 自分で投げた椅子に引っかかって転げるヴィンセントに萌え。 事故っても撃たれても全力ダッシュできるヴィンセントに燃え。 「コレが仕事だ!」といって発砲するも、撃たれてたのは自分だったヴィンセントに萌え。 髪を白く染め髭を蓄えダーティーに決めたのに・・こんなところがトムクルのお茶目なところです。 【HIGEニズム】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-03-21 03:33:00) |
134.《ネタバレ》 孤高とは孤独である自分を受け入れることができる人だと思う、しかし孤高とは孤独であるという事が前提であり、ただの人間嫌いはけっして孤高とは言わない。タクシーの運転手は「孤独」であり殺し屋は「孤高」だと私は見ていた。2人の人物造形は見事としか言いようが無い。トムクルーズは私はやはりさすがだと思う。最近はゴシップネタに晒されることが多いが、彼が一流の俳優であることをこの映画は証明している。トムの作り出した殺し屋はありふれた冷静で天才的な殺し屋ではなくて、かなり人間臭い。むしろドジだと言えるくらいだ。饒舌でありながら人格も破綻していた。しかしだからこそ、この男の心の闇が夜の街を通して明確に表現されていたのではないだろうか。タクシーの運転手と殺し屋という組み合わせは異質だが2人の共通点は社会の底辺で這い蹲って生きているということだと思う。 「この街のどこかで野たれ死んでも誰も気がつかないよ」と言った殺し屋はすでに自分の死を暗示していたようだ。 ラストの電車内の撃ち合いはすべてを終わりにしようと考えた殺し屋の自殺だったのだと今になって思う。殺し屋は「孤高」を貫く自分に疲れ果てたのではないだろうか。 そしてこの映画の最大の見せ場はコヨーテの登場シーンだと私は考える。殺し屋と運転手はコヨーテが横切る姿を言葉を失くしたように唖然と見入っていた、私もそれを呆然と凝視してしまった。なぜか?それは共感したからだ。 コヨーテは「孤高」の隠喩として用いられていたのだった。孤高という言葉を使わずともこの映画には至るところにそれを象徴させるメタファーが散りばめられていた。 似たもの同士の2人。殺しあった運転手と殺し屋だったが、もし出会いが違えば無二の親友にもなれたかもしれない。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-03-18 12:16:09) (良:2票) |
《改行表示》133.《ネタバレ》 ずっと夜ばっかだとTVがボロいから闇夜のカラス状態で見えないんだよねー。少しは考えて欲しいもんです。 殺し屋VS深夜タクシー運ちゃんじゃ昼間は寝てますか、そりゃそうですね。最初はヴィンセントが痩せてた頃のジョージ・ルーカスに 見えたのに、ダメさ加減を発揮するにつれてトム・クルーズに落ち着くあたりはさすがというか何と言うか… 肝心な時の携帯バッテリー切れ、誰でも経験あるとは思いますが、あぁいう場合は公衆電話を使いましょう。数年前には考えられない 展開ということは、数年後にも考えられない展開が現実世界にも起こっているのでは?とか本編とは関係ないことを考えてしまえる 程度のオモシロさでした。 【HLB傭兵】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-02-20 15:18:46) |